太平洋の東西では海水温に差がある。 太平洋を メキシコから南米の東側と フィリピンからインドネシアの西側で分けたとき、海水温は東で低く、西で高い。 これは東から西にむかってふく貿易風という風が、熱を東から西に運ぶためと考えられている。 エルニーニョ現象 エルニーニョ現象は、南米の太平洋沿岸の気温と海水温が高くなる現象である。 これは貿易風が弱まり、太平洋の東西で熱の差が小さくなることが原因の一つである。 インドネシアなどの太平洋西側は海水温が高いために雨雲が多くなるが、エルニーニョ現象が起きると、雨雲の中心が東にずれる。 ラニーニャ現象 ラニーニャ現象はエルニーニョ現象と真逆で、温度が太平洋東側でさらに低く、西側はさらに高くなす現象である。 ラニーニャ現象は貿易風がより強くなり、東から西に熱を運ぶことによって生じると考えられている。 ラニーニャ現象が起きているときは、太平洋西側で雨雲はより活発になる。 注 エルニーニョもラニーニャ現象も地球規模の異常気象の一つであり、貿易風による理論はあくまでも一つの仮説にすぎない。 気候の変動は複数の事象が重なって生じている。
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, pp. 284-285. , p. 282. 121. , p. , pp. 122-123. , p. 283. , p. 小倉 義光、1984、『一般気象学』、東京大学出版会• 高薮縁, 川辺正樹, 中村尚, , 藤尾伸三 『海のすべて』 ニュートンプレス、2017年、95頁。 GEOPHYSICAL RESEARCH LETTERS, VOL. 28, NO. 1, PAGES 25, 2001• Nature, 2000, 405(6788)775• Science, 2002, 298, no. 5596, 1179• Journal of Marine Research, 64, 797, 2006• 、気象庁。 、気象庁、閲覧。 季節区分は気象庁のもの(春:3 - 5月、夏:6 - 8月、秋:9 - 11月、冬:12 - 2月)。 季節区分は気象庁のもの(春:3 - 5月、夏:6 - 8月、秋:9 - 11月、冬:12 - 2月)。 気象庁• 海洋研究開発機構 JAMSTEC• 海洋研究開発機構 JAMSTEC• 海洋研究開発機構 JAMSTEC• 海洋研究開発機構 JAMSTEC 2014年4月25日• 2017年2月6日閲覧。 2017年2月6日閲覧。
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エルニーニョ現象……ペルー沖の海水温が 高くなる現象• ラニーニャ現象……ペルー沖の海水温が 低くなる現象 エルニーニョ現象・ラニーニャ現象は、 世界の気象に影響し、 エルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、 日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。 ひとたびエルニーニョ現象・ラニーニャ現象が起こると、 熱帯の対流活動が 通常と異なる地域で活発となり、 熱源の位置が変化します。 熱源というのは、 水蒸気が凝結して熱を放出する場所です。 こうした変化は西風にも影響を与え、 西風の気流に乗って進む低気圧や 高気圧の経路も変化させます。 その影響は熱帯域のみならず、 中高緯度地域にも平年と異なる天候をもたらし、 異常気象の原因ともなります。 エルニーニョ現象・ラニーニャ現象には、 世界共通の定義はまだありません。 エルニーニョ現象とラニーニャ現象の覚え方 エルニーニョとはスペイン語で「 男の子」、 ラニーニャは「 女の子」という意味です。 太平洋の熱帯域では、 『貿易風』と呼ばれる東風が常に吹いています。 この東風の影響で、 海面付近の暖かい海水が、 西太平洋側(インドネシア側)に吹き寄せられます。 東太平洋側は表層の水が吹き寄せられるので、 地球の自転の影響も相まって 下の深海から冷たい海水が湧き上がってきます。 西太平洋側では 暖かい海水が東側一帯を覆うようになるため、 海面温度が上昇します。 海面温度が上昇すると、 海面からの蒸発が盛んになり、 大気が加熱され その水分が上空で冷やされます。 上空で冷やされた水分は雲となり、 活発な積乱雲を生み出します。 逆に東太平洋側では 大気が冷却されるので下降気流が生まれます。 この大気の循環が、 日本の夏に大きく影響する太平洋高気圧や 偏西風の位置や強さを左右します。 