もくじ• パプリカの特徴 パプリカはナス科・トウガラシ属で、南アフリカが原産の野菜です。 見た目がカラフルで、グリーン・オレンジ・レッドへと変化していきます。 果肉が厚くジューシーで、ピーマンのように苦みや青臭さは感じられません。 生のまま食べても甘みがあって美味しいですよ。 マリネや炒め物にして食べるのもおすすめです。 パプリカは、ビタミンCやビタミンA、ミネラル類や繊維質を豊富に含んでいます。 難易度は?べランダ栽培可能?パプリカの栽培時期 パプリカの種まきは、2月下旬~4月上旬に行います。 苗が育つまで約70~80日間かかるため、苗の植え付け適期は5月上旬~6月上旬頃となります。 パプリカは低温に弱い野菜のため、早植えは避け、日当たりや風通しの良い場所で育てましょう。 ベランダでの栽培も可能です。 6月下旬~10月中旬まで収穫を楽しめます。 栽培難易度を5段階で評価するとレベル2くらいです。 種から育てることもできますが、 初心者は苗からの育成が簡単です。 パプリカは1株から50個以上も収穫ができるため、 少数の株を育てたい人にも苗の購入をおすすめします。 パプリカの栽培方法 ここからはパプリカを種から栽培する方法をご紹介します。 苗を購入する場合は『パプリカの苗を購入しよう』からご覧ください。 パプリカを種から育てる 2月下旬~4月上旬頃が種まきの適期ですが、発芽の適温が25~30度と高めなので、十分気温が上がってから種をまきましょう。 ポリポットに市販の培養土を入れ、種を3~4粒まきます。 上から5mmほどの培養土を、 ふるいにかけながらかぶせましょう。 その後はジョーロで優しく水やりを行ってください。 種を植え付けたポットは、園芸店で購入できる薄いビニールシートや、ビニール製のミニテントに入れて育てると良いですね。 日光に十分当てて育てますが、高温になりすぎないよう、気温の高い日は テントを外して換気をしてあげましょう。 夜の水やりは苗が不ぞろいになる徒長の原因になるので、 水やりは朝に行ってください。 パプリカの間引き パプリカは2度間引きをします。 パプリカの苗が発芽して子葉 初めに出る双葉 が揃ったら、状態の悪い苗を間引きましょう。 2度目は、本葉が3枚揃った頃に行います。 状態の良い物を、ポットの中に1本だけ残しましょう。 本葉が6~7枚に揃ったら、菜園やプランターへの植え付けが可能になります。 パプリカの苗を購入する際は、以下の点に気を付けながら苗を選びましょう。 葉の緑色が濃い• 葉に厚みがある• 茎が太い• 葉が約10枚ついている• 節と節の間が狭く、しまっている• 子葉 苗の根元付近に生えている双葉 が大きく生き生きしている• 一番花が開花しているor開花直前• 葉の先端に勢いがある• 病害虫がついていな 土の準備 プランター栽培の場合、土は市販の培養土を利用すると便利です。 プランターのサイズは、標準サイズ 60cm以上 深型タイプにしましょう。 パプリカは根を浅く張る野菜ですが、加湿を嫌うため 深型プランターでの育成をおすすめします。 鉢底には、 砕いた発泡スチロールを網製の巾着袋に入れた物を敷き詰めておきましょう。 ホームセンターなどで購入可能 そうすることで排水性が良くなり、病気の発生を防げます。 菜園で育成する場合は、植え付けの2週間前に石灰をまいておきましょう。 植え付け1週間前に、苗を植えつけるための植え付け穴に、元肥 窒素・リン酸・カリを含んだ肥料 を与えて埋めておきます。 穴の間隔は約45cmとりましょう。 苗の植え付け パプリカは高温を好むため 晴天の午前中に植え付けを行います。 水を入れたバケツにポリポットをゆっくり沈め、苗に十分な水分を与えておきましょう。 プランターまたは菜園に、ポット苗と同じくらいの幅の浅めの穴をあけておきます。 