前期破水(PROM:premature rupture of membranes)や切迫早産の原因の一つとして絨毛羊膜炎(chorioamnionitis:CAM)がある.絨毛羊膜炎は頸管からの上行感染が原因とされ,細菌感染部位に遊走集積した好中球が放出するなどのプロテアーゼの直接作用により卵膜の脆弱化が起こり,破水に至ると考えられるようになった.• 妊娠期間を通じて羊水中に存在するが,破水の診断・予測のために測定されているが,子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼは炎症病巣の活動性を反映する.• 頸管部の炎症の診断には,代表的な炎症マーカーであるCRP値より子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ値が有意であり,早産発生の約2週間前には高値傾向を認め,PROM発生の約4週間前より高値傾向を示したと報告されている. 検査料 122点 包括の有無 1. (子宮頸管粘液)は、絨毛羊膜炎の診断のために妊娠満22 週以上満37 週未満の妊婦で切迫早産の疑いがある者に対して行った場合に算定する。 ただし、同一日に行う2回目以降の血液採取による検体を用いた検査項目については、当該項目数に合算せず、所定点数を別途算定する。 判断料 尿・糞便等検査判断料34点 算定条件 1. 検体検査判断料は該当する検体検査の種類又は回数にかかわらずそれぞれ月1回に限り算定できるものとする。 注1の規定にかかわらず、区分番号D000に掲げる尿中一般物質定性半定量検査の所定点数を算定した場合にあっては、当該検査については尿・糞便等検査判断料は算定しない。 )1人につき月1回に限り、次に掲げる点数を所定点数に加算する。 ただし、いずれかの検体検査管理加算を算定した場合には、同一月において他の検体検査管理加算は、算定しない。 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、区分番号D006-4に掲げる遺伝学的検査、区分番号D006-20に掲げる角膜ジストロフィー遺伝子検査又は遺伝性腫瘍に関する検査(区分番号D006-19に掲げるがんゲノムプロファイリング検査を除く。 )を実施し、その結果について患者又はその家族等に対し遺伝カウンセリングを行った場合には、遺伝カウンセリング加算として、患者1人につき月1回に限り、1,000点を所定点数に加算する。 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、区分番号D006-19に掲げるがんゲノムプロファイリング検査を実施し、その結果について患者又はその家族等に対し遺伝カウンセリングを行った場合には、遺伝性腫瘍カウンセリング加算として、患者1人につき月1回に限り、1,000点を所定点数に加算する。 区分番号D005の14に掲げるを行った場合に、血液疾患に関する専門の知識を有する医師が、その結果を文書により報告した場合は、診断加算として、240点を所定点数に加算する。 区分番号D015の16に掲げる免疫電気泳動法(抗ヒト全血清)又は23に掲げる免疫電気泳動法(特異抗血清)を行った場合に、当該検査に関する専門の知識を有する医師が、その結果を文書により報告した場合は、免疫電気泳動法診断加算として、50点を所定点数に加算する。 1 検体検査については、実施した検査に係る検体検査実施料及び当該検査が属する区分(尿・糞便等検査判断料から微生物学的検査判断料までの7区分)に係る検体検査判断料を合算した点数を算定する。 2 各区分の検体検査判断料については、その区分に属する検体検査の種類及び回数にかかわらず、月1回に限り、初回検査の実施日に算定する。 3 実施した検査が属する区分が2以上にわたる場合は、該当する区分の判断料を合算した点数を算定できる。 4 同一月内において、同一患者に対して、入院及び外来の両方又は入院中に複数の診療科において検体検査を実施した場合においても、同一区分の判断料は、入院・外来又は診療科の別にかかわらず、月1回に限る。 5 上記の規定にかかわらず、区分番号「D000」尿中一般物質定性半定量検査を実施した場合は、当該検査に係る検体検査判断料は算定しない。 区分番号「B001」特定疾患治療管理料の「15」の慢性維持透析患者外来医学管理料又は区分番号「D025」基本的検体検査実施料を算定した月と同一月に検体検査を行った場合は、それぞれの区分に包括されている検体検査に係る判断料は別に算定できない。 