アフターピルってどんな薬? アフターピルは、避妊に失敗した場合に行う緊急避妊用のピルです。 モーニングアフターピルと言われることもあります。 そのため、通常のピルとは異なり非常に強い作用を引き起こします。 ピルには、高用量ピル、中用量ピル、低用量ピルの3種類がありますが、アフターピルとして使われるのは中用量ピルです。 また 緊急避妊専用(レボノルゲストレル)のピルがあります。 ピルの容量の違いについて ピルには、高用量~低用量までさまざまなピルがありますが、その違いはどこにあるのでしょうか。 それは、含まれているホルモン量に違いがあります。 卵胞ホルモンの50マイクログラムを越えて錠剤に含まれているものは「高用量ピル」。 ちょうど50マイクログラム錠剤に含まれているものは「中用量ピル」。 そして錠剤に含まれているのが50マイクログラム未満のものは「低用量ピル」に分類されています。 一般的に、ピルと言えば低用量ピルのことを指し、産婦人科でも幅広く使われています。 アフターピルの飲むタイミング アフターピルは、避妊に失敗したときに使う緊急避妊用のピルです。 しかし、使い方を間違えると効果が半減してしまいますので、注意が必要です。 基本的にアフターピルは、性交から72時間以内に服用する必要があります。 これは、卵子に精子が到着し、受精して着床することを防げるギリギリの時間です。 アフターピルの服用は、早ければ早いほど効果が高くなると言われていますので、望まない妊娠を避けたい場合は性交からすぐにアフターピルを服用するようにしましょう。 アフターピルの種類について アフターピルには、2つの種類がありそれぞれ飲み方は異なります。 現在では、ヤッペ法とノルレボという2つの方法によりアフターピルが服用されています。 ヤッペ法について ヤッペ法では、性交してから72時間以内に中用量ピルをアフターピルとして2錠を服用します。 そして、12時間経過した後に再び中用量ピルを2錠服用します。 最初に服用は、性交から72時間以内が理想ですが、最大で性交から120時間以内であれば効果は低下するものの効き目があると言われています。 ノルレボと比べると費用が安いですが、12時間後の服用を忘れてしまうとピルの効果が得られないリスクが高まることと、副作用が強く出てしまうことから、最近は選択しない傾向にあります。 ヤッペ法によるアフターピルの服用では、吐き気が強く出ると言われており、人によってはめまいや倦怠感などに苦しめらることもあります。 ノルレボについて アフターピルとして、2011年から適用されるようになったのがノルレボです。 ノルレボは、日本国内初の緊急避妊薬(レボノルゲストレル)として承認されました。 ヤッペ法では吐き気などの副作用が強く出て身体に負担がかかるだけでなく、2回に分けて服用することから飲み忘れのリスクもあり、避妊率が落ちてしまうことが問題視されていました。 それを改善させたのが、ノルレボです。 ノルレボは、性交してから72時間以内にノルレボ錠を2錠飲みます。 1回の服用で済むので、吐き気などの副作用が出にくく、身体の負担が少ないのがメリットです。 ノルレボの効果として推奨されているのは、性交から72時間以内ですが、最大で性交から120時間以内であれば効果は低下するものの効き目があると言われています。 避妊率について アフターピルを服用することで、望まない妊娠を避けることができますが、残念ながらヤッペ法もノルレボも100%の避妊率ではありません。 避妊率は、ヤッペ法だと75%前後、ノルレボが84%前後と、ややノルレボの方が高い確率となっています。 ただ、この数字は性交から72時間以内に正しく服用した場合の数字で、120時間以内の服用になると60%にまで避妊率は落ち込んでしまいます。 アフターピル失敗の原因 アフターピルを服用しても絶対に妊娠しないわけではありません。 その原因はどこにあるのでしょうか。 一番多いのが薬の飲み忘れで、2回に分けて服用するヤッペ法では服用の間隔が12時間空くため、つい忘れてしまうパターンです。 現在は副作用が少なく避妊率の高いノルレボという方法があるので、服用する場合はそちらを選ぶようにしましょう。 また、アフターピルは吐き気やめまいなどの副作用が出ますが、服用後2時間以内に吐いてしまうとピルの成分が体に十分吸収されていないため、ピルの効果が出ない事があります。 