本作品は2011年に発売されたさんのミステリー小説「ユリゴコロ」の映画化作品です。 「ユリゴコロ」は 第14回を受賞、第9回ノミネート、5位などで注目されたミステリー小説の話題作 らしいです。 私は原作の小説を読んだことがありませんでしたが、予告とあらすじに惹かれて観に行くことにしました。 主演は、その他出演者には、などが出演しています。 本作品はPG-12指定になっているため、小学生は親の同伴がないと鑑賞できません。 また、作中には正直目を背けたくなるような残酷なシーンが含まれているので、大人が観てもキツイ人にはキツイんじゃないかなと思います。 全編残酷なシーンが続くわけではないのですが、血が苦手だと厳しいシーンがあるので鑑賞を検討されている方はご注意ください。 あらすじ 父が余命宣告され、さらに婚約者が突如失踪した亮介()は、実家で「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノートを見つける。 そこには人間の死でしか心を満たすことができない、美紗子()という女性の衝撃的な告白がつづられていた。 亮介は、創作とは思えないノートの内容に強く引き寄せられ……。 (外部リンク) 本作品、序盤から主人公?の亮介に降りかかる不幸が重いです。 の末期癌、婚約者の突然の失踪、婚約者の失踪を知る謎の女の登場などトの大きすぎるイベントが相次いで発生します。 普通の人ならこの時点でだいぶ精神的におかしくなりそうなものですが、オーナーとしてカフェを切り盛りする亮介は気丈に振舞いながら、婚約者の行方の手がかりを必死に探します。 そんな中、実家に立ち寄った亮介は押し入れの中から「ユリゴコロ」と書かれた謎のノートを発見します。 「ユリゴコロ」には人の死に喜びを感じる美紗子の狂気の人生が綴られていました。 あまりにリアルで衝撃的な内容に引き込まれ、ノートを読み進めていくうちに亮介の行動にも次第に影響を与え始めます。 本作品は婚約者の行方を探る亮介パートと謎のノートに記述されている美紗子の人生パートの2部構成でストーリーは進行していきます。 評価と感想 見た後に爽快感があったり、純粋な感動がある映画ではありません。 むしろモヤモヤしたやり場のない感情が残る映画でしたが、 観たことを後悔するような映画ではありません! おそらくほとんどの人が登場人物に共感することはできないでしょう。 それくらい登場人物は異常な人間が多いです。 しかし、そんな異常な登場人物達の 悲哀や感情表現には目を見張るものがあります。 共感はできないけど、どんな気持ちで発言されたセリフなのか?どんな気持ちで行動に至ったのかを深く考えさせられる映画でした。 また、異常な登場人物達を演じたキャスト陣の 演技力も素晴らしいです。 特にの演技力がすごい!狂気の美紗子と終盤の美紗子では同じ女優が演じているとは思えないほどの雰囲気の違いを表現していました。 ただし、 よくできたミステリー作品として期待してはいけません。 原作のことはわかりませんがミステリー作品として観るとストーリー構成に粗が目立ちますし、わりと容易に先が読めてしまいますので、結末に驚きはありませんでした。 また冒頭でも触れましたが、序盤に少々行き過ぎた残酷表現が含まれるため、血を見るのが苦手な方は序盤のシーンを乗り越えるのがキツイかもしれません。 以下、映画のストーリーについての考察に入るので ネタバレを含みます。 ストーリーの考察 ユリゴコロのポイントとしては美紗子の行動の変化が大きく変わっていくことだと思います。 タイトルである ユリゴコロの変化と 人を殺す理由の変化に本作品中の美紗子の成長が感じられるのです。 美紗子のユリゴコロの変化(ネタバレ含む) 本作品のタイトルである「 ユリゴコロ」とは存在しない言葉であり、「 拠り所」の聞き間違いと作中で語っている。 もう一人の主人公である美紗子は幼少時代から感受性が欠落していて、いわゆる の子供でした。 