うつ病 仕事 休職。 【保存版】収入の心配はない?うつ病で休職する全手順と休職後のこと

軽度のうつ病では休職を勧めないこともある~診断基準と治し方

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うつ病による休職とは? うつ病をはじめとした精神疾患を発症した場合には、その原因が業務にあるのか、業務外にあるのかはさておくとして、これ以上労働を継続することは難しく、休職せざるを得ないケースが、少なくありません。 「うつ病」だけでなく、心療内科・精神科では、「抑うつ症」、「うつ状態」、「適応障害」といった診断名もよく出されます。 休職とは、労働者の労働義務を免除するための会社の命令ですが、まずは治療に専念すべきではあるものの、労働者として一番気になるのは、「賃金が支払われるのか?」、「(支払われないとすれば)有給休暇は使えるのか?」といった点ではないでしょうか。 今回解説していきますとおり、休職の原因が業務にある場合には、「業務上災害」として「労災」になるケースも多いわけですが、会社が「労災」を認めてくれない場合には、まずは休職することとなることが多いのではないでしょうか。 参考URL• 労働法に根拠はない 「休職」ということば自体は有名で、うつ病などの精神疾患ではたらけない状態に追い込まれてしまうと、「休職」が頭に浮かぶ労働者の方が多いのではないでしょうか。 しかし、「休職」は、労働基準法(労基法)をはじめとした法律には、その根拠があるわけではありません。 つまり、労働法には、「からだを壊したときには、労働者は休職をすることができる。 」という記載はなく、「休職」は、次に解説するとおり、あくまでも契約上の制度なのです。 「休職」の契約上の根拠がある? さきほど解説しましたとおり、「休職」の労働法における根拠はないため、「休職」をすることができるかどうかは、はたらいている会社において、「休職」をすることのできる契約上の根拠があるかどうかによってきます。 「休職」についての根拠を定める契約上の重要な書面が、「就業規則」と「雇用契約書」です。 常時10人以上の労働者のはたらく事業場では、「就業規則」に統一的なルールを整備しなければならないことが労基法に定められていることから、ある程度以上の規模の会社では、「休職」は就業規則に定められています。 「休職」の意味は? 以上のように、労働法ではなく、契約上に根拠のある「休職」ですが、契約で決まっているものであるため、会社の定め方によって、「休職」の意味はさまざまです。 例えば、「休職」の中には、うつ病のときに活用されるような、いわゆる「私傷病休職」以外にも、次のような多くの種類の休職があります。 私的な(プライベートの)病気、事故のケースの私傷病休職• 刑事事件によって起訴されたときの起訴休職• 選挙で議員などの公職に選ばれたときの休職 この中でも、私的な病気、事故ではたらけなくなってしまったときに用いられる私傷病休職は、「解雇の猶予」という意味があります。 つまり、本来であれば、労働できなくなってしまった場合には「解雇」となってしまうものの、それまでの功績を考えて「休職」にするというわけです。 このように考えると、やはり、業務上の理由によってうつ病となった場合には「休職」ではなく「労災」を申請すべきであることが理解いただけるのではないでしょうか。 参考URL• うつ病で休職したら、給料は払われる? さて、うつ病にかかってしまい、ここまでの解説で「休職」はできそうだ、という方にとって、次に気になるはやはり、うつ病での休職期間中の、生活の保障ではないでしょうか。 というのも、休職の根拠は就業規則などによって定められているところ、休職理由、休職の種類にもよりますが、私傷病休職は、「無給」と定められていることが多いためです。 「私傷病休職」は、労働者側の事情による休職というわけですから、会社が給料を支払わなければならないという労働法のルールはなく、したがって給料を支払うかどうかは、会社にまかされています。 そのため、多くの会社では、休職中は賃金、手当を支払わないとしていることがほとんどですが、まずは就業規則を確認してみるところからはじめましょう。 「就業規則」のイチオシ解説はコチラ!• 休職中に有給休暇はとれる? はたらいている会社の就業規則を見ていただき、「休職期間中は無給とする。 」と記載があると、うつ病で休職してしまったときの生活が不安となることでしょう。 給与をもらいながら休む方法に、「有給休暇(年休・年次有給休暇)」がありますが、休職期間中に、有給休暇を取得すれば、給料をもらいながらうつ病で休むことが可能なのでしょうか。 しかし、この点について、行政通達では、有給休暇は、あくまでも労働義務のある日に取得する休暇であって、労働義務の発生しない私傷病休職期間中には、たとえうつ病であっても、有給休暇を取得することはできないとされています。 つまり、有給休暇によって、うつ病による休職期間中の給与を確保することはできないわけです。 行政通達は、次の通りです。 昭和31年2月13日 基収第489号 「休職発令により、従来配属されていた所属を離れ、以後は単に会社に籍があるにとどまり、会社に対して全く労働の義務を免除されたことになる場合において、休職発令された者が年次有給休暇を請求したときは、労働の義務がない日について、年次有給休暇を請求する余地のないことから、これらの休職者は、年次有給休暇請求権を行使できない」 参考URL• 会社の責任を追及する 最後に、業務による「うつ病」であると考えられるにもかかわらず、会社の対応があまりにも不誠実な場合には、会社の責任を追及するという手も検討すべきでしょう。 会社は、労働者を、安全で健康な状態ではたらかせる義務(安全配慮義務・職場環境配慮義務)があり、「うつ病」などの精神疾患にかかってしまうような職場は、会社がこの義務に違反していると言わざるを得ないからです。 したがって、業務上の理由によってうつ病などの精神疾患にかかったと考える場合には、会社に対する慰謝料請求によって、今後の生活において費消する金銭を、少しでもまかなうことを検討しましょう。 まとめ 今回は、うつ病などの精神疾患によって、休職せざるをえなくなってしまった労働者の方に向けて、休職期間中に賃金(給与)が支払われるのかどうかを中心に、弁護士が解説しました。 また、賃金が支払われない(無給)と就業規則に定められていたとしても、うつ病による休職期間中の生活を、少しでも安定させるための、労働者の対応策も紹介しました。 残念ながらうつ病にり患してはたらけなくなってしまった労働者の方は、生活の安定と、場合によっては会社に対する責任追及などを検討するため、労働問題に強い弁護士に、お気軽に法律相談ください。

