県内感染者の推移 新型コロナウイルスの感染拡大で、群馬県と高崎市は15日、新たに20~90代の男女10人の感染が確認されたと発表した。 県内感染者数は累計106人(うち死亡4人)となり、100人を突破した。 感染者の居住地は新たに判明した桐生、みどりを加えた13市町となった。 県によると、15日に感染が確認された10人のうち9人はクラスター(感染者集団)が発生した伊勢崎市の有料老人ホーム「藤和の 苑 ( その )」関係だった。 居住地や職業は調査中。 16日に記者会見を開く予定。 高崎市によると、残る1人は同市の20代の女性会社員。 4月上旬に1週間ほど東京都内に滞在。 7日から発熱や頭痛などの症状があった。 熱が下がった後もせきや嗅覚の異常が続き、14日に検体を採取した。 県は15日、藤和の苑関係で14日までに感染が確認され、居住地を確認中としていた職員と施設関係者12人について伊勢崎市9人、桐生市1人、みどり市1人、玉村町1人と発表した。 さらに同施設の入所者が施設内のデイサービス利用時や食事などの際、複数の職員や入所者と接触する機会があったと説明し、「普段は個室だが、こうした機会を介して感染が広がった可能性はある」との見方を示した。 同じくクラスターが発生した富岡市のIHIエアロスペース富岡事業所関係で14日に感染が判明した2人について、既に感染が確認されている職員の同居家族の女性と、同じ部署の男性職員だったと明らかにした。 このほかの14日判明分で50代女性は東京都在住。 2日に新幹線で来県して東吾妻町内に滞在し、6日から徐々にせきや発熱などの症状が出た。 年代・住所などを確認中だった男性は20代で、14日に玉村町内で起きた交通事故で軽傷を負い、搬送先の病院で感染が確認された。 県は15日、県内の自治体、医療、消防関係者らでつくる「県新型コロナウイルス感染症対策協議会」を開き、患者の症状などに応じて適切な入院先を振り分ける「病院間調整センター」の機能強化、さらなる患者増に備えた病床確保について意見を交わした。
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新型コロナウイルスの感染者が大幅に増加した場合に備え、群馬県は8日、無症状や軽症の患者を受け入れてもらう宿泊施設の募集を始めたと発表した。 ホテルや旅館などを想定し、必ずしも病院での入院が必要ないと判断された人の療養に活用する。 医療機関で受け入れ可能な病床数の増加策を取っているが、宿泊療養の態勢を整えておくことにより、症状に応じた医療提供の維持につなげる。 県内で初めて確認された3月7日以降、感染が断続的に判明し、今月8日時点で感染者は29人(うち死亡1人)。 3月15日までに135件だったPCR検査の累計は、今月7日時点で1423件となっている。 医療提供態勢を巡り、県は感染症指定医療機関の感染症病床計52床に一般病床も加え、約200床を確保した。 県によると、県内では8日時点でクルーズ船の感染者を含む24人が入院している。 群馬県で病床不足が差し迫っている状況ではないが、感染者数が受け入れ病床数を上回る懸念があるとして、東京都では、宿泊施設に患者を移送する措置がすでに始まった。 医療機関以外での療養対象について、厚生労働省は無症状か軽症に加え、入院中の医療機関や帰国者・接触者外来の医師が入院は必要ないと判断した人などとする。 重症化の恐れがある高齢者や基礎疾患があったり妊娠していたりする人は対象としていない。 今回の募集では、県が事業者から1棟ごとに借り上げ、常駐する保健師や看護師が、感染者の健康観察や容体変化時の対応に当たる。 施設従業員は感染者への生活支援、対面する際の感染防止策などをまとめた厚労省のマニュアルに沿って対応する。 県は確保を目指す部屋数を明確に示していないが、同日の会見で山本一太知事は「限りある医療資源を有効に活用し、症状に応じた医療を安定的に提供するためにスピード感を持って対応したい」と述べた。 感染者数のピークについて、厚労省が示す計算式に基づく県の試算では県内の入院患者は3500人超、重症患者は約120人になるとされた。 これに対し、県は現状を踏まえながらピーク時の感染者・重症者、終息までの期間などを予測するシミュレーションにも着手。 保健所が感染者を調査したデータなどを群馬大大学院が分析する。 2週間ごとに更新されるという予測結果に基づき、療養施設の確保に向けた具体的な検討を進める。 宿泊可能な公的施設も併せて確保する。
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集団感染が特異な数値を示しているので、県内全体の感染者動向を把握し難くしていますが、集団感染者数を除いたケースをグラフ化すると、多少の傾向を掴むことができます。 下記に県内全体と、伊勢崎市の高齢者施設を除いた2ケースについて、日ごとの感染者数グラフを示しますが、県全体では4月12日頃をピークに微減しているようです。 ただ、東京都のように増減傾向が把握し難い例もあること、また、ここ10日間ほどは群馬県内においても散発事例が増えていることから、微減傾向が続く保証はありません。 当面の課題は、ゴールデンウィーク中の人との交流をいかに自粛できるかでしょう。 その 約半数の64人が伊勢崎市内の高齢者施設の集団感染とその関係者です。 各グループごとの感染期間を調べると、4月21日時点で感染者が発生し続けている伊勢崎市の高齢者施設と沼田市の総合病院を除くと、 短いところで3日間、長いところで13日間となっています。 千葉県の4月21日時点の感染者数は730人ですが、その内、支援施設での集団感染者が117名です。 一方、茨城県の4月21日時点の感染者数は146人ですが、その内、千葉県の集団感染者が通所する施設で集団感染が発生しています。 他の都府県については調べていませんが、群馬、千葉、茨城と、集団感染者が多くを占めること、集団感染の怖さを知る思いです。 余談ですが、群馬県ウェブではグループ別(施設や会社等)の一覧表を閲覧できますが、千葉県、茨城県はそれと同等の資料が見つかりません。 感染経路を知るうえで、グループ別分類は重要なので知りたいところです。 (見つけ切らないだけかも知れませんが) 以下に、 群馬県内のグループ別発生期間と 全県の日ごとの推移をグラフで示します。 なお、前回(4月16日)には、感染者の居住地が全て判明していましたが、今回は4月20日、21日の感染者について管轄保健所のみの記載だったので、自治体別感染者推移はグラフ化していません。
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