たまひよ 堂本 剛。 「ぼくらのはじまり」〜たまひよキンキ〜

KinKi Kids堂本剛さんが特別プロデュース!『ひよこクラブ』表紙を令和新時代の生命力をコンセプトに表現 表紙赤ちゃんモデル大募集!

たまひよ 堂本 剛

「ぼくらのはじまり」〜たまひよキンキ〜 ぼくらのはじまり それは、突然僕の体にやってきた。 「・・・・そういや・・・・・最近、きて、ないかも・・・・・・・」 いつものようにレコーディングスタジオに入って暫くして、不意に吐き気を覚えて、僕はトイレにこもってしまった。 でも、別に吐くわけでもなく、ただ気分が悪いだけ。 ・・・・・何となく、いやな予感が胸をよぎる。 「まさか、なぁ・・・・ドラマじゃあるまいし・・・・」 そう、鏡のなかに映る自分を慰めてみた。 僕の名前は堂本剛。 ようやくレコードデビューできたアイドル「キンキキッズ」の片割れ。 相方は堂本光一。 若いのにオヤジで、ウンチクたれるやつやけど・・・僕の大切な人だ。 僕らは、アイドルなんかやってるのに、その相方と・・・・・ ・・・お付き合いしているのだ。 ま、いわゆる「恋人」っちゅうやつやな。 めっちゃ照れるけど。 僕も男。 光ちゃんも男。 だけど、好きになってしまったものは仕方ない。 二人が付き合うようになるまで、ホントにいろんな事があったけど、それを思い出すと何時間かかるかわからへんから、 今は省略するけど。 とにかく、僕と光ちゃんは人目を忍ぶ恋人同士なんやけど・・・・・ 僕は光ちゃんにいえない秘密がひとつだけある。 この秘密を知ったからって、光ちゃんの気持ちが変わる、なんてことは思ってないけど・・・・でも、どう思うんかな、とか 考えると不安で怖くて、なかなか言い出せないままここまできてしまった。 だけど・・・・・ ちゃんと調べてみなあかんけど、もし僕の予想が当たってたら・・・・・ ねぇ、光ちゃん。 もし・・・・・・・ もし、僕に赤ちゃんが出来たら・・・ 喜んで、くれる・・・・? 『剛。 あんたは自分の体が普通の男とは違うってこと、よぅ考えなあかんよ』 ああ、おかんはことあることに、そう僕に言い聞かしとったな。 『今はまだ大丈夫なんやろうけど、この先どうなるかわからへん』 うん、その通りや。 僕かてこんなことになるなんて、思うてもみんかった。 『なんてったって、あんたの体は男の部分と女性の機能を持ってるんやからな』 ・・・・うん・・・僕かてわかってたはずやのに・・・・ 「剛・・・好きや。 めっちゃ好きや。 だから、俺のものになってくれへんか?」 ずっと傍にいて、一緒につらいことも楽しいことも乗り越えてきた、大切な相棒。 その存在に、いつからときめきを覚えるようになったのかなんて、もう覚えてないけど。 「お前がおるから頑張れる。 だから・・・俺の気持ち、受け止めてくれへんか?」 そんなん、僕も一緒や。 僕も光ちゃんが傍にいてくれるから、頑張れるんよ。 でも・・・・・・ 怖いんや・・・・僕は・・・・ 光ちゃんは男の僕を好きになってくれたのに、ホントは「女性の機能もあるんです」なんて、めっちゃ詐欺みたいやん。 それに、前はそうでもなかったのに、光ちゃんと付き合い始めて、女性ホルモンでも活発になったのか、最近、そ、その・・・ 生理、になんかもなるようになってきたし・・・・ このままずっと隠しておけるわけないとは思ってた。 ・・・思ってたけど・・・・ どうしよう・・・・ もし、ホンマに赤ちゃんができてたら、光ちゃんに言わないとあかん。 でも、もしホンマに出来てたら、既に入ってるスケジュールとかどうなるんやろう・・・・。 もしかせんでも、めっちゃたくさんの人に迷惑かけてしまう? どうしよう・・・・ 一体、僕はどうしたらええんやろう・・・・・ そんな調子で悩んでいる間に、何日か過ぎた。 幸いにしてか、今のところレコーディングとレギュラー番組しか予定がなかったから、体調も悪さもなんとか誤魔化せてる。 