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うつ病休職者の復職タイミングは?あなたは焦ってないですか? | 【うつ病バイブル】

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「うつ病を理由に休職ってできるのかな?」 「うつ病で休職する場合は、何をすれば良いんだろう?」 「うつ病で休職したいけれど、休職後のことなどに悩みがある」 うつ病になってしまうと、とても仕事などしていられなくなりますよね。 そのため「休みたい」と思うことは当然です。 しかし、 休職の手続きが分からなかったり、「お金のこと」「仕事のこと」など心配事があって、行動できずにいることもあるのではないでしょうか? でも、安心してください。 正しい手続きやトラブルへの対処法を知っておけば、 すぐに行動をはじめて 休職することができます。 そこでこの記事では、まずはうつ病を理由に休職できる場合と、うつ病で休職するメリット・デメリットについて解説します。 そして、うつ病で休職する場合の手続きの全てと、休職後にやるべきことについてもお伝えします。 しっかり読んで、次の行動のために活用してください。 【メリット】• 心身を休めることができる• 就業規則で定められた期間内なら復職できる 順番に解説します。 うつ病は、• 環境要因:家族や職場での人間関係• 性格要因:義務感、責任感が強い、完璧主義• 遺伝的要因:生まれつきの脳神経の機能• 慢性的な身体疾患 など、様々な原因から発症すると考えられています。 そのため、たとえあなたが、うつ病の原因は仕事ではないと考えているとしても、仕事を休んで 日々の緊張感から解放されることが、快復に繋がる可能性はあるのです。 また、うつ病の治療には、• 精神療法• 薬物療法 が必要と言われています。 もちろん、働きながら治療することもできますが、働きながらでは、 せっかく治療してもストレスで後戻りし、効率的に治すことができません。 そのため、会社を休職することで、集中的に治療することが何より大事なのです。 とは言え、休職する以上先のことは気になりますよね。 以下の場合は、休職後に復職できる可能性が高いです。 就業規則で定められた期間内であること• 休職前の業務を行うことができる状態まで快復していること 1章でお伝えしたように、 休職のルールは会社ごとの就業規則によるため、あなたが復職できるかどうかは会社次第ではあります。 しかし、就業規則で休職の期間が定められている場合は、その期間内に快復した場合は、 復職できると考えて良いでしょう。 なぜなら、復職ができないなら、それは解雇を延長しているだけに過ぎないからです。 あなたが上記の条件を満たしているのに、会社が復職を拒否することは、過去の判例から「無効」になる可能性が高いです。 《もらえる条件》 傷病手当金をもらうためには、以下の 2つの条件をクリアする必要があります。 会社とは関係のない病気やケガで療養中であること 療養とは、病気やケガの治療をしていることを言います。 入院していなくても、医師の指示があれば、自宅療養でも構いません。 なお、会社の業務と関係ある病気やケガの場合は、労働災害保険の対象になります。 業務外の病気やケガのため、仕事に就けないこと 「私は仕事をすることができません」という医師による証明書(労務不能の証明書)が必要です。 医師の診断を受ける際にもらうようにしましょう。 《もらえる条件》 A. 足場から転落して骨折した• 過労によってうつ病になった• 残業が続き睡眠不足となり、心筋梗塞を起こした• 介護の仕事で腰を痛めた• アスベストによって肺がんになった B. 私的な病気やケガのため、仕事に就けないこと 申請書に医師の証明欄があります。 診察の際、申請書を持っていきましょう。 原則として 4日以上休んでいること 休業補償給付は、 4日目の休みから支給されます。 はじめの 3日間は待期期間と呼ばれ、傷病手当を受けることができません。 また、この 3日間は連続している必要があります。 大雑把に言うと、それまでの収入の 3分の 2程度が、 1年 6ヶ月間までもらえます。 申請方法等については、 3章で解説します。 