今回の資金調達の目的 資金調達の目的と今後の展開オースタンスは、日本最大級のシニア向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」を運営しています。 趣味人倶楽部: 今回の調達した資金を、「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」のプロダクト開発、マーケティング活動のために活用し、会員様に、より快適に、楽しく、ご利用頂けるサービスを目指します。 更に、34万人を超えるシニア会員基盤を活用し、新しいシニアサービスの開発を強化します。 現在、日本の平均寿命は女性87歳、男性81歳と、世界最長寿国です。 60歳以上の消費総額は2020年には106兆円規模と推計され、シニア市場は今後も増加し続ける成長産業です。 株式会社メディカルノート 代表取締役CEO 梅田裕真 <プロフィール> 1983年生まれ。 慶應義塾大学経済学部卒業。 投資家と起業家として活躍。 メディカルノートを創業し代表取締役CEO。 <コメント> シニア向けにサービス展開するオースタンスの世界観、菊川社長のビジョンに共感し、ご一緒させていただきました。 シニアのIT利用がますます増えていく中、オースタンスの成長を支えていきます。 株式会社ギフティ 取締役 鈴木達哉 <プロフィール> 1985年生。 一橋大学経済学部卒業。 2008年 株式会社インスパイアにて大企業の新規事業支援やベンチャー投資業務に従事。 2011年 株式会社wacul社の取締役に就任。 2012年 ギフティ社の取締役に就任。 <コメント> 今後日本が向き合う課題に対して、明るく楽しいアプローチで解決していこうとするオースタンス社と菊川さんの考え方に強く共感し、一緒の船で応援させて頂くことにしました。 2014年9月にand factory株式会社の設立に参画し、同年11月、取締役に就任。 コーポレート部門の管掌取締役として同社の成長を牽引し、設立4年でIPOを果たしたのち、2019年11月に任期満了に伴い取締役を退任。 <コメント> 菊川くんと初めて会ったのは、彼がまだ大学生の時で、気づけば10年以上経ちました。 今回オースタンスに投資をさせてもらいましたが、学生時代からどんどん成長していく菊川くんに、常に多くの刺激と学びをもらっています。 今後は、オースタンスが目指す世界の実現に向けて、同じチームの一員として一緒に邁進できることを非常に嬉しく思います。 趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)とは 「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」は、月間2000万PV、月間100万UU、会員数34万人と、多くの方に日常的に使用されている、シニア向けのコミュニテイサービスです。 趣味人倶楽部: 旅行・カメラ・ゴルフ・カラオケ・社交ダンスなど、趣味をきっかけにコミュニティの中でつながり、オフ会などでリアルに交流するアクティブ層が多いのが特徴です。 さらに匿名性のコミュニティサイトのため、これまでの人生にとらわれずに自身の「好き」や「興味」に向き合い、新しい趣味や出会いを楽しむことができます。 株式会社オースタンス とは 【会社概要】 会社名:株式会社オースタンス 代表者:代表取締役 菊川 諒人 事業内容:50,60代向けのコミュニティ事業として、WEBサービスとリアル体験を提供 URL:.
次の
毎日エクセルに記録し、分析をしながら、コミュニティが盛り上がる話題をあげています。 コミュニティ話題の盛り上がりをエクセルで記録につけている。 ーコミュニティ運営で工夫されていることはありますか? アンチエイジングさん(以下略):まず、コミュニティ掲示板に話題をこまめに作っていくことです。 更新がないと、コミュニティに参加するメンバーが減ってしまいます。 ここ2年間は、毎日エクセルに記録をつけています。 話題ごとにアクセス数やコメント数を集計しています。 会員ごとにも確認していて、きている人と、きていない人(不登校生)もわかるようになっています。 ここから、反応の良かった話題などを分析し、次の話題づくりの参考にしています。 ー毎日記録をつけて、分析をされているとは、すごいですね! 毎日十回程度、趣味人を見ています。 話題を朝5時くらいに立ち上げて、午前中に15人くらいアクセスがあったら成功です。 夕方18時までに20名アクセスがあれば大成功、夜に30名までいけば大大成功です。 全然コミュニティにアクセスされていなかった方がいらしてくれると、「あーよかった」と、嬉しい気持ちになります。 ーコミュニティがとっても仲が良いからこその質問なのですが、新しい会員さんは馴染めるのでしょうか? 