2013年度 これが日本の新・家族的経営! 時間を忘れて仕事に熱中する人々で溢れる企業、それが株式会社福岡情報ビジネスセンターだ。 彼らの仕事への情熱はゆるぎない。 IT企業の成長を支える人間関係の重要性を凝縮したものがここにある。 ITを支える人間関係 「人間関係のできていないビジネスは成立しない」と話すのは、株式会社福岡情報ビジネスセンターの武藤元美社長。 1998年創立以来、「人とのつながりを重視するIT事業」を念頭に、ITコンサルティングによる経営支援を行っている。 設立当時の社員数は、武藤社長を含めてたったの5人。 技術やコスト、そして人の力で信頼を獲得してきた結果、今では80人を超える企業へと成長した。 その成功の裏には、一人ひとりと真剣に向き合い、互いを幸せにする事を信念とするプロ根性・プロ精神があるのだ。 職場を取り巻く大家族主義の環境の中で 福岡情報ビジネスセンターを支えている根底にあるのが「大家族主義」だ。 これは、武藤社長の尊敬する経営者・稲盛和夫氏の言葉より影響を受けたもの。 経営者は、命を懸けて社員を守り、社員同士も家族同然のように思いやりをもって意見を交わす、という理念である。 その理念の中、社内の激しい意見対立・交換は日常茶飯事。 家族のように遠慮なく向き合う事で、互いを認め合う機会も多くなり、それが愛情ある強い人間関係を作っていく。 このような社内風景は、会社設立当時から武藤社長を中心にずっと大切にしてきた事だと言う。 また、社員の家族も大家族の一員だ。 福岡子育て宣言に登録し、男性の在宅勤務をはじめとした様々な働き方が実践されている。 「みんなを幸せにしたい」という願いがあるからこそ実践されることだろう。 絶え間なく続く成長のサイクル。 それを作り出すお客様の存在・・・ お客様あっての大家族主義である。 どうすれば、コアコンピタンスを、最大限に伸ばすことができるのか。 その答えを導くために、その企業の経営方針から歴史まで、すべての情報を網羅し、オンリーワンのシステムを提供する事に全力を尽くす。 そうして、じっくりと向き合った結果、システム完成と共に、確かな人間関係の構築も出来ているのだ。 時には、「現場を知らないお前たちにわかるのか!」と、お客様から怒鳴られる事もある。 そんな時は、かつて武藤社長に己の弱さを指摘してくれた先輩たちの愛情ある叱責を思い出すと言う。 それが、技術・経営について勉強しようとする闘志に火をつけ、お客様と共に成長していくという最高のサイクルを生み出すのだ。 社会貢献できる人財を育てる 「社員には、自立を目指しながら働いて欲しい」と武藤社長。 その真意は、ただ与えられた仕事だけをこなすのではなく、仕事を自ら探し出す自立心を強化して欲しいという事にある。 まさに親のような立場で社員の将来の人生設計も考え、成長を見守っているのだ。 同社の最大の目標は、「社会が応援したくなる会社」になること。 企業の利益を社会に還元し、社会に求められる存在にならなければならない。 大家族主義に見守られた社員たち。 その安心感が一人ひとりの原動力となり、福岡情報ビジネスセンターの成長を加速させていく。 スクーパーEyes 武藤社長の考えるワークライフバランスとは 福岡情報ビジネスセンターの成長を支えているのは、社員一人ひとりの「仕事への貪欲さ」だ。 武藤社長自身も寝る間を惜しんで夢中で仕事に取り組み、ここまできた。 しかし、ワークライフバランスを「1日の時間」という括りで見ると、この働き方に疑問を抱く人もいるだろう。 これについて武藤社長は「社会人になってから定年退職までの期間は、人生の4分の1程度しかない。 その限られた時間の中で、いかに社会に貢献できるかが求められている。 がむしゃらに働いて、仕事・仲間を大好きになって、働いた時間に比例して、自分も成長できる」と語る。 長いスパンで人生を捉えながらも、限られた時間を全力で生きることが重要なのだ。 仕事一辺倒な印象を受ける武藤社長だが、実は仕事の合間で、家庭菜園やカヌーなどを楽しんでいる。 「必死に働くけど、遊ぶ時間も確保する」そんな生き方を社員と共に実現している武藤社長から人生の充実度が伝わってきた。 取材中、「仕事が辛い」という言葉を一度も聴かなかったのもそのためだろう。 仕事を軸に人生を存分に謳歌している姿勢は、これからも社員の方々にも継承され、同社の原動力になっていく。 取材後記 経営者が社員たちに与える影響の大きさとは 私に長時間に渡り熱弁を振るって頂き、武藤社長の人柄が滲み出た取材となりました。 社員の方々への教育も熱心で、その熱意を社員の方々がしっかりと享受・実践されている社内環境は、私にとって理想的と言えます。 「IT企業は、エンジニアたちが個々に作業を行う所。 そこに人と人の繋がりなんてあるのか?」と、取材前は半信半疑な自分も居ました。 しかし、取材をしていく過程で、その疑問は、瞬く間に解消されたのです。 不安定な状況にある現在の労働環境の中で、こんなに社員の事を考えてくれる経営者に出会うことができるならば、人々はもっと働く意味を導き出せるのではないでしょうか。 取材にご協力頂いた事本当に感謝しています。 スクーパー取材記事を見る•
