ようこそ、新しいサイクルロードレースの世界へ! 目の前で繰り広げられているレースは、もはや我々の知っているレースではなかった。 いや、漫画では見たことはあったが、まさか現実に目の当たりにする日が来るとは思わなかった。 その漫画とは、『弱虫ペダル』のことである。 『弱虫ペダル』で描かれる最も大きなレース「インターハイ」のルールは、ハンマーシリーズと酷似している。 最大の特徴はロードレースでは当然とも言えるマスドスタートを採用せず、着順スタート制にしたことだ。 わたしも初めて『弱虫ペダル』を読んだ時は、「現実のレースと違うではないか。 違和感しかない」と受け入れにくい部分があった。 だが、作者の渡辺航先生いわく「通常のロードレースのルールにすると、ロードレースを知らない読者にはわかりづらい。 わかりやすさを重視して、ああいうルールにした」とのことだ。 『弱虫ペダル』はコアなサイクルロードレースファンをターゲットにした作品ではなく、サイクルロードレースのことをよく知らない大衆向けに描いた作品だと言えよう。 だからこそ、累計1400万部を発行する大人気作となったのだ。 1 サイクルロードレースファンならニヤリとするような描写が随所に織り込まれ、もちろんコアなファンでも楽しめる作品である。 違和感には読んでいるうちに慣れた。 スポンサーリンク ハンマーシリーズのビジネスモデル ハンマーシリーズに限らず、サイクルロードレースのビジネスモデルは、 ・放映権からの収入 ・広告収入 ・現地で開催するイベントからの収入 ・レース誘致料 開催地が主催団体に支払う などが大部分を占めるだろう。 更に副次的な要素として、開催地周辺での宿泊費や食事代、周辺地域への観光などによってレースの主催団体だけでなく、開催地域に経済効果をもたらすことが出来る。 どの要素も、観客 視聴者 数が増えれば増えるほどの増加していくだろう。 そのため、今後収益性を高めていくためには、シンプルにハンマーシリーズのファンを増やすことが大事だと言えよう。 そこで、冒頭の『弱虫ペダル』の話に戻る。 『弱虫ペダル』の最も革新的なことは、「インターハイ」でのルールを改変したことではなく、それまでサイクルロードレースに全く興味が無かった層をファンに取り込み、一部の人は実際にロードバイクを買ったり、サイクルロードレースのファンになって実際にレースにも足を運んでいることだ。 新しいサイクルロードレースファン層の開拓に成功しているのだ。 このファンの新規開拓こそ、今後ハンマーシリーズ並びにサイクルロードレースが発展していくために最も重要なことだと考えている。 そういった新規のファンを「にわか」と揶揄する人たちもいる。 しかし、誰だって最初は「にわか」からのスタートだ。 プロ野球では、昨年リーグ優勝を遂げた広島カープのファンだと言う人たちが急増した。 中には、肝心の広島のスタメンをほとんど知らなかったり、野球のルールすら分かっていない人たちもいたようだ。 それでも、その新規ファンの人たちがチケットを購入し、球場に足を運んで、グッズを購入することになれば、広島カープにとってみれば立派なお客様である。 サイクルロードレースだって同じだ。 きっかけが『弱虫ペダル』の限定グッズの購入でもいい、渡辺航先生のトークショーでもサイン会でもいい。 実際にレース会場に訪れて、いざ観戦してみたらハマった。 思いがけずレース放送が面白くてハマった。 意外と風景が綺麗、イケメンいっぱいいる、等々ハマる理由は何でもいい。 コンテンツ この場合は実際のレース が面白ければ、たとえ「にわか」であっても一部のファンは定着するのだ。 『弱虫ペダル』が大衆受けを狙ったように、ハンマーシリーズもサイクルロードレースをよく知らない大衆向けに作られたコンテンツではないかと思う。 ハンマーシリーズと『弱虫ペダル』が、よく似たルールを採用していることは偶然ではないだろう。 海外の人たちの反応はどうだったのか 海外ではハンマーシリーズに対して、どのような反応だったのか少し調べてみた。 ハンマーチェイスが開催された6月4日とその翌日に、『 Hammerseries』のハッシュタグをつけているツイートを検索してみた。 有名な人かどうかは分からないが、なるべく一般人と思われるツイートを探した。 一例を紹介したい。 筆者の意訳もつけているが、文法が間違っている可能性もあるのでご注意願いたい。 That was spectacular to watch! Well ridden 🏆Hope to see this take off around Europe — Oliver Webster websteoj01 『ハンマーシリーズは素晴らしい!』 