滝沢カレンさん「カレンの台所」インタビュー この本は楽しませてもらっている食材たちへの恩返し 文:根津香菜子、写真提供:サンクチュアリ出版 「冷たい何も知らない鶏肉」「お醤油を全員に気付かれるくらいの量」など、独特の表現で作るレシピが話題の滝沢カレンさん。 自身のインスタグラムに投稿した料理を中心に、全30メニューを掲載した『カレンの台所』(サンクチュアリ出版)が、4月7日に発売され、早くも10万部を突破しています。 調理の手順を書くのではなく、まるで絵本や小説を読んでいるような料理の物語を作り出す滝沢さんに、お料理についての思いや、外出自粛の今、自宅でどんな風に過ごしているのかなどを聞きました。 初めて台所に立ったのは17歳の時だったと思います。 お腹が空いてしかたなかったので、コンビニで乾麺(パスタ)と、パックに入ったレトルトのミートソースをお鍋で一緒に茹でたのを覚えています。 それは、ミートソースパスタに私は何も手を加えていない版ですね。 その時は、料理を作りたいっていうより「食べなきゃどうにもならないな」って思ったからで、当時は高校生だったからお金がなかったんですね。 洋服ばかり買っていて、ごはんに全くお金をかけていなかったんです。 コンビニはありがたいことに安いので、その時初めて自分で食材を買いました。 パスタの袋の裏に書いてある説明書みたいなのを読んで「どれくらいのお湯に、何分茹でればいいんだろう?」っていうことをその日に知ったので、料理と出会ったとは言えないんですが、食材に助けられたのはその日がスタートでした。 1カ月後くらいには料理をしていた記憶があります。 確か最初に作ったのはハンバーグだった気がします。 自分の中でこれだけハンバーグを作っているってことは、なにかとてつもなくハンバーグを作った時期が自分にあるんだろうなって思っているので。 でも何を初めて作ったのかって覚えていないですよね。 初めてハンバーグを作った時の自分の顔も思い浮かべられないです。 私も指や目を計り代わりにしていたので、ざっくり分量でありがたいです(笑)。 これまでに失敗もあったかと思いますが、今思い出す失敗作はどんなものがありますか? 私のすごい失敗は、から揚げの話です。 10代の頃、急に「から揚げを作ってみよう」と思ったんですが、揚げ物をそれまで作ったことがなかったので、最初から揚げとの向き合い方がひどかったですね。 から揚げって、二度揚げしないと中まで火が通らないし、美味しくないんですよ。 でも、その時の私は「焼き揚げ」をしようとしたんです。 鶏肉に片栗粉や小麦粉をつけるからすぐに茶色になるんですけど、中まで火を通すという気持ちがなかったから、茶色くなれば食べられるんだと思って食べたら、中がプリプリなままで。 その要領でチキン南蛮も失敗しました。 火加減とか、足を引っかける理由が揚げ物には多いので、しっかりと油と向き合って、鶏肉が浮いてきたか、沈んできたかをしっかり見ないといけない。 あとは油の泡が大きいのか小さいのか、それから揚げる音。 この3点を私は知らなかったので、それが一番嫌な失敗でしたね。 「キャベツ男」と「豚ひき肉乙女」が出会って結ばれるロールキャベツの物語は、ロマンティックで名作です! しかも、豚ひき肉はロールキャベツでは「乙女」だけど、麻婆豆腐では「男」になっているというジェンダーレス役者(笑)。 作中にはハンバーグやピーマンの肉詰めなど、ひき肉を使うメニューが多いので、きっとカレンさんにとってのスター食材がひき肉なんじゃないかと思ったのですが。 ひき肉に関しては、ホントにそうです。 この本を作って私も初めて気づかされました。 ひき肉料理が大好きだって(笑)。 例えば豚のバラ肉とか牛のモモだと、一枚が食べやすい形になっているのでそんなに引きちぎることはないんだけど、鍋の中でどんな形にもなれるのがひき肉なんですよね。 