この記事の目次• その為に起こるのが月経です。 月経は精子と卵子が卵管で結合できなかった時に、子宮内膜が剥がれ落ちて、血液と一緒に月経として体外に排出されるのです。 それは毎月行われています。 ですから月経の前の日には、身体が子供を産むための準備を行い、精子と結合できる準備が整うために、身体が暑い状態になっているのです。 低温期は生理が始まった日から排卵日までで、高温期は排卵日から生理が始まるまでの期間です。 生理前に暑いと感じる原因 生理前に暑いと感じる原因を紹介します。 生理前の高温期における状態 生理前に暑いと感じるのは、先にもお話ししましたが、子供を産むための準備を整える為、卵管では黄体ホルモンと言う女性ホルモンが分泌されます。 この黄体ホルモンはプロゲステロンとも言われます。 卵管の子宮内膜では受精卵が着床する為の準備が整えられています。 卵管の子宮内膜が柔らかくなり、血管を拡げて体温を上げ、骨盤内に血液をため込んだりして、妊娠に備えて着々と準備が整えられ、生理前には受精卵が着床しやすい環境が整えられて温度が上昇し、暑いと感じるのです。 黄体期 この時期を黄体期と言います。 これくらいの温度差が理想的です。 この事で生理前には身体が暑いと感じたり、だるくなったりします。 黄体期は排卵日から生理が始まるまでの期間で、人によっては様々ですが、基本的には2週間ほどです。 この間は体温が高い状態になっています。 黄体機能不全 10から14日が通常の理想的な期間ですが、10日以前だと「黄体機能不全」とみなされ、不妊の原因になります。 黄体機能不全とは子供を作る為の卵管の機能が、十分に準備できない状態を言います。 ですから生理前に体温が上昇して暑く感じる事は、健康な身体であると言う証明にもなります。 しかし生理前から整理に入ってからも、長い間暑い状態が続いたりすると、それ以外の事も考えられるので、注意して見る方が良いでしょう! 妊娠 生理予定日に生理が来なくて、身体の暑い状態が続いた場合、2週間以上続くと妊娠の可能性も否定できません。 通常高温期が16日以上続くと、妊娠の可能性があると言われています。 もしかしてと妊娠を疑う時は、微熱が風邪だと決めつけないで、妊娠も疑ったほうが良いと思います。 生理の時の身体の高い温度は、解熱剤や風邪薬では温度を下げる事ができないと言われています。 これは平熱が高い人はこの様な温度になる事もあります。 個人差があるので、平素から基礎体温を測る事が、大切になってきます。 基礎体温を測る事で、妊娠の周期も分かってきますし、生理前の暑さも周期的に訪れる事が分かってきます。 微熱が続いた場合は体を休めて、休息する事が大切です。 微熱をだしてこの時期は大切な時期ですよと身体が教えているのです。 妊娠の可能性がないのに、生理が始まって生理が終わってからも微熱がずーと続く場合は、何らかの病気が隠されている可能性もありますので、婦人科に行って調べて貰いましょう。 生理前に暑いと感じるのはホルモンの影響? 女性ホルモンには卵胞ホルモンのエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンが有ります。 卵巣刺激ホルモンが卵巣に届くと、原始卵胞を刺激して成長します。 黄体ホルモンが卵巣に届くと、排卵が起こり成熟した卵胞がはじけて、外に卵子が飛び出してきます。 受精が成功しないと、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの量が激減し、子宮内膜も剥がれ落ちて、血液と一緒に体外に排出されます。 これが月経のメカニズムです。 3~10日程続き、月経がはじまると嘘の様に症状が軽く成ったり消えてしまいます。 原因は不明ですが卵巣から分泌される性ステロイドホルモン、血圧を上昇させるレニン・アンジオテンシン系の異常、血糖値を正常に保つための耐糖能の異常、セロトニンによる神経伝達の異常によるものではないかといわれています。 プロゲステロンの黄体ホルモンは基礎体温を上げる働きがあり、それによりPMS生理前に暑いと感じるのではないかと言われています。 PMSの基準 PMSの基準は 過去の3回の月経において、月経前の5日間に身体的症状、精神的症状が1つでも存在する場合、また月経の4日以内に回復して、13日目までに再発しない事です。 精神的症状としては、抑うつ・怒りの爆発・いら立ち・不安・混乱・社会からの引きこもりで肉体的には乳房圧縮痛・腹部彭満感・頭痛・四肢のむくみ とPMSの基準は細かくきめられています。 社会的あるいは経済的能力のはっきりした障害がみとめられるもの PMSの基準に入っていない項目で一般的に言われている集中力の低下や、憂鬱・目まい・腰痛・便秘等まだ色々と個人によって症状に違いが出ています。 ですからPMSとして基準を設けているのは、 社会的あるいは経済的能力のはっきりした障害がみとめられるもの 全てがPMSと決めつけるのも無理がある様に思います。 