What a fun new event! — Susan Cole TriGirlSue 『なんて楽しい新しいイベントなんだ!』 What a chaos, a sprint with a tt-bike, cool! — Linda 2followcycling 『カオスすぎる!TTバイクでスプリント勝負とかめちゃカッコいい!』 What a race! for pro for this strong and thrilling finish maybe?! 』 great idea, great racing — David Marshall 17penfold 『ハンマーシリーズは最高のアイデアだし、最高のレースだった!これぞ未来のレースだね!』 などと言った調子で、絶賛に近いコメントが多かった。 英語のツイートのみを調べていて、ここで紹介した人たちはイギリス在住の方が多そうに見える。 イギリスチームであるチームスカイが勝利したこともあり、イギリス人が喜ぶ理由はよく分かる。 ただ、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オランダ在住の方もいた。 一方で、改善の余地があると思っている人も多い。 Nice concept, very exciting races, but more than enough room for improvement. — Tim Plays Fifa TimSucksAtFifa 『素晴らしいコンセプトで、とても興奮したよ!ただ、改善の余地はあるけどね。 』 と、オランダ人と思われる方のツイート。 Solid first run for the. But how could it be better? Ideas? You might end up in tomorrow's story. — Caley Fretz CaleyFretz 『最初のハンマーシリーズが実施された。 しかし、もっと良くできないだろうか?』 とは、Velonewsの編集者のコメントだ。 さらには、このような意見もある。 In it's current format is about as pointless as team of the year selected by football journalists. Absolutely meaningless. 絶対に無意味だよ。 』 なんて、かなり否定的な意見もあった。 全てのツイートを調べたわけではないが、ざっと眺めているとライトなファンには大いにウケていて、目の肥えたコアなファンにもウケてはいたが、やはり既存のロードレースとのギャップやルールに改善の余地があると考えているようだった。 このあたりの事情は、日本国内とそう変わらないのではないかと思う。 ハンマーシリーズの世界進出戦略は正しいのか? 話によると、ハンマーシリーズは第2戦が中国、第3戦が南アフリカで行われるそうだ。 目の肥えたコアなファンが集まりやすいヨーロッパではなく、ライトなファンが多いであろう中国と南アフリカで開催予定なのだ。 ここで新たにサイクルロードレースファンを獲得し、またライトなファンには更にハマってもらうことが狙いだろう。 こうしてファン層のボリュームを増やすことで、収入を増やしていくことが出来る。 そうなれば、選手たちにも大きなメリットがあるため、中国や南アフリカのように遠い地域のレースに有力選手も積極的に出場してくれるに違いない。 有力選手が集うことで、イベントとしての価値も上がるし、レースもより面白くなるはずだ。 『弱虫ペダル』が既存のサイクルロードレースのルールを変えて、大衆受けを狙って人気を博したように、 ハンマーシリーズも新しいサイクルロードレースのフォーマットを用いて、世界中に新しいファンを開拓していく戦略なのだろう。 そして、ハンマーシリーズがきっかけで、本家本元のツール・ド・フランスやロンド・ファン・フラーンデレンのようなクラシックなサイクルロードレースを観戦し始めるかもしれない。 ハンマーシリーズとは違う、サイクルロードレースの面白さに触れ、より一層ハマっていくファンが増えていくのだ。 筆者も現行のハンマーシリーズのルールには改善の余地があると思っている。 だが、ハンマーシリーズの分かりやすい面白さには、世界中で一大ムーブメントを引き起こすポテンシャルがあるかもしれない。 ハンマーシリーズの持つ可能性。 ハンマーシリーズが創造する新しい文化。 ここに期待せずにはいられない。 カテゴリー• 170• 月別アーカイブ•
