ボブ ディラン 来 日。 ボブ・ディラン、『The New York Times』がレアなインタビューを掲載

ボブ・ディランの来日ツアーが2020年4月開催 東西Zeppで14公演実施

ボブ ディラン 来 日

オリジナル楽曲によるニューアルバムとしては2012年発表の『テンペスト』以来、8年振りとなる『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を発表するボブ・ディラン。 ノーベル賞受賞者が語る大変貴重なインタビューが、その新作の発売(日本盤は7月8日)前に行われ、現地時間12日にニューヨーク・タイムズ紙のWEB版で公開された。 その内容は「最も卑劣な殺人」の発表後とジョージ・フロイドがミネアポリスで殺された翌日の2回にわたって電話で交わされた話をまとめたものだ。 死、過去からのインスピレーション、そして新作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』について語られた中より以下に抜粋する(翻訳:丸山京子)。 ・ジョージ・フロイドの家族とこの国に迅速な正義を ニューヨーク・タイムズの記者が79歳になったディランと、2度目となる短い会話をしたのは、ジョージ・フロイドがミネアポリスで殺された翌日だ。 故郷の州で起きたこの事件に明らかに動揺していたのだろう。 その声は沈んでいた。 「ジョージが虐待され、死に追いやられるあの光景は、見るに耐えらないほど気分が悪かった。 醜い、というのを越えていた。 フロイドの家族とこの国に、迅速な正義が訪れると思いたい」 ・「最も卑劣な殺人」に登場するポップ・カルチャーの担い手たち ビルボード・シングル・チャートで初の全米No. 1を獲得した「最も卑劣な殺人」。 この歌は長らく失われていた時代のノスタルジックな賛辞では?との記者の質問に対し、ディランは、 「ノスタルジーではないよ、私にとっては。 <最も卑劣な殺人>は過去を美化しているわけでも、失われた時代を見送っているわけでもない。 曲というのは、その瞬間に、私に語りかけてくるだけだ。 これまでもずっとそうだった。 歌詞を書いている時は特にそうだ」 と懐かしさを基に作ったのではないと語り、歌詞にドン・ヘンリーとグレン・フライという意外な名前を挙げたのについて、 「<ニュー・キッド・イン・タウン><駆け足の人生><お前を夢みて>。 史上最もよく書けた曲といっていい」としている。 さらにこの歌では、アート・ペッパー、チャーリー・パーカー、バッド・パウウェル、セロニアス・モンク、オスカー・ピーターソン、スタン・ゲッツなどの名前も出てきており、ジャズの及ぼす影響や最近聴いている作品について、 「マイルスのキャピトル時代の初期のやつかな。 でもジャズ、って何がジャズなんだ?ディキシーランドか、ビバップか、高速のフュージョンか?何をもってジャズと呼ぶ?ソニー・ロリンズか?ソニーがカリプソをやってるのは好きだが、あれはジャズか?ジョー・スタッフォード、ジョニ・ジェイムス、ケイ・スター……彼女たちもみんなジャズ・シンガーだったと思うし。 私が考えるジャズ・シンガーといえばキング・プレジャーだが。 わからないよ、すべてがジャズっていうカテゴリーに入れられるわけで。 ポール・ホワイトマンはキング・オブ・ジャズと呼ばれていた。 もしレスター・ヤングに尋ねていたら、お前は何を言ってるんだと言われてると思う」 と答え、そのどれかからインスパイアされたか?に対しては、 「ああ、おそらくものすごくね。 シンガーとしてのエラ・フィッツジェラルドにはインスピレーションを感じる。 