それ本当にニキビに効く薬?ニキビ薬の仕組みと使い方を解説! 思春期ニキビ、大人ニキビといろいろな名前がついていますが、いくつになってもニキビは憂鬱のタネですよね。 「早く治したい!」というのは、ニキビができたことがある人なら誰でも共感できるのでは?どう見られているかは年齢関係なく気になるものです。 でも、「気になるのになかなか治らない」のもニキビに悩んでいる人に共通の問題かもしれません。 あれこれ調べて試してみたけど治らない…なんて方に朗報です。 今回は薬剤師がニキビの定義から薬の使い方までを解説します。 ニキビに効く薬に差はあるの? 「ニキビ」は、医学的な正式名称は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と言います。 皮膚科医師がニキビ治療を行う上で、参考とする資料として日本皮膚科学会が「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」を作成しています。 このガイドラインは、過去の研究・論文をまとめて、ニキビのさまざまな治療方法を評価し、推奨治療から全く意味のない治療方法までランク付けをしているものです。 ニキビ治療の方法は、民間療法も含めて多くの方法ものがありますが、 ガイドラインは 2016 年に改訂されたばかりで、現時点では最新で最も信頼のおけるものになります。 ガイドラインによるとニキビに効く薬には、有効成分によって効果(おススメ度)に差があることが分かります。 市販薬のニキビ治療薬は、残念ながらガイドラインでは推奨される治療方法の最低ランクのものしかなく、最も推奨される薬で治療をするためには皮膚科を受診するしかありません。 ニキビは下手な治療を行うと跡が残ってしまいますから、顔に1個だけのニキビであっても皮膚科を受診して、ガイドライン推奨の治療を受けることが望ましいと考えます。 まず、何らかの原因(ホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、疲労など)で、アクネ菌が毛穴の中で増殖するとニキビの初期段階である「白ニキビ」や「黒ニキビ」ができます。 その後さらにアクネ菌が繁殖すると毛穴の中で炎症が起こって「赤ニキビ」になり、アクネ菌であふれ化膿して炎症が拡大すると「黄ニキビ」になります。 赤ニキビと黄ニキビが炎症性のニキビで状態が悪い(症状が進んでいる)ということになります。 ただし、 ガイドライン上の軽度・重度とは、顔に出来ているニキビの数のことを指し、炎症性のニキビかどうかを表すものではありません。 ニキビ治療ガイドラインで最も推奨される治療薬はこれ (1)ディフェリンゲル ニキビの状況、軽症・重症を問わず、この薬がまず最初に使用される塗り薬です。 ディフェリンゲルは、皮膚の目に見えない小さな毛穴に作用し、毛穴のつまりを取り除く効果があり、白ニキビなどの初期ニキビを減らします。 また炎症を抑える作用もあり、赤ニキビや黄ニキビへと症状を進めるのを防ぐ働きがあります。 「出来上がったニキビ」には効果はあまり期待できませんし、塗ったらすぐにニキビが無くなるものでもありません。 効果を実感するためには数週間かかります。 肌が赤くなる、かゆい、乾燥する、ヒリヒリするといった副作用が多いのが特徴ですが、しばらくすると落ち着くため、我慢できる範囲であれば我慢して使い続けることになります。 (2)ベピオゲル 殺菌成分「過酸化ベンゾイル」によって、ニキビの原因となるアクネ菌を消毒する塗り薬です。 また、皮膚のターンオーバーも促し、新しい皮膚への再生を促進させニキビの成長を抑制します。 白ニキビから黄ニキビまで、ニキビの範囲に関係なく使用できる薬ですが、やはり1日、2日で治るものではありません。 刺激性が強いため、肌がヒリヒリするなどの副作用がありますし、アトピーなど肌の弱い方には使えません。 さらには、紫外線にあたると過敏になりやすく、使い方には注意が必要な薬です。 (3)デュアック配合ゲル べピオゲルの「過酸化ベンゾイル」と抗生物質の「クリンダマイシン」が合わさった塗り薬です。 アクネ菌退治に特化しており、ニキビの症状が進んでいる赤ニキビや黄ニキビへの効果があります。 副作用や注意点はベピオゲルと同じです。 冷蔵保存がいる薬です。 (4)ゼビアックスローション 「オゼノキサシン」という抗生物質が有効成分の塗り薬です。 細菌増殖を抑制する薬ですから、細菌感染が進んでいないと効果が発揮できません。 従って、ニキビ症状の初期では効果は期待できず、赤ニキビや黄ニキビに使用されます。 この薬が肌に合わない方以外は、特に副作用はなく安心して使える薬です。 (5)ダラシンTゲル 抗生物質「クリンダマイシン」を配合した塗り薬です。 デュアック配合ゲル内の抗生物質と同じ成分です。 この薬もゼビアックスローションと同じく、副作用はそれほど気にすることはありませんが、ニキビの状態が進んでいる時しか効果は期待できません。 (6)アクアチム 抗生物質「ナジフロキサシン」を配合した塗り薬です。 効果や副作用は、ゼビアックスローションやダラシンTゲルと同じです。 ガイドラインで選択肢の一つとして推奨される市販薬 「イブプロフェンピコノーム」という炎症を抑える成分が配合されている市販薬が複数あります。 イブプロフェンピコノームは、ガイドラインでは炎症が起こっている赤ニキビや黄ニキビには有効とされています。 皮膚科を受診できない場合は、市販薬を使ってみるのもいいでしょう。 ニキビのために日常で行うこと (1)洗顔は1日2回 ガイドラインでは、 1 日2 回洗顔することは、市販薬のニキビ治療薬と同じレベルで推奨されています。 スクラブ入りの洗顔剤、消毒剤入りの洗顔剤など、現時点ではどのような洗顔剤を使っても変わりないとされています。 皮脂を取り除けるよう、洗顔剤を使いながら 朝・晩の洗顔を必ず行うようにしましょう。 (2)化粧品は、ノンコメドジェニックで ニキビ予防に良いとされるノンコメドジェニック化粧品は、ガイドラインでも推奨されています。 ニキビがいつもできる女性は、こうした化粧品を選択してみるといいでしょう。 (3)チョコやピーナッツなどの食べ物は関係ない チョコやピーナッツなど油ものの食べ物でニキビが増える話って結構聞きますよね。 でもガイドラインによると、残念ながら 食べ物とニキビは関係が無いとのことです。 (4)自分でニキビはつぶさない 実は、ニキビをつぶすことはガイドライン上では推奨されています。 でも これは医師によって、専用の道具・設備をもって行った場合です。 自分で行うと皮膚の傷が大きくなって、跡が残りやすくなりますのでやらない方がいいですよ。 まとめ ・医師がニキビ治療の参考にするガイドラインがあり、複数ある治療方法での推奨度が示されている。 ・推奨の治療方法を受けるためには、基本的には皮膚科を受診する必要がある。 ・皮膚科受診をしたとしてもニキビ治療は時間がかかり、1日2日で治るものではない。 ・ニキビ予防のためには、1日2回の洗顔とニキビにやさしい化粧品を選択することが重要である。 ・ニキビをつぶすのは自分では行わず、皮膚科で実施してもらう。
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ニキビが出来る仕組み ニキビの正式な疾患名は「尋常性ざ瘡」と言われる 慢性的な炎症性疾患です。 ニキビの原因は主に 毛穴に皮脂が溜まることで生じます。 皮脂が多く分泌されやすい場所に出来るため、顔のほかにも、胸の上部、背中、肩にもできます。 発育段階の思春期では性ホルモンの働きによって皮脂が過剰に分泌されるためニキビができやすくなります。 成人では、不規則な生活習慣や間違ったスキンケア、ストレス、月経の影響などでニキビが生じます。 ニキビができる順序は以下の通りです。 私たちの肌の表面には角質の層があり、ここに紫外線や化粧品など様々な刺激が加わることで角化異常が起こることで毛穴が小さくなります。 また毛穴には皮脂腺があるためここに皮脂が溜まることで毛穴が詰まります。 