ロキソニン錠 カロナール錠 一般名 ロキソプロフェン アセトアミノフェン 構造式 発売年 1986年 1984年(細粒) 1996年(錠剤) 製薬会社 第一三共 あゆみ 効能効果 下記疾患の 消炎・鎮痛• 変形性関節症・歯痛・腰痛症• 関節リウマチ、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群• 急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)• 手術後、外傷後並びに 抜歯後の鎮痛・消炎 下記疾患の ( )・鎮痛• 変形性関節症・歯痛・腰痛症• 頭痛,耳痛,症候性神経痛,筋肉痛,打撲痛,捻挫痛,月経痛,分娩後痛,癌性疼痛• 急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)• 小児科領域における解熱・鎮痛 薬理作用 シクロオキシゲナーゼ阻害• 解熱作用:視床下部の体温調節中枢に作用して体温を下げる。 鎮痛作用:視床と大脳皮質の痛覚閾値を高めることによる。 適宜増減可。 03(hr) 0. 07(hr) 2. 痛みに対する感覚を良い意味で鈍感にしている。 なのでカロナールは末梢で起きている痛みに対しての作用は弱い。 そして カロナールに抗炎症作用はほぼ無い。 それに対してロキソニンはシクロオキシゲナーゼを阻害してプロスタグランジンを減らし炎症作用を抑える。 末梢にも良く作用し抗炎症作用も強い。 なのでロキソニンにはテープ剤やパップ剤などがある。 カロナールにはテープ剤やパップ剤は無い。 ロキソニンはシクロオキシゲナーゼのタイプ1とタイプ2を阻害するがカロナールは脳でシクロオキシゲナーゼのタイプ3を阻害するとの説がある。 しかしシクロオキシゲナーゼ3説についてはまだ最終的な結論が出ていない。 カロナールには頭痛と生理痛の適応がある。 ロキソニンとロキソニンSは中身が同じなので薬理的には頭痛・生理痛に効果があるが保険上は異なる扱い。 しかしレセ的には頭痛に対してロキソニンを処方しても返礼にはならないと通達があるから困ることはない。 しかしそれは時と場合による。 例えば癌、癌の痛み止めが作用するオピオイド受容体は脳内にある。 カロナールの鎮痛作用は中枢で働くので同じ中枢で働くオピオイド鎮痛薬を併用するとより鎮痛効果が出やすい。 しかし分娩の痛みは尋常ではないと聞く。 しかし抜歯後の強い痛みにはロキソニンしか適応が無い。 そして抜歯後だとロキソニンは一回二錠使うことがある。 丿貫は親知らずを抜歯した後に麻酔が切れて激しく痛くなり正気を失いロキソニンを4錠服用してしまった。 1回2錠服用して30分もしないうちに痛さの余りもう2錠飲んだ。 少し胃の具合が悪くなったかもしれないが痛みでそれどころではなかった。 良い子は真似をしてはいけない。 妊娠・授乳・小児に対するカロナールの安心感 カロナールは生まれて 3か月以上であれば使えるが ロキソニンは15歳未満には使えない。 特に15歳未満の患者でインフルエンザの疑いがある場合にロキソニンは使えない。 インフルエンザ時にロキソニンを服用させるとインフルエンザ脳症やライ症候群のリスクが上昇する。 これらの症状や副作用はロキソニン特有ということではなくNSaidsという消炎鎮痛剤共通。 じゃあインフルエンザの時に何を使うのかと言えばカロナール。 安全性を考えるとカロナール一択。 カロナールには錠剤以外にもシロップ(オレンジ味)や坐剤があるので子供に使いやすい。 妊娠中や授乳中でも第一選択薬はカロナール。 カロナールは日本だけでなくアメリカやヨーロッパ、オーストラリアなど全世界で使われている。 そしてそれらの国々でも最もリスクが低い解熱鎮痛剤として認められている。 副作用の違い ロキソニンは 腎臓に負担がかかる カロナールは 肝臓に負担がかかる ロキソニンの薬理作用は痛みの原因物質であるプロスタグランジンを阻害すること。 そしてプロスタグランジンを邪魔すると胃粘膜が薄くなり胃が荒れる。 腎臓の血流量も低下する。 胃がもともと弱い人であればロキソニンをムコスタと併用するよりも胃を荒らさないカロナールの方が望ましい。 そんなカロナールも短期間であればいいが長期間にわたり大量に服用すると肝臓に負担がかかる。 効果よりも副作用、そして患者さんの背景を考慮しながら使うべき。