6 区分番号「D004-2」の「1」、区分番号「D006-2」から区分番号「D006-9」まで及び区分番号「D006-11」から区分番号「D006-20」までに掲げる検査に係る判断料は、遺伝子関連・染色体検査判断料により算定するものとし、尿・糞便等検査判断料又は血液学的検査判断料は算定しない。 また、区分番号「D027」基本的検体検査判断料の「注2」に掲げる加算を算定した場合には、本加算は算定できない。 9 「注6」に規定する遺伝カウンセリング加算は、臨床遺伝学に関する十分な知識を有する医師が、区分番号「D004-2」の「1」のうち、マイクロサテライト不安定性検査(リンチ症候群の診断の補助に用いる場合に限る。 )、区分番号「D006-4」遺伝学的検査、区分番号「D006-18」BRCA1/2遺伝子検査又は区分番号「D006-20」角膜ジストロフィー遺伝子検査を実施する際、以下のいずれも満たした場合に算定できる。• ア 当該検査の実施前に、患者又はその家族等に対し、当該検査の目的並びに当該検査の実施によって生じうる利益及び不利益についての説明等を含めたカウンセリングを行っていること。 イ 患者又はその家族等に対し、当該検査の結果に基づいて療養上の指導を行っていること。 なお、遺伝カウンセリングの実施に当たっては、厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイダンス」(平成29 年4月)及び関係学会による「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」(平成23 年2月)を遵守すること。 区分番号「D006-18」BRCA1/2遺伝子検査を実施する際、BRCA1/2遺伝子検査を行った保険医療機関と遺伝カウンセリングを行った保険医療機関とが異なる場合の当該区分に係る診療報酬の請求は、BRCA1/2遺伝子検査を行った保険医療機関で行い、診療報酬の分配は相互の合議に委ねる。 その際、遺伝カウンセリングを行った保険医療機関名と当該医療機関を受診した日付を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。 また、遺伝カウンセリング加算を算定する患者については、区分番号「B001」特定疾患治療管理料の「23」がん患者指導管理料の「ニ」の所定点数は算定できない。 10 「注7」に規定する遺伝性腫瘍カウンセリング加算は、臨床遺伝学に関する十分な知識を有する医師が、区分番号「D006-19」がんゲノムプロファイリング検査を実施する際、 9 のア及びイのいずれも満たした場合に算定できる。 なお、遺伝カウンセリングの実施に当たっては、厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイダンス」(平成29 年4月)及び関係学会による「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」(平成23 年2月)を遵守すること。 11 「注8」に規定する診断加算は、血液疾患に関する専門の知識及び少なくとも5年以上の経験を有する医師が、当該保険医療機関内で採取された骨髄液に係る検査結果の報告書を作成した場合に、月1回に限り算定する。 12 「注9」に規定する免疫電気泳動法診断加算は、免疫電気泳動法の判定について少なくとも5年以上の経験を有する医師が、免疫電気泳動像を判定し、M蛋白血症等の診断に係る検査結果の報告書を作成した場合に算定する。
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膵臓の腫瘍マーカーの検査をしました。 結果は血清アミラーゼ53 リパーゼ20 エラスターゼ1 340H CEA1. 4 CA19-9 1. 7 NCC-ST-439 8. 8 でした。 エラスターゼ1が基準値より高いので、総合病院にてMRIの精密検査で紹介になりました。 先週、マルチスライスCT 単純 は受けて異常なしと言われたにも関わらず、また精密検査をしなければならなくなり、膵臓がんが心配です。 エラスターゼ1だけ高くて、膵臓がんはありますか? 消化器の先生は膵管かもしれないとも。 ちなみに2年前の数値は291で、基準値以内だから大丈夫とそのままでした。 基準値40高いだけて検査はしたほうがよいですか? 肝機能、腎臓、コレステロール、血糖値は異常なし。 機能性胃腸症の症状あり。 左腕脇腹や背中痛は時々です。 結果がでるまでまた何週間か待たなければなりません。 怖いです。
