婚約破棄のイベント、早く来い】の連載版です。 上記短編は一迅社様より発売の【悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ! アンソロジーコミック2】の六話目に漫画版が掲載されています。 【あらすじ】 小さな国アルディナ、そこで外交官の娘として生まれたリウム=グリーディはアルディナの第一王子の婚約者として、そして外交官として日々を過ごしていた。 ある日前世の記憶を取り戻したリウムは自分がとあるゲームの悪役令嬢として生まれ変わった事を知る。 リウムは主人公である妹のプルムに婚約者の王子を奪われ、国を追い出される立場。 それを思い出した事で、自分がやってもいない妹への嫌がらせで責められていたこと、他国では評価される外交の成果が国内ではなぜか評価されないことの理由を知ったリウム。 ……アルディナには、ゲーム補正が働いている。 自分が何をしようとも、アルディナの中ではゲーム通り悪役にされてしまうことに気が付いた彼女の胸に湧きあがったのは歓喜だった。 「婚約者がいるから、身分の差があるから、アルディナの令嬢として生きる責任があるから。 そんな風に諦めていた恋が叶いそうなので、身分差のせいで思いを伝えられずにいた両想いの執事と共に国を出たいと思います」 たとえ自分が国を出たことで、今まで守っていたアルディナに危機が迫っても、敵意を向けてくる人達に愛を向け続けることはできない。 リウムが追放され、プルムが主人公として王子と結ばれるゲームストーリーは終わりを告げる。 この先の未来は定まってはいない。 追放された悪役令嬢の、ゲームには描かれないストーリー後の物語。 異世界[恋愛] 連載:全25部分• 身分差 乙女ゲーム 悪役令嬢 恋愛 執事 女主人公 西洋 ハッピーエンド ざまぁ 甘々 異世界• R15• 読了時間:約233分(116,457文字)• ブラック企業に勤めていた主人公は通勤中に事故に遭い、気付けば大好きな乙女ゲームの最新作の世界に転生していた。 最推しが第一作目に登場したキャラだったため少しがっかりした主人公だが、攻略対象の一人だったキャラと恋人同士に、ゲーム主人公とは友人になり日々を過ごす事に。 そんなある日、恋人が婚約破棄を告げてきた理由は我が儘し放題の姉の事で……。 婚約破棄に加えて冤罪まで掛けられ、特殊な空間に永遠に一人きりで幽閉される事になった主人公だが、実は持っていた前世の世界へ繋がるパソコンで幽閉生活を満喫する事に。 そんな主人公の元に何故か最推しキャラが訪ねて来る事から始まるちょっと変わった異世界話。 異世界[恋愛] 完結済:全45部分• 乙女ゲーム 悪役令嬢 日常 ギャグ ほのぼの 女主人公 和風 ハッピーエンド ざまぁ シリアス 恋愛• 読了時間:約361分(180,091文字)• 旅行中眩暈に襲われた空井彩音は見覚えの無い部屋の中で目覚める。 そこはまるでゲームのような世界だった。 魔王討伐の戦争が終わり共生を目指す人間と魔物が距離を掴めずにいるその世界で、元の世界で行方不明だった叔父に再会する彩音。 叔父に頼まれ、叔父の店の食堂を担当する事に。 え、この店のお客さんって魔物なの? 店での関わりを通して魔物と人間の共生への小さな縁を結んでいく内に三人の男性客と親しくなった彩音は、初めての恋心に悩まされる事になる。 その一方で今までの人生、そして先の魔王討伐の戦争で感じた思いを消化していく三人の男性客。 それぞれが自分の感情の答えを探すお話。 異世界[恋愛] 完結済:全44部分• 異類婚姻譚 乙女ゲーム 日常 女主人公 料理 異世界トリップ 人外相手 ファンタジー 恋愛 アイリス大賞4 友情 ハッピーエンド• 読了時間:約565分(282,469文字)• syosetu. 【あらすじ】 ある国の王子の婚約者として生きて来た私。 ある日戻った前世の記憶で自分がとあるゲームの中に生まれ変わった事を知る。 ゲームの中での私は悪役令嬢として、妹である主人公に婚約者の王子を奪われ国を追い出される立場。 その事に気が付いた時、私の心に湧きあがったのは歓喜だった。 あれ、私にとっては断罪イベントって最高のイベントじゃない? 婚約者がいるから、身分差があるから。 そう諦めていた恋が叶いそうなので、後々妹達にダメージを与えるようにしつつ、身分差のせいで思いを伝えられずにいた両想いの相手と国を出たいと思います。 異世界[恋愛] 短編• 身分差 乙女ゲーム 悪役令嬢 女主人公 西洋 ハッピーエンド 恋愛 執事 ざまぁ• 読了時間:約8分(3,889文字).