匿名で趣味人倶楽部自体に入りやすいとはいえ、新しくコミュニティに入った会員さんは、当然会話がしにくかったりします。 そこで、新参者が参加されるオフ会では、みんなで歓迎するようにしています。 ひとりにならないように、会話の中に入れるように工夫します。 一回オフ会に参加して頂けると、「初めて会ったとは思えない!」「やっぱり同級生は違うわね」といったお声を頂きます。 ー1コミュニティ=1クラス想定で50人までとのことですが、そこにもこだわりがあるのでしょうか? コミュニティが立ち上がった当初は、人数を増やすという話も上がったのですが、同級生一人一人を見れなくなることを危惧しました。 中身が濃いコミュニティにしたいと思ったのです。 そのうちに、幽霊会員も出てきました。 50人に限定している以上、やはり積極的な会員50人がいることが良い状態だとおもいます。 そのため、新年度初日 5月9日 から半年間コミュニティにログインが無い会員の方には「名誉会員」として退いて頂くことにしました。 再度入りたくなったらすぐに入れます。 このように運営をしたところ、積極的に発言する会員が増えてきたと実感しています。 同級生50人みんなと、健康でありたい。 ー様々な工夫をされながらコミュニティを運営されておりますが、管理人をやっていてよかったな、と思ったことはありますか? まず、僕は趣味人倶楽部に入る前は、イベント幹事キャラではありませんでした。 笑 ただただ、「管理人をお願い」と頼まれて、嬉しかったのです。 その期待に応えたいと思いました。 実際にやっていると、「このオフ会楽しかった!」と言っていただけたり、盛り上がっていただけて、次も頑張ろうと自然と思えています。 それは、すごく素敵なことではないかと思うのです。 そして根底には、「同級生50人みんなと、健康でありたい」という思いがあります。 僕は健康寿命を伸ばすには運動、食事、出会いの3つが大切だと思っています。 筋肉を鍛え、発酵食品など身体に良いものを食べ、そして積極的に会っていく。 やはり人間は人と接していかないと、落ち込んでしまいます。 それに大人数で食べると美味しさも違いますしね。 この運動、食事、出会いの3つを大切に、掲示板の話題作りや、オフ会を企画しているのですが、やはり同級生の笑顔を見れると、喜びもひとしおです。 「今回の動画は大作で良かった」といった嬉しい感想も、やりがいに繋がっています。 人見知りな自分から、積極的な自分へと変わることができた。 ー先ほど、元々は会社などでイベント幹事をされていなかったとおっしゃっておりましたが、ベテラン級の思いと工夫をされていると思います! もっと言いますと、実は僕はとても人見知りです。 人と会うのが億劫なタイプでした。 笑 趣味人倶楽部に入って活動を続けていくうちに、積極的になったと感じています。 自信も出てきました。 ーいつかそのオフ会のお話をお伺いできるのが楽しみです。 最後に、アンチエイジングさんにとって、「趣味人倶楽部」はどんな存在でしょうか。 僕にとって趣味人倶楽部は、生活の一部です。 健康寿命を延ばすためには、先ほども申し上げた通り、運動と食事、そして出会いが大切です。 自分で積極的に動き、一歩殻をやぶらないと、新しい世界には出会えません。 趣味人倶楽部は、新しい人や素敵な仲間と出会える場所、そして新しい自分と世界に出会える場所だと思います。 月間2,000万PV、110万UUを誇る。 毎月 1,600回ほど、オフ会が開催されている。 旅行・カメラ・ゴルフ・カラオケ・社交ダンスなど、趣味をきっかけにコミュニティの中でつながり、リアルに交流するアクティブ層が多いのが特徴。
次の株式会社ディー・エヌ・エーの増田淳氏(EC事業本部、趣味人倶楽部担当) DeNAといえば「Mobage(モバゲー)」や横浜DeNAベイスターズの印象が強いが、同社のスタートはオークションサービス「ビッダーズ」(現在の「DeNAショッピング」)であり、趣味人倶楽部の誕生前はMobageやECサイトを中心に若年齢層から30代くらいまでを対象としたサービスを行っていた。 そんな中で「今後はもっと上の年代に向けたオンラインサービスを提供したい」とサービスを開始したのが趣味人倶楽部だ。 DeNA創業者で現取締役(当時は社長)の南場智子氏とクラブツーリズムの代表が話し合い、意見が合致してスタート。 クラブツーリズムの旅行情報誌「旅の友」とDeNAの持つオンラインサービスのノウハウを持ち寄って最大化することを目指したという。 趣味人倶楽部の誕生前の2005年ごろから、団塊の世代が定年退職を迎えるのに合わせ、多数のシニア向けサービスが誕生した。 ところが、団塊の世代の多くが仕事を継続したこと、さらには2008年のリーマンショックを受け、そのころに誕生した多くのサービスは消えてしまった。 そんな中、趣味人倶楽部が選ばれ、生き残った理由は何なのだろうか? 