この状態のことを 微小面皰と言い、ニキビの初期段階となります。 面皰には2種類あります。 皮脂が外に出ず毛包に溜まっている状態を「 閉鎖面皰(白ニキビ)」と言い、溜まっていた皮脂が外に溢れ出ると空気により酸化されて黒くなる状態を「 開放面皰(黒ニキビ)」と言われます。 面皰は名前の通り色がついていることから、両方とも肉眼でも確認することが出来ます。 アクネ菌は皮膚常在菌なので誰しもが保有しているのですが、その特徴から皮脂を好み酸素を嫌うため面皰が増殖のためには最適な環境なのです。 増殖したアクネ菌から炎症を引き起こす物質が生じます。 そして、炎症が起こると皮膚が赤く盛り上がります。 これを 紅色丘疹(赤ニキビ)と言います。 さらに進行すると内容物が周囲に広がり炎症が悪化してしまい、膿を持った「 膿疱(黄ニキビ)」へ変わります。 このように、ニキビは段階ごとに進行していき炎症が長引けば長引くほど凸凹した「 瘢痕(ニキビ跡)」になる可能性が高くなります。 瘢痕は現在の保険治療では治すことが出来ず、美容レーザーなどの自費診療で治療するしかなく費用も高くなってしまいます。 瘢痕形成をしないためにもニキビ治療で最も重要なのは「 炎症が早期のうちに治療すること」と言っても良いでしょう。 現在のニキビ治療 最近ではニキビの治療薬は新しい外用薬が次々と発売されています。 それをもとに 2017年に「 尋常性ざ瘡治療ガイドライン」が更新されています。 新ガイドラインを見ると治療としては、 「炎症性丘疹が存在する急性炎症期(原則3か月まで)と炎症が引いた維持期に分類して治療を行う。 」 「抗菌薬に耐性を持った菌が生じる可能性があるため慢性的に抗菌薬を使い続けない。 」 と大きく変わりました。 それでは、ガイドラインで推奨されているニキビ治療薬の特徴を簡単に見ていきましょう。 ダラシン(クリンダマイシン)、 アクアチム(ナジフロキサシン)はどちらも用法は1日2回となっており、副作用の少なさから処方されやすい薬剤です。 ところが近年では、特にクリンダマイシンに対するアクネ菌の耐性菌問題から長期投与を懸念されており、ガイドラインでも抗菌外用薬は維持療法では向かず急性炎症期のみで推奨度 Aとなっています。 1%) 2008年に発売された ディフェリンはそれまで抗菌薬しか無かったニキビ治療薬市場に大きな影響を与えました。 用法は1日1回であり、 成分のアダパレンは面皰改善に非常に効果の高い薬剤で、毛包の角化抑制で新たな面皰形成を阻害します。 これにより新たに生じる炎症性皮疹を予防することができます。 また、直接的な抗炎症作用を持つのも特徴の1つです。 そのため、ガイドラインでも急性炎症期(軽症~重症)と維持期の両方で推奨度 Aに位置付けられています。 また、他剤と併用されることも推奨され、抗菌薬(外用・内服)や過酸化ベンゾイル製剤などと併用して使用することもできます。 また、妊婦に対しては禁忌であり顔面のみしか使用できないので注意が必要です。 成分の過酸化ベンゾイルは強い酸化作用を持つため、 アクネ菌に対して強い殺菌作用から炎症性皮疹を改善すると考えられています。 また、過酸化ベンゾイルに対しての耐性菌は現在見つかっていないことから、耐性菌を作らない薬剤ということで維持療法においても有効とされています。 推奨度は急性炎症期(軽症~重症)と維持期の両方において推奨度 Aとなっているためオールラウンダーな薬剤と言えるでしょう。 また、ガイドラインでも既存の抗菌薬(内服・外用)やディフェリンゲルと併用して組み合わせて使うことが出来るので使いやすい薬剤です。 副作用としては塗布部位の紅斑や皮膚剥奪、皮膚乾燥などがありますが容認できる範囲です。 2015年ベピオゲルが発売した直後に発売されました。 配合剤であるためそれぞれを併用する必要もなく、用法としても 洗顔後に1日1回の使用で済むので使用の手間が省けます。 また基剤には保湿成分として濃グリセリンとジメチルポリシロキサンが配合されているため乾燥等の副作用を抑えることが出来ます。 