日本の童話である桃太郎の世界観が密かなベースになった物語。 キャッチコピーは「壮大な世界観で紡がれる、心に響く超本格ファンタジー」。 桃太郎役のキビツミコト、そのお伴として描かれたサル・トリ・イヌを彷彿させるネーミングのサルトリーヌ(通称サリー)という名のお姫様が主役です。 見たことがない広い外の世界に憧れを抱くお姫様は、旅人の少年ミコトと出会い、「連れ出してほしい」とお願いします。 そんなとき、強大な力を持つ鬼たちが城を攻め、平和だった国が存亡の危機に陥ってしまうのですが……。 ミコトとタッグを組んだサリーの、鬼退治の旅がスタートします。 さまざまな能力をもつ個性あふれる鬼たちが登場。 キャラ設定や背景も細かく、深みのあるストーリーになっています。 クール教信者はもともと2ちゃんねるで絵を投稿していたネット界の住人。 2ちゃんの漫画投稿サイト「新都社」のメンバーに加わります。 「初音ミクアニメ化!」といった釣りのようなスレタイにつられたのがきっかけといいますが、2ちゃんで漫画を描く人間の溜まり場で仲間が作れるならと、軽いノリで参加したそうです。 ですが、楽しみが増えたとスピードもアップし、どんどん作品を輩出していきました。 2012年に『小森さんは断れない!』で商業誌デビューを図ったほか、『旦那が何を言っているかわからない件』『小林さんちのメイドラゴン』『おじょじょじょ』『チチチチ』など多くの作品が人気を集めています。 おっぱいが大好きと公言するエロい面も持ち合わせ、投稿サイトではエッチな画も惜しみなく披露しています。 『ピーチボーイリバーサイド』はクール教信者のWebコミック代表作を原作として、新人漫画家ヨハネの作画で少年漫画向けにリメイクした作品です。 ヨハネはこの作品で本格デビュー。 多くのWebコミックファンをもつ、クール教信者の作品を、新人ヨハネがリメイクするとあって、不安の声もあったようですが、作品の評価は高いです。 クール教信者の原作はやわらかなタッチで、デフォルメの利いたラフな絵柄が特徴的。 片や、ヨハネは少し硬めの線で、やや写実的でスッキリしたテイストの絵柄が特徴です。 クール教信者のタッチが好きなファンには、少し物足りないかもしれませんが、キッチリした絵柄が好きな方にとってはクール教信者の初期時代のラフさより、画質が上と評価する声もあります。 バトルシーンの迫力は、「ヨハネの実力が圧倒的!」という意見も少なくありません。 キャラクターそれぞれの違いについては、おおむね原作ファンにも受け入れられています。 『ピーチボーイリバーサイド』の魅力1:日本昔話と聖書が融合した新たなファンタジー 本作は、日本の昔話と西欧の聖書が融合しながら、新たなファンタジーが組み合わされた個性あふれる作品です。 子どもの頃、誰もが読んだ昔話の桃太郎と、旧約聖書のエノク書などがベースになっています。 原作者であるクール教信者は、「桃太郎の桃の根源はどこにあるのだろう」とずっと気になっていたそうです。 わからないなら自分で創作してみようと考えたのがこの作品が生まれた経緯。 エノク書に登場する知恵の実は通常はリンゴにたとえられますが、実際のところはどうなのか、形は桃にも似ているのではと想像しました。 桃は中国などでも伝統的に重視されてきた果物ですし、聖書のリンゴを桃に変えて話をごちゃ混ぜにしても面白いのでは……とストーリーを作っていったのです。
次の