変身は様々で、細かくしたり、柔らかくすれば女になれるし、力こぶみたいな形にすれば男にもなれる。 その変身具合がひき肉の大好きなところです。 めっちゃいい森です~! そういうのが嬉しいんです。 全く同じに作るよりも、そこに「ブロッコリーを入れました」とか、「トマトで丸みを出しました」とか言ってくれた方が、この本を出した私も嬉しいです。 丸々同じものを作るって言うのは、逆に簡単じゃないですか、見た目とか全て。 でも、そこに自分の発想を入れてくれると、私と作ってくれた方の共同作品みたいになれるので、とても嬉しいですね。 私はこの本を手に取ったからには、読むだけでなく一緒に料理をしてほしいというのが一番の願いです。 全然違う料理になっちゃったっていいんですよ。 それはそれで、その日の作品ですから。 読んでくれるだけでもとっても嬉しいんですけど、この本を作った意味は、料理を作ってほしいからなんです。 台所を舞台にして「料理」という物語を作り上げるカレンさんは、監督、演出、脚本を担っているんだなと感じました。 「好書好日」で連載中の「」でもオリジナルの物語をつむいでいますよね。 「物語の一歩先へ」はとても難しいです。 今回のように、自分の料理の世界観を文字にするよりも、物語を一から作るわけなので。 料理は、料理をしている自分が考えていることが文字になるだけなので、物語にするのはすごくありがたいんですけど、知らなかった物語の前触れを読んで話をつなげていくっていうのは、私にとって本当にマジックです。 締め切りもありますから毎回ドキドキなんですけど(笑)。 書く前は大変で、どういう物語につなげていこうかって思うんですけど、書いちゃうととっても楽しいです。 オシャレなヘルシー料理っていうよりは、家庭料理でどうにかしてヘルシーに出来ないかなと、ちょっと油を変えたり、調味料を変えたりするだけでもヘルシーになると思うので、よく作ります。 今回は日本の家庭料理が多いので、次に頑張りたいのは、色々な世界の家庭料理が作れる女になりたいと思っています。 今、旅行ができない時だから余計にそう思うのかもしれないんですけど、各国のいわゆる家庭料理みたいなものはそこに行かないと食べられないし、色んな世界の家庭料理を作れるのってステキだなって。 メインの料理よりも、ちょっとほっこりするような、でも美味しいっていう家庭のお料理を知ったら、あとは自分の味や、食べやすい味に変えていけばいいだけなので。 そういうのにチャレンジしてみたいなって思います。 日本もお刺身とかすき焼きなんかは海外の人にも知られているけど、チキン南蛮とか角煮って、もしかしたらそんなに皆さんに知られていないんじゃないかと思うんです。 最初はイタリアとかフランスとか、分かりやすい国の家庭料理から入って、いつかペルーやモロッコとかの家庭料理も試してみたいと思っています。 私は「楽しもう」というより、「楽しませてもらっている」という意識の方がすごく強いんです。 人間って、楽しませてもらっているとそれに恩返ししたくなる気持ちがあって、今回この本を出そうと思ったのも、食材たちへの恩返しだと思っているんです。 自分が疲れている時に支えてくれるのって、料理と食べるものだと思っているんですよね。 だから夜に食べるものも、知らない人が作ったごはんより、自分で自分にご褒美を与えるように作るごはんだと、消化の仕方とか、自分への入り方が違うんです。 それって私がすごく妄想好きで、考えすぎているからこんなことになっているのかもしれないんですけど。 私がたまたま料理好きで、作るのが嫌な気がしない人だったから、人にも「料理してください」って言えますが、もし私に子供が4人いて、夫がいて、その人たちの分も毎日料理を作っていてもこの感情でいられるかって言ったら、それは分かりません。 今の私は、大人数の家計を守るわけではなく、自分一人の健康を守るためだけなので、のびのびと楽しく料理させてもらってます。 料理する時、私の「根の根の根」にある気持ちは、自分が楽しむためというよりも「未来の自分が笑っていてほしいから、今の自分が自分を助ける」ということなんです。 10年後、子供が走っている時に元気なお母さんでいたいし、長生きしたいから「未来の自分のために」っていう気持ちが一番強いですね。