吐く症状はピルの副作用だけでなくアルコールの過剰摂取でも現れますので、ピルを飲んだ後は十分注意しましょう。 アフターピルを飲むとどうなる? アフターピルを飲むと、身体にはどんな変化が起きるのでしょうか。 アフターピルの服用が72時間以内と推奨されているのは受精卵が着床をしないようにするためです。 避妊せずに危険日に性交して、受精してしまった場合、7日間かけて子宮内膜に着床します。 妊娠は、受精卵が着床した状態のことを言いますので、アフターピルで子宮内膜を無理やりはがして着床しないようにするのです。 アフターピルを服用すると、数日で生理の症状が引き起こされるようになります。 これは、子宮内膜がアフターピルの効果により強制的に剥がれ、生理と同じような状態が引き起こされているという証です。 アフターピルを飲んで、5日ほどで生理が起きる人もいれば、2週間ごに生理が起きる人もいます。 基本的に、アフターピルを飲んで3週間以内か、生理予定日と同じタイミングで生理が起きれば避妊は成功したと言えるでしょう。 生理にずれがあるのは何故? アフターピルを飲むと、数日後~3週間以内に生理症状が現れます。 避妊を望む人にとっては、早く生理が起きてほしいと願いますが、人によって大きく違いが出るのは何故なのでしょうか。 それは、アフターピルを飲んだタイミングが、排卵前か排卵後かによって生理が起きる時期が大きく開いてきます。 排卵前にアフターピルを服用した場合、数日後に出血が起こるなど比較的早い時期になることが多くなります。 しかし、排卵後に服用した場合は出血がおこる時期は遅くなり、生理予定日が来る頃に出血が起きる場合が多いため、モヤモヤしてしまう時期が長引く傾向があるでしょう。 ちなみに、生理直後にアフターピルを服用した場合、次の生理予定日を1週間くらい過ぎてから出血が起きることがあるので、飲むタイミングによって出血の時期が違うことを覚えておきましょう。 出血が起きない場合 アフターピルを飲むと、数日後~3週間以内に出血が起きることがほとんどです。 しかし、3週間以上経過しても出血(生理)が確認できない場合は、一度妊娠検査薬を試すようにしてください。 アフターピルの効果は100%ではありませんので、妊娠している可能性もあるからです。 また、アフターピルを飲んで出血したものの出血量が極端に少ない場合は、着床出血の可能性もあります。 出血量が少ない場合も、一度妊娠検査薬を試すようにしましょう。 ちなみに、アフターピルを服用してしまったとしても、胎児の発育に影響が出ることはないとされています。 服用に関する注意点 アフターピルを服用する場合、きちんとルールを守る必要があります。 ひとつは服用するタイミングで、72時間以内が理想です。 決められた錠剤数を守り、飲むタイミングも間違えないようにしましょう。 確実に避妊したいからと錠剤を多めに飲んだりすると、身体に深刻な影響が出てくる恐れもあります。 また、普段服用している薬がある場合は医師に申告し、できれば薬の併用は避けた方が良いでしょう。 アフターピルを服用できない人とは? アフターピルは含まれている女性ホルモン量が異なるだけで、低用量ピルと一緒です。 ですからアフターピルの服用が禁止されている方は、低用量ピルが禁止されている方と同じと考えてよいでしょう。 まず、ピルは血栓ができる副作用があるため、そうなった場合に重症となる35歳以上のヘビースモーカー、高血圧、糖尿病の方には処方できません。 また、妊娠中の方はすでに女性ホルモンが多く分泌されている状態なので、アフターピルを服用すると赤ちゃんへの影響はありませんがお母さんへの悪影響が考えられます。 その他、子宮体がんや偏頭痛の持病がある方・肥満の方・手術後または手術予定の方も服用できませんので、一度病院で検査してもらうのが確実でしょう。 喫煙者は注意が必要 アフターピルだけに限らず、ピルを服用する人ならできるだけ喫煙は控えた方が安心です。 ピルには血液を固まらせやすくする作用があるため、血栓が発生しやすく心臓や循環器系に影響が出る可能性があるからです。 長い期間喫煙を行っており、1日に15本以上吸うという場合は、副作用のリスクを考え、アフターピルを処方してもらえない可能性もあるので注意しましょう。 