そんな幼少時代の美紗子が医者から言われた「 ユリゴコロがない」という言葉がきっかけで、美紗子のユリゴコロ(拠り所)を探す旅は始まります。 ある日デパートで出会った人形に自分を投影させて初めてのユリゴコロを手に入れます。 幼少期の美紗子は他人とうまくコミュニケーションが取れず、一人で虫を井戸に落として殺す遊びに熱中していました。 身近な生が失われることで自分の生きている実感を得たかったのでしょう。 子供というものは純粋に残酷なことをする生き物なので、虫を殺して遊ぶという経験は男ならほとんどの人が経験したことがあるのではないでしょうか。 しかし、美紗子の異常性は虫を殺すだけに留まらず、事故によって目の前で友達が死んでいく姿を見たことがきっかけで 人の死にユリゴコロを感じたのです。 そして中学生になったときについに事故とみせかけて自らの手で人を殺めてしまいました。 やがて成長して、専門学校に通う美紗子は みつ子というユリゴコロを手に入れます。 彼女は美紗子と同じように死を身近に感じることで生の実感を得ていたため、自分の同類だと思ったのでしょう。 な苦痛から逃れるために自分の体を傷つけるの心理と、自分の生を確認するために他者を殺すという心理は全然違うような気がしますが、美紗子は 初めて他人にユリゴコロを感じ、みつ子を大切にしようという人間らしい感情が芽生えます。 みつ子は結局をやめることができず、美紗子と生きることを諦めて死んでいきます。 ユリゴコロを失った美紗子は空っぽになり、娼婦として働き始めます。 そんな中で出会ったのが自分を情で包み込んでくれる 洋介というユリゴコロでした。 洋介との出会い以降、美紗子の精神は安定して、これまで経験したことのない 家族愛が芽生えました。 美紗子が人を殺す理由の変化(ネタバレ含む) ユリゴコロの手記の中で美紗子は基本的に 自分のために人を殺し続けています。 洋介と出会うまでは他人を殺すこと自体がユリゴコロを感じられる唯一の方法であり、自分がユリゴコロを手に入れるために人を殺しています。 洋介との出会い以降は洋介というユリゴコロを失う恐怖から人を殺しています。 やはり自分のために他人を殺しているのです。 しかし、亮介の婚約者である千絵を救出する際に初めて美紗子が人を殺す理由が変わりました。 自分のためだけに人を殺してきた美紗子が初めて 他人のために人を殺したのです。 息子の手を汚さないようにすることが美紗子にとってのせめてもの 罪滅ぼしだったのかもしれません。 テーマについて(ネタバレ含む) 本作品のテーマは「 消えることのない愛情」です。 ユリゴコロを読んだ洋介は自分を救ってくれたと思っていた美紗子が自分の人生を狂わせた張本人だったことを知ります。 しかし美紗子の主張は洋介の人生を壊さなければ出会うことすら叶わなかったので、まともな人生を歩むためには洋介の人生を壊すほかなかったというもの。 こんな美紗子の自分勝手な理由で不幸の渦に巻き込まれてしまったにもかかわらず、洋介の美紗子に対する愛情は消えることはありませんでした。 また、息子の亮介も婚約相手である千絵が実はヤクザの男と結婚していたことや娼婦として無理やり働かされていた事実を隠していたにも関わらず、過去の事実を受け入れ、それでもなお千絵を愛し救い出そうと決意します。 この家族にとって、大事なのは 過去ではなく現在なのです。 過去がどうであれ現在の妻(婚約相手)に愛情があることが事実であり、その愛情が過去の過ちによって簡単に消え去ってしまうようなものではないのでしょう。 洋介と亮介は血がつながっていないはずなのに考え方が同じというところが面白いですね。 まとめ 映画の評価と感想を以下のように総括しました。 登場人物の悲哀や感情表現の繊細さに考えさせられる映画• 異常な登場人物達を演じるキャスト陣の演技力がすごい!• ミステリー映画として観るとご都合主義な展開などストーリーの粗が目立つ• 行き過ぎたグロテスク表現があるため見る人を選ぶ 映画版と小説版ではだいぶストーリーの構成も変わってくるそうで、映画のご都合主義な演出も小説版ではだいぶ自然な流れになっているそうです。 結末も映画版と小説版では異なるようなので、小説版を読んだらまた違った感想になるかもしれませんね。 nikorichsmbc.
