白癬やカンジダ症に処方される抗真菌薬の外用薬はいくつか系統がありますが、 共通した作用機序は真菌細胞膜の構成成分である「 エルゴステロール生合成の阻害」です。 大まかに作用機序は同じですが、抗真菌薬の系統によってエルゴステロールの生合成阻害に対するアプローチに違いがあります。 エルゴステロールの合成経路と、抗真菌薬がエルゴステロール合成経路のどこを阻害するのか? 抗真菌薬の一般名別にまとめました。 抗真菌薬の作用機序の違いをパッと把握するために役立つ情報になれば幸いです。 エルゴステロール合成経路 エルゴステロールはアセチルCoAから、メバロン酸、スクアレン、ラノステロールを経て作られます。 一部省略していますが、合成経路は下記のとおりです。 赤字部分が抗真菌薬が阻害する酵素になります。 会社HP:• ブログ: 2006年 京都薬科大学 薬学部卒。 調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。 調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号 MBA を取得。 2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。 2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。 「インターネットをつうじて薬学業界の発展と地域医療の活性化に貢献する」 というミッションのもと「薬剤師」と「ITベンチャー経営者」の二刀流で日々奮闘中。 1983年11月 岡山県倉敷中央病院で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。 大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。 1歳の息子と妻の3人家族。 当面の目標は、 「息子の成長スピードに負けないこと」 座右の銘は、 「まくとぅそうけい なんくるないさ」 =「誠実に心をこめて努力をしていたら、なんとかなる!!」 記事作成のサイトポリシーについては この投稿者の最近の記事.
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抗真菌薬は真菌を障害する抗真菌作用により 白癬菌 水虫 やカンジダなどの カビの感染による症状を改善する薬です。 皮膚科で処方される抗真菌薬の軟膏を 市販薬として通販で購入できます。 第1位:ニゾラールクリーム ニゾラールクリームは、ケトコナゾールが成分の イミダゾール系抗真菌剤です。 白癬、皮膚カンジダ症、癜風、 脂漏性皮膚炎などの治療に用いられます。 価格:1544円 第2位:ルリコンクリーム 白癬菌・カンジダ・癜風など各種真菌に対して 幅広く効果を示すイミダゾール系抗真菌薬です。 最も新しい抗真菌剤なので、国内では、まだOTCはありません。 これまでの抗真菌剤で効果がなかった症例でも ルリコンクリームに変更するだけで改善することがあります。 価格:2292円 第3位:エンペシドクリーム エンペシドクリームはイミダゾール系抗真菌剤です。 カンジタ菌に効果のある抗真菌剤で カンジタ菌の細胞を壊すことで殺菌的に作用します。 女性のカンジダ膣炎の他に、男性のカンジダ症にも使えます。 価格:1200円 第4位:アデスタンクリーム 真菌の一種である白癬菌、カンジダ菌 癜風菌などの細胞膜の透過性を変化させて 増殖を抑える抗真菌剤です。 白癬(ミズムシ、タムシ)カンジダ症 癜風などの皮膚真菌症の治療に用いられます。 価格:1600円 第5位:ラミシールクリーム 真菌の細胞膜成分の生合成に必要な酵素を阻害して 真菌の増殖を抑えるアリルアミン系抗真菌剤です。 白癬(水虫)皮膚カンジダ症などの皮膚真菌症の治療に用いられます。 市販されているラミシールクリームよりも濃度が高くなります。
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関連記事 水虫で病院を受診した際には、主に以下のような薬が処方されます。 それぞれの成分ごとの効果に大きな差はありませんが、1日に塗る回数などは異なります。 クリームや軟膏などの剤形があり、症状に合わせた剤形が処方されます。 薬剤名 成分名 エンペシド クロトリマゾール ニゾラール ケトコナゾール アスタット ラノコラゾール アトラント ネチコナゾール塩酸塩 ボレー ブテナフィン塩酸塩 ペキロン アモロルフィン塩酸塩 ラミシール テルビナフィン塩酸塩 イトリゾール イトラコナゾール クリームタイプ クリームタイプの抗真菌剤は、どのような水虫に対しても万能に使用できます。 ほとんどの種類の抗真菌剤にクリームタイプが存在しており、水虫に処方される塗り薬で最も代表的な剤形であるといえます。 ただし、水泡が潰れた水虫にはしみる場合があります。 また、爪にできた水虫などクリームや軟膏が濡れないところに使用されます。 潰れた後の水ぶくれやじゅくじゅくした水虫に使用すると、強い刺激によってしみて痛むことがあるため、処方されることは少ないでしょう。 広い範囲まで広がっている水虫にまとめて薬を塗りたい場合や、手を汚さずに薬を塗りたい場合におすすめです。 処方薬ではスプレータイプが取り扱われている種類が少ないため、スプレータイプを希望する際は医師に申し出てみると良いでしょう。 副作用として肝機能障害が現れることがあるため、定期的に血液検査を行う必要があります。 また、一部の胃薬・睡眠導入剤・抗ヒスタミン剤などと併用できないことがあるので、服用中の薬がある場合は必ず医師に申し出ましょう。 家族が使用している抗真菌剤を、独断で子供に使用するのは控えてください。 子供の水虫については関連記事をごらんください。 関連記事 病院で処方される抗真菌剤には、市販薬として同成分のものが薬局やドラッグストアなどで取り扱われているものもあります。 薬剤名(成分名) 市販薬名と剤形 エンペシド (クロトリマゾール) ・パウダースプレー ラミシール (テルビナフィン塩酸塩) ・クリーム ・液 ・スプレー ・ジェル アスタット (ラノコラゾール) ・クリーム ・液 ・軟膏 ペキロン (アモロルフィン塩酸塩) ・クリーム ・液 ・スプレー ボレー (ブテナフィン塩酸塩) ・スプレー タムチンキパウダースプレーは、処方薬エンペシドに使用される有効成分「クロトリマゾール」を配合した市販薬です。 処方薬ではクリームタイプ・液タイプの2種類の剤形のみであるのに対し、パウダースプレータイプがあります。
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