実際に、喫煙者や高血圧などの症状がある人がピルを服用することで、死亡した例もあります。 アフターピルは強い薬だからこそ、慎重に服用可能かどうかを判断してもらう必要があると言えます。 服用前の妊娠検査について アフターピルは、避妊に失敗した場合に飲む緊急用の薬です。 しかし、アフターピルを飲む前には、一度妊娠検査をしておいた方が良いでしょう。 僅かな確率で、前回の排卵日に妊娠している可能性があるからです。 全開の排卵日で妊娠している場合、アフターピルを服用しても生理は引き起こされません。 妊娠すると普段の10倍以上の女性ホルモンが分泌されるため、アフターピルであっても太刀打ちできないからです。 普段からまあり避妊をしていない方の場合、気づかないうちに妊娠している可能性もあるので、一度調べてからアフターピルを服用するようにしましょう。 気になる費用について 緊急用の避妊薬として服用されるアフターピルですが、気になる費用はどれくらいするのでしょうか。 アフターピルは病院で処方される薬なので、初診料や診察料もかかります。 病院により違いはありますが、ヤッペ法なら1万円前後、ノルレボなら1万5千円~2万円くらいになるでしょう。 保険が適用されないため、1回のアフターピルで高い費用を支払う必要が出ています。 身体への負担もありますので、本当に避妊が必要かどうかよく検討したうえで服用するようにしましょう。 市販のアフターピルはあるの? アフターピルは医者から処方してもらうのが一般的です。 しかし忙しかったり恥ずかしい、と受診に戸惑う方も多いです。 またピル代が高額なこともあって、中には輸入代行業者から海外製アフターピルの注文を考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。 ただ、生理状態の詳細は自分では分かりませんから、ただ安いからと海外のアフターピルを服用してしまうと、体調に不具合が起きる可能性も捨て切れません。 元々アフターピルはホルモン成分が多く含まれていますから、体質によっては副作用が強く出てしまう方もいるでしょう。 以前海外で飲んだ事があって問題ないという方以外は、病院を受診して検査してから、アフターピルを処方してもらうのがベストです。 低用量ピルのススメ アフターピルは、緊急用の避妊薬なので、いざという時に非常に頼りになります。 しかし、強い薬なので何度も服用するのは身体への負担が心配です。 妊娠を望まないのであれば、普段から低用量ピルを服用してみてはいかがでしょうか。 低用量ピルなら、副作用も少なく避妊の確率も上がりますし、費用もアフターピルに比べると低く抑えることができます。 低用量ピルの服用方法について 低用量ピルは、副作用のことを考えて開発されたピルなので、比較的身体に優しく効いてきます。 低用量ピルの飲み方としては、基本的に1日1錠を1回飲み、21日間続けていきます。 21日間飲み続けた後は、7日間休薬する時間を設け、それが終わると再び21日間ピルを飲み続けていくのを繰り返していきます。 7日間休薬している期間は、生理が起きるためピルを服用している間は妊娠する可能性は極めて低いと言えるでしょう。 ただ、低用量ピルは含まれているホルモン量が最低限まで抑えられていますので、飲み忘れが発生すると避妊の効果が薄れてしまうことがあります。 また、ピルの飲み忘れから子宮内膜が剥がれ落ち不正出血に繋がる可能性もあるので、きちんと管理しながら飲むようにしましょう。 低用量ピルのシートについて アフターピルは、性交から72時間以内に2錠のピルを服用しますが、低用量ピルの場合、1日1回1錠を21日間続けるので、シートで錠剤が渡されることがほとんどです。 低用量ピルのシートは、1シートに21錠のピルが含まれているタイプ 1シートに28錠のピルが含まれているタイプがあります。 2つの種類がありますが、実はシートに含まれているピルの錠剤は21錠で同じです。 28錠のシートの場合、21錠のピルに偽薬7錠が組み合わされています。 休薬期間でピルを飲む習慣が薄れ、服用のサイクルがずれてしまわないようにするためです。 同じように錠剤を飲んでも、休薬期間に飲む偽薬にはホルモンが含まれていないため、同じように生理が引き起こされる仕組みとなっているのです。 