本記事では、フリーライターの深津庵がGOスナップショットでユーザーエクスペリエンスデザインを担当した石塚尚之氏に開発の経緯と最新機能に込めた想い、さらにユーザーを代表して今後実装してほしい機能、気になるポイントを直接聞いてきたぞ。 石塚尚之(以下、石塚)どんなサービスが世の中にあれば便利なのか。 それを前提にアイデアを練り、技術的に可能であるのかチームメンバーでディスカッションを重ねてデザインを生み出す。 それがみなさん快適に楽しめるものなのか確認していく。 それをもっと アクティブなものにしたいという想いがきっかけです。 たとえば『ポケモンGO』の場合、2017年には全世界のトレーナーが歩いた総距離は158億キロメートルに及んだと発表。 いまなお記録を伸ばしているわけですが、こうした結果は想定の範囲だったのでしょうか? 石塚 この結果は僕の想定を遥かに超えたものでしたね。 その中で地域コミュニティが作られ、ポケモンのトレード会やトレーナーバトル会など、みずからが イベントを開催するまでに発展しています。 そうした展開はまさに想像を上回るアクションですし、人々を外に導くことが成功しているのだと実感できるうれしい事柄ですね。 そのため基本的なアウトラインは決まっていたんです。 具体的にゼロから関わったのはアップルウォッチ、レイドバトル、ソーシャルな面ではフレンドやトレード。 そして今回のARフォト、GOスナップショットですね。 今後、ウェアラブル端末も強化されていくのでしょうか? 石塚 将来どうなっていくのかは具体的なお話しはできませんが、 よりよいものにアップグレードできればと考えています。 石塚 その通りです。 従来のARフォトは捕まえる前のアクションであり、自分になついていない状態ですよね。 僕としては捕まえて相棒になった後、育てて戦うことを含め、 共有した時間を思い出として残したかった。 さらに、その思い出をフレンドにシェアしたい。 そんな想いからGOスナップショットの開発がスタートしたのです。 従来あったARフォトがけして使いやすいものではなかった。 そこをしっかり見直すところから始まり、 私自身がARフォトで満足のできる写真を撮りたいという想いが強く、そのために必要なものは何かと考えました。 また、多くのトレーナーがSNSに投稿している作品から、 何が求められているのか多くのことを学ぶことができたと実感しています。 石塚 とはいえ、ひとつだけ試行錯誤した点があります。 それは、ポケモンをより 生き生きと見せる方法ですね。 そこからポケモンに触れると振り向いたり、アクションを促すといった仕組みが生まれたわけです。 多くの作品からよりよい環境を日々考えている。 私自身も今朝撮影したGOスナップショットに映り込み、捕まえることができたのですが、出会うためのコツなどはあるのでしょうか? 石塚 出会えるかどうかは撮影した枚数ではなく、 どれだけ多くのポケモンと愛情を持って接しながら撮影するかが重要なんです。 いい写真を撮りたいという想いが強ければ、そこにドーブルが引きつけられて来るんですよ。 で、ではドーブルの色違いは? 石塚 少なくともいまのところ発見したという報告は受けていません。 しかし、もしかすると世界のどこかで発見したと報告が上がるかも知れない。 私自身も今後の展開に期待しているところです!! 石塚氏は筆者がTwitterに投稿した捕獲報告を含め、多くのつぶやきを見て朝から楽しんでいたようだ。 石塚 昨年7月ごろTwitterにUPし始めたのが最初でした。 しかし、Twitterの場合は文章で写真が分断されてしまうこともあり、プレビュー画面だけでは伝えにくい。 もっとシンプルにみてほしくてInstagramにまとめるようになったんです。 最近印象深かった作品ですと、楽譜と楽器に向かって立っているピカチュウのARフォトで、それは海外の方が撮影したものなんです。 言語を気にせず直感的に楽しみ、自然と世界の輪が広がっていくことはすばらしいですよね。 積極的に尚之さんもコメントを寄せていますが、その中でも印象的だった作品はどれでしょうか? 