次のカフェでのお茶の時間は思ったより早く終わってしまった。 結局二人きりで話が出来たのは三、四十分ほど。 ただでさえ楽しい時間などあっという間に過ぎていくというのに、こんな短時間など振り返ってみれば刹那に等しいものである。 でも毎週五分かそこらしか二人で話せない現状で、この一日はまさに破格の一日。 一足跳びに、一気に距離が近くなって何でも相談してくれる相手に昇格出来たらいいのだけれど。 現実はそんなに甘くなく、確かに楽しい時間ではあったけれどもカサンドラは相変わらず彼が自分のことをどうとらえているのか分からずヤキモキしてしまう。 少しでもカサンドラのことに興味を持ったり、好感を抱いてくれたらいいのだけど…… 彼の心の数値は測れない。 「それでは王子、ジェイク様。 本日はお誘いを頂戴しありがとうございました。 とても実りある時間を過ごすことができ、わたくし自身大変勉強になりました。 リゼさん、デイジーさん。 また教室でお会いしましょう」 店の傍で既に馬車が待機し、カサンドラが出てくるのを待っている。 「こちらこそあちらこちらに付き合わせてしまって申し訳ない。 ……楽しかったよ、また月曜にね」 「お疲れさん、俺とアーサーはもう少し廻ってから寮に戻る。 じゃあな」 流石に彼らの後について出たり、ジェイクを更に引き留めるようなことはリゼ達には出来ない。 彼女達はまだまだここで時間を潰すんです、という様子で自分達が引き上げていくのを手を振って見送ってくれた。 ……絶対来店時のイベントは彼女の作為があっただろう……と喉元まで出かかっているが、何とか押しとどめにこやかな笑みを浮かべるのみだ。 普段このような場所を利用しない彼らだから、『そういうものか』と疑問に思っていない様子だがカフェに変な認識を植え付けてしまったらどうしよう。 どのお店もカップル数をいちいち数えて記念のたびに祝っているのかと勘違いされているかも。 まあいいか、そうそう彼らが立ち寄る場所でもないのだし。 また来週。 週が明けたら、何かが変わるかも知れないと期待に足取りも軽くなる。 聖アンナ生誕祭という大きな行事をやり遂げ、そして週末は半日一緒に行動して。 これで距離が縮まらなかったら、それこそ嘘だろう。 日曜日は舞踏会に着ていくドレスが未だに決まっていないという焦りにかられ、アレクと一緒に頭を突き合わせてうんうん唸っていた。 母親という素晴らしい相談相手が遠方にいるのだが、まさかこの歳になってまで着ていく服を選んでくれだなんてカサンドラも気が引けて頼めない。 どうにもならなくなったら頭を下げるが、限界まで頭を悩ませることに決めた。 まだ一か月の猶予があるし、既に仕立てをお願いする職人は押さえているので出来ませんなど言われないはず。 デザインも色も決まらないから当然取り寄せる布地も決まらない。 割とカサンドラはピンチなのである。 色々日常が忙しく後回しにしていたツケが今ここに。 そんなドレスが決まらないことを王子に愚痴っても仕方ないので、先日誘ってもらったお出かけのお礼をしたためた手紙をいつも通り彼の生徒会室の席に置いてきた。 そこまではいい。 変化など求めるべくもない、だって日曜日も月曜日の早朝も『王子』本人と顔を合わせたわけではないから。 きっとこの間の会話を足掛かりにして、王子はもっと自分と親しく振る舞ってくれるのでは……!? 全く知らない顔見知りのクラスメイト状態からは脱却したと思う、ならば対応に変化があってしかるべき。 ゲームの中なら、好感度が上がったことは出会った時の挨拶や声掛けの変化でも分かりやすく確認できるものである。 最初は他人行儀でそっけなかった攻略対象が、次第に親し気に話しかけてきたり。 最終的には出会い頭で頬染め状態になったり、画面を通じての段階の変化は一目瞭然であった。 ガラッと前方の扉を開けて、入ってくる王子様ご一行。 相変わらずきゃあきゃあと多くの生徒に囲まれて色んな方向から話しかけられる王子達。 そして王子はカサンドラと視線を合わせて、ニコッと微笑んで軽く手を振った。 ……先週まで自分と目が合った時にする挙動と、一分も変わらない通常通りの振る舞いをする王子がそこにいる。 席に座り、それ以降は周囲の生徒達の話に耳を傾けてうんうんと頷く王子の後姿しか見えなくなってしまった。 えーと…… もう少し、何か、こう…… カサンドラは素知らぬ風で会釈を返し自分も席に座ったのだけど。 両肘を机に立て、少しばかり険しい表情になってしまうくらいは動揺していた。 いきなり傍に来て挨拶をしてくれるとまでは望まなかったけれど。 せめて目が合ったら週末のことを思い出すような素振りが欠片くらいはあっても良いのではないでしょうか……? まるで先週末の出来事がごっそりと彼の記憶からこそげ落ちてしまったのではないかという、変化のなさっぷりにカサンドラは内心困惑している。 少しずつ段階を踏む、その一段上がったことを全く感じさせないその対応。 決して彼が失礼な態度をとったりカサンドラを意図的に傷つけようなんて思っているわけではないのだ。 あくまでもカサンドラが期待しすぎていたために、無変化状態に「???」と疑問符が乱舞しているだけ。 どういうことだろう。 乙女ゲームの世界だからと、その様式美を非攻略対象の王子に当てはめてしまった。 