ただ、ピルを飲んでいる間は生理が来ないという気持ちが強いと、偽薬を飲んでも生理が来ないこともありますので、28錠のシートを選んで生理が起きにくいという方は、21錠のシートでメリハリをつけるようにすると良いでしょう。 まとめ アフターピルについての情報を詳しくご紹介しました。 危険日に避妊に失敗した人が飲むものなので、アフターピルは強い作用を引き起こします。 副作用の心配もありますので、本当に緊急の場合にのみ服用するようにしましょう。 また、ピルには血液を固まらせる副作用があるため、心臓や循環器系に影響が出る恐れもあります。 避妊に成功しても身体に大きな影響が出る可能性もあるので、そのリスクを充分理解したうえで服用するようにしましょう。 妊娠を望まないのであれば、低用量ピルが安全で確実です。 これを機に、避妊についてもう一度真剣に考えてみてくださいね。
次の
2時間以内の嘔吐は、同じ薬を服用する必要があります。 処方を受けた病院の指示に従いましょう。 アフターピルは自費にはなりますが、 希望すれば2回分処方してもらえる場合もあります。 (医療機関によります) また、 万が一吐いてしまっても、服用後2時間以上経っていれば、薬の効果はあります。 副作用がひどい場合は薬を飲んでも良い? 頭痛薬、解熱剤、胃腸薬、風邪薬などと併用しても問題ありません。 眠気がある場合はコーヒーやカフェイン入り栄養ドリンクもOK アフターピルの服用後、コーヒーや栄養ドリンクを飲んでも構いません。 ですが、 多量のカフェインは胃腸を弱めてしまうので、 コーヒーは1日数杯程度にしてください。 カフェイン配合のドリンクは、コーヒーよりも多量にカフェインが入っています。 1日に何本も飲まないようにしてください。 その他、副作用を緩和する方法 吐き気がある場合、 風通しの良い場所で、衣類の締め付けを緩めて安静にしましょう。 また、 空腹を避けて、食後にアフターピルを服用することで、吐き気が緩和することもあります 茶色い出血が少量で止まれば問題ありません。 生理と間違うほどの真っ赤な鮮血があれば、別の病気の症状が考えられます。 お近くの婦人科を受診してください。 また、 異常な痛みや辛い部分があったら、他の病気を併発している可能性があります。 この場合、アフターピルとは関係なく、 子宮内膜症や、性行為によって性病になったということも考えられます。 性器ヘルペスや尖圭コンジローマなど 病院を受診し、診察を受けましょう。 副作用が出やすい人ってどんな人? アフターピルに副作用は少ないですが、 副作用が出やすい人の特徴などは個人差があるため、一概には言えません。 しかし、 自己判断で薬を多く服用することで副作用が出ることも考えられます。 処方された通りに服用してください。
次の
実際のもらい方 予約してご来院下さい。 保険証などの身分証は必要ありません。 お薬の説明だけ行い、処方します。 内診などの診察もありません。 注意点もていねいに説明します。 学割希望の場合は学生証が必要です。 料金 種類 一般 学生 レボノルゲストレル 国産ジェネリック 6,800円 5,800円 レボノルゲストレル 海外ジェネリック 4,800円 3,800円 妊娠検査薬も付いています。 先発品のノルレボ、ヤッペ法の取り扱いはありません。 アフターフォローと返金 98%の高い避妊効果をもつアフターピルです。 ですが、わずかですが妊娠する可能性があります。 婦人科である当院では、もし妊娠検査薬が陽性になった場合には、超音波で妊娠の確認を無料で行います。 妊娠が超音波で確認されたときは、後々の負担を考慮し、アフターピルの料金を返金します。 飲む必要はあるの? 妊娠のしやすさとは? 妊娠しそうなのか、そうでないかはわかるのでしょうか? 精子の寿命は3~4日、卵子の寿命は2日ほどであるため、排卵前4日ほどが危険日といえます。 では、排卵日はどうやってわかるのでしょう。 普通は生理がくる2週間前に排卵します。 ということは規則的に生理が来ている人は、排卵日を予測できるかもしれませんね。 でも、排卵日がずれるのはよくあります。 とくに10代から20代前半にかけて生理が不安定な年齢では、10日ほどのずれはよくあります。 