今回は、少年マガジンRで連載されている「ピーチボーイリバーサイド」という漫画が面白かったので、感想も加えて紹介したいと思います。 他の作品とは一風違った設定で、非常に面白いので気になった方はぜひ読んで見てください。 はじめに はじめに、「ピーチボーイリバーサイド」についての情報を紹介していきたいと思います。 概要 「ピーチボーイリバーサイド」は 少年マガジンRで 2015年第3号から連載されています。 しかし、 私も最近知ったのですが少年マガジンRで連載されている方はどうやらリメイク版のようです。 原作は、 週刊ヤングVIPという 新都社のウェブコミック配信サイトで連載されているものが元のようです。 原作の著者は クール教信者で、こちらは 2008年1月から連載がされているいます。 一方で、リメイク版の作画は ヨハネです。 単行本はこちらのリメイク版が発売されて、現在(2019年12月13日)で第6巻までが発売されています。 ある所におじいさんとおばあさんがおりました。 yahoo. 外の世界に憧れを抱く姫・サトリーヌは、旅人・ミコトに出会った。 そんなとき、強大な力をもつ鬼と呼ばれる者たちが城に攻め入ってきて、平和だった国が一変してしまう。 国中がパニックに襲われる中、ミコトは鬼を撃退し、この国を守ってくれた。 でも、正義が悪を倒す姿がこんなにも怖いものだとは思わなかった。 yahoo. jp) 外の世界に憧れていたサトリーヌ。 しかし、ミコトの戦いを見て、、、 しかし、どれだけときが経ってもミコトのことが頭から離れない。 だからサトリーヌは旅に出ることを決意する。 二人が出会ったとき、壮大な冒険の扉が幕を開ける!! ちなみに、原作とリメイク版では若干ストーリーも違っています。 現在一般的に多くの人が読んでいるのは、リメイク版の方です。 こちらを読んで面白いと思った方、興味を持った方はぜひ原作の方も読んでみてはいかがでしょうか。 ただ、もちろんですが原作のほうがストーリーは進んでいるのでネタバレは必須です。 ご注意ください。 まずはじめに言えることが、設定が面白いという事です。 yahoo. jp) つまり、快楽殺人だったらという設定ということなんですけど、これはなかなか見られないものです。 桃太郎を始めとした童話をもとにしたストーリーの漫画は数多く存在します。 しかし、その多くが童話の主人公が良い奴、または新たな困難に立ち向かう。 そして、一番多いのは、実はこんな話だった。 というストーリーが大半を締めます。 そんな中で、この作品は言わいる主人公である桃太郎のミコトがヤバイやつとして出てくるので、まず1話で興味が一気に引き込まれます。 元がネット連載の作品なので、こういったヤバ目の作品が連載できていたと思います。 なので、少年誌としてはなかなかお目にかかれない作品と言っていいでしょう。 この作品の人間と鬼の関係は、非常に複雑です。 yahoo. jp) というのも、常に対立するわけではなく、ときに仲間になったり、鬼が力を失って人間になったりと、立場が場合によって変化します。 そのため、人間と鬼が出会うと常に戦ったりする訳ではなく、お互いの言葉や感情のぶつけ合いによって対立がなくなる場合もあるので、 展開が一辺倒にならず、その時その時でどうなるのか読めないので、毎回非常に楽しく読むことができます。 そのことから、人間(鬼)関係や感情が丁寧に描かれているためキャラクターたちに引き込まれていきます。 また、人間側だけでなく、鬼側にも視点を当てて鬼の中でも人間側のように同様に、考えの違いがあったり思いの違いがあったりと、そちら側も丁寧に描かれているのも特徴として挙げられます。 そのことから、鬼側のキャラクターも魅力を持っていますし、人間側の仲間になったとしても、違和感がなくそのキャラクターたちに引き込まれていきます。 もちろん、その中でも人間と鬼が対立する関係は強く描かれていて、そこは崩さず守られているので、駄作にならず素晴らしい部分だと言えます。 おわりに 以上がこの作品のおすすめポイントとなります。 また、原作の方も作画は若干の粗さがあって、読みずらいですが、その分迫力があってこちらも違った良さがあります。 そのため、この作品は2度楽しめる作品だと思います。 まずは、リメイク版の方を読んでその他とは違った設定。 それに加えて単純に見えて繊細な人間と鬼の関係をぜひ味わってほしいです。