菜園の場合、植え付け前に元肥をまいた場所が好ましいです。 苗を複数植える場合は、株間を45cmとりましょう。 ポットから出した苗を軽く手で押さえて、 根鉢を崩さないよう注意しながら穴に入れ込みます。 苗を入れたら、 苗の周りの土を少し凹ませておきます。 これで苗にしっかりと水分が浸透しますよ。 植え付けた後は、たっぷりとジョーロで水を与えましょう。 根が土に根付く約1週間の間は、しっかりと水やりをします。 水やりを兼ねて、市販の病害虫駆除用の薬剤をかけても良いですよ。 支柱を立てる パプリカは枝が弱いため、植え付けたらすぐに支柱を立てましょう。 苗が小さい時は割りばしを利用し、茎が伸びてきたら、市販の支柱や竹の棒を使います。 結び付ける紐は、ビニール紐や麻紐を使用してください。 プランター栽培では、パプリカの一番花の上で枝分かれをした、2本の枝を支柱に結び付けます。 菜園栽培の場合は、約1mの支柱1本を垂直に立て、支柱と茎を紐で軽く結んであげましょう。 結ぶ時は数字の8を描くようにし、成長を考えて緩めに結んでおきましょう。 パプリカの水やり パプリカは水分を好む乾燥に弱い野菜ですので、土が乾いていたらたっぷりと水をあげます。 水やりの回数を増やすのではなく、 一回量を多めにあげるのがポイントです。 特に夏時期は雨が少ないので、しっかりとあげるようにしましょう。 急激な温度上昇が繰り返される夏は、朝と夕方の1日2回水やりを行うと効果的です。 また、水やり時の 泥の跳ね返りは病気の原因となるので気を付けましょう。 水の跳ね返りを防ぐため、土にワラを敷いておくと良いですよ。 土の乾燥も防ぐことができて一石二鳥です。 パプリカの追肥 パプリカは肥料を好む野菜ですので、植え付けて1ヶ月経ったら市販の化成肥料をまきましょう。 その後は育成状況を見ながら、20~30日に1回のペースで追肥します。 液体肥料を使用する場合は、1週間に1回のペースにしましょう。 肥料をまく場所は、 パプリカの葉が広がった位置よりも、少し先の位置になります。 プランターの場合は、苗から離れたプランター周りに追肥しましょう。 パプリカの整枝 パプリカは、主な茎と、その外側の2本枝の、 3本仕立てが基本となります。 そこで、パプリカの不要な枝を刈り取って整枝する必要があります。 一番最初に咲いたパプリカの花 一番花 の下に、2本に分かれる枝が出てきますので、その2本はそのまま残しておきます。 2本残した枝よりも下に生えている芽は、害虫を予防するため全てハサミなどでカットしてください。 パプリカの摘果と摘花 パプリカは小さい苗の状態で実をつけると、苗が弱って成長が遅れてしまう可能性があります。 そのため、一番最初になったパプリカの実は ハサミで切りとって摘果します。 また株を大きく育てるために、一番最初に咲いた 一番花は摘み取ります。 そのまま咲かせると栄養分が実に流れてしまい、株への栄養分が少なくなるのです。 パプリカを収穫しよう パプリカは開花して40~50日で収穫が可能です。 大きさ6~7cmくらいの物が丁度良いサイズです。 実はハサミでヘタの部分を切って、 ハリと光沢があるうちに収穫しましょう。 少し株が弱ってきたように感じたら、実が小さめの時点で収穫します。 そうすることで、株が元のように元気になりますよ。 株の様子をよく観察することで、長い間収穫を楽しむことができます。 素朴な疑問Q&A 実が腐るのですが パプリカを雨よけのない場所で育てていませんか?パプリカは実をつけて収穫できるまで1ヶ月ほどかかります。 その間、雨にあたってしまうと実が腐ったり、傷みやすくなります。 プランターを移動してあげるか、雨よけのビニールテントを活用すると良いですよ。 色が付かない パプリカはピーマンと同様、最初は緑色です。 緑色はまだ未熟果の状態ですので、もう少し様子を見てください。 約2ヶ月ほど過ぎたところで、だんだん完熟して赤色・黄色・オレンジ色へと変化していきますよ。 パプリカ栽培のまとめ パプリカの栽培方法や整枝の仕方。 また摘果や摘花などについてご紹介しましたが、いかがでしたか? 一番花と一番果を摘み取ることで、育成が長く楽しめます。 土の乾燥に注意し、水をたっぷりと与えながら、パプリカの栽培を楽しんでくださいね。