石塚 私が最初に驚いたのはAR+が実装されたとき、ポケモンを 後ろから撮影した作品が多かったことなんです。 AR+を使った撮影の場合、近づけば逃げてしまうこともある。 捕まえることを前提にしたゲーム性でありながら、あえてそのリスクを覚悟で回り込む。 そこに楽しみを見い出すだけでなく、とても 自然体なポケモンを撮影していた。 それを見た瞬間、自分も撮ってみたいと強く感じたんです。 今後SNSに投稿される作品が楽しみですね。 すべてを汲み取ることは難しいが、こうして反映されることもあるので今後も積極的に自慢の1枚をSNSに投稿してもらいたい。 それらを撮影するとき大小変化があるとうれしいのですが。 石塚 たしかに、現在個々のサイズは反映されていませんが、みんなと違うポケモンと撮影できればいいですよね。 少なくとも捕まえるときはジャンプや攻撃といったアクションがありますよね。 今後それらをユーザーが任意に選びたい。 さらに、欲をいえば向きはそのまま視点をこっちに、みたいなものも欲しいですね。 石塚 なるほど。 影の非表示設定できるとか、任意の場所を透過できるようにできませんか? 石塚 今後の内容はお話しできませんが、弊社が出しているオクルージョン(現実世界にある物陰に隠れるなど)という技術の研究も進んでいます。 それがカメラに応用できるようになれば実現は可能だと考えています。 また、入賞者向けに専用のアバター衣装などあればうれしいですね。 石塚 やりたいとは考えています。 アバターの衣装もいいアイデアですね。 すでに多くの方がSNSに作品をUPをされていますが、ぜひ、そこに GoSnapshot とハッシュタグをつけて拡散していただけるとうれしいです。 まもなく公式からもアナウンスを出せると思いますので、ぜひご期待ください!!
次の
そんな話題のGOスナップショットがどんなものなのか。 基本的な撮影方法から、よりよい作品を撮るためのコツを詳しく知りたい。 そんな想いからフリーライターの深津庵が、当機能を手がけたユーザーエクスペリエンスデザイナーである石塚尚之氏を連れ出し、実演を交えて教えてもらってきた。 それではさっそくいってみよう、せーのっ!! そこにはまず、GOスナップショットとは ポケモンといっしょに思い出を作り記録するもの。 従来ゲーム内にあったカメラのデザインが一眼レフだったが、今回から インスタントカメラにデザインを変更したと書かれていた。 っというか、以前のカメラが消えていたことをいま知りました! なお先生 カジュアルにすることでバードウォッチングのような撮影から日常の何気ない風景まで、幅広い手法で切り取ってみたくなる。 活き活きとしたポケモンといっしょにいるということ、 等身大のサイズ感とその驚きをシェアしてほしかったんです。 犬や猫などの動物を撮影したとき、思いがけない瞬間に愛らしい仕草があったりしますよね。 それと同じことがポケモンにも起こる。 しかし、よくみると先生がルギアと手をつないでるようにも見えておもしろい写真になっていた。 こうした偶然にも期待できるのが連写のいいところだ。 これは先ほども少し触れましたが、ポケモンが任意の方向を向いてくれる便利なもの。 従来であれば逃げられないよう回り込むしかなかったんですが、 そんな心配もなく何度でも調整することができます。 なお先生 これは、トレーナーになついているポケモンだからこそできること。 ARを使ったこうした触れ合いが 本来存在しないポケモンを身近なものする。 GOスナップショットを使えば互いの立ち位置を調整できるだけでなく、ベンチや滑り台など高低差のある場所を使った立体的な構図を楽しめるのです。 「背伸びたかな?」と、タネボーがこちらに聞いているように見えるよね。 先生はふだんどうしてるんですか? なお先生 日ごろからそうした スポットをチェックしていますね。 そして、今回のような機会が訪れたとき フレンドを誘えば会話のきっかけにもなるし盛り上がる。 どうしてもスポットがみつからないときは、『ポケモンGO』の画面にある ジムやポケストップを参考にするんです。 って先生、どこに向かっているんですが? なお先生 今日、深津さんと僕、とあるポケモンと並んで撮りたいスポットがあって……ほら着きました。 