確かに、休職すればその分会社での実績は少なくなりますし、ブランクができてしまします。 そのため、会社での評価に影響し、昇進スピードが遅くなったり、賞与が少なくなったりする可能性はあります。 しかし、もしあなたが休職せずに働き続けたら、• 普通ならあり得ないミスをしてしまう• 遅刻、欠席が多くなる• コミュニケーションがうまくできず、社内外での人間関係に影響• 負担に耐えられなくなって重い健康障害を発症してしまう などになりかねません。 このようなことになれば、むしろ休職する場合よりも、会社での評価には 悪影響です。 そのため、評価を気にするより、自分の健康を第一に考えて、休職することをおすすめします。 3 章:うつ病で休職するためにやるべき全手順 うつ病で休職する場合の流れは、以下のようになっています。 それぞれの手続きについて順番に解説します。 診断を受けるときに、どのような症状があるのかとともに「これ以上仕事を続けられない」ということをはっきり伝えましょう。 その際、• 自分の症状• どのくらい休みたいか• このときも主治医の診断書を持っていくとスムーズです。 また、上司が原因で休職したい場合には、はじめから人事部に相談した方が良いケースもあります。 詳しい条件や申請の方法等について、詳しくは以下の記事をご覧ください。 4 章:うつ病で休職した後にやること 今の時点で 休職した後のことまで決めておく必要はありませんが、先のことも気になりますよね。 休職した後の選択肢としては、• 元の会社に復職する• 会社を退職する という 2つがあります。 また、退職する場合は未払い残業代を請求することもできますので、これからこの 3つのことについて解説します。 そのために、• 医師の診断書を提出する• 産業医による復職の可否の判断を受ける• 会社から復職の可否の判断を受ける という必要があります。 会社員の中には、復職後に再び休職するケースもあるため、会社は復職の判断に 慎重であることが多いです。 無理に復職できる状態を装っても、あなたのためにはなりませんし、会社にもばれてしまいます。 そのため、 復職は本当に健康になってからにしましょう。 会社によって復職手続きは異なりますので、詳しくはある程度快復してから、人事部等に問い合わせてみましょう。 休職できる期間内に快復できない• 仕事に戻る気になれない ということもあると思います。 その場合は、そのまま退職手続きを行いましょう。 退職は、 正しい手続きを取れば会社が拒否することはできませんので、あなたは退職届の提出から、 最短2週間で退職することが可能です。 退職手続きについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。 うつ病の原因が、• 100時間を超えるような異常な長時間残業が続いている• 職場での厳しいノルマや責任• いじめ、パワハラ、セクハラ などの場合は、 労災認定されやすくなるからです。 詳しい条件は手続きの方法については、以下の記事で解説しています。 たとえばあなたが、• サービス残業をしていた• みなし残業代制や歩合給制、年俸制、管理職などを理由に残業代が出ていなかった などの場合は、未払い残業代が発生しています。 未払い残業代の金額は、以下の例のように、あなたが思っているより 高額になることが多いです。 (例)• 基本給 20万円• 月の残業 100時間• 未払い残業代の詳しい請求方法について、詳しくは以下の記事で解説しています。 あなたは、こんな悩みをお持ちではありませんか?• これから退職予定で、未払い残業代を請求したい• すでに退職しているが、以前勤めていた会社に 残業代を請求したい• 自分の残業代、残業時間に納得がいかない 会社がおかしい・不当ではないかと感じたら1人で悩まずに、残業代請求に強い弁護士に相談することをおすすめします。 残業代の 時効は2年なので、時効になる前に早めに行動することが大切です。 QUEST法律事務所へのご相談は無料です。 当事務所では、 電話・メール・郵送のみで残業代請求できます。 ですので、 全国どちらにお住まいの方でも対応可能です。 お1人で悩まずに、まずは以下よりお気軽にご相談ください。