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〇特徴 パプリカは、ナス科トウガラシ属の植物で、原産地は南アメリカです。 トウガラシを品種改良して辛みを除いたものが、ピーマンやパプリカです。 ピーマンは緑色が主流で、緑色から赤や黄色に完熟したものがカラーピーマンです。 パプリカは、カラーピーマンよりも肉厚で大きい品種のものを指しています。 パプリカは、マリネにして食べたり、焼いたり、炒めたり、スープに入れて煮込んだり様々な料理に重宝してくれる緑黄色野菜です。 〇品種 パプリカの品種には、『フルーピーレッドEX』『フルーピー(赤・黄)』『ライムホルン』『ガブリエル(赤・黄)』『ブロッキー(赤・黄)』『パプリカ サラダピーマン』『フルーツパプリカ セニョリータ』など様々な品種があります。 風邪の予防や疲労回復、貧血防止や美肌づくりにも効果があります。 また、ピーマンやパプリカに含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくいという特徴があります。 〇栽培のポイント パプリカは育てやすい野菜ですが、種から苗を育てていくのは温度管理が難しいため、苗から栽培することをおすすめします。 〇栽培時期 パプリカの種まきは3月中旬に行い、植え付けは4月下旬が目安となります。 多湿や乾燥に弱いので、水はけの良い環境で育てます。 植え付けは、地温が十分に上がってから行います。 〇連作障害 パプリカは連作を嫌いますので、同じナス科の連作を避けて、3~4年以上の期間をあけるようにします。 〇好適土壌pH パプリカの好適土壌pHは、6. 0~6. 5です。 〇収穫時期 パプリカは、手入れをしっかり行うことで、7月上旬~10月下旬まで収穫することができます。 開花してから40~50日が目安です。 1株から40~50個程度を収穫することが出来るので、収穫が遅れないようにします。 2.パプリカの栽培基本(畑・プランター) パプリカは、種まきから育てることもできますが、温度管理がとても重要で、植え付けまで70~80日かかります。 初心者の場合は、良い苗を育てるのは難しいため、ホームセンターなどで市販の苗を購入して栽培することをおすすめします。 1~2株でも十分な収穫量が得られますので、市販の苗を利用するのがお手軽です。 〇種まき 種まきは、3月中旬から可能ですが、保温管理が必要になります。 パプリカは、植え付けまで暖かい環境で育てる必要があるため、ビニールハウスや温室の存在が欠かせません。 ベランダ菜園などでも簡易的な温室を作ることはできますが、揃える道具も多くなります。 種から育てる場合は、育苗箱や育苗ポットに種をまき、発芽したら大きめのポットに移し替えて苗を育てます。 育苗箱では、板などを使って深さ1㎝のまき溝を作り、1㎝間隔ですじまきにします。 土を5㎜ほど被せたら水をたっぷりとやり、発芽まで乾燥させないようにします。 約5~7日で発芽しますので、密集している箇所は間引きをします。 本葉2枚になったら4号ポット(12㎝径)に移植し、植え付けできる大きさになるまで育てます。 移植をしないで苗を育てる場合は、4号ポットに野菜用培養土を入れ、指先で3カ所の窪みを作り、1カ所に1粒ずつタネをまきます。 