体位 ドレナージ。 体位ドレナージの手順|目的・必要物品・観察項目

体位ドレナージの準備(排痰ケア)

体位 ドレナージ

体位ドレナージも排痰ケアの一つですが、私が行う際には患者さんに飲水を促し、室内の湿度を高く保つなどの環境を整えることも看護ケアとして取り入れていました。 体位ドレナージは病棟では頻繁に行われるケアではありませんが、必要になったときは今回紹介した記事を参考にしてみてくださいね。 体位ドレナージを効果的に行うために 体位ドレナージは 貯留した分泌物を排出させやすくするためのケアです。 体位変換を行うため、 パルスオキシメーターで呼吸状態を確認しながら実施することが大切です。 体位変換を行うと呼吸状態も変化することもあるため、実施する時は常に呼吸状態を観察しながら実施しましょう。 また、実施後は呼吸状態の変化などを観察し、評価を行うことも忘れないようにしましょう。 体位ドレナージをもっと深く学びたい人におすすめの参考書 体位ドレナージについてもっと詳しく学びたい人には、こちらの参考書がおすすめです! () 体位ドレナージについてもっと詳しく学びたい人には、臨床看護技術ガイドがおすすめです。 呼吸管理・人工呼吸管理のカテゴリーで体位ドレナージについても説明があり、また臨床で必要になる看護技術が51項目も紹介されているので、ほとんどの分野で活用できる内容です。 内容はオールカラーで写真で説明されており、 2015年に改定されているので最新の情報が紹介されています。 その他にも、基礎的な看護技術を学びたい看護師のために、おすすめの参考書をまとめていますので、是非こちらも確認してみてくださいね! 関連記事(PR含む).

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体位 ドレナージ

ご質問ありがとうございます。 私が入職した11年前当時、排痰と無気肺予防のためには「とにかくタッピング」でしたが、現在ではタッピング単独の効果は疑問とされ、呼吸状態・軌道内分泌物(以下「痰」と表記)の貯留状態を観察しながら気道内吸引、体位ドレナージ、スクイージング、本人の意識があればハッフィングや深呼吸を組み合わせて 呼吸理学療法を行うことが一般的です。 長期臥床中の患者さんは、仰臥位~半側臥位を続けることにより、重力により肺の背側に痰が貯留しやすい状態です。 またベッドと体重との圧迫により肺の背側は換気量も少なくなり、無気肺を生じやすく酸素化能も低下します。 これを、 下側肺障害といいます。 ご質問のように人工呼吸器装着中で、さらに筋弛緩剤投与中であれば下側肺障害、無気肺のリスクが高まります。 それらを防ぐには、通常の吸引だけでは除去しきれない背側の肺・気管支内の痰を取り除く必要があります。 そこで効果的なのが、痰の貯留部位を上にし排痰を促す体位ドレナージです。 体位ドレナージの注意事項として、体位ドレナージで取る体位には、ギャッチアップ位や側臥位など日常的に取れるものから、完全側臥位、半腹臥位(シムス位)、腹臥位、頭低位など様々なものがあります。 大きな体位変換によって、 呼吸状態・循環状態が変動する可能性があります。 特に急性期では患者さんの 表情、脈拍、SpO2、呼吸数、気道内圧、心電図波形などの変化を注意して観察してください。 途中で適宜吸引を行い、異常があればすぐに中止してもとの体位に戻します。 また点滴などのルート類も多くついているため、体位変換を行う場合には十分に ルート整備を行い、2人以上で行いましょう。 呼吸器装着中であれば、3人での体位変換が望ましいです。 体位ドレナージの方法 まず、体位ドレナージを行う前に 聴診を行い、 痰の貯留位置を確認します。 肺の構造(気管支の分岐と肺葉の配置)を立体的にとらえ、痰の貯留した 肺葉が気管支分岐部より高い位置になるように体位を決めます。 身体の状態からその体位を取ることが可能であれば、いよいよ体位ドレナージのための体位変換を行います。 体位を変えたことで、すぐに多量の痰が出ることもあるので、いつでも吸引ができるように準備しておきましょう。 上肢の重さで胸郭の動きを圧迫しないよう、側臥位では上になった腕を体幹からやや離して枕で支えます。 どの体位の場合も患者さんにとってストレスが少なくなるよう、大枕・小枕・三角枕などを使い分け、胸郭が広がりやすく、体幹も四肢も圧迫しない体位を保ちましょう。 また、痰が気管まで出てきたら、 その都度吸引を行います。 目的部位を高い位置に保って呼吸を続けることで排痰が促され、またベッドや体重の圧迫から解放された目的部位の肺は、新鮮な吸気を取り込んで換気量も増えます。 ひとつの体位を 10~20分保持すると効果的です。 患者さんの状態に合わせ短時間から始めても良いでしょう。 最後に聴診を行い、目的部位の痰が除去できたことを確認します。 長期臥床されている患者さんは、背側に分泌物が貯留することが多いですが、完全腹臥位を取ることが難しい場合は、シムス位で代用しましょう。 シムス位は半側臥位から少し工夫すれば取ることができ、表情の観察もできて身体への負担も少ないことから、体位ドレナージでは頻用される体位です。 頭低位は実際のベッドサイドで行うことが難しく、また 頭蓋内圧亢進や 不整脈など重要な副作用の危険があるため、看護師だけの判断で行うことはあまりありません。 おわりに.