基準は日常生活に支障をきたすかどうかだとおもいます。 またPMSではなくて、微熱が続いて頭痛・吐き気・腹痛・下痢などの症状が出る場合は、月経困難症と言う病名が付けられるようです。 生理痛が酷くて日常生活に支障をきたす場合、また月経がはじまってからも、終わってからも症状が改善されない場合は、婦人科でアドバイスを受ける事が大切です。 生理前に暑いと感じた時の対処は? 生理前に暑いと感じる時身体を冷やさない 生理前に暑いと感じて、ついやってしまいがちなのが、冷たい物を摂取したり、身体を冷やしたりする事です。 しかし体を冷やす事は、余り良い事ではありません。 生理前は免疫力も弱っていますので、身体を冷やしたり、冷たい物の摂取は控えた方が良いでしょう。 どうしても暑くてたまらない人は、おでこを冷やしたり、首の周りを冷やす事で幾分楽になると思います。 生理前に暑いと感じるのは、正常な状態なので、無理に身体を冷やす行為をしない方が、健康の為に良いです。 生理前に暑いと感じる時身体を温める むしろ暑い時には温かい飲み物を飲むと、かえって身体が落ち着き、精神的にも落ち着いた気分になります。 この生理前の時は逆に身体を温める気持ちで、対処する事が大切に思います。 暑くて眠れない時は入浴後にストレッチをやって、一度身体を上昇させるとその後体温が下がるので、上昇した時にすぐ眠ると寝つきがよくなります。 毎日の生活習慣の見直しで体温調整する 生理は自律神経を司っている視床下部が、命令を出す本元です。 ですから不規則な生活を送る事で、自律神経が乱れ生理前の異常な暑い状態に成ったり、身体の不調を伴います。 まず生活習慣を見直す事で、生理前の10から14日の暑い感じは、健康な身体であることを知って対処する事が良いと思います。 規則正しい生活を送る事で、生理前の暑い感じが緩和されてきます。 PMS専用アイテムを使用してみる 生理前に暑いと感じたり、トラブルが多いという方はPMSに特化したアイテムを使用してみるのも手です。 こちらは10種の植物油を配合したシャンプーです。 リラックス効果があり、生理前になると臭いに敏感な方でもストレスなく使用頂けるシャンプーです。 また、合成成分を使用していないので、頭皮にも優しく使用することが出来ます。 生理前などのイライラした時だけ使用するといった方法だと、長持ちするかと思います。 こちらは、生理の悩みを改善するために作られたハーブティーです。 チェストベリーやブラックコホシュなどのハーブやビタミンB群、ビタミンCやイソフラボンといった成分が含まれています。 ホットジンジャーなので比較的飲みやすく体を温める効果が あります。 こういったものを使用してみるのもオススメです。 まとめ 生理前に暑い症状についてお解り頂けましたでしょうか?生理前に暑い症状が出るのは、健康な証拠です。 女性の身体は子供を作る為の、仕組みが備わっています。 その仕組みによる女性ホルモンにより、生理前に暑い症状がでるのです。 大体10日から14日に平熱の0.3~0.7度ほど高く成っています。 高いからと言って薄着をしたり、冷たい物を飲んだりすると、返って体調を崩してしまいます。 この時期は重要な時期だから、休養を取る様に与えられた女性の大切な時間です。 基礎体温をつけてこれらの症状がどの様に出るかチェックして、毎日の生活環境を見直す事が大切な様に思います。
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月経困難症には、 機能性月経困難症と、 器質性月経困難症の2つのタイプがあります。 機能性月経困難症は、病気が原因ではなく、子宮の入り口が狭いことや、子宮内膜で作られるプロスタグランジンという物質の分泌が増えて、子宮や血管、腸管が過剰に収縮することによって、痛みなどの症状が引き起こされるタイプです。 生理痛が起きるのは主に生理期間の1日目から2日目で、多くの場合、けいれん性の痛みで周期性があります。 また10代後半から20代前半に多く、一般的に身体の成熟とともに症状は治まるとされていますが、生活に支障があれば治療が必要です。 器質性月経困難症は、子宮や卵巣の病気が原因で起こり、20代後半以降に多く、加齢とともに増加します。 生理痛が持続性で、月経期間中に痛みがずっとあることも多くみられます。 器質性月経困難症の原因で多いとされている病気は、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫です。 自然治癒することはなく、治療しないで我慢していると、原因となっている病気が進行してしまうため、原因に合った治療が必要になります。 器質性月経困難症の場合は、 子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などの病気が原因で症状が起こっているため、治療しないでいると、原因となっている病気が進行してしまいます。 そのため、 原因となっている病気に合った治療を行うことが必要です。 まず、背景の病気の種類に関係なく、鎮痛薬や漢方薬などで、痛みなどの症状をやわらげます。 症状が十分に改善されない場合は、低用量経口避妊薬(EP配合剤)や黄体ホルモン製剤を使います。 より重症でこれらの薬が効かない場合は、生理を止める働きがあるGnRHアゴニストを使うことを検討する場合もあります。 これらの薬自体が、原因となっている病気の進行を抑える治療にもなります。 進行具合によっては、それぞれの病気に合った手術を検討することもあります。 手術を検討する場合は、将来の妊娠や出産を考慮し、慎重に選択する必要があります。