土を1㎝ほど被せて手で軽く押さえ、たっぷりと水やりをします。 本葉3~4枚頃に間引いて、1ポット1株にします。 〇土づくり 畑に栽培する場合は、植え付け2週間前までに苦土石灰1㎡当たり150gを全面にまいてよく耕します。 植え付け1週間前に堆肥1㎡当たり3~4kg、化成肥料150g、溶リン50g程度をまいてよく耕します。 畝は幅60㎝、高さ10~15㎝程度の高畝にします。 〇植え付け パプリカの植え付けは、気温が十分に上がり、晩霜の恐れがなくなってから、晴れた日の午前中に行います。 本葉10枚程度で、一番花の開花直前の苗が植え付けに適しています。 株間は50㎝程度にします。 株間が詰まっていると、日当たりや風通しが悪くなり、病虫害も発生しやすくなります。 植え付け時に、苗をポットから乱雑に引き抜いたり、根鉢を崩したりすると、根を傷めてしっかり育たなくなってしまう恐れがありますので、丁寧にポットから抜き出しましょう。 苗をホームセンターなどで購入する際は、色つやが良く、葉が8~10枚程度の苗を選びます。 早い時期に苗を購入したときは、一番花が咲く直前まで育ててから、植え付けを行います。 植え付けの際は、畝に根鉢より少し大きめの穴を掘り、浅植えにして土を寄せて水をたっぷりと与えます。 植え付け後は、苗が風で倒れないように仮支柱を立てて、8の字にゆるくひもをかけて、支柱側で結びます。 〇プランターでの栽培方法 種まきから育てる場合は、育苗ポットを使って種まきをします。 手順は畑栽培と同じですが、温度管理をしっかりと行う必要があります。 プランターサイズは、標準サイズ(60㎝)以上で、深型のものを用意します。 パプリカは、水はけの良い環境を好みますので、鉢底石を入れて、水はけを良くします。 土は目いっぱい入れないで、ウォータースペースを2~3㎝とります。 連作障害や病害虫防除のため、新しい土を使用することをおすすめします。 植え付けは4月下旬が目安ですが、パプリカは低温に弱いため、日中の平均温度が十分に上がってから植え付けします。 株間は20~25㎝以上離して植えるようにします。 標準プランターで2株が目安です。 株間が狭いと日当たりや風通しが悪くなり、病虫害も発生しやすくなり、生育不良になりますので注意します。 植え付け後はたっぷり水を与えます。 苗が風で倒れないように仮支柱を立て、ひもを8の字に交差させて、支柱と茎を緩く結わえます。 3.パプリカの栽培手入れ 〇支柱立て パプリカは、茎が弱く倒れやすいので、大きく育ってきたら、本支柱を立てます。 支柱の長さは1. 5m程度で、株元から4~5㎝離して垂直に1本立てます。 支柱と茎にひもを8の字に交差させて、結び目を支柱側にして結わえます。 パプリカの成長に伴って実の重みで枝が折れてしまうことがあるので、側枝にも支柱を用意します。 〇わき芽の摘み取り わき芽は、茎と葉のつけ根から伸びてくる芽のことを言います。 パプリカが成長してくると、わき芽がたくさん出てきます。 一番花(1番最初に咲く花)が見え始めたら、一番花の下のわき芽を2本残し、それより下のわき芽はすべて摘み取ります。 摘み取った後からもわき芽が出てきますが、これも摘み取ってしまいます。 わき芽を摘み取ることで、大きい実が収穫できます。 わき芽の摘み取りは、天気の良い日の午前中に行います。 また、古い葉や傷んだ葉は病気の要因にもなるので、同時に取り除きます。 〇一番花の摘み取り パプリカの一番花は、早めに摘み取ります。 花を摘み取ることで株全体に栄養分が届いて株の成長を促すことができるので、一番花は必ず摘み取るようにします。 〇追肥 実がつきはじめたら、追肥を施します。 化成肥料1㎡当たり20~30g程度を畝の肩部にまき、土と軽く混ぜ合わせて土寄せします。 