過去に起こった歴史的な被害地震の研究には古文書などの歴史史料が用いられます。 北陸地方では約500年前からの被害地震の記録が残されています。 図1に北陸地方で起こった主な被害地震を示します。 マグニチュード(M)7以上の地震だけでも1586年の天正地震(M7. 8)、1858年の飛越地震(M7. 0)、1948年の福井地震(M7. 1)、1961年の北美濃地震(M7. 0)が挙げられます。 特に1948年6月28日に発生した福井地震は軟弱な地盤上に広がる近代的な市街地のほぼ直下で起きた地震であり、死者約3800名、家屋全壊36000以上の甚大な被害を引き起こしました。 この地震を契機として気象庁の震度階に震度7が制定され、その初めての適用例が1995年の兵庫県南部地震であったことは記憶に新しいところです。 その他に市街地を襲った地震としては1799年6月29日の金沢地震があります。 この地震の推定マグニチュードは6. 0ですが、金沢城下を中心に多くの被害が報告されており、激しい地震動があったことが分かります。 また能登半島の沿岸部では日本海沿岸の他地域で起こった地震の際に生じた津波によっても被害を受けています。 兵庫県南部地震のように日本の内陸部で起こる地震は活断層で起こります。 活断層とは最近の地質時代(約200万年)に繰り返し活動し、将来も活動することが推定される断層のことです。 図2に北陸地方の活断層の分布を示します。 活断層の特徴の1つとして平野と山地の境界に存在することが挙げられます。 図2を見ると、富山平野には呉羽山断層、砺波平野には砺波平野西縁断層帯、加賀平野には森本・富樫断層帯、福井平野には福井平野東縁断層帯が存在することが分ります。 また山間部の断層は直線上の谷地形を形成し、跡津川断層や庄川断層帯がその例に当たります。 断層の長さから判断すると、これらの断層は概ねM7クラスの地震を引き起こす可能性があります。 過去に起こった被害地震についてもこれらの活断層が活動した可能性が高いと考えられています。 天正地震については庄川断層帯、飛越地震は跡津川断層、金沢地震については森本断層の活動によって生じたとする意見があります。 また、図2に示されている活断層は地表で確認されているもののみであり、この他にも活断層が伏在する可能性もあります。 2000年の鳥取県西部地震は活断層が地表には認められない場所で起こった地震であることに留意する必要があります。 各地方の機関大学がそれぞれ微小地震(マグニチュードが0〜3程度の小さな地震)観測網を展開しはじめた1970年代後半から、詳細な地震活動が次第に明らかになりました。 北陸地方については京都大学が地震観測点を設置し、1995年の兵庫県南部地震以降は日本全国で稠密な地震観測網の構築が計画され、北陸地方においても科学技術庁と気象庁により大幅に地震観測点が増強されました。 北陸地方の地震活動を図3に示します。 この図に表れる顕著な地震活動としては1948年の福井地震(M7. 1)や1993年の能登半島沖地震(M6. 6)の余震、跡津川断層や飛騨山脈に沿った地震があります。 白山周辺にも地震が集中して起こっていることが分かります。 一方、福井地震の余震を除いては平野部ではほとんど地震が起こっていないことが分ります。 これらの地震の震源メカニズムを調べるとほぼ東西に近い方向に圧縮軸を持つ、横ずれ断層か逆断層のメカニズムを示します。 すなわち、北陸地方の地殻ではほぼ東西に近い方向に圧縮されていることを示しています。 この事実は北陸地方の活断層の走向やずれの方向と調和的です。 次に地震活動が時間とともにどのように変化しているかを見てみましょう。 1980年以降の北陸で起こった最大の地震は1993年2月7日の能登半島沖地震(M6. 6)ですが、飛騨山脈や跡津川断層でも最大地震をM4〜5とするような群発地震が起こっています。 また、最近では2000年6月7日に石川県西方沖地震(M5. 8)が起こりました。 図4は図3の範囲で起こっている地殻内部の地震の累積個数を示しています。 この図から、1987年の跡津川断層群発地震や1990年と2000年の飛騨山脈群発地震の際に地震数が短期間に増加したこと、1993年の能登半島沖地震に伴う余震による地震数の増加とその減少が見て取れます。 この図において最も注目すべきことは兵庫県南部地震発生後に地震発生数の割合(累積個数曲線の傾き)が増加していることです。 すなわち、兵庫県南部地震発生後、北陸地方ではそれ以前に比べて地震活動が活発化したことが分ります。 このような地震活動の活発化は北陸地方に限定されたものではなく、西南日本(中部地方から中国地方)全体の広域的な現象として捉えた方が良いと思われます。 