高 機能 自 閉 症 スペクトラム。 自閉症スペクトラム(DSM

NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 日本自閉症スペクトラム学会は、自閉症・発達障害者の教育・医療・福祉面の向上発展のために研究・実践を促進する学会です。

高 機能 自 閉 症 スペクトラム

コミュニケーションには、表出(話すことや表情・仕草などで表現する)と理解(聞くことや相手の表情や仕草をみる)があります。 対人場面におけるコミュニケーションは、そうした表出と理解の両方が円滑かつスピーディに行えることで成立します。 ASDの人のコミュニケーション障害はコミュニケーションの発達が遅れが本質ではなく、社会的場面でのコミュニケーションの方法が独特であるのが特徴です。 例えば一見流暢に話し、専門用語や四文字熟語などを多用する人でも、意味を十分に理解せずに使用していることがあります。 音程や抑揚、早さ、リズムに偏りがあり話し方が単調であったり、リズムが不自然だったり、自分の好みのことを一方的に話し続けることや相手の言葉をそのまま繰り返してしまうといったこともコミュニケーションの方法の偏りです。 また、言葉を字義通りに受け取ってしまう、言葉の裏を読むことが苦手、相手の発した言葉の中で自分の気になった部分のみに着目してしまうといった偏りがあります。 感覚刺激への反応に偏りがあることが多く、聴覚、視覚、味覚、臭覚、触覚、痛覚、体内感覚などすべての感覚領域で鈍感さや敏感さが生じます。 聴覚:ある音には敏感に反応するが、別の音には鈍感であるなど、音源の種類によっても反応が異なることが多いです。 工事現場や花火の音、車の走る 音に対し苦痛を感じ耳をふさぐ子どもが大声で話しかけられても全く気がつかないということもあります。 視覚:手をかざしたり、横目をしてみたり、特定の視覚刺激を恐れるなど、視覚的な刺激に対する独特の感じ方があります。 ミニカーを走らせて楽しむ よりも、タイヤの回る部分に注目して見ることに熱中し、横目で物を見る感覚刺激を求めるなどの行動がみられることが多々あります。 隙間から ものを見ることを好む人もいます。 味覚:味、温度、固い食べ物、舌触りなどに過敏であったり、逆に鈍感だったりします。 臭覚:香水、消毒の臭い、体臭など特定の臭いを極端に嫌がったり、逆に人や物の臭いを頻繁に嗅ごうとすることもあります。 触覚:人から触られることを嫌がったり、軽く触られただけでも叩かれたように感じ、怒り出す人もいます。 特定の感覚刺激を好む場合もあり、自分で 頭を叩くなどの自己刺激行動を起こすこともあります。 温冷感覚:暑さ寒さに鈍感で低温火傷になったり、少し暑いとクーラーをつけることに固執することがあります。 これらの感覚の特異性については、ストレスが高まったときにより強く出ることもあります。 わがままと受け取られがちですが、感覚情報処理の偏りとみなして対処する必要があります。 よく、この質問を受けます。 DSMというアメリカ精神医学会の診断基準が2013年にIV-TR(第四版)から5(第五版)に改訂されて、アスペルガー症候群(アスペルガー障害)という分類はなくなり、従来の自閉症(自閉性障害)も含めて自閉スペクトラム症に統一されました。 ただ、この定義はアメリカ精神医学会の診断基準であり、アメリカ以外の国の対応はさまざまです。 英国では現在も多くの機関でアスペルガー症候群という診断名も使われます。 私自身もアスペルガー症候群という診断名を現在も用いることがあります。 なお、厚労省が採用しているICDというWHOが規定している診断基準では、現在ICD-10 (第10版)ですが、ICD-10ではアスペルガー症候群という用語が使われてます。 (内山登紀夫 よこはま発達相談室、よこはま発達クリニック、大正大学).