何らかの急激な対応の変化を期待してしまった自分が間違っていたのだろうか。 人間、そんなに機械的に心の機微をはかることなど出来ないという神様からの警告なのだろうか……? いや、待てよ? 逆転の発想で考えよう、やはりここは乙女ゲームの世界で。 例えば。 可能性が脳裏を過ぎり、ゴクリと喉が鳴った。 ある程度好感度が上がれば、フラグイベントが起きないとそれ以上仲が進展しない停滞期に陥ることがある。 要するに『イベント待ち』状態。 条件等を諸々満たして、後は恋愛シナリオを進めるための必須イベントが起こるまで待機中。 何か彼にとってもっと重要な出来事に遭遇し、それを経ることによって初めて彼との仲が一歩進展する。 そんな話だったとしたら? ……一体、そのフラグイベントって何? どこ? いつ? 今、起こせる条件はそろっているの? 分からない、ジェイクやラルフ達はいつどこで何を選択すればイベントが進行するのか分かる。 効率よく好感度を上げるため、パラメータ至上主義に則ってカサンドラなら完璧に立ち回りを三つ子にアドバイス出来るはずだ。 だが王子に関してまでこの世界の恋愛ルールが適用されるなら、本当にミスが出来ないではないか。 主要キャラクター以外の、いわゆる『モブ役』と呼ばれる自分達以外のゲームに名前の出ていない生徒にまでルールが及んでいるかは検証できないのでこの際考慮しない。 だが曲がりなりにもカサンドラと王子は説明書に名前が書かれるこの世界の根幹を形作る人物の一人。 まさか乙女ゲームルールが適用されるの? ただでさえ難攻不落の王子様を予備知識なしでノーセーブノーリロードで攻略しろと? 無理ゲーじゃない……? そもそもこの世界が勝手に作った王子のフラグイベントを初見で看破しろとかハード過ぎる。 あくまでも『可能性』の段階ではあるが、もしそうだと確信が持てたらカサンドラは絶望するかもしれない。 これは王子の態度が先週から変化がない事へ理由をつけたいだけに辿り着いた推論だ。 実は先週末のデートもどきなど、王子にとって大したことではない日常風景の一つに過ぎず。 カサンドラへの印象が全く変わらない一日だったというだけの可能性も…… いやいや、そっちの方が大問題な気がする。 カサンドラ一人あんなに浮かれて何してるの? という話に帰結する。 王子が本当に女性に対して不慣れで不得手、いちいち反応を変えることも出来ないくらいの朴念仁なのだ。 そうに違いない。 きっとそうだ! 先週よりは親しくなったはず! 少しは仲良くなった……と、勝手に思っても良いのだろうか? 「カサンドラ様、どうかなさいましたか?」 あまりにも難しい顔で考え込んでいたせいだろうか。 眉間に皺が寄っていたようで、傍を通りかかったリナが驚いて声を掛けてくれた。 「体調がよろしくないのでは?」 「お気遣いありがとうございます。 少しばかり悩んでいることがあって、つい表情が険しくなってしまっていたかもしれません。 はしたないところを見られてしまいお恥ずかしい限りです」 リナの頭に留められた青いリボンがふわっと揺れる。 「カサンドラ様、私にもご協力できることがあればいつでも申し付けてくださいね! いつも助けていただいてばかりだというのに、お力になれないのは心苦しいです」 彼女は憂いを込めた真剣な眼差しでカサンドラを見つめる。 澄んだ空のような、綺麗な蒼の瞳に渋面の自分が写り込む。 実は王子とのイベント云々に関して考えていました、なんてとても言えたものではない。 だが何でもないと首を横に振っても彼女としては気がかりなことが一つ増えた状態になるだろう。 カサンドラは出来る限り表情をやわらげ、口元を手で押さえた。 「来月のことですが……お城の舞踏会に招待されました。 この度、今までと違う色でドレスを仕立てようと思っているのですが自分に合うデザインが中々見つからず、気ばかり急いてしまって。 わたくしは美的センスというものが欠如しているのですね、これというものを選べません」 全て事実だ。 王子のことと関連する舞踏会案件、ドレスの一件をどうするかは火急の用なのだから。 尻に火が点いているという焦燥感に苛まれているカサンドラである。 「そうだったのですか。 カサンドラ様のお洋服は青みの入ったものが多いような気がします。 リナも印象に残っているのだろう。 ここで赤だの黄色など原色系で派手な色を選ぶと、カサンドラの美人だけれどキツい顔立ちのせいで派手さが増してケバケバしくなるという罠が発動する。 舞踏会だから化粧もふんだんに使うのだ、全てが派手の合わせ技では成金趣味にしかならない。 自分一人だけならまだしも、それに王子を付き合わせるなどとんでもない話なわけで。 いくら明るい色もいいんじゃない? と言われたからと言って…… 拘り過ぎた結果の大惨事は御免被る。 リナの魅力の値は毎週のカサンドラの別邸招待の際のお茶会でメキメキ上がっていることと推測される。 彼女の目から見ても、派手な色は止めた方がと言われれば無難な色にしようと心に決めた。 