図5に示すように南海トラフ沿いに100〜150年周期で発生するM8クラスの巨大地震の発生50年前から西南日本の内陸部でM6〜7クラスの地震が起こりやすいことが知られています。 1995年の兵庫県南部地震や2000年の鳥取県西部地震は来るべき南海トラフ地震の前の地震活動の活発化の現れであり、今後数十年の間にM7クラスの地震が西南日本の内陸部で引き続いて起こりうることに注意する必要があります。 先に述べたように北陸地方でも地震活動は活発化しており、平野と山地の境、すなわち市街地から目と鼻の先に活断層を抱える北陸地方の諸都市にとってはその活断層がいつ活動するのか、言い換えればいつ大地震が起きるのかということは重要な問題です。 現在の地震学のレベルでは都市直下で起きる内陸部の地震の短期的予知は非常に困難ですが、活断層の長期的な活動予測について確率を用いて評価することが地震調査委員会によって行われています。 現在までに日本全国で19の断層帯の評価が公表されています。 北陸地方では金沢市を横切る森本・富樫断層帯の評価が平成13年に終了しました。 ここではその結果について紹介します。 森本・富樫断層帯とは津幡町中津幡から金沢市小坂町付近に延びる森本断層(長さ13km)と金沢市窪から鶴木町日御子付近に延びる富樫断層(長さ8. 5km)をつなぐ総延長約25kmの断層帯です(図6)。 6M-2. 9 という関係があり(松田、1979)、森本・富樫断層帯全てが地震時にずれたとするとM7. 2の地震が起こることになります。 この断層帯については石川県によって平成8年から10年にかけて調査が行われ、活動度はB級(平均変位量 0. 地震調査委員会では最新活動時期を約2000年前から200年前、平均活動間隔を約2000年として森本・富樫断層帯について次のように評価しました(図7)。 「M7. 2程度の地震が発生すると推定される。 」この地震発生確率は今後の年数を長くとればとるほど高くなります。 ただ、この確率は前回の地震からの経過年数や平均活動間隔によって大きく変わります。 森本・富樫断層帯ではこの両方の数字の信頼性は低いため、ここで出てくる確率の信頼性も低いことを考慮しなければなりません。 ちなみに、同じ手法を兵庫県南部地震発生前の野島断層に適用すると30年確率は0. 歴史史料などの調査によると、白山は150年の活動期と300年の休止期という周期性をもつと考えられています(守屋、2000)。 前回の活動期は16世紀中頃〜17世紀中頃ですから、白山は新しい活動期に入っている可能性があります。 火山活動の指標の一つとして火山直下の地震活動が挙げられます。 金沢大学では白山直下の地震活動を解明するために、白山山頂部を含む白山近傍で臨時地震観測を行なっています。 図8に昨年の臨時地震観測の結果を示します。 観測された地震数は42個で、既存の観測網による地震数の8倍の地震を捉えることができました。 この図から、白山山頂直下に集中して地震が起こること、震源の深さが0〜2kmに集中することが分かります。 このような浅いところに地震が集中するのは火山の特徴です。 また、地震の震源決定精度も0. 5km程度と従来のデータに比べると著しく改善されました。 この臨時地震観測期間中には火山性微動や低周波地震といったより直接的に火山のマグマの動きに関連する地震は観測されませんでした。 しかし、白山の下35〜40kmの深さで1999年7月18日と1999年10月21日に低周波地震が発生したことが気象庁により報告されています。 これらの低周波地震は地殻とマントルの境界付近で起こっており、白山の噴火と直接結びつけて考える必要はありませんが、白山にマグマを供給する過程を反映していると考えられます。
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30年以内に発生する確率 5弱以上 99. 5」を超えれば要注意で、「2. 0」以上の場合は強い揺れへの備えが必要であるとされる。 防災科学技術研究所の分析では、1. 6以上で地盤が弱いことを示すとしている。 居住用物件を購入する際は、必ずハザードマップを確認しましょう。 また、不動産会社にも災害に強い土地や物件を意識的に探してもらうことは、安心な暮らしをする上で非常に重要です。 物件や土地のプロである不動産会社を利用することにより、災害に強く、資産価値の高い物件情報を効率よく複数集めることが出来ます。 タウンライフでは、非公開物件に加えて物件提案書やマイホームのスペシャルガイドも貰うことができ、地震や水害などの自然災害に強い物件探しをサポートしてくれます。 大手ハウスメーカーでご検討中の方は、専用サイトもあります。 災害に強く資産価値の高い土地探しから、間取り、資金計画まで無料で複数の大手ハウスメーカーが提案してくれます。 地震や水害に強い土地探しもサポートしてくれますので是非ご活用下さい。 と並行して、安心して住める物件探しにお役立てください。 ハザードマップのURLがリンク切れで閲覧できない場合 ハザードマップが最新版に改定されてURLが変更になり、閲覧できない場合がございます。 その場合はお手数ですが、からご連絡ください。 迅速に最新のハザードマップに変更させて頂きます。 都道府県• 282• 1,705• 2,130• 6,283• 3,463• 931•