ここで歩いているようなポーズをしてください。 歩く動作をしているブービッグに合わせ、ふたりもいっしょに行進しているよな1枚が撮れた。 なお先生 さて、ついに最後。 これはGOスナップショットに限らず、多くの仕事や生活などにも言える大切なことですね。 何か上達したいことがあればこれがいちばん。 GOスナップショットの場合、TwitterやInstagram上にもたくさんの作品が投稿されます。 それらを参考にどんな手法があるのかチェックすることですね。 なお先生 みなさん本当にすばらしいんです。 驚くような構図やアイデアがいっぱいで、僕自身もそれらを楽しみながら上達していったと実感しています。 すでに投稿を始めている人はぜひ、 GOSnapshotとタグを付けてください。 そして、これから始める人は それを検索して世界中の作品をチェックするといいですね!! このGOスナップショットが実装される直前、多くのメディアを前になお先生はルギアのぬいぐるみを使って実演してくれた。 従来のARフォトとGOスナップショットで何が違うのか、まさにシンプルで明確な説明だった。 実際に多くの人がGOスナップショットに触れ、さまざまな作品を投稿している。 その中にはドーブルを求めてシャッターを切りまくる人、AR+に対応していない端末でも工夫をしてステキな写真を撮っている人も多い。 あくまでもGOスナップショットは実装されたばかり。 なお先生はこれからも、 使いやすく楽しいと感じられるものに手を加えいきたいと語ってくれた。 筆者も生徒のひとりとしてこれからも作品をSNSに投稿していくのでぜひ、みんなも GOSnapshotのタグと合わせて世界中に発信してほしい!!
次の
率直に「GOスナップショットチャレンジ」の「Buddy Challenge」大賞を受賞した感想をお聞かせください。 risokichiさん:率直にはやっぱり嬉しかったですね。 2017年にも『ポケモンGO』でフォトコンテストがあって、そのときは落ちちゃったんですけど、受賞者が何名かいて、そのうち2名が日本人だったんですよ。 なので、次もしあったら絶対にまた応募しようと思っていました。 フォロワーさんが多かったりとか、知名度が高いと自然と目に留まりやすいかなと思って、そのために毎日AR写真を投稿してフォロワーさんを増やす努力や腕を磨いていました。 コンテストのためにネタ帳にアイデアを溜めていました。 2018年にもコンテストがあると思っていましたが、残念ながら開催されなくてそのあとに「GOスナップショット」が2019年のはじめ(2月)に実装されてフォトコンテストが来たので、「絶対にやらなきゃ!」という思いでした。 risokichiさん:2017年の秋ぐらいにフォトコンテストが開催されたので、2018年もまた秋頃にあるんだろうと思っていたらなくて…AR写真も撮り溜めとかしていたので「こういうのがきたらこういう写真にしようかな」とかフォトスポットを回ったりとか調べたりとかして。 もしこういうお題だったら、こういう文章にしようとか。 それはずっと考えてましたね。 「絶対に取ってやる!」と思っていたので。 risokichiさん:嬉しかったですね。 じつは事前に受賞するかもしれないという連絡が来ていたんですが、結局どうなるんだろうと思っていたところでTwitterの告知で受賞したことを知りました。 あとあと確認したら、受賞の連絡は来ていたんですが気づいていなくて(笑)。 なので、ほかのユーザーさんと同じタイミングで受賞したことを知りましたね。 risokichiさん:ドキドキしてましたね。 受賞するかもぐらいのタイミングで神田明神にお参りに行ってたんですよ。 優勝しますようにって。 そうしたらお参りしたあとで受賞の連絡が来て、「神田明神すげー」って思いました(笑)。 risokichiさん:そうですね。 結構パワースポットにしています! 神田明神のっていうお守りが有名らしくて買いにいきました。 