というわけで実際のところ、確実に安全といえる日はないのです。 コンドームが外れたけど射精していない場合や、腟外射精の場合はどうでしょうか?妊娠のしやすさは精子の数によっても左右されます。 精子が少なければ、当然、妊娠しにくいだろうとは思われます。 腟外射精は1回の性交渉あたり平均数%の妊娠率です。 しかし、あくまで平均すればの話です。 もし、男性が自覚なく腟内に射精していれば、その1回での妊娠率は15%くらいかもしれません。 ですので、やっぱり、確実に大丈夫とは言えないのです。 アフターピルの種類 現在、世界で使われているアフターピルはレボノルゲストレル 、エラワン、ヤッペ法の3種類があります。 レボノルゲストレル 国内で初めて認可されたアフターピルです。 先発品の名称はノルレボ。 海外では、すでに同成分のアフターピルが、薬局で購入できるOTC薬として認可されています。 安全で、効果の高いアフターピルです。 日本では高めの料金でしたが、現在、かなり安価で提供できるようになりました。 当院で扱っているのは、レボノルゲストレル (ノルレボのジェネリック)です。 エラワン 最新のアフターピルです。 最も効果が高く、5日以内でも使えます。 残念ながら、日本ではまだ認可されていません。 当院では取り扱っていません。 ヤッペ法 従来から使われている、緊急避妊法です。 レボノルゲストレル 、エラワン以外であればこの方法です。 中用量ピルを1日に4錠、2回に分けて飲みます。 上記2つのアフターピルに比べ妊娠阻止率が低く、吐き気が強く起きるのが欠点です。 安いというメリットがあったのですが、レボノルゲストレル が安価で提供できる現在、クリニックでの処方はなくなりつつあります。 当院では取り扱っていません。 アフターピルの効果と副作用 効果 レボノルゲストレル は、24時間以内の服用で99%の避妊率。 2日以内で98%、3日以内で97%の効果です。 時間がたつと効果が落ちるというよりは、排卵が起きる前までに飲むことが大切なのです。 とにかく早めに飲みましょう。 効果の表記が2通りあります。 避妊率と妊娠阻止率です。 避妊率98%とはアフターピルを飲んで妊娠しなかった人が98%ということです。 妊娠阻止率はちょっとややこしくて、妊娠しそうな人を阻止した率です。 まず、排卵日に性交渉があれば、妊娠する確率は15〜20%くらいです。 ということはアフターピルを飲まなかったとしても80%の人は妊娠しないのです。 そして飲まなければ妊娠するかもしれなかった人のうち、アフターピルを飲むことで妊娠を阻止できた割合が妊娠阻止率です。 レボノルゲストレル の避妊率は98%で妊娠阻止率は85%です。 ちなみにヤッペ法の避妊率は96%、妊娠阻止率は57%です。 参考資料:THE LANCET Vol352 August 8,1998 副作用 頭痛や吐き気 中用量ピルを用いたヤッペ法では、かなり強い吐き気があったのですが、レボノルゲストレル では、吐き気や頭痛はほとんどありません。 生理がずれる アフターピルは女性ホルモンのお薬なので、生理を少し不安定にさせます。 数日から1週間くらい、生理が早まったり、遅れたりする可能性がありますが、全ての人におこるわけではありません。 また、数日後くらいに少量の出血をすることもあります。 もし生理がなかなかこなくても、すぐには、心配しなくてもいいでしょう。 ですが、3週間たっても生理がこないときは自分で妊娠していないかどうか確認しましょう。 アフターピルが効く理由 アフターピルが効く理由 いろいろな作用が言われていますが、一番の理由は排卵を遅らせることなのです。 アフターピルをのむことで、だいたい5日くらい排卵が遅れると考えられています。 ということは、飲んだ後、数日してまた避妊せずにセックスしたらちょうど排卵にあたって、妊娠するかもしれませんから注意しましょう。 しかし、あくまで緊急用の薬です。 効果は100%ではありません。 よくある質問 繰り返しの使用は大丈夫でしょうか? アフターピル1回あたりの避妊率が98%です。 この数字は繰り返し使用していると、いつか妊娠するということです。 これを調べた研究も実際あって、年間10%程度の人が妊娠してしまってます。 通常の避妊法としてアフターピルは使うべきではありません。 