「杓子」というのは、汁物をすくうための「おたま」やご飯をよそうための「しゃもじ」などを指します。 それらの持つ部分、つまり柄の部分が曲がっていたのですが、その曲がった柄を定規として使用するというところから来た言葉と言われています。 そこから間違った基準でものごとを行ったり判断したりするという意味になっていきました。 この「杓子定規」にはもう一つの使われ方があります。 それは「融通が利かない」という使われ方です。 これはあくまでも規則を押し通そうとしたり、正論を振りかざして融通を利かせないときに使用します。 もともとは杓子や枡のように食べ物などを図るものはその地域を治めている権力者などによって大きさが決められていました。 それによって食べ物の収穫量や税の取り立てに使用していたのです。 つまり権力者が変わったり、地域が変わったりするとその基準は変わっていたのです。 この場合、その決められた基準を何が何でも守らなければいけないという考え方がこの四字熟語の元になったと考えられています。 意味の変遷 時代がすすむにつれて「融通が利かない」という意味の方がよく使われるようになってきました。 特に市役所や区役所などの手続きなどや、会社や学校内でのまじめすぎる人に対して揶揄するような時に使用されるようになっています。 たとえば、ほとんどの書類がそろっていて明らかに本人であることが確認できているにも関わらず、役所が指定した書類がなかったからという理由で手続きができないということが頻繁にあります。 このときに注意しなければいけないのは役所側が間違えているのではなく、むしろ規則に対して忠実であるということです。 この場合、規則に違反しているのは手続きを申請している側ということになります。 ただし、人間生活を営んでいるなかで「融通を利かせる」ということが増えてきたなかで、あまりにも融通が利かない人間に対して「杓子定規」という言葉を使って揶揄するというようになってきたのです。
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スポンサーリンク 猫も杓子もの語源とは? いきなりですが、「杓子」とは、 「飯を盛ったり汁などをすくったりする道具。 頭が丸く中くぼみの皿形で柄がついているもののこと。 」 つまり「しゃもじ」や「お玉」のことなんですね! でも「猫」と「しゃもじ」にどんな繋がりがあるのと不思議に思うところ。 実は「猫も杓子も」の成り立ちには、いくつかの説があるのです。 一休さん説 一休さんは室町時代に実在した「一休宗純(そうじゅん)」というお坊さんがモデルになっています! アニメでお馴染みのあの一休さんです。 彼の死後、時期でいうと江戸時代にあたる頃、「一休咄(いっきゅうばなし)」という説話が作られました。 内容は、一休さんを伝説化した話を収録したもの。 一休咄の中には、「生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も」と、猫も杓子もが登場します。 それなのに「猫も杓子も」だけが残って、現代のように「誰も彼も」という意味になったと考えられています。 「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も」を聞き間違えた説 「女も子供も」という意味です。 実は、これは落語でよく使われるお話なんですよ! 横丁のご隠居さんが「女子も弱子も」の発音を「猫も杓子も」と聞き違えました。 彼はそれを漢字に置き換え、間違えたまま広まってしまった説です! 「禰宜(ねぎ)も釈氏(しゃくし)も」だった説 「神も仏も」という意味です。 禰宜とは、神官の長、神主の下の位のことをいい、禰宜の子孫を禰子(ねこ)といいます。 釈子(しゃくし)とは、仏弟子のことをいい、お釈迦さまの弟子、お釈迦さまの教えを受け継ぐ者という意味。 昔の日本では、宗教と言えば仏教と神道の二系統でした。 ということは、日本国民はほぼ禰子と釈子ということ! これから転じて「猫も杓子も」となり、「どんなものも、みなすべて」の意味になったと考えられています! 「主婦と猫」説 ある地域では主婦の象徴として杓子が使われていました。 実権を嫁に渡すことを杓子渡しという地方もあるそうです。 昔の主婦はいかなる時も家を空けてはいけません。 そしていつも家で寝ている猫… つまり、杓子は主婦を指し、猫まで動員した家族総出!という意味になるんです。 主婦が猫と一緒に家を飛び出すのは、まさに誰も彼も、という状況ですよね! このように、「猫も杓子も」にはたくさんの謂われがあるんです! どれが正解とは言えないのですが、それほど「猫も杓子も」は身近な言葉なんですね。 猫も杓子もの使い方・例文! 「猫も杓子も」は日常生活でどんな風に使えるのでしょうか? 例えば、 期末テスト前でクラス中がピリピリしているときに、 「うちのクラスは猫も杓子も必死にテスト勉強に励んでいる」 なんて担任の先生が言ったり… 他には、 あるスマホゲームが大流行して、友達や兄弟、お父さんまでもがハマり出した! そんな時にお母さんに、 「最近、このスマホゲームがすごく人気で、猫も杓子もやってるんだよね」 なんて説明してあげられます! みんなが持っている物や、好きなものを表現するのにうまく使うことが出来ますよ。 「みんなが」と言うよりかっこいい、大人になった感じがしますよね! スポンサーリンク さいごに 最後に「猫も杓子も」の類義語をまとめてみました。 そろいもそろって• どいつもこいつも• 何もかも• みんながみんな• 右も左も このような言葉があります。 こんな風に言い換えて使うことも出来るのですね! 今回は「猫も杓子も」について解説をしました! みんながやってる!みんなが持ってる!そんなときに活躍する言葉です。 特に、私たち日本人は「みんな一緒」という意識が他の国の人より強いようなので、こんな言葉が生まれたのも納得ですね。 実際に使うタイミングも多い言葉です! この記事を読んだことで、これから会話に登場しても、もう大丈夫! 是非参考にして、使ってみてくださいね! 関連記事 一部広告含む•
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「杓子定規」の意味 杓子定規というのは、臨機応変に対応することができない状況を指しています。 したがって、柔軟性がないという意味もあるのです。 どちらかと言えば、悪い意味で使われる言葉ですが、どんな場合でも同じように、公平な扱いをするという意味でも捉えられなくはないです。 悪く言えば柔軟性がない、よく言えば公平な扱いができるという状況になります。 「杓子定規」の使い方 杓子定規という言葉は、形容詞のように使うことができます。 名詞を修飾する言葉として使用すると、杓子定規な人間、杓子定規な回答、杓子定規な対応などになるのです。 いずれもマニュアル通りというか、一定の基準や規則などに沿って柔軟性が感じられないという意味になります。 こういった使い方をしていくと良いと言えるのです。 「杓子定規」の例文 「杓子定規な対応をされると、なんとなくムカッときますよね。 規則で決まっているのは分かるけど、もう少し臨機応変に対応するという気持ちはないのかな?と思います。 まあ、杓子定規な対応をしないで特別扱いをすると、それ以外の人間が不公平に感じて、そこからクレームにつながるなど、そういうデメリットがあるというのは理解できますけどね。 」 杓子定規というのは基本的に悪い意味で使われる 杓子定規というのは悪く言えば柔軟性がない、よく言えば公平な扱い方をするということで、一見するとどちらの意味でも捉えられる言葉です。 しかし、現実的には悪い意味で使う人たちが多いので、杓子定規という言葉はそういう意味である、そういう使い方をされるということを知っておくべきです。 臨機応変な対応ができないことを揶揄するような言葉であると言えるのです。
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