「意識したのは、シニア向けという先入観を持たないということ」と増田氏。 今の50代以上は昔より若い。 趣味人倶楽部内には、「60代以上嵐ファンクラブ」「50代~90代までの『女性限定コミュ』で~す」といったコミュニティが会員によって設けられているが、寄せられている投稿を見ていると年代が分からなくなるほどだ。 シニア向けを意識し、文字を大きくしたりページあたりの文字数を少なくしているサイトも多いが、趣味人倶楽部ではあえてそのようなことはしていない。 「新聞を読み込んでいる世代なので、文字の大きさよりも読みやすさが大切。 会員が日ごろ接している新聞や雑誌とトンマナ(トーン&マナー:全体の雰囲気に合わせること)が逸脱していないかを意識している」。 サービスを開始した当初は、青いアンダーバーのある文字列がクリックできる(リンクが張られている)もので、イラストや写真は見るものと思い込んでいる人が多かったため、できる限りボタンは使用せずテキストリンクに変えるという工夫をしていたこともある。 最近はそのようなこともせず、一般的なサイトと同様の作りにしている。 「特別扱いしない方が気持ちよく使ってもらえる」というのが最終的な結論だ。 サイトに掲載するイメージ画像でも、高齢者の写真は使っていない。 トップページ画像に使っていた時期もあるが、会員から「そんな年じゃない」とお叱りのメールが届いて以来、使わなくなったという。 「今の50代以上の方々は、実年齢より5~7歳若い印象」。 来年40歳になるという増田氏は、おとな世代の感覚をつかむために約2カ月に1回の頻度でイベントに同行するなど、会員から意見・要望を聞く機会を設けるようにしている。 「最近は、シニア世代に対する報道は自分事にとらえるようになってきた」という増田氏。 サイトに関する重要な意志決定をする際の最終判断は「10年後、自分はこのサービスを使うか」だという。 イベントに参加して同じ趣味を持つ仲間との交流を楽しむ会員たち 「趣味で会う(meet)」から「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」と名付けただけあり、写真や登山、カラオケやテニスなど共通の趣味を持つ会員が集まるイベント(オフ会)では、会員同士が直接会ってそれぞれの趣味を楽しんでいる。 毎週どこかに出かけるきっかけを提供したいと考え、さまざまな場を用意しているのだ。 日帰り旅行などの公式イベントも開催している。 取引先と共同で定期的に「遺産相続セミナー」やタブレット教室、試食会なども実施しているが、運営側が何もせずともユーザー主導で月間約2000件のイベントが企画・開催されている。 イベントの参加者は月間累計で約1万2000人程度、最盛期には約2万人になるという。 会員主催のイベントのほかに、趣味人倶楽部が運営する「体験市場」コーナーでは、そば打ち、九谷焼ろくろなどの体験もできる。 都心で週末に半日、あるいは3~4時間でできて5000円前後の費用で参加できるものが中心だ。 サイト上では個人情報やりとりNG 交流の場を提供する一方で、24時間体制で違反行為をチェックしており、見つければ警告・削除も行っている。 また、問題がある書き込みの通報機能も用意している。 警告・削除されると、対象となった会員は自制するようになるという。 「安心して使える雰囲気を大切にしている。 『ネットは怖い』などと感じさせることは絶対にしないようにしている」。 その結果、会員間のトラブルはほとんど起きず、自分たちで解決したり自浄作用が働いたりと、会員同士で解決する傾向にある。 趣味人倶楽部では、会員同士の「ミニメール」を使ってメッセージのやりとりが可能だ。 ただし、電話番号、メールアドレス、住所など個人情報のやりとりはできない。 イベント開催時など緊急連絡先を公開する必要がある場合のみ、コミュニティの管理人だけが時間限定で公開できる仕組みだ。 会員からは「厳しすぎ」と言われることもあるが、安心を優先させている。 もちろん、イベントなどで会員同士が直接会えば、連絡先を交換することができる。 ところが、「趣味人倶楽部経由の方がやりやすい」と、イベント後も会員同士はミニメールで連絡を取る傾向にあるという。 スマホからの利用が増加するも、PC画面がお気に入り おとな世代も、趣味人倶楽部の利用は抵抗なくできるらしい。 「趣味で交流したいという目的が明確になっているので、ツールに対して敷居を感じていない。 やりたいことがあると使いこなせるのでは」と増田氏。 全体的に会員の朝は早く、午前中は6~8時にアクセスが集中。 その後、ランチタイムになると仕事をしている人たちからのアクセスがあり、夜はまた20時前後にピークが訪れる。 サービス開始直後は会員のうち男性が7割以上を占めていたが、徐々に女性の割合が増えてきた。 