次の
『ピーチボーイリバーサイド』斬新な桃太郎の続編漫画のネタバレ感想 斬新な設定で桃太郎の続編が描かれたファンタジー漫画『ピーチボーイリバーサイド』。 桃太郎の続編を描きながらも闇堕ちした桃太郎がいたり、人や亜人や鬼が暮らすファンタジーの世界が広がっていたりとワクワクが止まらない話題沸騰中の作品となっています。 多くの連載を持つクール教信者先生とヨハネ先生のタッグで贈る『ピーチボーイリバーサイド』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。 出典:「ピーチボーイリバーサイド」、原作:クール教信者、漫画:ヨハネ、出版社:講談社 750万超のアクセスを記録した伝説のWEB漫画である『ピーチボーイリバーサイド』の設定やあらすじをご紹介していきます。 桃太郎の続編ながらも桃太郎に全く捉われない世界観が魅力的な作品となっています。 作品の設定や概要• 原作:クール教信者• 漫画:ヨハネ• 出版社:講談社(少年マガジンR)• ジャンル:SF・ファンタジー、バトル・アクション 設定としては、桃太郎の続編を描いた物語。 そこは鬼や亜人などの魔物が縦横無尽に蔓延る世界で、人間たちは城壁を卓堀を深く掘り、怯えながら生活をしていた。 人間たちは亜人などの種族を嫌うように教育されているため、温厚な亜人に対してもひどい態度を接するようになっている。 また鬼は「あの方」の手で人の怨念を器に閉じ込めたものであり、人間を憎むように作られていて、人間たちを殺し回っている。 そのような種族間の差別が根深い世界が舞台。 そんな世界で桃太郎であるキビツミコトは1人で楽しみながら鬼退治をしていた。 そして、実は桃太郎以外にも「桃の力」を持った者が存在していた。 あらすじ 昔々のお話です。 ある所におじいさんとおばあさんがおりました。 それぞれが色々な思惑を抱えたキャラクターたちをご紹介していきます。 サルトリーヌ・アルダレイク(サリー) アルダイク王国の姫でありながら、城を勝手に抜け出す好奇心旺盛な主人公の女の子。 城を抜け出したときに旅人のミコトと出会い、旅に連れて行くようにお願いするが、鬼を惨殺するミコトを見て、別れてしまう。 その後、姫も家も女も捨て強くなったサリーはミコトを追いかけ旅に出る。 そして、亜人でも鬼でも誰にでも平等に接する優しい心の持ち主であるサリーは、旅をしながら敵対する人間や鬼の共存する方法を探すことを目指すようになる。 またサリーは右目が「桃の目」となっていて、鬼に対しては強すぎる力を発揮する。 キビツミコト:桃太郎 よく女の子と間違われる長髪の男旅人である桃太郎。 普段は優しそうだが、鬼を見つけると極悪の表情に変わり、人を助けることよりも鬼を殺すのを楽しむ。 そのため、鬼たちからは「魔物狩り」と恐れられている。 鬼に会うと両目とも「桃の目」となる。 そして、鬼たちのことを死ぬほど憎んでいて抹殺することを目指している。 犬さん ミコトと一緒に旅をしている喋るイヌ。 ミコトが悪に染まりそうなときに助けている。 フラウ 道端でお腹がへって力尽きて倒れているところをサリーに助けられた女子高生の制服を着た卯人。 ニンジンが大好物。 ニンジンを恵んで助けてくれたサリーに、ニンジンのお礼としてついて行くことにした。 誰に対しても優しい性格をしていて、可愛い顔をしているが力はとても強く、鬼も簡単に倒してしまうほどの力を持っている。 また、強すぎる力の裏側には大きなヒミツが隠されている。 ホーソン・グラトール リムダール騎士団の連隊長を務める、強い正義感を持った剣士。 