「いえ、そのようなことは決して…… 申し訳ありません、カサンドラ様、少しお待ちください!」 きょろきょろと教室内を見渡した彼女は、一人の女生徒の傍に駆け寄って話しかける。 驚いて肩を跳ねる少女を説得するリナの後姿を首を傾げたまま見守るカサンドラ。 あの子はリナとよく話をしている、大人しい性格のクラスメイトだった。 「貴女は……」 「ご、ごきげんようカサンドラ様」 消え入りそうな語尾とともに、少女は頭をペコっと下げる。 「わ、わたし、シンシアと申します」 緊張で舌が上手く回っていないようだ。 「勿論存じております。 ゴードン商会のシンシアさんですね」 リナがどうしてシンシアを連れて来たのか分からなかったが、肩より少し長い髪の女の子。 近くで見上げると睫毛が長く、均整の取れた顔立ちだ。 普段控えめで長い前髪のまま俯いていることが多くて気づかなかった。 彼女は少し俯いた後、赤面した顔でカサンドラに向き直る。 「カサンドラ様がドレスのことでお悩みとお聞きして、お力になれないかと……その……」 その勢いに若干面食らう。 こんなに大きな声が出せる子だったのかと驚くばかりだ。 「ありがとうございます。 ですが大変申し訳ありません、今回は別の商会を通して裁縫ギルドの職人と契約を結んでいます」 彼女の商会も規模としては大きいけれど、レンドールとの付き合いはなかった。 それにゴードン商会は農作物で交易を行うことを主な生業としているはずだから、パーティドレスの売り込みは最初から考えていないはずではないか。 ドレスの仕立てなどはがっちりと既得権益で守られていて、新規参入など無理筋であろう。 「あ、そのような大それたことは考えておりません。 ええと、わたし、裁縫が趣味で……」 「シンシアさんは縫いぐるみを作るのがとても上手なんですよ」 リナもそう言ってシンシアを援護する。 「それで、その、縫いぐるみの服など、自分で作ることもあって…… 服の形を考えるのも、好きなんです」 そして彼女はわたわたと落ち着かない様子で、自分の席に戻る。 即座にノートの用紙を一枚破って、カサンドラの机の上にそれを乗せるという奇妙な行動をとった。 そんなに緊張しなくてもいいのにと首を傾げているカサンドラの視界に、彼女の腕がシャッと動いた。 犬を描けばウサギと間違われ、猫を描けば鼠と空目されるような特徴を捉えるのがほとほと苦手な歪んだ筆致のカサンドラ。 自分と比べるなど烏滸がましいほど、シンシアの手は滑らかに動く。 まるで本職のような綺麗な勢いのある線を魔法のように描いていくシンシアの手元を食い入るように見つめた。 こんなにイメージ通りに絵で表現できたら楽しいだろうな。 シンシアは手先が器用なのだと初めて知った。 「カサンドラ様が明るい色を選ばれるなら、肩から袖にかけてこんな風に…… 出来れば基調は白が良いです、そこに黄色の薄い紗を重ねて……腰回りの飾りのこの部分に赤い色をさして。 袖口とひざ下の模様はこんな形で、金糸刺繍だと映えると思います。 あ、背中は大きく開けた形ですがこの上のところでリボンを結んで…… 舞踏会ですから形はボールガウンだと思うのですが、全体としてこのような形のドレスはいかがでしょう?」 とても即席で一発書きしたものとは思えない、腰から下がふわっと広がるドレスだとハッキリ分かる主線。 それにサラサラと飾りや布を書き足していき、更に色指定つきだ。 「背中のデザインです」と端っこの方に描き添えているのが芸が細かいというか。 これに色が乗ったら、黄色や赤が入っているドレスでも大丈夫ではないか? 「まぁ、これはとても素敵なデザインですね。 ……シンシアさん、可能であればこちらの用紙をわたくしに頂けませんか?」 即興でここまで相手に似合うようなデザインが湧き出てくるなど、この娘、天才か……!? カサンドラは思わず席を立ち、シンシアにお願いすることにした。 今まで何枚も職人の薦めるデザインとにらめっこしていたが、カサンドラの心にトスッと矢が突き刺さるような絵がそこにあった。 白黒のはずの線なのに、指定された色が目に浮かんでくるようだ。 「わ、わたしは舞踏会に出たことがありませんので、これは…… 想像と言うかカサンドラ様にはきっとこういうドレスが似合うだろうなと思って……」 ……ん? 何で自分のドレスのデザインを彼女が想像する必要が……? 一瞬引っ掛かる部分がなかったわけでもないが、ちゃんと自分が気にしていた派手になりすぎないという条件をクリアしたもので。 これを職人に見せ参考にしてもらわなくてはと心が震えた。 「素人のデザインですから、あの…… 少しでも、アイデアを取り入れていただけたら嬉しいです!」 はにかみ笑うシンシアの表情が初々しいというか、とても愛らしく見えた。 一番可愛くない、可愛げがない女性は自分なのだ。 女子力がないのはこの世界で生きるのに結構なハンデだろうな、と軽く自分に失望するカサンドラだった。