次の
作り方• 1.エビの殻をむき、背ワタを取ります。 2.丸裸にしたエビは、ボウルに入れ、すりおろしたショウガとお酒を 振りまかしてあげます。 (すりおろしたショウガとお酒は、 エビの入浴剤のようなものです。 つけておくと旨味をどこからか引き上げてくれるけれど、 人間がお風呂に入った翌日に入浴剤の匂いがついていることはないように、漬け込むショウガとお酒の量は、多くても少なくても、それほどびっくりする違いにはならないので、 あまり細かい分量は気にせずに!)• 3.長ネギの白い部分も真ん中から縦二つに切り、刻みます。 大きさは、エビにとっての「名刺サイズ」くらいです。 4.水溶き片栗粉を少し作り、エビに纏わせます。 5.フライパンを熱し、ごま油をひいて、エビを投入します。 6.エビに火が通ったら、ネギを入れます。 7.更にケチャップと豆板醤を入れます。 豆板醤の量は、 ビー玉くらいです。 8. 二口飲む程度の水を加えます。 9.全体の色が真っ赤になってきたら、 ケチャップの量から比べると、腰が引けた遠慮さで、酒、砂糖をちりばめます。 軽く塩コショウをふり、水溶き片栗粉を入れ、最後に、酢をお好み量入れて味を整えます。 お皿に盛り付けたら、完成です。 もうどこからツッコんだららいいのか、わかりませんw 4. の工程は、まともですね。 豆板醤のビー玉くらいもわかります。 (化粧品とか、よくパール1粒分とか言いますもんね) 私が一番謎なのが、「エビにとっての名刺サイズ」??? まあ、でも「細かいことは気にしない!」と言ってくれているので、気軽にチャレンジできそうですね!.
次の
作り方• 1.エビの殻をむき、背ワタを取ります。 2.丸裸にしたエビは、ボウルに入れ、すりおろしたショウガとお酒を 振りまかしてあげます。 (すりおろしたショウガとお酒は、 エビの入浴剤のようなものです。 つけておくと旨味をどこからか引き上げてくれるけれど、 人間がお風呂に入った翌日に入浴剤の匂いがついていることはないように、漬け込むショウガとお酒の量は、多くても少なくても、それほどびっくりする違いにはならないので、 あまり細かい分量は気にせずに!)• 3.長ネギの白い部分も真ん中から縦二つに切り、刻みます。 大きさは、エビにとっての「名刺サイズ」くらいです。 4.水溶き片栗粉を少し作り、エビに纏わせます。 5.フライパンを熱し、ごま油をひいて、エビを投入します。 6.エビに火が通ったら、ネギを入れます。 7.更にケチャップと豆板醤を入れます。 豆板醤の量は、 ビー玉くらいです。 8. 二口飲む程度の水を加えます。 9.全体の色が真っ赤になってきたら、 ケチャップの量から比べると、腰が引けた遠慮さで、酒、砂糖をちりばめます。 軽く塩コショウをふり、水溶き片栗粉を入れ、最後に、酢をお好み量入れて味を整えます。 お皿に盛り付けたら、完成です。 もうどこからツッコんだららいいのか、わかりませんw 4. の工程は、まともですね。 豆板醤のビー玉くらいもわかります。 (化粧品とか、よくパール1粒分とか言いますもんね) 私が一番謎なのが、「エビにとっての名刺サイズ」??? まあ、でも「細かいことは気にしない!」と言ってくれているので、気軽にチャレンジできそうですね!.
次の