ピアニストとしてのオスカー・ピーターソン、当然だ。 ソングライターとしてインスパイアされたか? ああ、モンクの<ルビー・マイ・ディア>。 あの曲を聴き、ああいった一種の方向に向かうきっかけになった。 何度も何度も、繰り返し聴いたのを覚えている」と話す。 ・「アイ・コンテイン・マルチチュード」に交錯する様々なイメージ 新曲「アイ・コンテイン・マルチチュード」でも大勢の人物の名前が挙がり、アンネ・フランクとインディアナ・ジョーンズが一緒なのはなぜ?に対し、 「彼女のストーリーにはとても大きな、深い意味がある。 明確な言葉で語るのも、何かに置き換えて語るのも難しい。 特に今の時代のカルチャーではね。 集中力欠如で、誰も人の話なんて最後まで聞かない。 今、君はアンネの名前だけをコンテクストから取り出したが、彼女はトリロジーの一部なんだ。 私に聞く時に、インディアナ・ジョーンズとローリング・ストーンズを挙げようと思ったのは何故?、と尋ねることだって出来たわけだ。 でも君はアンネを選んだ。 名前そのものは孤立しているわけじゃない。 それらが組み合わされた時、単独のパーツはそれ以上の何かになる。 あまり詳しい話をしても意味はない。 曲は絵画のようなものだから、あまり近くに立ってしまうと全体の絵が見えなくなる。 個々のピースは大きな全体の一部でしかないんだ」 そのローリング・ストーンズだが、お遊びで自分が書きたかったと思うストーンズの曲は?については「<アンジー><ヴェンチレイター・ブルース>……あとは、そうだ。 <ワイルド・ホーセズ>」と返す。 「アイ・コンテイン・マルチチュード」を聴いて思ったのだが死について、よく考えるか?との問いには「人類の死、についてなら考える。 裸の猿がたどってきた長く、奇妙な旅……。 軽んじるつもりはないが、一人の人間の人生なんて儚いものだ。 どんな人間も、どれだけ頑強で力が強かろうが、死ぬ時は脆いものだ。 一般論としては考えるが、自分と結びつけてではない」と語った。 ・コロナ禍と自身の健康について このパンデミックは、聖書に書かれた言葉のようなもの?何を意味している?という問いについては、 「来るべき何かの前触れだと思う。 間違いなく、侵略的で、蔓延的だ。 でも聖書? 人間の過ちに報いるための、なんらかの警告という意味で? そうだとしたら、世界にはやがて天罰が下されるということになる。 過激な傲慢さには、破滅的な罰が与えられるものだ。 もしかすると、人間は破壊の一歩手前にいるのかもしれない。 このウイルスについてどう考えるか、その考え方はいくつもある。 自然消滅させるしかないのだと思う」 5月に79歳となったディラン。 健康状態はどうか? 何かコツがあるのか?については、 「それはまた大きな問題だな。 どうやってなんて誰かわかってやってるやつはいるのか?人間の心身は、手に手を取り合っている。 どこかで合意がなきゃ、だめっていうのか。 心は精神、身は体だと思う。 その2つがどう一つになるのか、想像もつかない。 ただ、そのまっすぐな直線の上を歩き、そこから外れず、そのレベルを保つようにしているだけだ」 と答えた。 アイ・コンテイン・マルチチュード 2. 偽預言者 3. マイ・オウン・ヴァージョン・オブ・ユー 4. あなたに我が身を 5. ブラック・ライダー 6. グッバイ・ジミー・リード 7. マザー・オブ・ミューズ 8. クロッシング・ザ・ルビコン 9. キーウェスト(フィロソファー・パイレート) DISC TWO 1. 著作権は提供各社に帰属します。 予めご了承ください。