次のカロナールは子供でもよく使われる薬|頭痛や痛み、熱へ使用 カロナールは子供でもよく使われる薬の一つであり、頭痛や痛み、熱が出た時などに子供でも使用されます。 患者さん向けの薬の説明書である「くすりのしおり」でも「小児科領域の解熱・鎮痛など」に使用される旨が記載されています()。 カロナールには、200mg錠剤、300mg錠剤、500mg錠剤の他に、特に子供向けと言える粉薬のカロナール細粒20%やカロナール細粒50%、シロップ剤であるカロナールシロップ2%などもあり、子供の使用が想定されている薬剤と言えます。 また、日本小児科学会でも、インフルエンザの時の解熱に対しては、カロナールの成分であるアセトアミノフェンの使用が良いとしており()、安全面でも信頼性がある薬の一つです。 カロナールの子供で使用する量・錠数 カロナールの子供で使用する量や錠数は体重によって異なります。 それぞの薬剤ごとに確認していきます。 カロナール錠を子供に使用する場合の錠数 カロナールのうち、錠剤を子供に使用する場合の錠数です。 原則、体重1kgあたり、カロナールの成分であるアセトアミノフェンを、1回10〜15mgを使用します()。 体重ごとの目安となる1回の錠数は以下の通りです。 10kg 20kg 30kg アセトアミノフェンの量 100-150mg 200-300mg 300-450mg カロナール錠200 0. 5錠 1-1. 5錠 1. 5-2錠 カロナール錠300 — 1錠 1錠 カロナール錠500 — — — 上記量はあくまで目安であり、実際には医師の処方通りに使用する必要があります。 カロナール細粒を子供に使用する場合の量 続いて粉薬のカロナール細粒に関してです。 原則、体重1kgあたり、カロナールの成分であるアセトアミノフェンを、1回10〜15mgを使用します()。 6g〜0. 24g〜0. 36gを使用するのが適量となります。 カロナール細粒の体重ごとの目安となる1回の量は以下の通りです。 5-0. 75g 1-1. 5g 1. 5-2. 2-0. 3g 0. 4-0. 6g 0. 6-0.
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カロナールとロキソニンの違い カロナールとロキソニンの違いについて、いくつかの観点から見ていきたいと思います。 薬の分類の違い カロナールとロキソニンの違いとして、まず挙げられるのが分類の違いです。 ロキソニンをはじめとしたほとんどの解熱鎮痛剤はNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれるグループに分類され、シクロオキシゲナーゼ(COX)と呼ばれる酵素を阻害することで効果を発揮します。 一方、カロナールは厳密にはこのNSAIDsには分類されず、独自の作用機序を持って解熱や痛みを止める効果を発揮します。 NSAIDsが持つ抗炎症作用に関しては、カロナールはほとんどないとされています()。 適応症の違い ほとんど同じ目的で使われると思われているカロナールとロキソニンですが、適応症も厳密には異なります。 それぞれの「くすりのしおり」を見ていきましょう。 まずはカロナールについて。 通常、頭痛、腰痛、歯痛、変形性関節症などの鎮痛、急性上気道炎、小児科領域の解熱・鎮痛などに用いられます。 つづいてロキソニンについて。 通常、関節リウマチ・変形性関節症ほか手術後や外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎、急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いられます。 上記のように、厳密にみると、カロナールとロキソニンは適応症が異なっています。 カロナールは頭痛をはじめとした痛み、風邪を含む上気道炎、そして小児に使用できることが明記されているのがカロナールです。 ロキソニンは抜歯後などの鎮痛・消炎、そしてカロナールと同じく上気道炎の症状に対してです。 