亜人を魔物のように認識していたが、フラウがサリーを助けたのを見て考えを改め、亜人や鬼にも差別なく接するようになる。 そして、鬼によって自分の住む王国を消されてしまったため、サリーたちと旅をするようになる。 眼鬼(めき):キャロット リムダール王国を攻めてきた美しい女性の姿をしている東の高鬼。 目からビームを出す鬼砲を発するが、鬼砲を使うと身体がしばらくの間縮んでしまう。 人間が当たり前のように他の種が棲む自然を壊していくため、人間を世界の敵だと認識している。 ミコトと出会い勝負をしたが惨敗し、鬼力の源となるツノと眼をミコトに潰されたため、鬼の力はほとんど失ってしまう。 そして、鬼からも人間からも拒絶される存在となったが、サリーたちと共に旅をすることになる。 また、フラウからは「キャロット」という名前も付けてもらう。 ウィニー 西の森の巨大な樹木の根元で暮らしている、魔法全般を使うことができる魔女。 フラウとは300年ぶりに再会していて、フラウの秘密も知っている様子。 サリーたちのことを遠くから見守っていたり、サリーに魔法を教えてあげたりと何かと助けてくれる存在。 皇鬼(すめらぎ) 蒼面鬼や他の鬼たちに命令する力があるほど、かなり上位の鬼。 鬼の中でもかなり地位の高い「一位」という存在から命じられて行動している。 人間と鬼の共存を唱えているが、キャロットにはサリー達を監視する間者になるように指示したり、共存よりの鬼を殺したりと謎が多い人物。 また鬼に反応するサリーの力も皇鬼に反応しなかったりする。 サリーのことを「クソ女」と陰で言っていて、異常に執着している。 セト リムダール王国を攻めてきた巨大なセイウチの姿で角が生えている北のセイウチの鬼。 男気溢れる性格をしていて、フラウの心意気にも敬意を払う。 そして、力も強くフラウの攻撃を食らってもほとんど効かない。 蒼面鬼(そうめんき) 超高火力超再生の鬼。 リムダール王国を一瞬で吹き消してしまうほどの力を持っている。 また地位の高い眼鬼からも「様」付けで呼ばれるほど地位が高い。 鬼神から創造された鬼で創造主が大好き。 髪鬼(はつき):シスター・ミリア 折れた角が特徴的な髪を操る中鬼。 皇鬼の命令で樹鬼を起こし、サリー達と戦う。 その後、記憶をなくしていたときにミコトに出会い、自分の命を守るために自ら角を取って人間となり、ミコトと共に旅をするようになる。 明るい性格で鬼でなくなってもあまり気にしていない。 角が半欠けのときから鬼力に頼らない戦い方をしていたり、皇鬼が教えた基本的な魔法を自身に合わせて使ったりと、努力家な一面もある。 樹鬼(じゅき) ウィニーによって封印されていた木の鬼。 シスター・ミリアによって起こされ巨大な体を手に入れてサリー達の前に立ちはだかる。 吸血鬼(きゅうけつき) 高鬼である吸血鬼で街で年頃の美女の血を吸っていた。 また、ツノが牙であるために人間に紛れて生活し、人間と結婚までしていた。 中鬼(ちゅうき):チュウ君 名無しの中鬼だが、実力が強い鬼。 自重だけで岩が砕けるような剛剣を使っている。 なにか秘密が隠されているようだが、皇鬼などに気に入られたりと苦労人気質。 ジュセリノ 幼女のような見た目をした面神鬼。 鬼神であり、高位の鬼を容易く創造する力を持っている。 皇鬼に人間と鬼の恋を話しを聞いて、恋に興味を持つ。 そして、皇鬼に協力する。 またホーソンと出会い、ホーソンのことを応援するようになる。 轟鬼(ごうき) 雷を操る上位の高鬼。 眼鬼(キャロット)のことが好きで、眼鬼が桃太郎に殺されたと皇鬼にそそのかされて、眼鬼の仇を取るためにサリー達を一行を襲う。 力をコントロールできなくて鬼たちの中でも嫌われていたが、眼鬼に助けてもらった過去がある。 