推奨度としても軽症~重症の炎症性皮疹において Aのため急性炎症期には有効と言えるでしょう。 しかしながら、クリンダマイシン配合のためエビデンスは無いものの耐性菌の問題から長期投与は好ましくないので 維持期では推奨されていません。 そのため有効性が高い反面、塗布部位の皮膚刺激症状の頻度が増えることも知られています。 実際に安全性を単剤と比較した試験では配合剤のほうが副作用の頻度が高いというデータも出ています。 このため、添付文書上でも本剤よりも先に各単剤による治療を考慮することとなっています。 また、アダパレン配合により、顔面以外の使用と妊婦への投与は制限されています。 ガイドラインでは、急性炎症期(中等症~重症)と維持期において推奨度 Aとなっています。 抗菌薬の選択において一般の感染症では感受性が重要な要素ですが、ざ瘡においては感受性に加えて抗炎症作用を期待して、テトラサイクリン系やマクロライド系の抗菌薬が処方されることが多いです。 ミノサイクリンはドキシサイクリンと比べてもめまいや色素沈着から自己免疫疾患、薬剤性過敏症症候群などの重篤な副作用を考慮して、推奨度が少し下がっています。 他にもマクロライド系のロキシスロマイシンやペネム系のファロペネムなどが推奨度 Bとなっています。 内服抗菌薬は急性炎症期(中等症~重症)では単独・他剤併用とも合わせて推奨度 Aとなっていますが、維持療法では推奨されていません。 他にも推奨度は低いですが、イオウカンフルローションや漢方治療などもガイドラインに含まれています。 また、保険外診療にはなりますが「イオン導入」「ケミカルピーリング」「レーザートーニング」などの美容皮膚科技術もあるため強い炎症や瘢痕にも有効です。 現在ではニキビ治療は進化しており、ニキビ治療の選択肢が広がりました。 今まで ニキビが出来ても仕方ないと諦めていた方は一度皮膚科に相談してみても良いかもしれませんね。
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寒い時期になりやすい皮膚の乾燥が原因でなる湿疹です。 秋から冬にかけて、すねや太ももや胴体などがカサカサして痒くなります。 もともと乾燥肌の人や高齢者がなりやすい湿疹です。 肌の潤いのピークは20歳代半ばで、その後は徐々に潤いは失われてくるため、肌は乾燥しがちになってきます。 体の洗い方にも左右されます。 入浴時に泡をいっぱい立ててタオルでゴシゴシ洗う習慣の人が、歳を取って乾燥が限度を超えて発症してくるケースをよく見かけます。 また最近は伸縮性の良い保温性の高い肌着が肌にピタッと密着しすぎてこすれて腕が痒くなる方も多いです。 治療はまずこすり洗いをやめること。 石鹸・ボディソープは皮膚の潤いを取り去りすぎない物を選び、使いすぎないこと。 入浴後に保湿クリームを塗ること。 これだけでも軽いうちなら治ります。 すでに赤い湿疹になっている場合には保湿剤を塗った上からステロイド軟膏を塗布します。 冬の乾燥する時期には入浴後に保湿クリームを塗る習慣をつけておくと再発しにくいです。 脂漏性皮膚炎 白癬菌というカビが原因です。 水虫の人が使用して菌が付着したバスマットなどを踏んで感染します。 足の痒みや皮剥けがすべて水虫とは限りません。 足の痒み・皮剥けを訴えて受診される方のうち約30~40%は水虫ではなく汗による湿疹やかぶれなどです。 初診時に足の皮膚の皮剥け部分を切り取って顕微鏡で水虫の菌がいるかどうかを調べます。 その場ですぐわかります。 すでに市販の水虫の薬を塗っていると菌が見つからなくなるので、塗らないで受診してください。 治療は入浴後に一日一回抗真菌剤のクリームを足全体に塗布します。 完全に退治するには見た目がきれいになっても塗るのをやめずに、最低3か月間は塗る必要があると言われています。 爪白癬は痛みも痒みもありません。 爪が部分的に白くなり、厚くなったり脆くなったりしてきます。 今までは内服加療しないと治らない感染症でしたが、2014年にエフィコナゾール外用液が、2016年からルリコナゾール外用液が発売され、塗り薬だけでも治る可能性がでてきました。 