安心なサプリも薬と一緒に服用することで思わぬ副作用が…… 消費者庁の調査では、日本の成人の約6割が何らかのサプリメントを使っているとの報告があるなど、健康のため生活に取り入れている人はかなり多い。 さらに高齢者では、ほとんどの人が医薬品とサプリメントを併用しているとされる。 「医薬品とサプリメントとを重複摂取すると、思いもよらない危険な作用が潜んでいることがあります。 それなのに、患者さんは『自分の飲んでいるサプリはナチュラルで安全だ』と思い込んでいて、飲んでいることを医師や薬剤師に伝えないケースが多いのです」 では、いったいどんな組み合わせが危険なのか。 宇野氏に具体例を挙げてもらった。 つまり、降圧薬と併用すると予想以上に血圧を低下させてしまうおそれがあるのです。 該当する降圧薬には、カプトプリル、エナラプリルマレイン酸塩、ロサルタンカリウム、バルサルタン、ジルチアゼム塩酸塩、アムロジピンベシル酸塩、ヒドロクロロチアジド、フロセミドなど多数あります。 血糖値を低下させるために使用される糖尿病治療薬と併用すると効果を弱めてしまうおそれがあるので、血糖値を注意深く監視する必要があります。 場合によっては糖尿病治療薬の服用量を調節する必要があるかもしれません。 このような糖尿病治療薬には、グリメピリド、グリベンクラミド、インスリン、メトホルミン塩酸塩、ピオグリタゾン塩酸塩、Rosiglitazoneなどがあります。 つまり、降圧薬と併用すると血圧が下がりすぎるおそれがあるのです。 降圧薬にはカプトプリル、エナラプリルマレイン酸塩、ロサルタンカリウム、バルサルタン、ジルチアゼム塩酸塩、アムロジピンベシル酸塩、ヒドロクロロチアジド、フロセミドなど数多くの種類があります。 しかし、血液凝固を促進する可能があり、慢性心不全などの患者に処方されるワルファリンカリウムという薬の血液凝固の抑制効果を弱めてしまうおそれが指摘されています。 動脈硬化性疾患の危険因子を抑制する効果も期待されているのですが、てんかんのけいれん発作に対して用いられる薬の分解を促進してしまうことがあります。 これらの服用時に葉酸を服用すると、けいれん発作を予防する効果が薄れてしまうおそれがあります。 このような抗てんかん薬には、ホスフェニトインナトリウム水和物(抗てんかん薬・ヒダントイン系薬)、プリミドン(抗てんかん薬・バルビツール酸系薬)などがあります。
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アムロジピンは血管を広げることで血圧を下げる効果を持った飲み薬です。 先発品は「アムロジン」または「ノルバスク」という名前で販売されており、各社からジェネリック医薬品も発売されています 1。 血管が収縮するときに、体内のカルシウムが重要なはたらきをします。 アムロジピンはこのときのカルシウムのはたらきを邪魔することで、血管が収縮することを防ぎ、こうしたメカニズムから「カルシウム拮抗薬」に分類されます。 カルシウム拮抗薬は他にもたくさん種類がありますが、アムロジピンはその中でも特によく使われている薬です 2。 このコラムでは、このアムロジピンについて、特に副作用に焦点を当ててみたいと思います。 ちなみに、「カルシウム拮抗薬」という名前から時々誤解されますが、骨がもろくなったりすることはありませんので、ご注意ください。 この副作用の対処は、基本的に薬を止める・替えることになります。 これにより、多くのケースで、1-8週間で回復に向かいます 3。 カルシウム拮抗薬には、アムロジピン以外にも種類があるので、それに変更するのが現実的でしょう。 もちろん、他のカルシウム拮抗薬も、作用メカニズムは同じなので、同じ副作用を起こす可能性はあります。 しかし、その確率は薬によって多少の差があるほか、個々人と薬の相性もあるため、種類を変えることで安全に継続できる可能性は十分あり得ます。 予防として、歯磨きを一生懸命して、歯垢を除去することは大切です 3。 これだけで発症を完全に防ぐことはできませんが、確率を低くするという意味から重要です。 定期的に歯科に受診し、メンテナンスをしてもらうのもよいでしょう。 1 薬価基準点数早見表平成28年4月版 じほう 2 第1回NDBオープンデータ 3 Dongari-Bagtzoglou A, J Periodontol. 2004 Oct;75 10 :1424-31. PMID: 15562922 4 Sica D, J Clin Hypertens Greenwich. 2003 Jul-Aug;5 4 :291-4, 297. PMID: 12939574 5 McDonagh MS, et al. Drug Class Review: Calcium Channel Blockers: Final Report [Internet]. PMID: 20496186 6 ノルバスク 添付文書 ファイザー株式会社.
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シアリスの併用禁忌薬【浜松町第一クリニック】• 併用禁忌薬とは、飲み合わせの相性が悪いお薬のことです。 単体での服用であれば良い働きをしてくれますが、併用することで体に悪影響を及ぼす危険性があります。 現在、使用中のお薬がある方はご来院の際お薬または薬品名がわかるものを必ずお持ちください。 下記のお薬を使用されている方は、シアリスと併用すると急激に血圧が下がる危険性があるため処方できません。 25mg フランドルテープ40mg ニトログリセリン舌下錠0. 3mg「NK」 ミオコールスプレー0. 3mg ニトロダームTTS25mg ミニトロテープ27mg ニトロペン舌下錠0. 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬の商品名 アデムパス(リオシグアト)錠1mg/5mg/25mg シアリスと併用することにより症候性低血圧を起こすことがあります。 理由は細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼすおそれがあるからです。 以上がシアリスの併用禁忌のお薬です。 これらのお薬を使用している方はシアリスと併用すると過度に血圧が下がる危険性が高いため処方できません。 このように併用禁忌のお薬はたくさんございますので、当院へご来院の際には、これらのお薬を服用していないかを確認させていただくために他に使用しているお薬がある方は必ずお薬名がわかるようにしてからお越しください。
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