その後、嫌われている鬼だろうが誰であろうが寛容な精神で仲間に迎え入れている。 惰眠鬼(だみんき) 睡眠魔法を使う小さい女の子の姿をした鬼。 惰眠鬼に眠らされた者は悪夢を見ることになる。 伸鬼(しんき) 自分の身体はいくらでも伸ばすことができる中鬼。 また身体が伸びるため打撃技は効かない。 型崩れで恐ろしい見た目をしているため、人間たちには「化け物」と呼ばれていて、鬼の中でも嫌われていた。 しかし、そんな自分に轟鬼は声をかけてくれたため、轟鬼のことを大切に思っている。 バスゥ 大きな鳥型の鬼。 轟鬼の仲間で、轟鬼のことをとても信頼している。 遊鬼(ゆうき) 目立つことが大好きな高鬼。 目立つために共存を唱えながら鬼を殺してるサリーを討とうと考える。 仲の良い友達が戦いの最中あっさり死んで、皆の記憶から消えていく姿を見て恐怖を覚えたため、目立って記憶に残ることを第一に考えている。 小々鬼(しょうしょうき) 驚くほど小さく最弱の鬼である低鬼。 誰かの庇護がなければ生きていくことができず、強さや見た目や評判などを気にしない轟鬼や遊鬼と共に行動をする。 アトラ フラウの仲間の天使。 フラウがピンチのときに助けてくれたり、フラウのわがままも聞いてくれる優しい性格をしている。 面白い!『ピーチボーイリバーサイド』の3つの見どころ(ネタバレあり) 出典:「ピーチボーイリバーサイド」、原作:クール教信者、漫画:ヨハネ、出版社:講談社 亜人や鬼や魔法が存在する世界観や桃太郎に隠された謎など『ピーチボーイリバーサイド』には面白い見どころがたくさん存在します。 そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。 物語の世界観 『ピーチボーイリバーサイド』では、鬼も亜人も人間もいるファンタジーの世界が魅力的で見どころとなっています。 桃太郎の続きである物語を描きながら、桃太郎には全く捉われない鬼以外にも亜人や魔法が飛び交うファンタジーの世界観が広がっていて、さらに桃から生まれた子が1人でなかったり、桃太郎が鬼を殺すのを楽しんだりと斬新な設定がなされています。 そして、バトルも多く描かれて、特殊な力を持った鬼たちと桃太郎の戦いや魔法も飛び交う戦闘にワクワクして、思わずページをめくる手にも力がこもってしまいます。 さらにファンタジーの世界でも人と亜人の差別が描かれていたり、鬼側の人間を憎む主張も描かれていたりとダークな面もあり、個人的にとても楽しめる世界観でした。 サリー達と出会って変わる者たち そして世界観だけでなく、サリー達と出会って変化する者たちも見どころとなっています。 物語の中の人々は亜人というだけで村に入れなかったり、酷い態度を取ったりしています。 しかし、サリーの仲間のフラウのような人を助けたり、きちんとお礼も言える亜人を見て、村人たちの考え方も変わっていったりと、サリーが訪れる街では亜人に寛容になっていくのです。 またひょんなことからサリー達と旅をすることになった鬼のキャロットもはじめのころは利用することを考えたり、人を虫けらのように考えていました。 しかし、鬼でも亜人でも優しく笑顔で接するサリーを見て、人の心を理解し、人との共存も考えるようになるのです。 そんな偏見から差別ばかりしていた者たちがサリー達を見て、相手のことを知り、考えを変える姿は読んでいてとても感動しますし、心が温まります。 作中の偏見に溢れた人たちがサリー達との出会いでどのように変わるのかは是非注目してもらいたいです。 サリーやミコトの力の正体など謎 そして『ピーチボーイリバーサイド』では、サリーやミコトの持つ「桃の目」の力の正体なども見どころとなっています。 鬼を見たときに体が熱くなり、鬼に対する憎悪に飲み込まれて、目が「桃の形」に変わるサリーやミコトの力は謎に包まれています。 