ただし1年以上塗った場合で治癒率は18%であり、根気よく塗り続けることが必要です。 塗り薬では治らなさそうだと判断した場合は内服治療を勧めます。 月一回通院で内服開始から1か月後と2か月後に血液検査が必要です。 内服期間は6か月から10か月程度です。 イボ・水イボ イボは尋常性疣贅といい、ヒトパピローマウイルスが原因でできます。 皮膚の微細な傷からできてくると言われ手足に多く発症します。 子供の足にできる固いできものはたいていこのイボであることが多いです。 いじっていると大きくなったり数が増えたりします。 治療は液体窒素に浸した綿棒をイボに当てて冷凍する処置を1、2週間に一回のペースで繰り返し行っていきます。 痛い治療ですが子供の場合や痛みに弱い方の場合は綿棒を当てる時間を短くすることで手加減できます。 小さいものでも5回以上かかることが多く、難治なものだと年単位の治療になります。 塗る薬はありません。 唯一イボに保険適応があるヨクイニンという内服の漢方薬がありますが、実際はあまり効果が高くなく積極的には処方していませんが、希望があれば処方いたします。 水イボは伝染性軟属腫ウイルスが原因の感染症です。 主に小学校低学年までの小さい子供の体にパラパラとできる細かいイボです。 自然治癒することもあるのですが1年くらいかかるのと、どんどん増えてくる場合があるので、増加傾向があるようなら治療を勧めています。 痒みのある場合には、掻き壊してウイルスを広げてしまい、数が増えていく傾向が強いので、その際はまず湿疹の治療を優先します。 塗り薬で痒くない状態になってから取る治療を行います。 治療はピンセットで物理的に取っていく方法になります。 そのまま取ると痛いので、処置の1時間前にペンレステープ(貼る麻酔薬)をイボの一個一個に貼ってきていただいてから行います。 先の丸いピンセットでイボをつまみ取っていきます。 軽く出血しますが、当日入浴できますし翌日からプールも入れます。 ニキビ ニキビは毛穴が塞がってしまうことから始まります。 思春期の頃は性ホルモンの分泌増加により皮脂量が増えることで毛穴が皮脂で塞がってできてきます。 一方20歳代半ばからの大人のニキビは皮膚表面の角質が厚くなることにより毛穴が塞がりできてきます。 本来日々剥がれていくべき角質が、新陳代謝の低下により残ってしまい毛穴を塞いでしまいます。 原因として疲労・ストレスの要素が大きいです。 就職、転職して数か月後からニキビが悪くなってきたという方をよく見かけます。 また月経前に悪化するのは、女性ホルモンの作用で皮脂分泌量が増えるためです。 治療は、まずは丁寧に洗顔して余分な皮脂を取り去った後、基礎化粧品で十分潤いを与えてやることが大事です。 ニキビができるからと言って洗いっぱなし乾燥しっぱなしの状態にしておくことは間違ったやり方です。 塗り薬はニキビの状態や肌質にあったものを選択して処方します。 作用の違いから二系統あります。 毛穴のつまりを改善していく効果があるアダパレンゲル、過酸化ベンゾイル。 アクネ菌を減少させる効果がある抗生物質のクリンダマイシンゲル、ナジフロキサシンクリーム、オゼノキサシンローション。 両系統の合剤もあります。 毛穴のつまりを改善させるタイプの塗り薬は、数か月根気よく塗っていただくとニキビができにくい状態になってきたと実感できてくると思います。 ただし塗り始めの2週間程度は塗った部分が乾燥し、人によっては赤く痒くなったりヒリヒリしたりすることもあります。 保湿をたっぷりしてこの時期を乗り越えて使い続けることが大切です。 飲み薬としては皮脂量を調節する作用のあるビタミン剤を処方することが多いです。 痛みを伴う腫れの強いニキビには最初の2週間程度、抗生物質の飲み薬を処方します。 慢性的な方には漢方薬が有効なこともあります。 保険外診療のご案内 シミ.
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