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映画『ユリゴコロ』評価は? 4更新 『ユリゴコロ』あらすじ概要 亮介は一緒に山奥のカフェを営んでた婚約者の千絵が行方不明になり、父の末期がんも判明して精神的に落ちこむ。 父の家を訪ねた時『ユリゴコロ』と書かれたノートを見つけ、猟奇殺人者の美紗子が書いた半生の記録にひきこまれてしまう。 そんな時、細谷という謎の女性が千絵の無事.. 他の映画はも参考にしてください。 亮介(松坂桃李)は婚約者の千絵(清野菜名)と山奥のカフェを営み幸せに暮らしてますが、突然千絵が失踪します。 さらに亮介の父(貴山侑哉)が末期がんだと発覚して、亮介は精神的に不安定になります。 そんなある日、 父が暮らす実家で『ユリゴコロ』という殺人鬼による一冊のノートを見つけ読み始めます。 美紗子(吉高由里子)「平気で人を殺す私は脳がおかしいのでしょうか?普通の人のような『ユリゴコロ』が私にはないようです」と書き出してます。 幼い美紗子は友達を池に突き落としておぼれ死ぬまでながめてると生まれて初めて喜びを感じ、それが『ユリゴコロ』(「よりどころ」の聞き間違い)だとわかります。 若い男性がみぞの重いフタを持ち上げて、小さな少年が帽子を拾えるよう支えてるのを、 中学の美紗子は手伝うふりしてわざとフタを落とし、少年が圧死するのを見て「ユリゴコロ」を満たします。 調理学校へ通い始めた美紗子は、リストカット癖の、みつ子(佐津川愛美)と親密になり死ぬのを手伝い喜びを感じます。 亮介は事実か創作か疑問に思うがなぜかひかれてノートの続きが気になりますが、カフェに千絵の友人と名乗る細谷(木村多江)が訪ねて来て、千絵が無事であることや、その後も調べて千絵がヤクザの元夫に監禁されてることを教えてくれ、亮介は居場所の調査を依頼します。 亮介は再びノートを読みに行きます。 美紗子は飲食店の仕事は長続きせず、水商売が向いてることに気づきます。 そこで元の職場の上司と再会しせまられるが殺害します。 その後、 年上の「アナタ」こと洋介(松山ケンイチ)と出会い、手を出さない洋介に美紗子はひかれますが、洋介は溝のフタで少年を圧死させた過去を告白し、美紗子は衝撃を受けます。 ところが過去を知る男が訪ねて来て、美紗子はまた殺害するが、警察がやってきて、洋介に気づかれてしまいます。 美紗子は半生を「ユリゴコロ」に書きつづり、入水自殺をはかるが洋介に救われます。 「ユリゴコロ」を読んだ洋介は絶望しそうになり、美紗子を橋から自殺させようとするができず、二度と目の前に現れないことを条件に別れます。 ここまで読んだ 亮介は自分が「アナタ」と美紗子の息子で殺人鬼の血が流れてると確信して自暴自棄になり、細谷の情報をもとに、包丁を持って千絵を取り戻しに行きます。 しかしヤクザは全滅してて、無事に千絵を助けることができます。 カフェに現れた細谷こと美紗子は、整形後の職場で、偶然に千絵と知り合い、息子の婚約者だと知って力になりたいと思ったそうです。 洋介が余命わずかであると聞いた美紗子は、病室に会いに行きます。 亮介は「ひっつき虫」をぼぉと見つめています。 ネタバレ感想『ユリゴコロ』考察や評価レビュー この先は ネタバレありの感想考察です。 他の映画はも参考にしてください。 猟奇殺人ホラーに近いイヤミスだけど、主人公の正体などがミステリー要素になっていて、結末は斬新ではないけど軽く驚かされ少しほっとします。 人の死は多いし、リストカットのシーンは目をそらしたほどなのに、R指定ではなくPG12なのは不思議です。 