現在、男女比は6対4。 書き込みをする率は女性の方が高いため、書き込みを見ると男女比率は半々くらいの印象となる。 利用はPCからが中心だが、2014年4月時点で会員の約半数がスマートフォンを所有し、閲覧の約4割がスマートフォンやタブレットといったスマートデバイスから。 スマートデバイスからの文章の投稿やコメントの書き込みなども増えているという。 「おとな世代も携帯メールなら利用する。 PCのキーボードは苦手でも、スマートフォンやタブレットなら携帯メールと同じ入力ができる」ためだろう。 なお、趣味人倶楽部にはスマートフォン用サイトも用意してあるのだが、あえてPC画面に切り替えて閲覧される傾向にあるという。 ボタンなどはPCで見て慣れている場所に欲しいという感覚であることが分かる。 全体的にリアルコミュニケーションがしっかりできており、コミュニケーション力が高い傾向にあるという。 人生経験に裏打ちされた教養、知識、経験などがあるため、トラブルも起こりづらい。 毎朝「おはようございます」とだけあいさつする人や、写真に「拍手」(Facebookでいう「いいね!」)してくれた人全員に「拍手いただきありがとうございました」とメッセージをする人もいる。 忙しくなり、利用する時間がなくなった場合は、アカウントを放置するのではなく、「皆さんにコメントできず失礼だから」と退会してしまうことも。 ネット上にもリアルのコミュニケーションマナーを持ち込む傾向にあるというわけだ。 投稿スタイルにも若者世代と大きく違う点がある。 若者世代はスマートフォンで撮影してその場ですぐにアップロードするものだが、趣味人倶楽部のおとな世代にはリアルタイムでシェアする文化はないらしい。 リアルで人と会っている時にスマートフォンをいじったりするのは失礼という感覚があるのだろう。 ネット文化へのギャップもある。 例えば「会ったことがないのにお友達申請してもいいものだろうか……」などの気遣いや不安がある会員が多かったという。 そこで、趣味というテーマを出し、議題について語り合える場を提供し、その上で友達になってもらえるようにしていった。 退職後のコミュニケーションの場として機能 趣味人倶楽部の中では、「日記」「写真」「コミュニティ」が人気機能だ。 同じ境遇の人同士が情報交換して助け合っていく傾向にあるという。 「同じ境遇の人がいるだけで不安緩和に役立つのでは」と増田氏。 「お悩みQ」という悩み相談コーナーでは、病気などの悩みの相談に対して「私も同じ経験がある」というリアクションが多く付く。 一般的におとな世代になると、介護、仕事、体調、引っ越しなどで友達との交流が減ってくるものだ。 女性は子供の卒業でママ友と疎遠になり、男性は仕事を離れると誰とも会わなくなるなど、現役時代には交流のあったリアルコミュニティと離れ、人間関係も疎遠になってしまう。 そこで、趣味を通して知らない人とも交流できる趣味人倶楽部が重宝されるというわけだ。 「退職後の男性は、趣味などのやることを見つけるのに3~5年くらいかかったりする。 危機感が強く、現役のうちから探している人も増えている」。 増田氏は会員と会う度に、「このサービスがあってよかった」「生き甲斐をもらった」と感謝されるという。 「仲間に出会えた」「趣味を見つけられた」「生活が楽しくなった」……。 アンケートを実施すると「こんないいものを無料で使わせてもらってるから」と、短期間で多数の回答が集まる。 広告は商品の魅力が伝わるタイアップ記事にする方針もあり、CTRも高いという。 まとめてしまうと受け入れられなくなる」。 10~50代くらいまではすべて5歳単位でとらえられるのに60代以上はシニアとひとくくりにされる傾向に、増田氏は異議を唱える。 例えば、50代・60代は自由恋愛など新しい価値観を取り入れた世代だ。 ビートルズやミニスカートブームを巻き起こしたツイッギーのファッションなども積極的に取り入れるなど、個人の感覚や望みを大事にしている世代であり、前の世代と戦ってくれた世代でもある。 そこで、「50歳男性、65歳女性など、5歳単位での感覚を正確にとらえていきたい」と増田氏は考えている。 また、これまでは趣味を軸としてきたが、趣味以外の分野にも広げていくことに積極的にチャレンジしたいという思いもある。 「インターネットだけじゃなくリアルで趣味を楽しんでいる人たちにもサービスを利用してもらいたいし、何かをしなきゃと思いながらきっかけを探している人たちの手助けをしたい」。 いずれは会員数100万人規模を目指していくという。 「自分が何かやりたいと思った時には、(趣味人倶楽部には)何でも聞ける人生の先輩がたくさんいるので、30代・40代の人たちにも利用してもらいたい。 肩書きや身分を問わずに上の世代に話を聞きたいならおすすめ。 趣味を通して年齢を超えて利用できるはず。 」(増田氏).
次の