だって、やっぱり本当のことを言うのは怖い。 もし本当のこと言って、光ちゃんに「お前とはもう付き合えへんわ」って言われたら、って考えると・・・夜も眠れんほどに 苦しくなる。 しかも、光ちゃんの前では体調悪いの必死で隠してるから、余計にしんどくなってきてる。 「おい、剛」 「・・・・え?」 不意に光ちゃんに名前を呼ばれて顔を上げると・・・・そこにいたスタッフ全員の目が僕を見つめていた。 ヤバイ、レコーディングの真っ最中やったのに、色々考えすぎてぼーっとしてしまった。 「・・・大丈夫か?」 光ちゃんが心配そうな顔で、さら、と髪を撫でる。 「え?あ、ああ、うん。 全然大丈夫やで」 せめて心配だけはかけまいと、精一杯明るく答えたつもりやったんやけど・・・ 「アホいうな。 そんな青白い顔して。 誰が見たって今の剛は病人やで」 「えっ・・・・」 光ちゃんに強く言われて、周りを伺うと、みんな「うんうん」と深く頷いていた。 ・・・・そんなに顔色悪かったんやろうか・・・・最近鏡見てないから自分ではあんまわからへんけど・・・ 思わず上目遣いで光ちゃんの様子を伺うと、光ちゃんは小さくため息をついて、 「今んとこスケジュールも押してないし、ちょっと休憩もらうわ。 ほら、剛。 行くぞ」 「え、あっ・・・う、うん・・・」 いつになく強引に腕を引っ張られ、僕はそのままスタジオを後にした。 そしてそのまま、同じ敷地内にある僕らの控え室みたいなとこで「ちょっと横になっとけ」と、半ば無理やりにソファに 寝かされてしまった。 「あんなぁ、剛」 「・・・ハイ」 「自分、具合悪かったらちゃんと自分で見極めんと。 無理してやったって、ええもんはでけへんで?」 「・・・・・うん・・・・」 光ちゃんのもっともな指摘にちょっとヘコんでしまう。 確かにこんな体調でやったって、ええ曲なんてできるわけがないのは わかってた。 だけど、この体調の悪さがどこから来るのか、なんてことはまだ言えそうになかったし・・・・とりあえず誤魔化せる ところまで誤魔化してみようかな、とは思ってたけど・・・・。 「・・・・一体、何をそんなに悩んでるんや?剛」 僕の髪を撫でながら、光ちゃんが静かに問いかけてくる。 「・・・べ、別に・・・・」 「アホ。 誤魔化しても無駄や。 剛がものすごく悩んでることくらい、わからんでどうする」 口調は怒ったような感じだけど、髪を撫でる手はずっと優しいままだ。 微かに触れる指先から光ちゃんがどんなに僕のこと心配 してくれてたか、伝わってくる気がする。 「・・・・ごめん・・・・」 「ごめんはええから。 ・・・俺じゃ力になれんのか?俺には解決できん悩みなんか?」 「光ちゃん・・・・・・」 僕は「そんなことない」って首を大きく横に振るけど、光ちゃんの表情は沈んだまま。 どうしよう・・・・。 やっぱりちゃんと伝えないとあかんのかな・・・・・ 「・・・・あんな、光ちゃん・・・・」 「ん?」 「光ちゃんは・・・・もし、僕が女の子やっても、僕のこと・・・その、好きになってくれたんかな?」 うう、これが今の僕に聞ける精一杯の言葉。 これで、光ちゃんがどんな言葉を返してくれるかで、全てが決まってしまう・・・。 そんな僕のドキドキをよそに、光ちゃんは「なんや、そんなことか」とあっさり頷いた。 「そんなん当たり前や。 俺は剛がもし女の子でも絶対好きになってた。 間違いない」 「光ちゃん・・・・・」 どうしよう、めっちゃ嬉しい。 涙が出そうなほど。 光ちゃんなら、受け止めてくれるかもしれない。 男としても女としても中途半端な僕のことを・・・・。 「あ、あんな、光ちゃん・・・・・」 「何や?」 「あの・・・実は光ちゃんにいわなあかんことがあんねんけど・・・・・」 「?何や。 別れ話以外やったらきいたるで」 「そんなんやない。 そんなんやないけど・・・・・」 ああ、ドキドキする。 