人におすすめしにくいジャンルなので口コミ拡散しづらく、興行収入は伸びなかったようです。 私のひとこと感想や評価は「全編よくある物語の展開でサイコパスミステリーとしての新しさは感じないけど、 吉高由里子、佐津川愛美、松坂桃李などの怪演や、予想できたけど、洋介と美紗子の因縁、美紗子と亮介の関係性や作品の雰囲気や余韻は好みです。 後半もっと現実的に描いてれば評価上がったはずです」 テーマは「人のよりどころ」「偶然の出会い」でしょうか。 偶然出会って殺されたり結婚や助けられたりします。 みどころは、美紗子の正体や吉高由里子を連想させるタイトルの真相、洋介と美紗子の因縁や千絵の行方などのほか、吉高由里子の猟奇ぶり、佐津川愛美が演じるリストカッターみつ子の狂気ぶりなどです。 レーティングの関係で流血シーンはなるべく隠されてるけど、 佐津川愛美と吉高由里子のリストカットシーンは、久々に映画の画面から目をそむけました。 この場面での2人の狂気ぶりは半端ないです。 ただ、長すぎるので少しカットして、後半の駆け足すぎて「雑」な部分をもう少ししっかり見せてほしかったです。 暴力団事務所を女性1人で全滅させるのは、ご都合主義にしても毒薬など納得いく理由が描かれないと雑音に感じてしまうし、ミステリーではありきたりの「整形」をひねりもなく使うのも残念です。 そもそも亮介は美紗子の顔を知らないので、整形なくても良い演出方法があった気がします。 それにこれだけ多くの人が死んでるのに、美紗子がずっと捕まらないのは、警察が無能すぎる世界だと感じます。 計画犯罪ではないので、証拠はたくさん残されてるはずです。 そして一番納得しづらいのは、美紗子が息子の亮介の婚約者の千絵と偶然出会ったことです。 真相は不明だけど、 ずっと美紗子が亮介の成長を見守ってたことにした方が自然だと思います。 オナモミ(ひっつき虫)は、絶えず何かにくっつきながら寄りそって生きてる「拠り所(よりどころ)」の象徴だと感じました。 ノート「ユリゴコロ」でも現実でも、美紗子がいた場所には常に残されています。 前半の「先が気になる感」に比べて後半のご都合主義が悔やまれるけど、ミステリ好きにはおすすめです! 他の映画はも参考にしてください。 『ユリゴコロ』含む映画ランキングや映画賞•
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ユリゴコロのネタバレあらすじ:起 亮介(松坂桃李)は同棲中の婚約者でもある千絵(清野菜名)と、山奥の喫茶店を営みながら順風満帆な生活を送っていました。 しかしある日、千絵が謎の失踪を遂げ、更に亮介の父が末期ガンである事が発覚します。 喫茶店の経営も傾き、亮介は精神的に不安定な状態に陥ります。 そんなある日、亮介は実家の押入れから『ユリゴコロ』と書かれた一冊のノートを見つけます。 創作か現実か、そこには殺人者 美紗子(吉高由里子)の半生が綴られていました。 ユリゴコロのネタバレあらすじ:承 「ユリゴコロ」には「私のように平気で人を殺す人間は脳の仕組みがどこか普通と違うのでしょうか」このような書き出しで始まっていました。 普通の人には心の拠り所「ユリゴコロ」というものが誰にでもあるものですが美紗子にはそれがありませんでした。 普段から無口で、友達と遊んでも新しいオモチャを貰っても喜びを感じない美紗子はある雨の日、友達を池に突き落として溺死させてしまいます。 その時、美紗子は生まれて初めて喜びに近い感情を抱きます。 中学に進学した美紗子ある日、帽子を拾おうとしている少年を手伝っている男に加勢する事になりますが、男が持ち上げている溝の蓋を下に押し当て、重さに耐えきれなかった男は蓋を少年の上に落として殺してしまいます。 死んだ少年を見て美紗子は再び喜びのようなものを感じます。 調理の専門学校に進学した美紗子は初めてみつ子(佐津川愛美)という友達ができます。 