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初めまして、はしいち です。 皆さん、ハザードマップという言葉を耳にしたことがありますか? 「見たことあるけど関係ない。 」 「大したことにならないよ。 」 こう思われている方も多いのではないでしょうか? 僕もそのうちの1人でした。 ですが、最近の地震をはじめとした洪水などの災害により、決して他人事では済まされないと感じています。 ハザードマップを知り、避難経路や避難場所など、次に繋がる行動をしていきたいところ! ではでは、今回は金沢市にあるハザードマップ、是非ともご覧になってください。 石川県にある有名な言葉をご存知ですか? 「弁当忘れても傘忘れるな」この言葉の意味と天気の意外な関係性はコチラから。 記事をナナメ読み!• ハザードマップの意味 よくテレビなどで報じられている 「ハザードマップ」。 そもそも、ハザードマップとはどういった意味なんでしょうか? 一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。 防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。 ハザードマップを知ることで、防災への考えが変わるのはもちろん、自分が住んでいる地域のリスクを認識していることも重要そうですね…。 でも、このハザードマップ一回見たことあるけど よく知らない! 正直、この記事を書くまでは僕も同じ状況でした(苦笑)。 みなさんはどうですか? これだけ災害が頻発している状況ですと、確認しといた方がいいですね…。 七尾市で観測史上最大の豪雨 石川県において、2018年8月31日記録的な雨量を観測しました。 3時間降水量が七尾市で観測史上最大の122. 0ミリ。 七尾市を流れる熊木川と御祓川が氾濫し、二宮川が危険氾濫水位を超えました。 この影響で、七尾市では市内を流れる熊木川と御祓川が氾濫し、2292世帯6072人に避難指示が出されました。 つい最近の出来事ですが、正直雨だけで避難指示とか、僕の中では想像の域を超えています。 こういう時こその 「ハザードマップ」ですね…。 自分の住んでいるハザードマップを知ろう! 災害が起こった時にハザードマップを見るのでは、おかしな話ですよね? 災害が起こる前に、自分の住んでいる地域のことを頭に入れておきましょう。 「でも、どこを見ればいいの?」 僕も正直そう思います。 そんな時は、国土交通省のサイトがオススメです! 地域を選んで、知りたい災害のハザードマップのリンク先を見るだけ。 こういうサイトを待っていた! 金沢市の洪水避難地図 では、僕が住んでいる金沢市の洪水避難地図を見ていきます。 「金沢市洪水避難地図」は、石川県が作成した「浸水想定区域図」をもとに、市民のみなさんが避難するために必要な浸水情報、避難情報などの各種情報をまとめたものです。 事実、 2008年7月29日に金沢市を流れる浅野川が氾濫。 その結果、付近を中心に床上・床下浸水の被害が発生が発生しました。 僕の中では、とても印象深い災害です。 近所の浅野川の氾濫で、すごい恐怖を感じたのは記憶に新しい…。 やはり、日ごろからハザードマップについて認識しておくべき! 土砂災害の種類 土砂災害は3つの種類に分かれます。 急傾斜地の崩壊 がけ崩れ 大雨や地震などの影響によって、土(斜面)の抵抗力が弱まり、急に斜面が崩れ落ちる現象。 土石流災害 山腹や渓床を構成する土砂石礫の一部が、長雨や集中豪雨などによって、水と一体となり一気に下流へ押し流される現象。 地すべり災害 斜面の土塊が地下水などの影響により、地すべり面に沿ってゆっくりと斜面下方へ 移動する現象。 一般的に広範囲に及び、移動土塊量が大きいため、甚大な被害を及ぼす可能性が高い。 せめてものハザードマップの確認! まとめ 今回は金沢市のハザードマップについてご紹介しました。 前に1度見たけど、そんなに大事にならないだろうと、見向きもしなかったハザードマップ。 自分自身が関係する地域のハザードマップを理解して、次に繋がる行動が出来たらいいですね! 子どものこと考えると、やっぱ災害って怖い…。 ではー.
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