以後は様子をみながら、2~3週間に1回施します。 プランター栽培では、化成肥料20g程度を3週間に1回与えます。 〇水やり パプリカは、根が浅いので、水切れを起こしやすくなります。 夏場は朝と夕方の2回水やりをするようにします。 プランターの場合は、底から水が染み出すくらいたっぷりとあげます。 ただし、多湿を嫌う野菜でもあるので、水のやりすぎには注意が必要です。 乾燥を防ぐために、根元に敷きワラなどを敷いておくのもおすすめです。 4.パプリカの収穫時期について 〇収穫適期 パプリカは、開花してから40~50日後から収穫できます。 実の長さが6~7㎝ほどの大きさになったら収穫します。 実らせたままにすると株が弱ってきますので、早めに収穫しましょう。 パプリカの枝は折れやすいので、ハサミを使って収穫します。 〇生理障害 パプリカは、比較的丈夫な野菜ですが、低温に弱いため、種から育てる場合は温度管理をしっかりと行います。 乾燥状態が続くとカルシウム不足になり、実が黒ずんでくることがありますが、これは病気ではなく「尻腐れ」という生理障害ですので、株元に水をたっぷりと与えて様子をみます。 「日焼け果」は、整枝するときに刈り込みすぎることが原因です。 実が日に焼けて変色してしまうので、混み合ってきた部分だけを整枝します。 病害虫の発生を予防するためには、ナス科の連作を避けて、乾燥や窒素肥料の過多に注意し、日当たりや風通しを良くします。 5.パプリカに発生しやすい病気と害虫 パプリカに発生しやすい病気や害虫について紹介します。 パプリカを栽培する際には、栽培方法だけでなく病気や害虫への対処法や予防策についてもしっかり押さえておくようにしましょう。 原因は根からの細菌感染です。 土の中の病原菌が根から侵入し、茎の導管内で増殖するため、栄養分の上昇が遮断されて株全体に栄養分が行かなくなってしまいます。 温度が上がると病原菌が活発化するため、日中は葉が萎れて、夜間に気温が下がると回復します。 これを繰り返すうちにやがて青いまま枯れてしまいます。 夏の高温期や水はけが悪いと多発しますので、水はけを良くし、適度な水やりを心掛けます。 発病した場合は、株ごと抜き取って撤去処分します。 〇萎凋病(いちょうびょう) 萎凋病は、根が病原菌に侵されて下の葉から徐々に枯れていき、最終的に株全体が萎れて枯れてしまう病気です。 発症した株は撤去処分します。 発病後の治療はできないので、連作を避け、土壌消毒で予防します。 〇疫病(えきびょう) 疫病の病原菌は、湿度が高いと繁殖します。 病原菌が野菜の体内に侵入し、地際の部分に黒っぽい病斑が現れます。 病気を放置すると株全体に被害が拡大します。 発病した葉や株は撤去処分します。 泥はねなどによって発生するので敷きワラを施します。 〇モザイク病 モザイク病は、葉に黄単色の斑紋が現れ、モザイク状になって広がっていきます。 主にアブラムシがウイルスを媒介しますので、アブラムシの飛来を予防します。 モザイク病は薬剤治療ができないので、病気にかかった葉や株は早めに撤去処分し、被害の拡大を防ぎます。 葉が過密状態になるとアブラムシが発生しやすいので、不要な枝葉を整枝し、風通しを良くして日光が当たるようにします。 また、窒素肥料の過多にも注意します。 新葉は窒素分が多いので寄生されやすくなります。 アブラムシは光るものを嫌うので、シルバーマルチを敷くと効果があります。 〇テントウムシダマシ テントウムシダマシは、成虫も幼虫もナス科の野菜を好んで食害します。 肥料分が多いと株に寄生しやすくなりますので、肥料過多に気をつけます。 寄生されると一気に繁殖してしまうので、幼虫や卵を見つけて捕殺します。 〇ハダニ ハダニの成虫は体長0. 5㎜ほどで、葉の裏に寄生し、生育を阻害します。 乾燥時に発生しやすいので、マルチシートを外して敷きワラを施すと乾燥を防ぐことができます。 パプリカの育て方を読んだあなたにおすすめの記事:.