次の
そんな彼女に転生した百合好きの少年、圓 まどか は今度こそ平和で平穏な、好きなだけ百合を愛でられる人生を送りたいと願うのだが……。 乙女ゲームのボツ設定が復活してラピスラズリ公爵家が国王陛下のための毒剣一族だったり、関わりたくない王族の現国王陛下が向こうからやって来たり、関わりたくない攻略対象の家族や本人とやたら関わったりと、もう滅茶苦茶。 これは破滅フラグ回避という悪役令嬢の本業を全くできないまま、二歳で商会経営、三歳で外政参加、他種族差別撤廃に向けた活動、五歳で隣国の中枢の不祥事解決、隣国の領主就任、と様々な事業を前世のぶっ壊れスペックで解決していく、本当は百合を愛でて暮らしたいだけの悪役令嬢 ? の物語。 攻略対象の一人が正式登場するのは三章時点、それ以降も攻略対象本人よりも関係者の登場回数の方が多いです。 主人公は一途にその人のことを想っているため男女問わず第一位は揺るぎません。 相思相愛相ヤンデレです。 大体のキャラや展開に元ネタが存在しますので、下敷きのテクストの差異をご堪能ください。 実在の人物や団体などとは関係ありません。 また、ここに書かれている思想全てを作者のものと考えるべきではないことをここに記しておきます。 1終盤、Act. 4-33,44、Act. 6-30〜32、など。 『浩之、来週家から出て行ってね?』 土曜の朝、親父から急にそう言われた俺、東九条浩之高校二年生。 混乱する俺に、親父は言う。 曰く、その少女は容姿端麗である。 曰く、その少女は成績優秀である。 曰く、その少女は運動神経抜群である。 曰く、その少女はお嬢様である。 今日日、ライトノベルのヒロインでも使わない様な設定がもりもり詰まったその少女にはしかし、その全ての美点を引いてもまだマイナスが勝つ様な欠点があった。 『……桐生彩音って……『悪役令嬢』じゃねーか!』 毒舌で、性悪。 着いたあだ名が『悪役令嬢』なそんな許嫁と始まる、ドキドキ同棲ライフ。 現在は番外編である『えくすとら!』を連載中です。 『えくすとら!』はただのイチャラブです。 頑張った主人公の為のボーナスステージ扱いです。 『わくわく! 恋の学園大戦争!』、通称『わく学』。 平成最後、令和最初のGWに発売された乙女ゲームであり……そして、『伝説のクソゲー』としてその名を馳せた乙女ゲームである。 攻略対象が全員ポンコツ、魅力を感じないという乙女ゲームとして致 命的な欠陥を持つそのゲームに、騙されたと感じながらも、それをプレイしていた藤堂里香は気付いたら『わく学』の世界に転生していた。 そう、ヒロイン……ではなく、ライバルである悪役令嬢…… でもなくて、モブキャラである公爵令嬢、アリス・サルバートに!! 情報が少なすぎてどう行動するのが正しいのか分からないアリス。 だが、やがて気付く。 そう、気付いてしまう。 ……ゲームのキャラみたいなポンコツな行動を攻略対象が取っていれば、きっとこの国は亡びる。 そうなれば公爵令嬢である私の身も危険だ! 教育だ! このアホどもを教育して、この国が生き残れるようにしてやる!! このお話は、クソゲーの世界に転生してしまったら一人の女性が、公爵令嬢としてこの国のトップ層の教育を行い、やがて『王国の肝っ玉母さん』と呼ばれながら、それでも攻略対象を次々と攻略していくお話である。 ……たぶん。 善良な王を誑かし、堕落させた女。 いまもなお、彼女は大国の頂点に君臨する。 傾国の女を巡って男たちが奪い合い、やがてそれが大きな歴史の流れを生み出すことに……。 男 を惑わす花は、いまだに陰ることなく。 『傾国の悪役令嬢、その貴種流離譚』のその後の物語。 主人公サイドのキャラも清廉潔白な人間ではありません。 「我が国を乗っ取ろうとした魔女め。 お前の野望もこれまでだ!」婚約破棄を王子は喜んでいるが、貴族たちは戦慄していた。 王子の婚約者という縛りからマリアが解放された。 それはつまり、王位を巡る争いの幕が上がったということ。 国の要職にある男たちを誑 かし、国の頂点に立つ女となったマリア。 「傾国」「魔女」それが彼女に与えられた称号だった。 ほんの数年前まで、何も持たない無力な少女だったのに……。 全てを失って故郷を逃げ出し、やがて大国を揺るがすほどの悪役令嬢へとなっていく少女の、権力と寵愛を巡る貴種流離譚。 主人公サイドのキャラも清廉潔白な人間ではありません。 貴種流離譚につき、物語はヒロインの苦境から始まります。 文章の修正や書き直しをしたい箇所がいくつかあるので、時々「連載中」に変更されることがあります。 僕は世界一可愛い妹、アゼリアの2番目の兄である。 記憶も曖昧、一体全体、何をどうすりゃいいの? 僕は世界一可愛い妹、アゼリアの2番目の兄である。 名前は、まだない。 これは「聖女」に現を抜かす婚約者を婚約破棄へと誘導する「悪役令嬢」の物語ーー。 東西南北の砦を任せられた辺境伯爵家の一角、北の領地を任せられたブラックウッド辺境伯爵 家は前代未聞の危機に晒されていた。 