ロキソニンは頭痛や生理痛には使えない? カロナールは医療従事者向けの薬の説明書である「添付文書」において、効能効果として「頭痛」や「月経痛」が明記されており、頭痛や生理痛にもよく使用されます()。 一方、処方薬のロキソニンにおいては、頭痛や生理痛の記載はありません()。 風邪など上気道炎に伴う頭痛や痛みであれば、「急性上気道炎の鎮痛目的」と言えますが、処方薬のロキソニンに関しては、明確に頭痛や生理痛に使って良いと言い切れない面があります。 しかし、その作用機序から頭痛や生理痛にも効果はないとは考えにくく、実際に市販薬のロキソニンSに関しては、効能効果として「頭痛」、「月経痛(生理痛)」の記載があります。 この辺の解釈は難しいところですが、処方薬のロキソニンを少なくとも医師の指示がなく、自己判断で頭痛や生理痛に使うのは好ましくないと言えるかもしれません。 逆に市販薬のロキソニンSに関してはそれらの目的で使用されることが想定されているため、必要であれば使用して問題ないでしょう。 用法用量の違い カロナールとロキソニンでは用量に大きな違いがあります。 ロキソニンは基本的に1回1錠であり、医師の指示によりますが、痛み止めとして1回2錠まで使うケースもあります( )。 一方、カロナールは錠剤だけでも成分量が異なる規格が3種類あり、錠剤の規格によって使用する錠数が異なる他、症状によっても使用できる錠数が異なってきます。 また、小児の場合では体重によっても使用する量が異なってきます。 医師の指示によりますが、カロナール200を痛みに使用する場合においては、1日総量として20錠までが限度となり()、ロキソニンと違って用量の幅がかなり広くなります。 カロナールとロキソニン|頭痛、生理痛、解熱、症状別に向いているのは カロナールとロキソニンはいずれも様々な痛みや、発熱などの症状に対して効果が期待できる薬です。 一般的な傾向としては、カロナールは解熱剤で用いられるケースが多く、痛み止めとして使用する場合は高用量で用いるケースが多いです。 ただし、軽い頭痛や生理痛などでは高用量でなくても十分な効果が期待できます。 ロキソニンに関してはカロナールと異なり、高い抗炎症作用も期待でき、解熱剤としてよりは痛み止めとして用いられるケースが多いでしょう。 腰痛や肩こり、歯痛などではロキソニンの方が用いられるケースが多い印象です。 ただし、どのような症状使用するかについては、処方薬はあくまで医師の指示通りに使用する必要があります。 医師は患者さんの状態を見た上で適切な薬を選択しているため、自分の希望と異なった薬が処方された場合でも、医師に何らかの考えがある可能性があるため、指示された薬を使うのが安全と言えます。 カロナールとロキソニン併用はできる? カロナールとロキソニンの併用は一般的とは言えません。 絶対に併用できな組み合わせではありませんが、原則はどちらか片方の使用と考えておきましょう。 ただし、医師によっては、カロナールを1日3回、痛みが強い時はロキソニンを頓服で使用、といった処方をするケースはあります。 上記のように、医師からの処方による指示であれば、併用しても良いと言えるでしょう。 しかし、別々の医師が、併用薬を把握しないままそれぞれを処方したようなケースでは、併用するのは危険です。 併用する場合はあくまで医師の指示があった場合のみとしましょう。 カロナールとロキソニン|薬剤師の立場からの意見 最後に薬剤師の立場からカロナールとロキソニンについての意見を述べさせていただきます。 カロナールは、以前は効果が弱い薬として認識されていましたが、現在は高用量を使用することで痛み止めとしてもロキソニンと同程度の効果を得られることがわかっており、近年また使用される頻度が高くなっている薬です。 ロキソニンに関しても新たな重大な副作用として「小腸・大腸の狭窄・閉塞」の追加があったりしましたが、危険性は決して高い薬ではなく、現在も最も処方される解熱鎮痛剤の一つです。 共通して言えることは、処方薬であるため、どちらも医師の指示通りに使用することが大切であり、安全かつ高い効果を発揮するために、正しく使用するように心がけましょう。
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