鬼にだけ反応する力であり、鬼たちが恐れる力にはどんな秘密が隠されているのか目が離せません。 そして「桃の目」の力以外にもサリーが他の者より圧倒的に魔力を宿していたり、フラウも実は卯人ではなく鬼に近い存在でとてつもない力を隠したり、皇鬼も思惑を隠していたりと謎に包まれながらストーリーが進んでいくため、読み始めたら気になって読む手を止められないのです。 伏線となる描写の数々が隠されているので、そういった謎も読み解きながら物語を楽しんでみてください。 桃太郎の続きが読める『ピーチボーイリバーサイド』はこんな人におすすめ 『ピーチボーイリバーサイド』は、ダークファンタジー系の漫画好きな方には特におすすめの作品となっています。 物語は、桃太郎の続きを描いたものになっているのですが、桃太郎が鬼を殺すのを楽しんでいたり、桃太郎以外にも桃から生まれた者がいたりと斬新な設定が盛り込まれています。 そして、世界観も人や鬼だけでなく卯人やエルフも登場したり、魔法使いもいたりとファンタジー要素がとても強いです。 さらにファンタジーの世界でありながら、種族間の差別が描かれていたり、憎悪溢れる者たちがぶつかり合うなど重めの話もあります。 そんな桃太郎の続きでありながらも全く桃太郎らしくないダークなファンタジーとなっていて、考えさせられることも多い内容になっているので、是非多くの方に『ピーチボーイリバーサイド』をご覧になってもらいたいです。 管理人の思う『ピーチボーイリバーサイド』が伝えたいこと(感想) 出典:「ピーチボーイリバーサイド」、原作:クール教信者、漫画:ヨハネ、出版社:講談社 『ピーチボーイリバーサイド』では、差別や価値観の違いを妥協することが大事だと伝えたいように思えます。 物語の世界では、人は亜人を嫌うような教育をされていたり、亜人同士も仲が悪かったり、鬼も人に憎悪を抱いていたりと種族間の差別や価値観の違いが非常に大きいのです。 そして、主人公のサリーはそんな価値観の違いを争いで解決するのではなく、はぐらかしたりして妥協することを目標にしています。 また、そんなサリー達と出会った者の中には、お互いのことを知るうちに種族を超えて手を取り合う姿も見せてくれるのです。 そのような差別をする人やサリーのような差別をしない人を見ていると、得体の知れないものを恐れて差別する気持ちはわかるけど、まずは相手のことを知ることが必要だと思えてきます。 そして、どうしても相容れない者であっても、争う道を選ぶのでなく、互いを傷つけず納得できる方法を探すことが大切だと感じられるのです。 『ピーチボーイリバーサイド』では、ファンタジーのおとぎの国のような世界を描きながら、現実でもあるような差別も取り上げた考えさせられる作品となっているので、この機会に是非ご覧になってもらいたいです。 『ピーチボーイリバーサイド』の評価まとめ 最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。 漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。 当サイトの評価 4. 3(記事作成者の評価) コミックシーモア 3. 9(15件の評価) まんが王国 ー Renta! 0(32件の評価) BookLive 3. 見どころでも詳しく紹介していきましたが、桃太郎の続編と題していながら桃太郎の話とは全く違ったファンタジーの世界観が広がっていてワクワクしながら作品を楽しむことができました。 さらに伏線が多く張られた展開や考えさせられるストーリーに釘付けになる物語でしたので、高評価にさせて頂きました。 全く新しい桃太郎の続編が気になる方は是非『ピーチボーイリバーサイド』をご覧になってみてください。
次の