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〇特徴 パプリカは、ナス科トウガラシ属の植物で、原産地は南アメリカです。 トウガラシを品種改良して辛みを除いたものが、ピーマンやパプリカです。 ピーマンは緑色が主流で、緑色から赤や黄色に完熟したものがカラーピーマンです。 パプリカは、カラーピーマンよりも肉厚で大きい品種のものを指しています。 パプリカは、マリネにして食べたり、焼いたり、炒めたり、スープに入れて煮込んだり様々な料理に重宝してくれる緑黄色野菜です。 〇品種 パプリカの品種には、『フルーピーレッドEX』『フルーピー(赤・黄)』『ライムホルン』『ガブリエル(赤・黄)』『ブロッキー(赤・黄)』『パプリカ サラダピーマン』『フルーツパプリカ セニョリータ』など様々な品種があります。 風邪の予防や疲労回復、貧血防止や美肌づくりにも効果があります。 また、ピーマンやパプリカに含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくいという特徴があります。 〇栽培のポイント パプリカは育てやすい野菜ですが、種から苗を育てていくのは温度管理が難しいため、苗から栽培することをおすすめします。 〇栽培時期 パプリカの種まきは3月中旬に行い、植え付けは4月下旬が目安となります。 多湿や乾燥に弱いので、水はけの良い環境で育てます。 植え付けは、地温が十分に上がってから行います。 〇連作障害 パプリカは連作を嫌いますので、同じナス科の連作を避けて、3~4年以上の期間をあけるようにします。 〇好適土壌pH パプリカの好適土壌pHは、6. 0~6. 5です。 〇収穫時期 パプリカは、手入れをしっかり行うことで、7月上旬~10月下旬まで収穫することができます。 開花してから40~50日が目安です。 1株から40~50個程度を収穫することが出来るので、収穫が遅れないようにします。 2.パプリカの栽培基本(畑・プランター) パプリカは、種まきから育てることもできますが、温度管理がとても重要で、植え付けまで70~80日かかります。 初心者の場合は、良い苗を育てるのは難しいため、ホームセンターなどで市販の苗を購入して栽培することをおすすめします。 1~2株でも十分な収穫量が得られますので、市販の苗を利用するのがお手軽です。 〇種まき 種まきは、3月中旬から可能ですが、保温管理が必要になります。 パプリカは、植え付けまで暖かい環境で育てる必要があるため、ビニールハウスや温室の存在が欠かせません。 ベランダ菜園などでも簡易的な温室を作ることはできますが、揃える道具も多くなります。 種から育てる場合は、育苗箱や育苗ポットに種をまき、発芽したら大きめのポットに移し替えて苗を育てます。 育苗箱では、板などを使って深さ1㎝のまき溝を作り、1㎝間隔ですじまきにします。 土を5㎜ほど被せたら水をたっぷりとやり、発芽まで乾燥させないようにします。 約5~7日で発芽しますので、密集している箇所は間引きをします。 本葉2枚になったら4号ポット(12㎝径)に移植し、植え付けできる大きさになるまで育てます。 移植をしないで苗を育てる場合は、4号ポットに野菜用培養土を入れ、指先で3カ所の窪みを作り、1カ所に1粒ずつタネをまきます。 土を1㎝ほど被せて手で軽く押さえ、たっぷりと水やりをします。 本葉3~4枚頃に間引いて、1ポット1株にします。 〇土づくり 畑に栽培する場合は、植え付け2週間前までに苦土石灰1㎡当たり150gを全面にまいてよく耕します。 