次の膵臓がんになると2週間に一度など、通院するたびに血液検査と尿検査を受けます。 それ(+画像等の検査結果)をもとに医師は病状の説明・治療方針の提示・薬の処方をしますが、できるならば 自分自身でも「自分のいまの体のこと」を知っておきたいですよね。 ですが、いざ検査結果の用紙をもらっても、数値が高い低いだけでは意味がわからないと思います。 でも普通はそう上手くいきません。 ) 今回は、• 血液検査・尿検査の数値がなにを意味しているのか• 異常値になると体には何が起きているのか• どうすればいいのか(どんどん追記していく予定です) をまとめます。 血液検査・尿検査の基礎知識 基準値について 基本的には、健康な人の平均から基準値が設定されており、健康な人の検査結果の約95%がこの基準値に入るという値になっています。 ですが、病院によって基準値を設定していたり、年齢・性別などで基準値が異なることがあります。 今回このページでは、にて掲載されている数値を紹介しますが、 かかりつけの病院の基準値と異なる場合は病院のものを参考にしてください。 おそらく患者さんに合った基準値としているはずです。 検査結果のもらい方 毎回渡してくれる医師もいれば、くれない医師もいます。 診察時に「検査結果をください」と言えば、もらえます。 膵臓がん患者さんは特に気にしておいたほうがいい項目は 黄色くハイライトにしています。 表のなかの「説明」部分で簡単にその物質の役割や増減の要因を書いていますが、詳しく知っておくといいものについては表の下で解説していますので参考にしてみてください。 腫瘍マーカーに関する検査値 膵臓がんの腫瘍に反応するマーカーですが、腫瘍があれば必ず上昇するわけではなく、腫瘍マーカーごとに陽性率(正しく陽性反応の出る割合)が異なります。 また、膵臓がん以外の要因で上昇することがあります。 CEA 癌胎児性抗原 5. DUPAN-2 膵臓関連糖蛋白抗原 150. 腫瘍マーカーは進行癌には向いていますが、例えば2cm以下小さい膵臓がんの場合はCA19-9の陽性率は約50%といわれており、早期の膵臓癌では異常値を示さないことが多いです。 膵臓がんの人は全員が異常値になるわけではないため、 「この値が低ければ問題ない」というわけではありません。 (また残念ながら早期発見の役には立ちません。 ) また、これら腫瘍マーカー単体では腫瘍の検出率があまり高くありませんが、次の検査項目にあるアミラーゼなどの 血中膵酵素や臨床症状などと一緒に調べることで検出率が上がるため、 必ず組み合わせて考えましょう。 CA19-9 CA19-9は腫瘍マーカーの中でも一番膵臓がんに対する感度が高いとされています。 腫瘍マーカーの陽性率は、70~80%。 しかし、胆石によって胆管が塞がり、胆汁がうっ滞することでも上昇したりしますし、日本人の10%ほどは「Lewis血液型陰性(抗原が産生されず偽陰性を示してしまう)」なので進行した癌でもCA19-9が上昇しないことがあります。 CA19-9は膵臓がんの経過観察に有用で、 生存率と相関関係がある・膵臓がん切除後の再発の診断に有用との報告があります。 DUPAN-2が高くなったら CA19-9も同時に上がっている場合、癌が再発している可能性があります。 医師から治療法を提示されるはずですので、副作用や延命効果、QOLなどを踏まえ判断しましょう。 数値によっては様子見の段階の場合もあります。 糖尿病で増加する。 アミラーゼ(と、エラスターゼ1など膵酵素) アミラーゼ自体は膵臓に対する特異性は低いので、診断に使うのは「膵型アミラーゼ」です。 急性膵炎になった場合、血中のアミラーゼはほぼ100%が膵型アミラーゼになります。 膵臓がんを疑った場合、まずアミラーゼを調べたと思います。 アミラーゼ(膵型アミラーゼ)は、リパーゼ・エラスターゼ1・トリプシン等と同じ膵酵素で、異常値になるのは膵臓がんだけではありませんが、 癌によって膵管が塞がり膵炎が起こることにより、膵臓がん患者さんの20~50%にこの数値に異常が表れます。 特に、エラスターゼ1は膵臓がんでの異常値が出現する率が高いため、一緒に調べられます。 ただ、膵臓がん末期になると反対にエラスターゼ1は低く(正常値に)なります。 つまり、膵臓がん初期=エラスターゼ1高い・膵臓がん末期=エラスターゼ1低いということですね。 アミラーゼが「低く」なったら 手術で広範囲に膵臓を摘出したり、膵臓がん末期になるとアミラーゼ値が低下します。 