risokichiさん:受賞したのはハピナスの写真なんですけど、写真は3枚投稿していて、ピンプクからラッキー、ハピナスという感じで相棒のポケモンと私自身の成長を描いています。 ポケモンをはじめて、外に出るようにもなって、天気とか普段気にしていなかったこともきにするようになりました。 洋服とかも1枚目はダボっとした子供っぽい服装にして、2枚目、3枚目とだんだん大人な服装に変えています。 ラッキーだけじゃなくて、私も成長しているように撮影しました。 risokichiさん:1枚目は「ピンプクを撮りたくてカメラを買ったんだよ」という感じに、2枚目はホットケーキを半分にして食べていて仲良くなっていく過程を描いています。 3枚目は「成長していっても同じ道を歩いて行こうね!」という思いを込めています。 ラッキーが好きです。 『ポケモンGO』がローンチされて、最初はカビゴンやラプラス、ラッキーが全然出なくて、ラプラスとかもラプラスが出る場所まで行ってゲットするまで帰らなかったり、カビゴンもなかなか取れなかったんですけど、なんだかんだゲットはできてました。 ただ、ラッキーだけは全然出なかったんですよ…。 そんなある日バスに乗っていたときに、ラッキーがいきなり出たんです。 もうヤバイと思ってすぐに降りてやっとゲットできました! 当時の図鑑の最後に埋まったポケモンで、それくらい出てくれなくて…。 いつラッキーに会えるんだろうと思っていたときに出会えた子だったので、思い入れがすごいありますね。 risokichiさん:ムチュールの作品は、仕草が「ふー」って息を吹いている感じだったので、たんぽぽの綿毛を飛ばしているようにしました。 難しかったですね、Habitatは。 risokichiさん:東京、横浜、埼玉ぐらいは移動しますね。 フォトスポットとして良さそうな場所を参考にしています。 私もそれでInstagramのアカウントを作りました。 海外の『ポケモンGO』ユーザーの方は結構AR写真を投稿していますよ。 risokichiさん:そのほか海外のYouTuberさんや海外の攻略サイトでAR写真を募集していて、それにも応募しましたね。 知名度をあげたかったので応募しました。 写真に対してのストーリーを英語で書かなくちゃいけなかったので、日本語を翻訳したものを書いて送りました。 risokichiさん:イーブイの作品は、足跡作ってるんですよ。 段ボールで足跡の型を作って、イーブイの足跡をペタペタと作りました。 今まで構図の勉強などしてきてたんですか? risokichiさん:AR写真を撮るようになってからは本などで構図の勉強はしましたが、それまでは勉強してはいなかったですね。 天気とかも影響しちゃうので…なので、目玉焼きも3回作ってますね(笑)。 risokichiさん:だいたい50枚から100枚ぐらい撮ってますね。 すぐフォルダがいっぱいになっちゃいます(笑)。 ピカチュウの作品は、アローラ地方の砂場にいるゴーストタイプポケモンの「スナバァ」が突然現れてびっくりしている様子を描いています。 risokichiさん:スコップの柄の白い部分はスプレーで塗ってますね。 赤と白のスコップが売ってなくて…。 あとは、目の部分も印刷して持って行ってるんですよ。 こういったネタは普段からネタ帳に書いてストックしていますね。 思いついたらすぐに書き留めておきます。 年々増えてます(笑)。 毎年フォトブックも作ってるんですよ。 それまでは普通のトレーナーだったんですけど、とあるYouTuberさんが開催したオフ会に参加して、初めてARに触れました。 risokichiさん:そうなんです。 AR+もなかったので周りこんだりとかもできなかったですね。 risokichiさん:そうですね。 楽しかったです! ただ、そのときは「GOスナップショット」がなかったので、逃げられないようにゆーっくり動いてましたね(笑)。 撮影禁止の場所もあるのでそこは必ず守るようにしています。 やっぱりお店とかも撮影NGだったりするところもあるので。 それを守りつつやっています。 あとは、ポケモンの表情をよく見て研究してたりしますね。 risokichiさんTwitter:• risokichiさんInstagram:.
次の