僕は体を起こして、正面から光ちゃんに向き合った。 大丈夫、光ちゃんならきっと受け止めてくれる。 赤ちゃんが出来た僕ごと抱きしめてくれる・・・・! 「あ、あんな・・・・・」 「だから何や?」 「その・・・できた、みたい・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」 あ、光ちゃんの目が点になってる。 そりゃそうか、驚くよね・・・。 「実は・・・光ちゃんに言ってなかったけど、僕両性具有なんや」 「・・・は?え、えええええ!!??両性具有!!!????」 部屋中に響きわたるような大声をあげて、光ちゃんが絶句してる。 どうしよう・・・ショックなのはわかるけど・・・・やっぱ、僕みたいな体じゃあかんのやろうか・・・・ 頭に浮かぶ最悪の結果に、涙が出そうになる。 けど、ちゃんと光ちゃんの口からきかんとあかん。 「・・・やっぱりあかん?僕、光ちゃんの子ども産みたいんや・・・・」 そうや。 いっぱい悩んだけど、僕は光ちゃんのこどもが産みたいんや。 普通の男同士では味わえない『愛した人の子どもを産む』ってことを僕は幸いにしてすることができるんや。 せっかくのその幸せを、やっぱり味わいたい。 「・・・光ちゃん・・・やっぱ、あかん・・・・?」 これが最後と思って、問いかける。 もしこれで駄目なら、僕はきっぱり諦めるから・・・・・ 「なあ、剛・・・・これは夢か・・・・?」 「え・・・・?」 「俺は今、めっちゃ都合のいい夢を見てるわけではないんか・・・?剛が俺の子どもを身ごもってるなんて・・・・ そんな都合のいいこと、この世の中にあるんか・・・・?」 光ちゃんはまだ呆然としたまま、でも僕の手を強く握ってくれた。 不安に押しつぶされてしまいそうな僕を、優しく包み込んでくれる、光ちゃんの手・・・・。 「・・・・僕、産んでもええ・・・・?光ちゃん、喜んでくれるの・・・?」 僕自身も信じられない思いで呟く。 その声はもう涙声だったけど・・・そんなの気にしていられない。 「それは俺のセリフや。 ・・・俺の子、産んでくれるか?剛」 「光ちゃん・・・・!」 その言葉に、僕は嬉しくて思わず光ちゃんに抱きついた。 だって、だって!今、光ちゃん「産んでくれるか?」って、言ってくれた・・・・!! 「ありがとう、光ちゃん・・・」 「それを言うのは俺のほうやろ?まだ驚きの余韻がとれんけど・・・・剛が俺の子生んでくれる日が来るなんて、夢みたいや」 「・・・それは僕のセリフや・・・・」 まさか本当に受け入れてもらえるなんて思ってなかった。 ましてや光ちゃんから「俺の子生んでくれるか?」なんて言葉、 かけてもらえるなんて夢にも思ってなかった。 嬉しくて嬉しくて、もうどうしていいかわからないくらい、嬉しい。 「・・・光ちゃん、大好きや・・・」 「俺は愛してるで、剛のこと」 「そんなん僕だって!」 愛してる。 言葉でいい表せないくらい愛してる。 光ちゃんに出会えて、光ちゃんに愛されて良かった。 きっと、他の誰も、こんな幸せをくれる人はいない。 ああ、神様・・・!光ちゃんを出会わせてくれてありがとう!そして、その愛する人の子どもを授かることが出来る体に してくれてありがとう・・・! ずっと嫌だった自分の体やったけど・・・・今はこの体でよかったと心から思う。 ありがとう、僕を産んでくれたおかん、そしておとん。 僕をずっと支えてくれた友達やスタッフの人たち。 みんなみんな、ありがとう。 僕は、光ちゃんと新しい命と、新しい人生を歩んでいきます・・・・! FIN. この話は約10年前(笑)に出したキンキ本「たまごクラブ」「ひよこクラブ」のネタです。 つまり剛が両性具有者で、子どもが できたらどうなるだろう?という妄想から始まった本でした。 今見ても、とっても楽しそうに書いている自分が笑えます。 いや、今回も楽しかったですけど(笑)なんてったって約2時間で仕上げてますからね〜。