これは膵臓の機能が低下していることを示唆しています。 肝臓に関する検査値 肝臓ががん細胞や抗がん剤などで障害を受けたり、肝臓から胆管を通るはずの胆汁が腫瘍によって通れなかったりすると、普通なら肝臓から外に漏れない物質が血中に流れ出ます。 それを計測しています。 検査項目 項目名 基準値 (単位) 説明 T-BIL 総ビリルビン 1. D-BIL 直接ビリルビン 0. アルコールの多量摂取でも増加する。 骨の病気でも増加することがある。 肝臓の細胞が壊れる(急性・劇症肝炎、肝硬変など)、筋疾患などで増加する。 肝臓以外の病気でも増加することがある。 LDHは悪性腫瘍でも増加する。 0〜8. 血液中のたんぱく質の総量を示す。 脱水症、慢性炎症性疾患などで増加、栄養不足、腸吸収不良症候群などで減少する。 ALB アルブミン(たんぱく質) 3. 5〜5. 脱水症で増加し、栄養不足、肝障害、腸吸収不良症候群などで減少する。 水分の調整や血液中のさまざまな成分を全身に運ぶ役割。 総ビリルビン 総ビリルビンは、直接型ビリルビンと間接型ビリルビンを合計した数値です。 そのため、 腫瘍によって胆管などが塞がると総ビリルビン(直接型ビリルビン)の数値が上昇し、黄疸が出ます。 ALB(アルブミン) 血清中に含まれるタンパク質のうち、半分はアルブミンです。 ALBが低くなる要因は以下の5つあります。 タンパク質の「摂取不足」 (食事が摂れない・消化吸収不足・鉄分不足により貧血も併発している可能性)• タンパク質の「合成障害」 (肝機能低下によりタンパク質が作られにくい・総コレステロール(TC)やコリンエステラーゼ(ChE)も下がる・肝硬変や劇症肝炎がある場合は血小板(PLT)低下とALTやビリルビンが上昇)• タンパク質の「異化亢進(いかこうしん)」 (悪性腫瘍、手術などで炎症がある・CRPも上昇)• 腹水・胸水に漏出 ALBが高く・低くなったら ALBが高いときは、脱水症の可能性があります。 (血中の水分が失われ濃縮状態になる)脱水の場合、腎臓の検査項目である尿素窒素(UN)、Na、Clなどの脱水を示す値が高くなります。 ALBが低いときは、低蛋白血症・肝臓障害・ネフローゼ症候群・栄養不良が疑われます。 また、ALBが低いと低アルブミン血症となり、血管内の水分が外に出やすくなるため、浮腫や腹水がたまりやすくなります。 同時に利尿剤で強制的に体内の水分を排出することになりますので、水分不足に注意してください。 (低アルブミン血症は利尿剤が効きにくいため、同時に高張アルブミン製剤を用いることがあります。 ) ご飯をたくさん食べてもALBは上昇しませんが、食事内容が偏っていた場合、改善することによって上昇することもあります。 腎臓に関する検査値 通常なら腎臓でろ過されるはずの物質が、腎臓になにかしらの障害があることにより尿中に流れ出ていないかを調べています。 CRN クレアチニン 0. 6〜1. 腎臓の病気やホルモン異常、脱水で増加し、摂取不足、嘔吐、下痢、腎不全などで減少する。 K カリウム 3. 5〜5. クレアチニンは筋肉量に比例するため、正確に腎機能を把握するため血中のクレアチニン値・年齢・性別から算出される。 BUN(尿素窒素) 通常、血中の尿素窒素は腎臓でろ過されますが、腎臓の機能が低下していると血中に残ってしまいます。 補足 尿素窒素:タンパク質が腎臓でろ過されたあとの「老廃物」で、尿として排泄されます。 クレアチニン:筋肉中の物質で、腎臓でろ過されたあとの「老廃物」で、尿として排泄されます。 一般に女性より男性のほうが高い値になります。 腎機能が低下すると、尿中のクレアチニンが減り、血中のクレアチニンが増加します。 炎症に関する検査値 検査項目 項目名 基準値 (単位) 説明 CRP C反応性たんぱく 0. 00~0. 炎症が回復すると減少する。 C反応性たんぱくは、細胞組織に傷がついたり、臓器や粘膜が炎症したときに発生するタンパク質です。 炎症や組織細胞の破壊の程度が大きいほど、高値になります。 癌、悪性リンパ腫、細菌性肺炎(インフルエンザ菌など)やリウマチ熱、胃炎、やけどや虫歯などで増加するので、癌があるかの目安になります。 CRP値と悪液質(体重減少や腹水・胸水を発生させる)には大きな関係があるようです。 9~6. 長期にわたる治療の血糖コントロールがわかる。 感染症、アレルギー、血液病で増減する。 赤血球の中にあり、酸素を運び、二酸化炭素を回収する役割。 