エルニーニョ現象はその海域の大気の温度にも影響を及ぼします。 海水温の上昇や大気の温度の変化は 気圧変化につながり、 大気の流れを変えたり天候を変えるなど、 世界中の異常気象につながることも多いのです。 エルニーニョが何らかの原因で発生すると、 『貿易風』の力が弱まるので、 西側へ暖かい海水が届きにくい状態となります。 暖かい海水が東側に溜まると、 太平洋高気圧の位置が東や南にずれるので、 それに伴って 発生する積乱雲の位置もずれることになります。 スポンサードリンク ラニーニャ現象とは? エルニーニョ現象とは逆の現象で、 『 ラニーニャ現象』と呼ばれるものがあります。 ラニーニャ現象とは、 太平洋赤道域の中央部(日付変更変付近)から 南米のペルー沿岸にかけて広い海域で、 海面水温が平年に比べて低い状態が続く現象のことをいいます。 エルニーニョ現象は『貿易風』が弱まることによって発生しますが、 ラニーニャ現象はその逆で、 『貿易風』と呼ばれる東風が強まって 積乱雲が発生する位置が 通常より西側となることで起こります。 南アメリカ側から吹く東風が平常時よりも強くなると、 西側の暖かい海水が東へ移動できなくなり、 西側に暖かい海水が厚く蓄積する一方、 東側(ペルー沖)では冷たい海水の湧き上がりが強くなり、 海面水温が平常時よりも低くなるので、 東西の海面水温の差が平常時より大きくなります。 そうなると、 インドネシア近海の上空では、 平常時に比べて積乱雲が いっそう多く盛んに発生するようになります。 エルニーニョ現象が東側で、 ラニーニャは西側で、 同じことが起こるわけですね。 ラニーニャ現象は エルニーニョ現象が終息した反動で発生するケースもあります。 エルニーニョ現象とラニーニャ現象の日本への影響は? エルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、 日本の天候にどんな影響を与えるのか、 どのようなことが懸念されるのか、 それぞれご紹介しますね。 エルニーニョ現象による日本への影響 エルニーニョ現象が起きると、 日本では 夏は冷夏になり、 冬は暖冬になる傾向があります。 何らかの原因でエルニーニョ現象が発生すると、 東風が弱まるので、 暖かい海水が例年よりも東側に溜まります。 太平洋高気圧の位置が東や南にずれると 大気の循環がうまく働かず、 太平洋高気圧の張り出しが弱いものとなり、 梅雨前線を北へ押し上げるパワーがなくなります。 そのため、 梅雨明けが遅くなったり、 はっきりしなくなったりするので、 エルニーニョ現象が起きている年の日本は、 冷夏傾向になります。 本来暑い夏のはずが 日照時間が少なかったり、 雨がたくさん降ったりといった冷夏になると 農作物の生育に影響が出ます。 暑い夏を見越してのクーラーなどの電化製品、 アイスクリームなどの食料品、 夏仕様の衣類などの売上が落ち込むことで、 経済にも大きな影響を及ぼします。 日本海側では降水量が増加する傾向にあり 長雨による災害も懸念されます。 前述のように、 エルニーニョ現象が起きている年の日本は 暖冬傾向にあります。 暖冬になると冬物関連の消費が落ち込みます。 冬物の衣料品や暖房器具、 スキーやスノボなどのレジャーグッズなど、 身近な商品の消費が低迷します。 エルニーニョ現象が発生すると 日本の経済活動は大きな打撃を受けます。 ラニーニャ現象による日本への影響 ラニーニャ現が起きると、 日本では 夏は猛暑になり、 冬は厳冬になる傾向があります。 ラニーニャ現象が発生した時は、 フィリピン海域付近で対流活動が活発になる影響で 高気圧が発達しやすくなります。 ラニーニャ現象が発生すると 例年より太平洋の東西の温度差が大きくなるので 東風が強くなります。 そうなると 太平洋高気圧は強化されて 日本に強く張り出してくるので、 西日本や東日本で高温になる可能性があります。 また梅雨前線が北上しやすくなり、 梅雨明けが早まる傾向もあります。 梅雨が短くなったり、 気温が高くなることで 渇水の問題や熱射病、 熱中症の可能性も高まります。 ラニーニャ現象の時は、 節水や暑さ対策が必要になります。 沖縄地方では 南方からの湿った気流の影響で 降水量が増加する傾向にあります。 エルニーニョ現象とラニーニャ現象の違いをわかりやすく教えて! まとめ エルニーニョ現象とラニーニャ現象をわかりやすくいうと、 「南米ペルー沖の海水温が、 高いか低いかによって引き起こされる 地球規模の気象現象」 です。
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