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うつ病で休職する期間の平均は?目安や延長についても解説します|うつの道しるべ

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うつ病の休職 メリット ストレス解放 「職場のストレスから離れ,保護的な環境下で回復に専念できる」 僕の場合,人と関わるだけでストレスを感じていました。 騒々しい職場から離れ,静かな場所に身を置くことは正解でした。 僕がよく行っていたのが,近所の河原です。 静かな環境は,心を無にしてくれます。 うつ病になると,被害妄想が大きくなります。 なるべくそういうことを考えなくていいように,静かな環境で治療をする必要があると思います。 治療専念 「回復に向けての治療やリハビリなどの時間を確保できる」 うつ病なのに仕事をすると,いつもより強く疲労感が生じます。 その疲労感がストレスとなり,症状をさらに悪化させる可能性もあります。 仕事を休職するのは,症状の悪化を防ぐためにも必要だと感じます。 ケガのリスク予防 「うつ病によって生じる症状により,ケガのリスクが減らせる」 僕は,仕事で刃物を扱っています。 なので,集中力を欠くとケガのリスクが高まります。 うつ病の症状のひとつとして,頭が働かなくなります。 僕は力も入らなくなったので,よりケガの危険性が高まりました。 車の運転も危なくなるので,症状が出ているときは,なるべく乗らないようにしていました。 デメリット 孤独感 「日中の活動量が低下したり,人とかかわる機会が減るため,孤立的になり,症状が悪化する場合がある」 休職中は,部屋に引きこもりがちになります。 僕は一人暮らしなので,話す相手もいません。 しゃべらないと,悪いものを吐き出すこともできません。 そうすると,悪循環が生じ,ストレスを外に出すのが難しくなります。 また,自分だけ時計が止まってしまったかのような孤独感が生じます。 すると,自殺願望が出たり,あきらめムードになったりします。 そうならないように,定期的に外出する時間を作る必要があると強く感じました。 復職への不安感 「休職期間が長いと,復職への不安が高まり,仕事復帰に対して,恐怖心が出る」 今まさに,僕の状況です。 僕の場合,仕事に復帰しては休むを繰り返してきました。 そうすると,周囲の人が思っていなくても,「もう自分は必要ないんじゃないか」などと思うようになります。 病気になる前の仕事がはたして自分にできるのだろうか。 僕は常に不安感に駆られています。 長い間休むことは,かえって復職できなくなる可能性があるのではなかろうか。 体力低下 「体力低下により,普段できていた仕事ができないことがあり,自己否定の一助となる可能性がある」 休職中,体力がガタ落ちしました。 症状が重いときは,ずっとベッドに横になっていました。 筋力も心肺機能も落ちてしまいます。 仕事に復帰したとしても,以前のように活動的に働けませんでした。 すると,自分はこんなものなのかと不安になり,自分を信じてあげられなくなりました。 休職している間,体力を落とさないようにすればよかったと思っています。 休職中にできること 休職は,症状の回復に必要なものです。 ですが,デメリットもあるのが事実。 では,不安なく復職するにはどうしたらよいのだろうか。 僕の経験から,ふたつの対処法を紹介します。 休職中は外出の機会を増やす 目的は, 孤独感の解消,体力低下の防止,ストレス解消の3つ。 特に,自然豊かな環境に身を置くことで,体に自然エネルギーを取り入れることができます。 僕は河原で2時間ほどボーっとしていました。 すると,1時間過ぎたあたりから,何も考えなくなり,心を無にすることができました。 肌にあたる風や川の流れの音が心地よかったです。 帰るころには,体にエネルギーが満ちているように感じました。 まずは,外に身をさらすことが大切。 慣れてきたら,散歩をしたり,少し人がいる場所へでかけてみるといいと思います。 お試し出勤を繰り返す 僕は,復職してすぐにまた休職を繰り返してきました。 その原因は,仕事や環境に適応できていなかったからです。 うつ病になる前の自分とは別人と思ったほうがいいです。 まずは,仕事をこなすよりも,職場にいる時間に慣れることが大切です。 そのために,いきなりフルタイムで復職するのではなく,「まずは1時間だけ復帰する」というように,自分の体調を仕事に慣れさせると良いでしょう。 僕はいきなりフルタイムで働いてしまったため,最初は良くても,1週間後には心も体もボロボロになってしまいました。 「たった1時間だけ働くの?」と思うかもしれません。 けれど働いてみたらわかります。 1時間でもかなり疲れるのです。 復職に関しては,本当に慎重になったほうがいい。 この先まだまだ長いので,焦らず,じっくり確実に仕事に慣れていくことが大切だと思います。

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