Ht ヘマトクリット 男性:45〜52(%) 女性:37〜48(%) 赤血球(の全容積)が血液に占める割合。 RDW-CV 赤血球容積粒度分布幅 11. 3~14. RDW-SDも同様。 体の表面や内部で出血した時に血栓を作り止血する役割。 赤芽球比率 — 0. 0 骨髄に存在する若い血液細胞。 血中に現れると癌の骨転移が疑われる。 0~75. ウイルス感染や薬剤により減少する。 細菌などの異物を処理し、外敵から防ぐ役割。 Lymph リンパ球 16. 5~49. 病原菌が入ってきたときに、抗体を作って退治したり外敵を記憶する役割。 Mono 単球 2. 0~10. Eosino(Eos) 好酸球 0. 0~8. 体の防衛反応に関与。 Baso 好塩基球 0. 0~2. HbA1c( ヘモグロビンA1c) 赤血球のヘモグロビンに血液中のブドウ糖が安定して結合したものがHbA1cで、普段「血糖値」と言っているものは血液中のブドウ糖の濃度を指します。 赤血球は寿命までの120日(約4か月)の間、全身を巡りながらブドウ糖と結合していきますが、古くなったものは排出され、代わりに骨髄から新しい赤血球が産生され入れ替わるので、3~4か月経ったものは体内の約10%ほどになります。 そのため、HbA1cは1~2か月間の血糖の平均を反映します。 糖尿病のように、血糖値が高い状態がずっと続くとヘモグロビンと結びつく数が増え、HbA1cが上昇します。 WBCが高く・低くなったら WBCが急激に低くなった場合、抗がん剤の影響が出ている可能性があります。 また、CRP値と一緒に見ると炎症の原因がわかります。 両方の数値が高くなっている場合・・・ 悪性腫瘍または細菌感染の疑い CRPが低く、白血球数が高い場合・・・ 炎症初期・激しい運動・ストレス・喫煙などで白血球のみ上昇 CRPが高く、白血球数が低い場合・・・ 炎症回復期・ウイルス感染(CRPは細菌性感染では増加するが、ウイルス性では増加しない) 好中球数 好中球は、白血球のなかに約40~70%含まれています。 好中球数が増加する要因は3つあります。 炎症(悪性腫瘍、感染症、梗塞など)• 白血病• 生理的な増加(運動、精神的興奮、外科手術、麻酔、たばこ、寒冷刺激など) 反対に、好中球数が減少する要因は以下の3つです。 産生抑制(薬剤、放射線治療、骨髄の産生抑制など)• 破壊・消費(薬剤、重症感染症、自己免疫疾患)• 分布異常(大量出血、腫瘍や肝硬変) 補足 単位のpg(ピコグラム):1グラムの1兆分の1(1/ 1,000,000,000,000)の重さを表します。 SLE:全身性エリテマトーデスのこと。 体内の色々な臓器に炎症を起こす病気。 免疫のバランスが崩れることが病気を起こす原因とされています。 国の難病指定を受けています。 マクロファージ:異物を取り込んで消化したり、その異物の抗原(目印)の情報をT細胞に伝える役割などをしています。 好酸球:アレルギーと関わりが深い白血球の一種。 好塩基球:白血球の一種であり、白血球全体の3%未満と数は少ないです。 ヒスタミンなどを放出し、アレルギー開始に関与することがあります。 (激しい運動でも増加) 補足 クレアチンキナーゼ:筋肉に多量に存在し、心筋や脳細胞にも含まれる酵素で、筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たしています。 一方、血球や臓器には含まれていないため、数値が増減した場合、筋肉や脳に異常があると判断できます。 筋肉注射・血管への注射・手術後などには上昇します。 その他の検査値 検査項目 項目名 基準値 (単位) 説明 乳ビ — — 採血前に食事を取ると、脂肪が血中に残り血清などが白濁する(=乳ビ)ため、その有無。 乳ビによって影響を受ける検査項目があるため、通常は12時間程絶食して採血する。 溶血 — — 赤血球が破壊されることでヘモグロビンが血清や血漿に溶け出し、赤みを帯びるため、その有無。 溶血によって影響を受ける検査項目がある。 最後に 血液検査・尿検査は、 正確に数値が表れなかったり、ひとつの検査項目だけで判断できるものでなく、他の検査値やCT・MRIなどの画像検査、症状と一緒に判断すべきものです。 まずは この結果を過信しすぎず、主治医の先生と疑問点はよく相談しましょう。 ここに載っていない検査値で知りたいものがありましたら、コメントしていただけたら嬉しいです。 参考サイト.
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