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アスペルガー症候群・高機能自閉症とは?特徴やよくある困りごと、接し方など|LITALICOジュニア|発達障害・学習障害の子供向け発達支援・幼児教室|療育ご検討の方にも

高 機能 自 閉 症 スペクトラム

アスペルガー症候群と高機能自閉症は、両方とも「自閉症スペクトラム障害/自閉スペクトラム症」の中に包括される障害です。 自閉症スペクトラム障害の特徴としては、社会的コミュニケーションにおける困難さや、興味や活動の様式が限定されていることが挙げられます。 アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラム障害の中でも、言葉や知的の遅れがない(IQ70以上)障害です。 特徴としては、遠まわしな表現や比喩を使った表現、表情やしぐさから相手の感情を読み取ることに困難さがあるため、自分の話ばかりしてしまったり、相手が傷つく言葉を悪気なく伝えてしまったりするなどの困りごとがあるといわれています。 その他にも、一度決まったルーティンが崩れたり、新しい環境へ適応が必要になったりするなど変化に対する抵抗が強くあるともいわれています。 なお、高機能自閉症は、アスペルガー症候群同様知的な遅れ(IQ70以上)はありませんが、言葉の遅れが見られます。 自閉症スペクトラム障害の「スペクトラム」とは、「連続体」という意味です。 つまり、アスペルガー症候群も高機能自閉症も連続性の中にあり、どの特徴・特性が「濃く」表れるかは、一人ひとり異なりますし、その子がいる環境によっても異なります。 そのため、一人ひとりがどの環境でどのような困りごとを持っているかを明らかにしていくことが大切です。 アスペルガー症候群と高機能自閉症の原因 詳しく原因が解明されておらず、不明な点が多いです。 遺伝的な要因と環境要因の相互作用であるといわれていますが、少なくとも家庭でのしつけが要因ではありません。 しかし、アスペルガー症候群は言葉や知的な遅れのないことから障害に気づくのが遅れたり、「わがままな子」「わざとやっている」などと誤解されてしまうこともあります。 アスペルガー症候群・高機能自閉症によく見られる行動リスト 4できる行動に着目し、できない行動は事前・事後の関わりを工夫する 対人コミュニケーションに困難さを感じるのは、どのように行動したりコミュニケーションを取ったりしたらよいかがわかりづらいためです。 そのため、関わる側が、どのような行動をとったらよいかをその子にとってわかりやすく示すことが大切です。 また、うまく行動できた時は、直後にほめるなど、その子にとってうれしいと感じる場面を増やすことで行動の定着が促されるといわれています。 その子がいまできていることをほめたり、ハードルが高い行動を促すときは、段階的にできるように関わり方を工夫したりして、周りとスムーズにコミュニケーションをとれるようサポートしていきます。 必ずしもすべてのお子さまに該当するとは限りません。

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大人のASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群・広汎性発達障害など) : 発達障害とは