辺境伯爵家の長女、ダリア・ブラックウッドと国王の庶子、第二王子アレクシス・コンラッド・コヴィントンは十年前に婚約を結んでいる。 「泣き虫のアレクシス、貴方がなにを望んでいようとも私には関係はありません。 貴方の望みを押し付けるような真似はしないでください」 「心のない女性と婚約をさせられた僕の不運を心の底から恨むよ。 僕はお前になにも望まない、だから、お前も僕になにも望んでくれるなよ」 そこには愛はない。 恋もない。 ダリアは泣けばなんとでもなると思っているアレクシスのことを嫌っていた。 アレクシスは可愛げのないダリアのことを嫌っていた。 それでも婚約は絶対だった。 「アレク様はあたしを愛してくださっているの! まあ、当たり前よね? 性格の悪い婚約者よりも可憐で愛らしい恋人を優先するのは男として当然のことだわ。 あなただってそのくらいのことはわかるでしょ?」 しかし、その大前提は危機に晒されてしまう。 魔法学園の三年生となったアレクシスには二歳下の可愛い恋人ができた。 溺愛する恋人は「聖女」の資格を与えられた子爵令嬢、ライラック・ロベリア。 ライラックはアレクシスの恋人だった。 しかし、ライラックの恋人はアレクシスだけではない。 そのことを知った国王陛下はお怒りになった。 その怒りは次から次へと飛び火し、収拾のつかないことになっていた。 理不尽な三日間の謹慎処分を下されたダリアは故郷に戻る。 そして、父親から告げられた「極秘任務」によりダリアの穏やかな日々は終わりを告げることになる。 「メイヴィス・エミリー・バックス公爵令嬢との婚約を破棄する!」 メイヴィス・エミリー・バックス公爵令嬢は婚約者から一方的に宣言をされた。 心当たりはない。 ただ、婚約者の腕に大切そうに抱き締められている少女の存在によるものだということは見てわか った。 それが婚約破棄などという無作法な行いをさせているのならば、それは咎めるべき行為だろう。 メイヴィスは婚約破棄をされていながらも冷静だった。 しかし、メイヴィスの態度が気に入らない婚約者によって、バレステロス監獄の地下牢へと入れられた彼女は冷静だった。 いや、冷静すぎたのだろう。 メイヴィスは頭の良い公爵令嬢だった。 だからこそ、自分自身の投獄により家族の立場が危ぶまれることに気付いてしまった。 婚約破棄された公爵令嬢は自ら死を選ぶ。 しかし、その魂は再び「メイヴィス・エミリー・バックス」として生まれ変わるのだった。 メイヴィスは死を選んだことを後悔していなかった。 しかし、同じことを繰り返すつもりはない。 婚約破棄をされて自ら死を選んだ公爵令嬢は、強かに生きる。 今度こそ幸せになりたい公爵令嬢は転生した世界で未来を切り開いていくことを決めるのだが、悲しいことに悪役令嬢である彼女は世界から愛されない運命だった。 転生したメイヴィスは知ってしまう。 メイヴィスの存在は王国の平和を壊しかねないものなのだということを。 【2019年9月27日より読書アプリ「まいどく」にて配信をしております。 基本的に無料でご覧いただけます。 小説家になろうとは異なる展開も楽しめるかと思います。 】 「可愛いアリア。 二度もお前を失うなど私には耐えられないのだよ」 女公爵イザベラ ・スプリングフィールドには前世の記憶がある。 自らの死を強く乞うほどに後悔だらけの前世だった。 命を落とすその時までイザベラの心の中にあったのは、異母妹を見殺しにしたあの日の後悔だった。 女公爵は後悔の中、命を落としたはずだった。 理由はわからなかったものの、彼女は運が良かったのだろう。 死んだ筈の女公爵は目を覚ました、それは、異母妹を見殺しにする前日のことだった。 二度と異母妹を失うことのないように、今度こそ、大切な家族を守れるように。 前世の後悔を胸に秘めた女公爵は決心した。 それは運命を壊す一歩だとしても彼女は止まらないだろう。 「婚約破棄をするのならば正式な手続きを交わすべきではございませんか? スプリングフィールド公爵家と皇太子殿下との婚約は、皇家からの申し出であったと記憶しておりますが」 溺愛する異母妹を救う為ならば、怖いものなどはなかった。 全ては可愛いアリアと一緒に生きていく為! その為ならば手段は問わない。 それで皇族侮辱罪に問われるのならば、皇国を捨てる事も問わない。 生まれ持った魔法の才能も剣術の才能もある。 公爵位を継ぐ為に学んで来た領地経営や交渉術を使えば、苦労なく生きていける事を知っていたのだ。 結果的にイザベラは異母妹を溺愛するシスコン公爵として名を馳せることになるのだが、それは、彼女にとって名誉なことだろう。 「二度と死なせはしない。 だから、私と一緒に生きてくれないか?」 これは異母妹を溺愛する女公爵と悪役令嬢の異母妹の物語である。 五月二十一日から外伝、第二部を連載いたしました。 訳がわからないオリヴィアだったが、この婚約が間違いであるこ とだけはわかった。 