次の2013年度 これが日本の新・家族的経営! 時間を忘れて仕事に熱中する人々で溢れる企業、それが株式会社福岡情報ビジネスセンターだ。 彼らの仕事への情熱はゆるぎない。 IT企業の成長を支える人間関係の重要性を凝縮したものがここにある。 ITを支える人間関係 「人間関係のできていないビジネスは成立しない」と話すのは、株式会社福岡情報ビジネスセンターの武藤元美社長。 1998年創立以来、「人とのつながりを重視するIT事業」を念頭に、ITコンサルティングによる経営支援を行っている。 設立当時の社員数は、武藤社長を含めてたったの5人。 技術やコスト、そして人の力で信頼を獲得してきた結果、今では80人を超える企業へと成長した。 その成功の裏には、一人ひとりと真剣に向き合い、互いを幸せにする事を信念とするプロ根性・プロ精神があるのだ。 職場を取り巻く大家族主義の環境の中で 福岡情報ビジネスセンターを支えている根底にあるのが「大家族主義」だ。 これは、武藤社長の尊敬する経営者・稲盛和夫氏の言葉より影響を受けたもの。 経営者は、命を懸けて社員を守り、社員同士も家族同然のように思いやりをもって意見を交わす、という理念である。 その理念の中、社内の激しい意見対立・交換は日常茶飯事。 家族のように遠慮なく向き合う事で、互いを認め合う機会も多くなり、それが愛情ある強い人間関係を作っていく。 このような社内風景は、会社設立当時から武藤社長を中心にずっと大切にしてきた事だと言う。 また、社員の家族も大家族の一員だ。 福岡子育て宣言に登録し、男性の在宅勤務をはじめとした様々な働き方が実践されている。 「みんなを幸せにしたい」という願いがあるからこそ実践されることだろう。 絶え間なく続く成長のサイクル。 それを作り出すお客様の存在・・・ お客様あっての大家族主義である。 どうすれば、コアコンピタンスを、最大限に伸ばすことができるのか。 その答えを導くために、その企業の経営方針から歴史まで、すべての情報を網羅し、オンリーワンのシステムを提供する事に全力を尽くす。 そうして、じっくりと向き合った結果、システム完成と共に、確かな人間関係の構築も出来ているのだ。 時には、「現場を知らないお前たちにわかるのか!」と、お客様から怒鳴られる事もある。 そんな時は、かつて武藤社長に己の弱さを指摘してくれた先輩たちの愛情ある叱責を思い出すと言う。 それが、技術・経営について勉強しようとする闘志に火をつけ、お客様と共に成長していくという最高のサイクルを生み出すのだ。 社会貢献できる人財を育てる 「社員には、自立を目指しながら働いて欲しい」と武藤社長。 その真意は、ただ与えられた仕事だけをこなすのではなく、仕事を自ら探し出す自立心を強化して欲しいという事にある。 まさに親のような立場で社員の将来の人生設計も考え、成長を見守っているのだ。 同社の最大の目標は、「社会が応援したくなる会社」になること。 企業の利益を社会に還元し、社会に求められる存在にならなければならない。 大家族主義に見守られた社員たち。 その安心感が一人ひとりの原動力となり、福岡情報ビジネスセンターの成長を加速させていく。 スクーパーEyes 武藤社長の考えるワークライフバランスとは 福岡情報ビジネスセンターの成長を支えているのは、社員一人ひとりの「仕事への貪欲さ」だ。 武藤社長自身も寝る間を惜しんで夢中で仕事に取り組み、ここまできた。 しかし、ワークライフバランスを「1日の時間」という括りで見ると、この働き方に疑問を抱く人もいるだろう。 これについて武藤社長は「社会人になってから定年退職までの期間は、人生の4分の1程度しかない。 その限られた時間の中で、いかに社会に貢献できるかが求められている。 がむしゃらに働いて、仕事・仲間を大好きになって、働いた時間に比例して、自分も成長できる」と語る。 長いスパンで人生を捉えながらも、限られた時間を全力で生きることが重要なのだ。 仕事一辺倒な印象を受ける武藤社長だが、実は仕事の合間で、家庭菜園やカヌーなどを楽しんでいる。 「必死に働くけど、遊ぶ時間も確保する」そんな生き方を社員と共に実現している武藤社長から人生の充実度が伝わってきた。 取材中、「仕事が辛い」という言葉を一度も聴かなかったのもそのためだろう。 仕事を軸に人生を存分に謳歌している姿勢は、これからも社員の方々にも継承され、同社の原動力になっていく。 