アフターピルはあくまでも緊急時に使用するバックアップと考えるべきなのです。 コンドームを普段使用している人が、外れたり破れたりするアクシデントの時に使うようなイメージです。 ですので、緊急時のために前もって持っておくこともありでしょう。 年末年始で医療機関がお休みなんてこともありますから。 次の生理が来る前にまた避妊に失敗しました やむをえずこういったことも起きるかもしれません。 排卵前であれば、再び内服することで、ある程度の避妊効果はあるでしょう。 お薬として飲む事はできますが、できれば今後は確実な避妊法を検討した方がいいですね。 海外製品について 医療機関で処方される海外製品は地方厚生局から薬監証明というものを取得して処方しています。 レボノルゲストレル は海外でも多くのブランドがあり、安く提供できるメリットがあります。 実は個人でお薬を輸入することもできます。 ネットで手に入れることができるアフターピルは、代行業者に依頼してご自身で輸入していることになります。 これは結構危険です。 個人輸入は何かおきた時に、全てご自身で責任を取らなくてはなりません。 その点で、個人輸入はさすがにオススメできません。 ヤッペ法は取り扱わないのですか? ヤッペ法は従来から使用されてきた方法です。 吐き気が出る人にはかなりツライ方法です。 吐いてしまって飲みなおす人も時々います。 妊娠阻止率がレボノルゲストレル より低いのも欠点です。 安価に処方できる方法だったのですが、レボノルゲストレルが安くなったので、クリニックで取り扱うには、少しデメリットが多いかなと考えます。 ですが、この方法には大きなメリットがあるのでした。 ピルユーザーに限りますが、ピル飲み忘れで避妊できなかった時に、地方在住とか仕事とかで、すぐアフターピルがもらえないような人はすぐ飲めるという利点があるのです。 なにせ、アフターピルは早く飲むことが勝負ですから。 とは言えヤッペ法を個人の判断で行うことは医療者としてはオススメはしません。 生理が来れば避妊できていますか? 生理らしい生理が来れば、避妊できたと考えてもいいでしょう。 アフターピルを飲むと生理が不安定になったり、不正出血がおきたりします。 妊娠しても生理じゃないような出血がおきることもあって、区別できないことがあります。 一番確実に調べるには、やはり妊娠検査薬を使用することです。 アフターピルを飲んでから3週間たっても生理らしい生理がなければ、妊娠検査薬を使いましょう。 事前の使用について 避妊できない性交渉の前に、事前にアフターピルを飲むことは大丈夫かというご質問も時々受けます。 もちろん、ちゃんと避妊した方がいいのですが、いろいろな事情もあるのでしょう。 排卵前なら事前に飲むことで避妊できる可能性は高くなります。 ですが、100%ではない避妊法であることは知っておきましょう。 きちんと避妊することが大切ですが、うまく避妊できないかもという予感がする時は、事前に飲むことも許されるような気もします。 本当は大きな声ではオススメできないのですが・・・効果があるのは、飲んでから12時間まで。 低用量ピルのスタート時期 ピルユーザーが再開する場合や新たにピルを開始したい場合は、すぐに飲み始めてもかまいません。 ピル は生理を待ってからスタートすることになってますが、できるだけ早く避妊したいのであれば、翌日から開始してしまいましょう。 ただし、ピルを始めると生理が遅くなります。 妊娠したかどうかの判断がしにくいので、妊娠検査薬でチェックしましょう。 もし妊娠中や授乳中に飲んでしまったら レボノルゲストレル の注意事項としては、妊娠中は飲まないこと、授乳は1日中止すること、となっています。 これを遵守して医療機関では処方しますが、レボノルゲストレル は実際に妊娠中に内服してしまっても胎児に影響しないとされています。 WHOの指針では授乳はよかったりします。 ですので、かなり安全な薬と考えてください。 妊娠の確認が時期的にできなかったり、授乳が避けられないケースでも、妊娠することが大きな問題になるときには、アフターピルの内服も考慮してもいいかもしれません。 アフターピル内服後に、母乳育児中の人がやむなく授乳させてしまったとき、後から妊娠していることがわかったときでも大きな不安をかかえることはないでしょう。
次の