植え付け1週間前に堆肥1㎡当たり3~4kg、化成肥料150g、溶リン50g程度をまいてよく耕します。 畝は幅60㎝、高さ10~15㎝程度の高畝にします。 〇植え付け パプリカの植え付けは、気温が十分に上がり、晩霜の恐れがなくなってから、晴れた日の午前中に行います。 本葉10枚程度で、一番花の開花直前の苗が植え付けに適しています。 株間は50㎝程度にします。 株間が詰まっていると、日当たりや風通しが悪くなり、病虫害も発生しやすくなります。 植え付け時に、苗をポットから乱雑に引き抜いたり、根鉢を崩したりすると、根を傷めてしっかり育たなくなってしまう恐れがありますので、丁寧にポットから抜き出しましょう。 苗をホームセンターなどで購入する際は、色つやが良く、葉が8~10枚程度の苗を選びます。 早い時期に苗を購入したときは、一番花が咲く直前まで育ててから、植え付けを行います。 植え付けの際は、畝に根鉢より少し大きめの穴を掘り、浅植えにして土を寄せて水をたっぷりと与えます。 植え付け後は、苗が風で倒れないように仮支柱を立てて、8の字にゆるくひもをかけて、支柱側で結びます。 〇プランターでの栽培方法 種まきから育てる場合は、育苗ポットを使って種まきをします。 手順は畑栽培と同じですが、温度管理をしっかりと行う必要があります。 プランターサイズは、標準サイズ(60㎝)以上で、深型のものを用意します。 パプリカは、水はけの良い環境を好みますので、鉢底石を入れて、水はけを良くします。 土は目いっぱい入れないで、ウォータースペースを2~3㎝とります。 連作障害や病害虫防除のため、新しい土を使用することをおすすめします。 植え付けは4月下旬が目安ですが、パプリカは低温に弱いため、日中の平均温度が十分に上がってから植え付けします。 株間は20~25㎝以上離して植えるようにします。 標準プランターで2株が目安です。 株間が狭いと日当たりや風通しが悪くなり、病虫害も発生しやすくなり、生育不良になりますので注意します。 植え付け後はたっぷり水を与えます。 苗が風で倒れないように仮支柱を立て、ひもを8の字に交差させて、支柱と茎を緩く結わえます。 3.パプリカの栽培手入れ 〇支柱立て パプリカは、茎が弱く倒れやすいので、大きく育ってきたら、本支柱を立てます。 支柱の長さは1. 5m程度で、株元から4~5㎝離して垂直に1本立てます。 支柱と茎にひもを8の字に交差させて、結び目を支柱側にして結わえます。 パプリカの成長に伴って実の重みで枝が折れてしまうことがあるので、側枝にも支柱を用意します。 〇わき芽の摘み取り わき芽は、茎と葉のつけ根から伸びてくる芽のことを言います。 パプリカが成長してくると、わき芽がたくさん出てきます。 一番花(1番最初に咲く花)が見え始めたら、一番花の下のわき芽を2本残し、それより下のわき芽はすべて摘み取ります。 摘み取った後からもわき芽が出てきますが、これも摘み取ってしまいます。 わき芽を摘み取ることで、大きい実が収穫できます。 わき芽の摘み取りは、天気の良い日の午前中に行います。 また、古い葉や傷んだ葉は病気の要因にもなるので、同時に取り除きます。 〇一番花の摘み取り パプリカの一番花は、早めに摘み取ります。 花を摘み取ることで株全体に栄養分が届いて株の成長を促すことができるので、一番花は必ず摘み取るようにします。 〇追肥 実がつきはじめたら、追肥を施します。 化成肥料1㎡当たり20~30g程度を畝の肩部にまき、土と軽く混ぜ合わせて土寄せします。 以後は様子をみながら、2~3週間に1回施します。 プランター栽培では、化成肥料20g程度を3週間に1回与えます。 〇水やり パプリカは、根が浅いので、水切れを起こしやすくなります。 夏場は朝と夕方の2回水やりをするようにします。 