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KinKi Kids堂本剛さんが特別プロデュース!『ひよこクラブ』表紙を令和新時代の生命力をコンセプトに表現 表紙赤ちゃんモデル大募集!

たまひよ 堂本 剛

ひよこクラブ 12月号の第一別冊はチャートと写真でわかる「病気&おうちケア大百科」です! 読者のみな様と話していると「受診の目安が難しい」という話によくなります。 「夜中に吐いて心配で・・・でも救急にいくほどなのか」。 医師に嫌な顔をされたらどうしよう、コンビニ受診という言葉もあるし、・・・と悩んでいます。 本当にママたちは真面目に、できれば地域医療に迷惑かけたくないと考えています。 ただ、症状によっては、本当にすぐすぐ受診すべき場合もあり……難しい問題です。 ひよこクラブ 12月号では、その悩みが少しでも軽くなるように、第一別冊付録で、 さまざまな症状についてチャート式に「おうちケア」「診療時間内に受診」「診療時間外でも受診」が わかるようにまとめてみました。 至急受診すべき症状にはマークもつけました。 小さな赤ちゃんは症状が急変する場合もあります。 赤ちゃんがかかりやすい病名辞典や、おうちケアの基本なども集めました。 できたらさらっとでいいので、本当に病気になる前に要点だけでも 目を通しておいていただけたら幸いです。 いざという時大事なことを見逃さないために...。 さて、その 12月号にはうれしい新連載も始まります。 堂本剛さんの「僕が親になる日まで」。 第一回は実際に読者の赤ちゃんと触れ合っていただきました。 8カ月の赤ちゃんとの触れ合い。 はてさてどんなことになっているでしょうか? 必見です。 独身で男性であるからこそ「赤ちゃんを育てる」ということについて 知ってほしいという編集部の願いが込められた連載です。 打ち合わせ時に堂本さんが真摯に、今の時代に赤ちゃんを育てることについてを 考えてくださり部員一同で感動してしまいました。 その他、「応募者全員プレゼント hakka baby マルチケアバッグ」や、「大人用ど定番メニューと一緒に作る 5分で超っ早離乳食」などもりだくさん。 表紙はなんと hitomiさんの息子ちゃん。 ぜひご覧ください。

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2019年「たまひよ 理想のパパランキング」発表 新時代「令和」初の“理想のパパ”はチーム育児派!1位 つるの剛士さん、2位 りゅうちぇるさんに決定|株式会社ベネッセホールディングスのプレスリリース

たまひよ 堂本 剛

株式会社ベネッセホールディングス 株式会社ベネッセホールディングスの子会社、株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁)発行の育児情報雑誌『ひよこクラブ』は、2019年5月17日よりKinKi Kids堂本剛さんプロデュースによる創刊26周年&令和元年特別企画を実施します。 堂本剛さんは、現在『ひよこクラブ』において「堂本剛の僕が親になる日まで」を連載中です。 今年で4年目となるこの人気連載からスピンオフした今回の特別企画では、長年赤ちゃんに接してきた堂本さんならではの発想をコンセプトに、令和新時代の『ひよこクラブ』の表紙をプロデュースしていただくものとなります。 表紙モデルになる赤ちゃんは一般より募集し、堂本剛さんが撮影現場にも立ち会う予定です。 撮影した写真は、『ひよこクラブ』12月号(11月15日発売予定)の表紙と特集記事に掲載予定です。 また、今回は特別に、広告やCMなどで数々のセレブリティ写真を手掛けるキクマヤスナリさんをフォトグラファーにお迎えしました。 堂本剛さんと一緒に、新しい『ひよこクラブ』表紙の世界観の表現にチャレンジしていただきます。 今後も「たまひよ」では、妊娠・出産・育児の分野での役立つ情報・サービス提供を通じて、赤ちゃんとそのご家庭のサポートと、産み育てやすい社会づくりに取り組んでまいります。 <堂本剛さんプロフィール> 1979年生まれ。 奈良県出身。 KinKi Kidsメンバー。 ・書類選考通過された方(複数名)には、8月下旬~9月上旬にご連絡し、撮影(9月 東京都内のスタジオを予定)に参加いただきます。 ・撮影には、堂本剛さんが立ち会います。 ・撮影に参加された赤ちゃん(複数名)は、ひよこクラブ12月号の撮影の様子を取材した特集に掲載させていただきます。 ・撮影後に最終選考された1名が、ひよこクラブ12月号の表紙に掲載されます。 <募集対象> 2018年2月1日以降生まれの赤ちゃん。 たまひよの内祝 令和元年生まれの赤ちゃんお披露目ギフト限定発売 2019年5月1日からの新元号生まれの赤ちゃん用に、「令和元年」と印字された新商品を5月9日から今年いっぱい、期間限定で販売開始しました。 人気の名入れギフトにさらに記念すべき令和元年の印字がされ、令和ベビー専用のごあいさつカードをつければ特別感を演出できます。 発売開始後、非常に多くのお問い合わせをいただいております。 たまひよの写真スタジオ 人気カリグラファーが書く「令和元年」 モダンカリグラフィーの日本における第一人者、島野真希さんが表現する「令和元年」の書と一緒に撮影できるサービスを5月1日よりスタートしました。

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