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体位 ドレナージ

呼吸理学療法を行う(体位ドレナージを中心に)際の必要物品や援助のポイントについて理解する• 呼吸理学療法とは• 貯留している分泌物をより少ないエネルギーで排除できるようにし、肺でのガス交換をより効果的に行い酸素化効率を上げることが目的となる• 呼吸筋の訓練など理学療法士が専門的な技術を用いて行う事が多い• 対象患者:排痰量が30ml/日、術後で自己喀痰・排液が困難な患者、人工呼吸管理により自己喀痰が困難など• 体位ドレナージ、咳嗽の介助、吸入や吸引の処置、呼吸筋の効率を上げる呼吸訓練などがある• 電動式振動法(バイブレーション)、胸部軽打法(タッピング)、スクイージングの効果については、様々な意見がある 必要物品・準備 必要物品• 安楽枕(体位変換用枕など)• 必要に応じて吸引セット、吸入器 準備• 体位ドレナージが可能か患者の全身状態をアセスメントし、必要性について評価する• バイタルサイン、動悸・息切れなどの心機能異常、高血圧・低血圧の有無を把握し、呼吸・循環器系が不安定でないか確認する• 呼吸状態に関する評価• 胸部レントゲン写真• 動脈血ガス分析値(基準値:PaO2=80~100mmHg、PaCO2=35~45mmHg)• 肺機能検査結果• 呼吸音の聴取など• 直前の呼吸状態は、胸部レントゲン上の陰影の部位と痰の貯留音(湿性ラ音)の聴取部位を照らし合わせる 体位ドレナージ中の咳嗽や深呼吸は、患者自身の意志により行われるものであり、1回の体位ドレナージは30分が効果的で長時間同一体位をとるため、患者の理解・協力が必須である 方法• 痰喀出がしやすくなるよう気道の加湿をする• 去痰薬や気管支拡張薬入りの吸入や水分摂取など加湿により痰の流動性を高める• 夜間の睡眠中に痰が貯留するため、午前中に行うのが望ましい• 痰の貯留部位を上にし、体位ドレナージを行う• 聴診にて痰が中枢気道に移動した事を確認する• 咳嗽を促し自己喀痰できるよう援助し、喀痰できない場合は吸引を行う• 大きな深呼吸後に1~2秒間最大吸気を維持し気道内圧を上昇させた後、一気に大きな咳をすると喀痰しやすい• 体位ドレナージ後の評価を行う• 呼吸状態の評価:痰の量・性状、呼吸数・リズム、呼吸音の性状と部位の変化、パルスオキシメーター値の変動• 体位ドレナージの方法の評価:体位のとりかた、長時間同一体位による患者の疲労、患者の咳嗽の仕方の指導は適切であったか 慢性呼吸不全の患者の場合(重力を利用し排痰を促す代表的な方法)• 上葉:坐位(ファウラー位)• 下葉:腹臥位• 左下葉S9:側臥位(頭低位)となり、下肢側を50~60cm拳上する• 左右下葉S10:腹臥位(頭低位)となり、下肢側を50~60cm拳上する 急性呼吸不全の患者の場合• 状態が変動しやすい• 仰臥位で背側に痰が貯留しやすいため、患側を下にした側臥位が効果的である 人工呼吸器装着中の患者の場合• 上~下葉区、後肺底区:腹臥位• 後上葉区(上~下葉区、後肺底区):前方へ45度傾けた側臥位• 中葉、舌区:後方へ45度傾けた側臥位• 肺尖区、前上葉区、前肺底区:背臥位• 基礎疾患とそれに伴う症状の観察• 血圧の異常、不整脈、心疾患、肺水腫、肺出血、などの有無• 呼吸状態の観察• 肺ラ音の有無、呼吸数・リズム、痰の量と性状、自己喀痰の可否、体動や処置によるSpO2の変動、呼吸苦など患者の自覚症状の有無• 検査結果の確認• 胸部レントゲン写真、動脈血ガス分析値、肺機能検査結果など• 治療状況の把握• 人工呼吸器の設定、の有無、去痰薬などの投与の有無、リハビリの介入や手術の有無• 術後の疼痛の有無と程度の確認 アセスメント• 体位ドレナージの必要性は理解できているか、協力する意思はあるか• 体位ドレナージの必要性、行ってよいか患者の全身状態を評価し、適切な方法で行えたか• 体位ドレナージ中~終了後にかけて、起きやすいリスクを把握し十分な観察を行い、異常の早期発見・対処に努めたか• 安心して安楽な体位ドレナージが受けられるよう最大限の配慮を行ったか• 体位ドレナージの効果を呼吸状態より確認し、その方法について適切に評価できたか 注意点• 常に患者の顔色や訴えを把握し、異常の早期発見に努める• 体位による低換気・気道閉塞から呼吸抑制を起こすリスク• 循環動態変動のリスク• 術後などは疼痛の増強のリスクなどがある• 低頭位とする場合、不整脈、血圧の変動、呼吸困難の悪化、症状などに注意する• 人工呼吸器管理中の場合、気管内挿管・気管切開中のことが多く、体位変換時の抜管事故を防ぐため必ず2人以上の介助で行う• 理学療法士によるリハビリが介入している場合は情報共有し、呼吸訓練や体位ドレナージの方法について統一したケアが行えるように連携する.

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