プランターの場合は、底から水が染み出すくらいたっぷりとあげます。 ただし、多湿を嫌う野菜でもあるので、水のやりすぎには注意が必要です。 乾燥を防ぐために、根元に敷きワラなどを敷いておくのもおすすめです。 4.パプリカの収穫時期について 〇収穫適期 パプリカは、開花してから40~50日後から収穫できます。 実の長さが6~7㎝ほどの大きさになったら収穫します。 実らせたままにすると株が弱ってきますので、早めに収穫しましょう。 パプリカの枝は折れやすいので、ハサミを使って収穫します。 〇生理障害 パプリカは、比較的丈夫な野菜ですが、低温に弱いため、種から育てる場合は温度管理をしっかりと行います。 乾燥状態が続くとカルシウム不足になり、実が黒ずんでくることがありますが、これは病気ではなく「尻腐れ」という生理障害ですので、株元に水をたっぷりと与えて様子をみます。 「日焼け果」は、整枝するときに刈り込みすぎることが原因です。 実が日に焼けて変色してしまうので、混み合ってきた部分だけを整枝します。 病害虫の発生を予防するためには、ナス科の連作を避けて、乾燥や窒素肥料の過多に注意し、日当たりや風通しを良くします。 5.パプリカに発生しやすい病気と害虫 パプリカに発生しやすい病気や害虫について紹介します。 パプリカを栽培する際には、栽培方法だけでなく病気や害虫への対処法や予防策についてもしっかり押さえておくようにしましょう。 原因は根からの細菌感染です。 土の中の病原菌が根から侵入し、茎の導管内で増殖するため、栄養分の上昇が遮断されて株全体に栄養分が行かなくなってしまいます。 温度が上がると病原菌が活発化するため、日中は葉が萎れて、夜間に気温が下がると回復します。 これを繰り返すうちにやがて青いまま枯れてしまいます。 夏の高温期や水はけが悪いと多発しますので、水はけを良くし、適度な水やりを心掛けます。 発病した場合は、株ごと抜き取って撤去処分します。 〇萎凋病(いちょうびょう) 萎凋病は、根が病原菌に侵されて下の葉から徐々に枯れていき、最終的に株全体が萎れて枯れてしまう病気です。 発症した株は撤去処分します。 発病後の治療はできないので、連作を避け、土壌消毒で予防します。 〇疫病(えきびょう) 疫病の病原菌は、湿度が高いと繁殖します。 病原菌が野菜の体内に侵入し、地際の部分に黒っぽい病斑が現れます。 病気を放置すると株全体に被害が拡大します。 発病した葉や株は撤去処分します。 泥はねなどによって発生するので敷きワラを施します。 〇モザイク病 モザイク病は、葉に黄単色の斑紋が現れ、モザイク状になって広がっていきます。 主にアブラムシがウイルスを媒介しますので、アブラムシの飛来を予防します。 モザイク病は薬剤治療ができないので、病気にかかった葉や株は早めに撤去処分し、被害の拡大を防ぎます。 葉が過密状態になるとアブラムシが発生しやすいので、不要な枝葉を整枝し、風通しを良くして日光が当たるようにします。 また、窒素肥料の過多にも注意します。 新葉は窒素分が多いので寄生されやすくなります。 アブラムシは光るものを嫌うので、シルバーマルチを敷くと効果があります。 〇テントウムシダマシ テントウムシダマシは、成虫も幼虫もナス科の野菜を好んで食害します。 肥料分が多いと株に寄生しやすくなりますので、肥料過多に気をつけます。 寄生されると一気に繁殖してしまうので、幼虫や卵を見つけて捕殺します。 〇ハダニ ハダニの成虫は体長0. 5㎜ほどで、葉の裏に寄生し、生育を阻害します。 乾燥時に発生しやすいので、マルチシートを外して敷きワラを施すと乾燥を防ぐことができます。 パプリカの育て方を読んだあなたにおすすめの記事:.
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