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で争われる、ハンマーレースの最終日。 時間差でスタートしていき、決まったコースを3周する、周回レースです。 もう一度、ルールを確認。 ・各チーム5人で走り、4人目の選手がゴールしたタイムがフィニッシュタイムになります。 ・自分のチーム以外のチームの後ろについてはいけません。 グループ2(9位〜16位)も、ラスト大爆笑で面白かったんですけど、それはまあここではおいておいて、 グループ1の模様を書きます! 最初にスタートしたのは、スカイ! 32秒あけて、サンウェブ。 そのあと28秒あけて、ニッポ・ヴィーニファンティーニ。 そこからは10秒〜20秒くらいの間隔をあけて、続々とスタートしていきます。 ロット・ソウダル。 モビスター。 ・ドラパック。 オリカ・スコット。 ロットNL。 全8チーム! あっという間に、4位のロットがニッポに追いついて、抜いていきます。 審判バイクが来てニッポに「後ろにつくなよー」みたいなことを言って、ニッポはラインをかえました。 そのままレースが進んでいきますが、オリカがペースをあげてて、一つ前のやモビスターを抜いていきます。 1周目のフィニッシュラインの時点で、異変が。 後ろの3チーム。 ロットNLととモビスターがほぼ合体している。 チームを超えての先頭交代こそしていないものの、完全に間をあけず1列に並んでいます。 一応、オフィシャルの意地なのか、ラスト3チームのタイムは、1秒差で表示されていました。 2周目に入り、オリカがどんどん上がって来て、どんどん後方のチームがあげていき、 なんということでしょう。 ロット・ソウダル、ニッポ、モビスター、、オリカ、ロットNLの6チームが、合体しちゃいます!(笑) 30人。 まあ長い集団。 ……展開……?(笑) 30人にはなりましたが、さすがにチームを越えての先頭交代はしていません。 「ルール守ろうとはしているんだけど、道狭いから横にずらせないし、間あけたらまけちゃうし」みたいな感じなのかもしれません。 残り3. 5km。 2位だったサンウェブが、先頭のスカイに追いつき、そして追い越しました! そして、少しずつスカイとの距離を広げていくサンウェブ。 この時点で、サンウェブはまだ5人いますが、スカイは4人。 残り700mで一人サンウェブの選手がトレインから離れます。 さあ、どっちも4人!計8人! 残り500mでスカイがアタック!! ぐいぐいスピードあげて、横に並んでいきます。 そして。 混じった。 トレインが合流してしまった! 先頭から、スカイ、サンウェブ、スカイ、スカイ、スカイ、サンウェブ、サンウェブ、サンウェブ。 みんなでコーナーを曲がる! 全員混戦状態でがんばるけど、 ここで4人4人の二つのグループにに分かれてしまう! 前の集団がスカイ3人、サンウェブ1人。 そして、後ろがスカイ1人とサンウェブ3人。 スカイの最後尾は、ゲオゲガンハート!! スカイのはゲオゲガンハートに託されている! 全然トレインになっていない、2チーム8人でのスプリント!! そしてゲオゲガンハートは負けなかった! フィニッシュラインを通過前、一番最初にを確信してガッツポーズをしたのは、 スカイ最後尾のゲオゲガンハート! そりゃね!他のチームメイトは前にいるから、ゲオゲガンハートだけが、他のサンウェブの選手が4人目(つまり自分)の前にいるのか後ろにいるのかがわかるからね! ゴールして、ゲオゲガン君を振り向いて、「あ、かったんだ」って他のスカイの選手もガッツポーズ! そんなわけで、 ハンマシリーズ初回、最終日のハンマー、優勝はチーム・スカイ!! 鳥肌が立つほどの感動とか、興味深いとか、心踊るとかと違う意味で(そういう気持ちもないわけじゃないけど)、いろいろと面白かった!! ゴールのとこ大爆笑して見てしまった。 3日間通して思ったのは、 事前に考えるのとやってみるのって、やっぱり全然違うのだなってことでした。 各選手、各チームががんばって新しいことにチャレンジしてみた結果、よくわかんないものができたけど、みんな真剣にレースをにやってるから、偶然が偶然を呼び、わけわかんない展開になっていて、それがとっても面白かったです! 次にハンマーシリーズやるときは、たぶん今回とはいろいろルールとか変更するのだろうけど、 どんな意味でもいいから(笑)、また楽しいレースになるといいな! cororn.