取材後記 経営者が社員たちに与える影響の大きさとは 私に長時間に渡り熱弁を振るって頂き、武藤社長の人柄が滲み出た取材となりました。 社員の方々への教育も熱心で、その熱意を社員の方々がしっかりと享受・実践されている社内環境は、私にとって理想的と言えます。 「IT企業は、エンジニアたちが個々に作業を行う所。 そこに人と人の繋がりなんてあるのか?」と、取材前は半信半疑な自分も居ました。 しかし、取材をしていく過程で、その疑問は、瞬く間に解消されたのです。 不安定な状況にある現在の労働環境の中で、こんなに社員の事を考えてくれる経営者に出会うことができるならば、人々はもっと働く意味を導き出せるのではないでしょうか。 取材にご協力頂いた事本当に感謝しています。 スクーパー取材記事を見る•
次の九州初のIBMチャンピオンが提案する、『IBMワトソン』活用の〝AI経営〞 AI時代を迎えて、企業経営はどのように変わっていくのだろうか。 株式会社福岡情報ビジネスセンターの武藤元美代表取締役に、今後の企業経営のあり方を聞いた。 IBMチャンピオンが、福岡・九州から初めて誕生! 世界175カ国以上でビジネスを展開するIBMは同社の商品・サービスに関して、世界中で優れた貢献をした支持者を『IBMチャンピオン』として表彰している。 日本からは7人が選ばれ、そのうちの1人が『the2017 IBM Champions forCloud』を受賞にした福岡情報ビジネスセンターの坂本新・コグニティブサービス事業部長だ。 「IBMチャンピオンにノミネートされただけでも光栄だと思っており、実際に選ばれた時には本当にうれしく思いました」と坂本部長は目を細める。 坂本部長は昨年、IT技術者らがソフトウェア開発を競い合うイベントである『イノベート・ハブ・九州ハッカソン』のテクニカルサポートとして大会運営を支援した。 600人規模の国際大会として成功、日本最大のハッカソンとなった。 また、同社とお客さまとの混成チーム「JAPAN-KIQ」は決勝戦に勝ち残って、ゼンリン賞を受賞した。 この成功をきっかけにして、坂本部長はIBMのクラウドサービスのプラットフォームを広めていくための勉強会『BMXUG九州』の代表となり、さらにIBM関連のコミュニティであるBACの九州支部長と全国副会長を務める。 常に最新のテクノロジーにチャレンジしている頼れるエンジニアである。 AIが企業の業績向上や事業拡大に貢献していく 創業時からIBM製サーバー「Power Systems」を用いた基幹系コンピューターシステムの構築を手掛けてきた福岡情報ビジネスセンターは現在、クラウド、モバイル、ソーシャル、セキュリティーの各分野でITサービスを開発・提供している。 中でも自社保有のクラウドセンターを立ち上げて、金融機関向けシステムをクラウド上で提供・受託運営する取り組みは、国内外から高い評価を得ている。 「今日、ビジネスの基盤はITなくして語れません。 経営者の方々には、ITリテラシーを高めていくことで自社のビジネスを伸ばすことが可能であり、ひいては日本経済の底上げにもつながることを訴えていきたい」と、福岡情報ビジネスセンターの武藤元美代表取締役は説く。 今後、企業の業績アップや事業拡大に直結するITリテラシー向上への強力な〝武器〞として、福岡情報ビジネスセンターが力を入れているのは、昨今話題を呼ぶ〝AI〞だ。 IBMワトソンが経営のアシスタントになる いま、AIブームである。 1950年半ばに起きた第1次AI ブーム(考えるのが速い人工知能)、1980年代の第2次AIブーム(物知りな人工知能)に続く、今日の第3次AIブームは、「データから学習する人工知能」が特徴だ。 すでにAIは、損害保険会社の社内照会応答システムに採用され、銀行内コールセンターでのリアルタイム支援システムとして導入されている。 また、銀行店舗での接客支援や技術者派遣会社での人材マッチング支援などで活躍している。 一般的にAIの意味として、「Artificial Intelligence(人工知能)」を指すのに対し、IBMでは、「Augmented Intelligence(拡張知能)」として、人間の知識を拡張・増強するものと定義する。 IBMの代表的なAIである『IBMワトソン』は人間と同じく情報から学び、経験から学習するコグニティブ(認知)・テクノロジー・プラットフォームで、人間が判断を下す際に参考となる推論・判断を提示して、意思決定を支援するマシンだ。 「IBMワトソンは、人間のアシスタント役として、業務をサポートしてくれます。 IBMワトソンには、無限大の情報や知識を投入できるため、それらをもとに人間からの質問にも答え、正しいジャッジができるようにサポートしてくれます」と、武藤代表はIBMワトソンの活用について大きな期待を寄せる。 