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ボブ・ディラン、2019年最新ツアー・レポート! 2020年の来日ツアーを大胆予測

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スポンサーリンク ボブ・ディラン、来日中止! ここにもまた、新型ウイルスの影響が出てきました。 ボブ・ディランが4月に来日ライブハウス公演を予定していたのですが、3月12日、来日中止が発表されました。 今回パンデミック宣言されてから、ますます政府によるコンサートやイベントの自粛要請が強まり、ファンやスタッフの健康と安全面を守るために、中止になったとのことです。 今回のボブ・ディランの来日公演は、ボブ自身の希望で、日本限定しかもライブハウスのツアーということで、東京と大阪の Zeppを中心に、14公演が予定されていました。 ライブハウスでの公演こともあり、スタンディング席がほとんどで、かなりボブ・ディランに近づけるまたとないライブ公演で、日本だけという特別公演とのことで、ファンを中心に大いに盛り上がっていたのですが、今回の発表を受け大きな落胆の声に変わっています。 ただ、大阪でもライブハウスで新型ウイルスの感染が広がったことなどもあり、中止はこの時点では仕方がないことかもしれません。 振替日の予定が気になりますよね。 bobdylan がシェアした投稿 — 2020年 3月月11日午前6時32分PDT 元々は、 Zeppダイバーシティで、4月1日・2日・4日・5日・6日・17日・19日・20日・21日 Zepp 東京で、4月14日15日 Zeppなんばで、4月8日・9日・10日 NHKホールで、4月24日が予定されていました。 今回のライブ公演の主催であるウドー音楽事務所さんによると、これから新しいスケジュールを組み直して、来日公演の実現に向けて計画はしているそうなのですが、現時点で新型コロナウイルスの影響もあり、調整自体時間がかかりそうだとのことです。 決して日本でのライブ公演を諦めたわけではないのですが、ボブ・ディランを眼の前で観れるチャンスは少し先になりそうです。 スポンサーリンク ボブ・ディラン、来日中止!ライブチケット払い戻しは? 今回のコンサートは、気持ちは延期ですが、一旦中止扱いとなっています。 次回予定は、調整中とのことですので、一旦仕切り直しとして、チケットはすべて払い戻しされるということです。 こちらのウドー事務所の で、払い戻しができるとのことです。 サイトに記載されている払い戻し情報ですが、公式サイトに、払い戻し確認チャートというのがありますので、ご自身の支払い方法やチケットのあるなしによって、その順番に従って進めていけば払い戻し方法が分かる仕組みになっています。 チケットを持っていない場合の払い戻し 基本は、チケットを受け取っていない場合は、ペイジーかクレジットカード払いだと思いますので、自動で返金されます。 (時間は1ヶ月から3ヶ月ほどはかかるようです) チケットが手元にある場合の払い戻し 受け取り方によって、払い戻し方法が違います。 コンビニで発券した場合 発券したコンビニで払い戻ししてもらえます。 (一番返金が早い方法) 発券した店舗に行き レジでチケットを店員に渡して現金で払い戻しを受けるということになります。 そうすると指定口座の方に、約1ヶ月から1ヶ月半で指定口座へ返金されます。 一方で、300円までの特定記録郵便代は、払い戻し金額に含まれて返金されるそうです。 時間がかかることと、元々の振込手数料は返金されないこと、万が一郵便事故があってチケットが返送されなかった場合は、保証されないことに注意しましょう。

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ボブ・ディラン、『The New York Times』がレアなインタビューを掲載

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自身のウェブサイト以外では2016年にノーベル文学賞を受賞して以来初となるボブ・ディランのインタビューの抜粋部分が、金曜日(6月12日)、『The New York Times』紙のウェブサイトに掲載された。 ディランは4月、マリブにある自宅からDouglas Brinkley氏の電話インタビューに応じた。 Brinkley氏はその後、白人警官により黒人男性ジョージ・フロイドさんが殺害された事件の翌日にもう一度、ディランと話したという。 ディランは自身の故郷ミネソタ州で起きたこの事件について、意気消沈した様子で、「ジョージがあのようにむごたらしく殺されるところを目にするなんて、吐き気がする。 卑劣なんてものじゃない。 即座にフロイド一家、そしてこの国に正義がもたらされることを願おう」と話したという。 ボブ・ディランは3月、2012年発表のアルバム『Tempest』以来となる新曲「Murder Most Foul」をリリース。 ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺にはじまり、あの時代に起きた出来事やカルチャーに触れ、様々な曲やミュージシャンの名を上げた。 その中にイーグルスのドン・ヘンリーとグレン・フライの名もあり、Brinkley氏から「ちょっと驚きだった。 あれはこれまでで最高の曲の1つだろう」と答えた。 また、4月にリリースした新曲「I Contain Multitudes」の歌詞では、ザ・ローリング・ストーンズの名が出ており、「面白半分で訊くが、ストーンズの曲で自分が作ったんだったらよかったと思うものは?」との質問には、「おお、どうだろう。 ディランはこの3ヶ月で「Murder Most Foul」をはじめ、「I Contain Multitudes」「False Prophet」と3つの新曲をリリースしており、来週(6月19日)、これらを収録したニュー・アルバム『Rough And Rowdy Ways』を発表する。 オリジナル楽曲による新作は、2012年発表の『Tempest』以来8年ぶりとなる。 日本盤は7月8日に発売される。 新型コロナウイルスの感染拡大が世界中を脅かせている中行なわれたこのインタビューで、ディランは、「このパンデミックを聖書に書かれているようなものと捉えているか?」との問いに「別の何かが起きる前触れだと思う。 インベージョンなのは間違いない。 まん延している。 でも聖書的? 人類の間違った行ないへの警告だと? この世界に天罰みたいなものがくだると暗示しているのかもしれない。 極度の傲慢さは破滅的なペナルティを負いかねない。 僕らは破滅直前なのかもしれない。 このウイルスに対する考え方は無限にある。 成り行きを見守る必要があると思う」と語った。 フル・インタビューは日曜日(14日)、『The New York Times』の紙上で公開される。

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