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オランダで初開催されている「ハンマーシリーズ スポートゾーン・リンブルフ」は6月3日、大会2日目の「ハンマースプリント」が行われ、前半から着実にポイントを重ねたトレック・セガフレードが優勝した。 NIPPO・ヴィーニファンティーニが5位に入り、最終日のチームタイムトライアル(TT)「ハンマーチェイス」の3番手スタートを決めた。 Convincing victory for in today's flat-out Sprint race???? — Velon CC VelonCC 目まぐるしい平坦バトル 2日目のレースは12. 4kmの周回を8周する99. 2kmで行われた。 各周回のフィニッシュラインの上位通過10人にポイントが与えられ、チームごとのポイント総数を競う。 2周目、5周目、最終8周目はポイントが通常の2倍となる。 比較的短い距離とあって、1日目のハンマークライム同様、スタート直後からハイペースのアタック合戦が続いた。 前半は小さな逃げが毎周回ごとに先行してポイントを取り、ポイント後に集団に吸収されるという流れ。 3周目はラモン・シンケルダム(オランダ、チーム サンウェブ)が単独先行して先頭通過。 しかし集団に吸収されてすぐに落車するアクシデント。 大集団の先頭を取ったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)も落車に巻き込まれ、激しく腰を打ってここでリタイアとなった。 前半4周を終えて、1位2回、2位1回でポイントを重ねたトレック・セガフレードが首位に立った。 NIPPOカノラが2番手ゴール 後半に入った5周目は、ようやく大集団でのスプリントとなり、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チーム スカイ)が1位で通過。 続く6周目のアタック合戦で、約25人が抜け出して先行集団を形成した。 ファンマルクは1周目のポイント1位、カノラは4周目で2位に入っており、この日好調の2人だ。 7周目はカノラが先頭で通過し、残り1周へと突入した。 最終8周目、先頭2人は変わらないが、追走グループに大集団が合流して前を追い込む。 先行するキャノンデール・ドラパックは暫定5位、NIPPO・ヴィーニファンティーニは暫定9位につけ、最終のダブルポイントでジャンプアップのチャンスだ。 NIPPOのカノラは逃げ切りを優先して最後まで先頭に立ち、ゴールスプリントはファンマルクが制してガッツポーズでフィニッシュした。 — Hammer Series HammerSeries 最終チームTTを前に波乱も 最終ポイントは、前半でポイントを稼いだトレック・セガフレードが、後半もリードを守って優勝となった。 2位はロット・ソウダル。 3位がキャノンデール・ドラパック、NIPPO・ヴィーニファンティーニも5位と健闘した。 この結果、最終日のチームTT「ハンマーチェイス」の出走順が確定。 1〜8位を争うグループ1は、チーム スカイが先頭で出走。 2番手のチーム サンウェブが32秒差、NIPPO・ヴィーニファンティーニは3番手の1分差でスタートする。 初日のハンマークライム優勝のモビスター チームは5番手スタートとなる。 ハンマースプリントで優勝したトレック・セガフレードだが、初日の14位が響き、2日間総合では9位とグループ1に残れず、9〜16位を決めるグループ2の先頭でスタートすることになった。 チームTTを得意とするクイックステップフロアーズ、BMCレーシングチームも、それぞれグループ2の2番手、3番手となり総合優勝のチャンスを失った。 ハンマースプリント結果 1 トレック・セガフレード 70. 7pts(15秒ボーナス) 2 ロット・ソウダル 61. 8pts(12秒ボーナス) 3 キャノンデール・ドラパック 59. 6pts(10秒ボーナス) 4 チーム スカイ 50. 9pts(8秒ボーナス) 5 NIPPO・ヴィーニファンティーニ 40. 4pts(6秒ボーナス) 6 ロットNL・ユンボ 35. 4pts(5秒ボーナス) 7 チーム サンウェブ 30pts(4秒ボーナス) 8 バーレーン・メリダ 26. 5pts(3秒ボーナス) 9 クイックステップフロアーズ 24. 3pts(2秒ボーナス) 10 オリカ・スコット 23.
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