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日本東洋医学会認定漢方専門医・日本内科学会認定総合内科専門医。 医学博士。 1991年、大阪大学医学部卒。 慶應義塾大学病院漢方クリニック医長、証クリニック吉祥寺院長などを経て、2017年、入江漢方内科クリ... 女性にとって、体の冷えは大きな悩みの一つですよね。 特に生理前や生理中に冷えの症状が出やすいという人も多いのではないでしょうか。 今回は、生理前・生理中に体が冷える原因と、改善方法についてご説明します。 生理前・生理中の冷えの原因は? 女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、体が冷えやすいといわれています。 特に、生理周期にあわせて血流や体温が変化するので、人それぞれ、冷えやすい時期・冷えにくい時期というものがあるのではないでしょうか。 生理前や生理中は体が冷えを感じやすいタイミングですが、それぞれの原因は下記のとおりです。 生理前の冷えの原因 生理前は子宮を温めようと、子宮周辺の血管を広げて体中の血液を子宮周辺に集中させます。 そのため、手や足など、子宮から離れた場所の血流が悪くなり、冷えやすくなります。 また、生理前になると体が水分を溜めこもうとするのも、冷えやすくなる原因のひとつです。 関連記事 生理中の冷えの原因 生理が始まると、女性ホルモンのひとつである「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌量が減ります。 プロゲステロンは体温を上昇させる働きがあるため、このホルモンが減ることで体温も下がります。 生理中は経血の排出を促す必要があるため、プロゲステロンの代わりに、子宮収縮に作用する「プロスタグランジン」というホルモンの分泌が多くなります。 このホルモンは血管を収縮させる作用があるため、全身の血流が悪くなり、冷えを感じやすくなります。 さらに、全身の血液を子宮に回すので、末端の血液の流れが悪くなり、冷える原因となります。 その他の冷えの原因 生理前・生理中にかかわらず、冷え症の原因は多岐にわたります。 低血圧、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、無理なダイエット、貧血など、冷えの原因が複数重なることで、生理前や生理中に冷えを感じているということも考えられます。 関連記事 生理前・生理中に体が冷えるときの改善方法は? 生理前や生理中に体が冷えやすくなるのは、女性特有の生理現象ともいえますが、先にも説明したとおり、体の冷えは様々な不調につながります。 冷えを感じたときは、下記のような対策を行いましょう。 体を温める 冷えを感じたら、まずは体を温めましょう。 冬だけでなく、夏もクーラーの影響で体が冷えやすいので、カーディガンを羽織る、靴下をはく、腹巻を巻くなどの対策ができるといいですね。 特に手足の末端が冷えやすいので、足湯をしたり、手先のマッサージをしたりするのもおすすめです。 また、生理中で生理痛がきついときは、カイロなどでお腹をよく温めると痛みが緩和されることがあります。 関連記事 生理前・生理中の冷えを予防するには? 生理前や生理中の冷えが悪化しないように、日頃からできるだけ冷えにくい体を作っておくことも大切です。 冷えを予防するために、次のような生活習慣を心がけてくださいね。 軽めの運動を行う 運動は、冷えにくい体作りの基本です。 運動によって体全体の血行がよくなりますし、筋肉がつくことで熱が生み出され、代謝も高まるため、体が冷えにくくなります。 いきなり激しい運動を始めるのではなく、ウォーキングなど、軽めの運動を少しずつ始めてみてください。 お風呂上がりで体が温まっているときなどに、ストレッチを行うのもいいですね。 食事の栄養バランスに気をつける 体温を一定に保つには、バランスのよい食事が欠かせません。 野菜や肉、魚、乳製品、海藻類などを、バランスよく食べるようにしましょう。 根菜類、きのこ類、豆類、発酵食品、生姜など、体を温める作用がある食べ物を積極的に取り入れましょう。
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