どうやらデュリオはオリヴィアの怪我の責任を取って婚約することになったらしい。 それはとても不公平だと感じたオリヴィアは、つらそうな表情で無理して笑うデュリオを見て強く誓った。 将来、デュリオが本当に好きな人と結婚できるよう、その時に憐れに思われることなく婚約を破棄してもらうために立派な淑女になろうと。 そうしてオリヴィアは来たる婚約破棄の日を目指して、努力を始めるのだった。 』のスピンオフとなっておりますが、この作品のみでもご理解いただけると思います。 名門アンドール侯爵家の令嬢、エリカ・アンドール。 彼女は次から次へと男を手玉に取る悪女。 そして気に入らない相手には、力でもって制裁を加える傲慢な人間。 たかが十六歳の小娘に何が出来るっていうのよ。 本当にも う。 それなのに噂ばかりが大きくなっていくわ。 でも、いいの。 わたしにはいつも味方をしてくれる親友のリザベルと大好きなギデオン様がいてくれるもの。 だから、わたしが将来の国王となる王子殿下の正妃候補だなんて、あり得ない。 わたしはギデオン様と愛ある結婚をして、田舎の小さな家で幸せに暮らすんだから。 まあ、まだ片想いだけど、いつかきっとね。 にてコミカライズ連載開始です!!(コミックPASH! は無料サイトです) 武浦すぐる先生が魅力増し増しで描いてくださっているエリカたちをよろしくお願いいたします! また主婦と生活社さま「PASH! ブックス」より全3巻発売です! 「わたし、じゃない、わたくし、シャル、じゃなかった。 アシル殿下の婚約者(悪役令嬢)として、しっかりお役目を果たしてみせますわ!」 「何で言い直した?」 「それが王太子殿下の婚約者(悪役令嬢)であるわたくしの役目ですもの!(エッヘン!)」 そんな悪役令嬢を目指すぽやぽや天然勘違い暴走侯爵令嬢と婚約者溺愛王子と巻き込まれ男爵子女の話。 「貴様、男爵家の娘の分際で俺のヴィーに付き纏うとはいい度胸だな」 「違います! 誤解です! むしろ私が付き纏われている側ですって!」 「黙れ、ヴィーを誑かす女狐が!」 「キャー!」 「逃がすか!」 「まあ! ルシンダさんったら! 淑女がそんな風に走るなんてはしたないですわよ! メッ! ですわ! お待ちなさいなー!(トテトテ)」 「ああ、ヴィー。 そんなに走ったら危ないだろ。 転けて怪我でもしたらどうする」 「きゃっ。 離して、シャル。 じゃなかった、アシル殿下。 わたくし、あの方に淑女としての心構えを指導しなくてはなりませんの!」 「わざわざヴィーが気にかける必要なんてないだろ。 あの娘のマナーが無様で目障りなら、適当にマナー講師を用意するから」 「駄目よシャル。 ルシンダさんの相手は、王太子殿下の婚約者(悪役令嬢)であるわたくしの役目なの。 だから離してちょうだいー!(ジタバタ)」 「沼の住人が乙女ゲーのヒロインなんてありえない! だからここは貴族版牧場物語の世界よ! 道楽で牧場経営するナメプお嬢様になって沼を堪能するの!」 某乙女ゲーム(諸説あり)に似た世界で、ゲームでは魔王すら捨て駒にしてヒロインも攻略対象者も絶 対殺すウーマンと化す、国唯一の公爵令嬢に転生した主人公(幻覚強めの雑食系オタク。 非プレイヤー)が悠々自適のエレガントスローライフを目指す話。 なのに、なぜかなかなか上手くいかない。 「私の完璧な計算が、どうして?!」 逆ハーフラグ? ジャンル違いです。 お帰り下さい。 お帰りくださぁーい!!!!! 一方その頃、ヒロインに転生モブ(プレイヤー)は田舎でせっせと芋を作っていた。 世界は邪神教徒の戦いから伝説の水着職人とエドワード1世によって救われた。 そして11年後覇権主義に走るエドワードはカミヤとアルーペにエルフの国ネオガーディア帝国を侵略させ宇宙は再び戦火に包まれかける。 そんな時地球の水着職人真一は職を求めて 奴隷に志願し、伯爵リサに取り入ろうと画策した。 一応リサ姫の改定版ですが、原作ほとんど覚えてないので新しい作品として読んでください。 登場人物もリサ、シエル、フォートレス、真一、ルリ、サラサ、エドワード、神の使徒ファーリ、キートン、ルーシェリー位しか覚えてないので。 因みに何で失業した位で奴隷に志願したんだ?と言う意見があったので、改訂版では真一の事情を追加しました・・・。 よろしくお願いします。 衝撃を受けた瞬間、思い出した。 私はここじゃない世界を生きていて・・・そしてどうやら死んでしまったらしい。 惣流由紀子はごく普通の社会人だったが、気が付けばやりこんでいたソーシャルゲームの中に存在していた。 しかも、一番思い入れがあったキャ ラクター。 第一章で心の底から愛していた王子に誤解され、婚約破棄をされて身投げする金薔薇姫ことロジエに。 もちろん王子も好きだけれど、私はロジエを救いたい。 ただただ波風ない生活をしたい。 そのためなら華のある人生も、恋人も、なにもかも関心はない。 