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高機能自閉症は対人コミュニケーション能力や社会性、想像力に障害があるため対人関係がうまくいかなかったり、限定された物事へのこだわりなどが強く表出されたりする特徴があります。 言語の発達に遅れがありますが、知能の発達に遅れはありません。 顔の表情を読み取ることも苦手な人もいます。 見たまま、思ったままに発言をしてしまうと、相手を傷つけてしまうこともあります。 ・相手の気持ちを理解することが難しい 想像することが苦手なため、相手が何をどう考えているのかを想像して行動を調整することに困難さがあります。 一方的に自分の興味分野の話をし続けてしまったり、関心ない話には一切興味を示さないことがあります。 ・場の暗黙の空気を読むことが難しい その場や集団内で共有されている暗黙の共通ルールや慣習を察して行動することが難しい傾向があります。 そのため、そうした場の"空気"を共有している人たちから見ると、自己中心的と取られがちな言動をしてしまうこともあります。 ・幼児期後期から言語能力は遅れて発達する 自閉症は話し言葉(言語能力)の明らかな発達の遅れ、ないしは完全な欠如があるといわれています。 しかし、高機能自閉症の人の場合、話し言葉の発達が遅れているだけで、発達過程で豊富な語彙を扱えるようになります。 音程、抑揚、速さ、アクセントなどにも問題なく発話することができます。 一般的に法則性や規則性のあるものを好み、特定の領域に関しての知識や高い集中力をもっています。 しかし、集中しすぎるあまり、物事をやめられなくなることもあります。 ・記憶力が高い 興味のある物事に関しては大量の情報を記憶して、引き出すことができます。 一方で、興味がない領域に関しては覚えられず、すぐ忘れてしまうなど、アンバランスが生じることがあります。 ・自分独自の行動ルールへのこだわりが強い 自分の決めた予定や手順などに強いこだわりを示すことがあります。 その予定や手順を急に変えられることが苦手で、いつものパターンにこだわることもあります。 無理に変更しようとすると混乱してしまうこともありますので、事前に変更を予告すると混乱せずに行動することができます。 高機能自閉症とアスペルガー症候群は同じ? 知的機能に遅れがなく対人コミュニケーションに困難さがある発達障害として、アスペルガー症候群があります。 高機能自閉症と似た特性がありますが、高機能自閉症とアスペルガー症候群はどういった違いがあるのでしょうか。 アスペルガー症候群は知能・言語の発達に障害がありません。 一方の高機能自閉症は知的発達における遅れや障害はありませんが、言語発達において遅れがあります。 この症状の違いが臨床的な診断の際に用いられてきました。 しかし、近年の研究によって、 2~3歳頃にみられた高機能自閉症とアスペルガー症候群の言語能力の差は、時間の経過とともに縮まっていくことが分かりました。 また、高機能自閉症は年齢を重ねて言語が身に付き始めると、アスペルガー症候群と変わらない特徴や症状がみられることが分かりました。 以上のことから近年、両者はあまり区別しないで扱われることが多くなってきました。 そこで、以下の項目では、高機能自閉症とアスペルガー症候群をあわせてご説明していきます。 広汎性発達障害には「3つ組の障害」と呼ばれる「社会性の障害」、「コミュニケーションの障害」、「限定的な反復行動」の3つの領域があります。 高機能自閉症は、その中でも「コミュニケーションの障害」が軽度で知能の発達もないことを言います。 日本国内ではこれから、日本語訳や審議、周知などを経て数年以内に施行される見込みです。 アスペルガー症候群の障害名は、アメリカ精神医学会の診断基準である『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)において廃止されました。 そして『DSM-5』で新たに、 早期幼児自閉症、小児自閉症、カナー型自閉症、高機能自閉症、非定型自閉症、小児期崩壊性障害、アスペルガー症候群が「自閉症スペクトラム障害」の障害名のもとに統合されました。 それに伴い、高機能自閉症の方は今後は『DSM-5』を用いて自閉症スペクトラム障害の名称で診断されることが多くなると予想されます。 広汎性発達障害の「3つ組の障害」は『DSM-5』で「社会性の障害」と「コミュニケーションの障害」が1つにまとめられ、2領域に統合・再編されました。 自閉症スペクトラム障害と診断するためには、「対人コミュニケーション」領域の元に分類される3項目すべてを満たしつつ、「限定的な反復行動」領域の4項目中2項目の合わせて5項目に最低限満たす必要があります。 対人的に異常な近づき方をしたり、通常の会話のやりとりができない。 興味・情動・感情を共有しない 2. 視線を合わせない。 身振りや顔の表情などの非言語的コミュニケーションが不自然または異常と思われる 3. 状況に合った行動ができない。 ごっこ遊びができない。 協同することができない。 常動的・反復的な運動や物の使用、会話をする 2. 同一性への固執、習慣へのかたくななこだわりがある 3. ある対象への強い愛着・没頭することや過度に限定・固執した興味がある 4. 