みつ子は精神を病んでいて、リストカットがやめられません。 自分と通じる部分を感じた美紗子ですが、結局はみつ子までも殺してしまいます。 このように人を殺す事が心の拠り所となってしまった美紗子は出会う人々を次々と殺していきます。 ユリゴコロのネタバレあらすじ:転 『ユリゴコロ』を読んだ亮介は殺人鬼 美紗子に全く共感出来ないものの、なぜか惹かれていきます。 そんなある日、亮介の喫茶店に細谷(木村多江)が訪ねてきます。 細谷は失踪した千絵の友人で、亮介に協力したいと持ちかけます。 亮介は細谷に千絵の捜索に協力してもらうと、千絵は暴力団と関わっている事が判明します。 —『ユリゴコロ』続き— 専門学校を卒業した美紗子は食品関係の仕事に就きますが社会に適合出来ず1年で退職してしまいます。 お金が必要になった美紗子は身体を売って生活費を得るようになります。 そんなある日、美紗子が売春目的で洋介(松山ケンイチ)に声をかけます。 しかし洋介はお金だけを渡して美紗子に手を出そうとしませんでした。 それ以来、美紗子と洋介は同棲するようになります。 2人が同棲するようになり、しばらく経ったある日、洋介は自分は「過去に子供を殺したから罪を償って生きていかなければならない」と告白します。 話を聞いてみると、帽子を拾う少年を手伝って溝の蓋を支えてたら、自分の過失で手を離してしまい、少年を殺してしまったと洋介は語ります。 なんと美紗子が蓋を押し当てて少年を殺した時に隣にいた男こそが洋介だったのです。 そんな事は本人に言えるはずもない美紗子は売春で避妊をしなかったため、誰か分からない客の子供を授かります。 美紗子と洋介は結婚し、その子を育てる決意をします。 子供は順調に成長していき、3人での幸せな生活が暫く続きますが、ついに刑事が家に訪ねて来ます。 幸い、刑事に美紗子の罪を勘づかれる事はありませんでしたが、美紗子はさらに罪の意識に悩むようになり、子供を殺して洋介に命を奪ってもらおうと考えるようになります。 しかし美紗子は自殺を決意し、手首を切って川に飛び込みます。 それに気付いた洋介は美紗子を助けて一命を取り留めます。 美紗子が目を覚ますと手元には今まで隠し続けていた『ユリゴコロ』のノートが置いてありました。 家族に自分が重罪人だと気付かれてしまったのです。 重罪人を野放しにする訳にはいけないと感じた洋介は、自らの手で死なせる事が最善だと思い、美紗子の腕を縛り、ダムへ飛び降りさせようとします。 しかし、最愛の美紗子を永遠に失うのは耐えきれず、お金と地図だけ渡して美紗子と分かれるのでした。 ユリゴコロの結末 『ユリゴコロ』に不思議な親近感を覚えていた亮介はノートをここまで読むと、美紗子の子供が自分であると確信します。 一刻も千絵と見つけ出したい亮介は、千絵捜索の協力者、細谷に千絵の居場所が判明したか電話を入れます。 すると、とある暴力団のオフィスに監禁されている事が判明します。 美紗子の娘であると同時に、殺人者の息子である自覚した洋介は躍起になり暴力団を殺しす為に包丁を持ってオフィスに向かいます。 しかし亮介が到着した頃には暴力団員全員が死んでおり、千絵も無事でした。 現場には『ユリゴコロ』に度々登場したオナモミの実が落ちていました。 喫茶店兼自宅に戻り千絵を介抱している亮介の元へ細谷が現れます。 そこで亮介の疑念が確信に変わります。 実は細谷は亮介の実の母であり、殺人者美紗子だったのです。 美紗子は亮介の為にまた殺人に手を染めたのでした。 遂に真の家族として2人は再開してしまったのです。 美紗子は病室で寝ている洋介に会いにいき、それ以来二度と現れる事はありませんでした。 全てを知ってしまった亮介は自宅のオナモミが生えた庭で物思いにふけるのでした。 以上、映画ユリゴコロのあらすじと結末でした。
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