AI時代における新たな企業向けITサポート 「いま、非常なAIブームで、いろいろな企業から〈使ってみたい〉〈知りたい〉という問い合わせが殺到しています。 東京をはじめとする首都圏の企業が先行していますが、九州・福岡でも地場大手企業を中心に関心が固まっており、今後本格化していきます」と、福岡情報ビジネスセンターでAI事業を担当する坂本部長は現況を分析する。 特にスマートフォン対応のChatbot 自動回答やコールセンターでの対話支援、IoTで収集したビッグデータを解析する引き合いが多いという。 「データにこそ、価値があります。 データは会社にとって、大きな資産であるにも関わらず、有効活用できていない現状があります。 今まで気づいていないデータの価値や意義などは、IBMワトソンを使うことで知見として、具体的な活用方法を提案してくれます。 結果として、業績を伸ばすことが可能性です」と、武藤社長はAI時代における企業経営のあり方について語る。 従来のITビジネスを一新するビジネスプラットフォームで日本企業は飛躍へ 昨今、日本企業がグローバルなIT競争で後塵を拝した要因として、システム開発で生産性を上げきれない保守的な手法にとらわれている〝ガラパゴス化〞が指摘されることが多い。 その一方で、「なぜ、ガラパゴス化したのか?」という点については、既存のシステム保守に追われていることも大きな要因といえるが、もっと根本的な課題が存在する。 日本を代表する大企業のIT関係者らとの議論を重ねた武藤社長は、「欧米企業はユーザー自らシステムを内製化しているのに対して、日本企業は社外に業務委託したため、社内にITリテラシーを無くしてしまいました。 ビジネスのスピードが格段に速くなった今日、委託ではスピード的に追いつかない上にビジネスの現状にそぐわない。 つまり〝標的は、常に動いている〞のです。 ビジネスプラットフォームとして、その展開と同期しながら、システムを迅速につくり続けることが求められます」との見方を示す。 これらの現状を踏まえて、武藤社長は、「外注に頼り過ぎた日本企業は、ユーザーとして自ら社内でシステムを開発できる体制にしていくべきです。 今後、当社ではIBMワトソンを活用しながら、ユーザー企業が自ら社内でシステムを開発できるビジネスプラットフォームを提供していきます」との従来無かった方向性を示す。 AI分野において、既存のITビジネスをコペルニクス的に転換させていく新事業を本格的に立ち上げていく武藤代表は、「今後、知識取得や単純作業などから解放されるので、われわれはお客さまと一緒になって、感性豊かなサービスやビジネスパートナーシップを提供していきます。 われわれが従来手掛けてきたビジネス手法を一新することでお客さまであるユーザー企業のビジネスを加速させて業績を伸ばすことが可能です。 それは結果的に日本の国力を高めていくことにもなります」と、不退転の決意で臨む。 坂本新氏 株式会社福岡情報ビジネスセンターコグニティブサービス事業部長 10月1日生、福岡市出身、福岡大学卒。 福岡情報ビジネスセンターに入社して現在、AI分野を担当するコグニティブサービス事業部長を務める。 2016年に発足した『イノベート・ハブ・九州ハッカソン』のテクニカルサポートとして大会運営を支援。 600人規模の国際大会として成功させて、日本最大のハッカソンとした。 その後、IBMのクラウドサービスのプラットフォームを広めていくための勉強会『BMXUG九州』の代表となり、IBM関連のコミュニティであるBACの九州支部長と全国副会長を務める。 2017年1月、九州初めてとなる『the 2017 IBM Champions for Cloud』を受賞にした。 武藤元美氏 株式会社福岡情報ビジネスセンター代表取締役 1961 年1月14日生、福岡県久留米市出身、福岡大学人文学部卒。 2006 年株式会社福岡情報ビジネスセンター代表取締役に就任。 2011年ユーオス・グループ全国理事長に就任、同年九州IBM ユーザー研究会会長に就任、同年稲盛経営者賞を受賞。 2013年と2014年にiSUC最優秀講師賞を連続受賞。 2014年全国IBMユーザー研究会連合会副会長に就任。 2016年にDevOps推進協議会発起人理事就任。 趣味はカヌー、登山、キャンプ。 好きな言葉は「鶏頭 口 となるも牛後となるなかれ」 2019 Vol. 52 CONTENTS• 2019 Vol. 51 CONTENTS• 2019 Vol. 50 CONTENTS•
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