感覚刺激に対する過敏さまたは鈍感さがある。 環境の感覚的側面に対する並はずれた興味がある 高機能自閉症は大人になってからも発症する? 高機能自閉症(アスペルガー症候群)は先天性の発達障害です。 そのため正確には 大人になってから後天的に発症することはありません。 多くの場合は幼児期または小児期に症状が明らかに現れ、診断されることがほとんどです。 しかし、知能にも問題がなく、年齢を重ねたことで言語を習得し発達の遅れを感じさせず、その他の自閉症状も軽度な場合、高機能自閉症だと本人も周囲も気づかないまま成人することもあります。 たとえば「ちょっと変わっている人」「こういう性格なんだ」と解釈され、軽度の自閉症状を表出しつつも大きな問題を起こすことなく過ごす場合もあります。 しかし、 周囲からの本人に対する要求水準が年齢とともに高まり、ストレスを感じることによって二次障害の症状が表出し、そこで初めて医療機関を受診して、高機能自閉症だと判明する、というケースもあります。 ここでは、高機能自閉症の方の困りごとをいくつか紹介します。 高機能自閉症は他人に気付かれにくい障害であるがゆえに理解を得ることが困難なことがあります。 また自らをコントロールできず様々なトラブルを誘発し、ストレスによる二次障害を起こすことがあります。 高機能自閉症の困りごとは、それを引き起こしている原因もはっきりしていることがあり、困りごとを解決するためには本人の努力だけでなく、周囲の協力も必要な点がいくつかあります。 人間関係のトラブルが絶えなかったり、タスク管理ができなかったり、急なスケジュールの変更に混乱してしまったりなど「自分はダメだ」と落ち込んでしまうことがあります。 高機能自閉症の中核症状以外にも二次障害の症状が現れるため、本人はとても困難な状況に置かれる場合があります。 そういった言動によって大切な人が傷ついていることに気付かないこともあります。 想像することが苦手な特性もあるので本人にとっても歯がゆい状態になることがあります。 苦手なことに高い水準の成果を要求されることや、人間関係でも言動が理解されない、なおかつ助けてくれないなどの状況におかれる場合もあります。 高機能自閉症の人と周囲の人たちの接し方は? ここでは、高機能自閉症の方の困りごとをいくつか紹介します。 高機能自閉症は他人に気付かれにくい障害であるがゆえに理解を得ることが困難なことがあります。 また自らをコントロールできず様々なトラブルを誘発し、ストレスによる二次障害を起こすことがあります。 高機能自閉症の困りごとは、早く適切な診断と周囲の対応によって困りごとを避けたり、解消することができます。 その困りごとを解決するためには本人の努力だけでなく、周囲の協力も必要な点がいくつかあります。 人間関係のトラブルが絶えなかったり、タスク管理ができなかったり、急なスケジュールの変更に混乱してしまったりなど障害としての特性を自分の能力が低い、努力不足だと落ち込んでしまうことがあります。 苦手なことに高い水準の成果を要求されることや、人間関係でも言動がわがまま、やる気がない、協調性がないと誤解によって理解されないことがあります。 そういった言動によって大切な人が傷ついていることに気付かないこともあります。 想像することが苦手な特性もあるので本人にとってもどうして相手が傷ついたのか分からず、歯がゆい状態になることがあります。 高機能自閉症の中核症状以外にも二次障害の症状が現れるため、本人はとても困難な状況に置かれる場合があります。 高機能自閉症の人は障害者手帳がもらえるの? 対象となる方は何らかの精神疾患により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方になります。 この精神疾患には発達障害も含まれるため、高機能自閉症の方も取得できる場合があります。 また、精神障害保健福祉手帳の取得には、発達障害の 初診から6ヶ月以上が経過していることが条件になります。 精神障害者保健福祉手帳の取得申請は、お住まいの市区町村の担当窓口で行います。 申請すると、各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターにおいて審査が行われます。 認められると手帳が交付されます。 高機能自閉症は一般的に使われている名称ですが、精神医学における診断基準を持っていないためこの障害名で診断されることはありません。 また近年の研究によって高機能自閉症やアスペルガー症候群などの障害の統合が行われ、新たな自閉症スペクトラム障害という考え方や認識が生まれました。 高機能自閉症の特徴を理解することで、困りごとを緩和したり、高機能自閉症の方の特性を十分に生かした社会生活も可能になります。 こだわりや集中力を活かし探求的な学習や特殊な仕事で活躍している方も多くいます。 苦手なことに対しても周囲が工夫しながらサポートすることで乗り越えることができたり、本人の潜在的な意欲を引き出すことが可能です。 周囲の協力や本人の意欲によって、障害を共に乗り越えた生きやすい社会をつくっていきましょう。

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