そういうのはゲームの世界だけで十分、それが華宮百合香の生き方だったはずだった。 ある日ゲームの電源を入れた彼女は、神様の間違いでゲームの中を生きるゲーム キャラに選ばれてしまう。 よろしくおねがいします! 悪役令嬢に転生したから、デッドエンドを迎えて華々しく死ぬぞ! そんな決意をする「ストーリーで死ぬことが確定している悪役令嬢」になった主人公。 本来なら死なないようにするが、転生した悪役令嬢が推しの主人公にとってはその生き様が至高だった。 なんと、転生前は男だったのだ。 男の意識、原作知識が複雑に合わさって生まれたのは……イケメンでクールな宝塚系令嬢。 悪役令嬢の「私の顔を知っているのかしら?」というようなシーンですら、乙女ゲーのイケメンムーブになってしまう。 そして当然ながら始まる原作崩壊! 当然、イケメンたちも黙っちゃいない! 剣に魔法にライバルに! そしてライバルのはずの原作主人公は悪役令嬢ルートに突入!? はたして悪役令嬢を全うして死ぬことができるのか!? 悪役令嬢転生コメディ! リリー・ホワイト・アコラサード伯爵令嬢13歳は兄のハスタとハイキングに出かけたとき、異国に住むビエント・アネモス・アストラべーという男性に会い、初めて風魔法を教えてもらう。 数時間一緒にいただけで、リリーはビエントの事を好きになった。 どうした ら会えるかと聞くと、笛を渡された。 もう一度会いたくて、リリーは飛ぶ練習と風魔法の練習を始めた。 リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。 国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。 リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。 相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。 婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。 それ受け入れられ、リリーは清々した。 婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。 会いたかったビエントに会えた。 過ごすうちもっと好きになる。 必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。 旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。 最終目的はダンジョンの攻略。 悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。 メインはリリーが王女になるまでのシンデレラストーリーです。 今回も辞書を開いた場所の横文字を名前に使っていますが、意味はありません。 侍女は今回もメモリーにちなんで、モリーとメリーです。 楽しんでいただけますように。 ブックマークしたいただけると、不定期のオマケはわかりやすいと思います。 評価していただけるとポイントがつくので、評価お願いします。 やる気に繋がるので、どうぞお願いします。 リリアン・ホワイト・ツールスハイト公爵令嬢は、わずか16歳で斬首刑にて死刑になったはずだった。 目を覚ますと、死ぬ前に戻っていた。 婚約者のシェル・コテ・エパシオ殿下は、子爵令嬢のアウローラにべったりで、この際、婚約破棄していただき、リリアンは 医療茶葉認定医として自由に生きていきたいと思っていたのに、殿下は、急にリリアンに気があるそぶりで、前世とは違ったシナリオで生活が始まった。 分岐点ごとに、兄のグラナードに相談しながら、慎重に生きている。 前世ではダンスパーティーに盛大にアウローラに葡萄ジュースをかけて、殿下にひどく叱られたのに、今生ではアウローラが叱られている。 今生では、アウローラが悪役令嬢なのかしら?アウローラが口にした「呪ってやるわ」という言葉でアウローラの正体は魔女だったということがバレて!というシナリオで、楽しく書かせていただきました。 初めての悪役令嬢物。 悪役令嬢のストーリーを読んだことがないので、私が想像した物です。 論点が違っていたら、こんな話なのねと思っていただける嬉しいです。 王子はシェルにしたのですが、時々シャルに間違っています。 間違い探しをしていますが、見つけたら教えてください。 名前は辞典で開いた文字を使っています。 意味はありません。 侍女のモリーとメリーは、メモリーにちなんで、侍女の名は変えていません。 どこでも、モリーとメリーでつけています。 読んでくださりありがとうございます。 ブックマークしたいただけると、不定期のオマケはわかりやすいと思います。 評価していただけるとポイントがつくので、評価お願いします。 やる気に繋がるので、どうぞお願いします。
次の