あげつらう 使い方。 「空理空論」とは?意味や語源、使い方の例文あり【英語・類義語】

言葉の使い方『逐一』を使う場面について皆様に質問です。『逐...

あげつらう 使い方

自殺したことを非難することや意志の弱さをあげつらうことはできてもね。 李成『砧をうつ女』 より引用• ちかごろ運動不足とみえて以前にくらべると、いささかふとり気味だが、ただこのひとの場合皺のふえたのが目立つのである。 しかし、これ以上年のことをあげつらうのは止したほうがよいかもしれぬ。 さて、等々力元警部は蜿蜒として愚痴の百万遍を唱えていたが、そのうち自分で自分の愚痴の虚しさに気がついたのか、ふいと口をつぐむとつぎの瞬間、ボーッと血の気が瞼を染めた。 … 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 下』 より引用• 知らなかったな。 でも何だね、心の中で思ってることまであげつらうのはインネンだぜ。 … 森瑤子『TOKYO愛情物語』 より引用• それも言わんと社長の資格だけあげつらうんって、どないいうこと! 三田誠『レンタルマギカ 第02巻 魔法使いVS錬金術師!』 より引用• 談合はほどなくまとまった。 さかしらにあげつらうほどのことはあるまいと思ったからだ。 それで議論はうちきって、亭主に同意し、考えたままを話してくれるようにたのんでみた。 … チョーサー/繁尾久訳『精選カンタベリ物語』 より引用• そのおかげには、出入りのだんな衆からかわいがられて、いまではりっぱな棟梁と立てられている。 顔がまずいとて、あばたがあるとて、だれひとりあげつらうものはない。 … 横溝正史『人形佐七捕物帳 06』 より引用• 私はこうして六人の相続人たちと、その周囲にいる人物を、ひとりひとり品評していたが、ふと気がついてじぶんじしんのことを考えてみる。 私にははたして、他の相続人たちをあげつらう資格があるだろうか。 … 横溝正史『金田一耕助ファイル13 三つ首塔 v0. 9』 より引用• そうイスファーンは思っている。 その兄をあげつらわれて、イスファーンが激怒したのは当然であった。 一方、ギーヴは相手の怒りを、ひややかな優雅さで受けとめた。 … 田中芳樹『アルスラーン戦記04』 より引用• たぶんかれは宇宙飛行士だったんだろう。 ぼくはかれのあやしげな話をあげつらうことはしなかったし、そんなつもりもなかうだ。 … ハインライン『愛に時間を1』 より引用• いかなる努力も惜しまなかったし、どんな苦労にも耐えた。 試合の結果をあげつらい、彼を嘲笑する者も少なくなかったが、気にもしなかった。 非は自分の方にあるのだから、どうして言い返すことができよう。 … 水野良『剣の国の魔法戦士』 より引用• 通常は良い面しか評価しないグルメレポにおいて、マイナス評価を積極的に行う作品として人気を得、単行本・文庫化もされている。 マイナス面をあげつらうばかりではなく、西原独特のネタも豊富である。 ミシュランのように点数評価があり、西原・神足それぞれが採点する。 鼻と気性は関連があるのかも知れない。 父は男の癖に人の顔かたちをあげつらうところがあった。 … 向田邦子『父の詫び状』 より引用• しかし、私が魔女だということになれば、今度は魔女集会に出た時に連れて行った子供の名前を言え、ということになります。 お前達の名前をあげつらわねばならなくなります。 それはいけない、お前達ばかりは守らねばならない。 … 野田秀樹『当り屋ケンちゃん』 より引用• 男性が優れているの、女性が優れているのといっても、正しく考察すればその間に何の差異もあるわけはない。 すくなくとも因襲があれこれあげつらうほどの差異は全然ないのである。 男にとってと同じように女にとっても、積極的に熱意をもつということは、幸福と安らかな暮らしの秘訣である。 … ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』 より引用• 淫蕩な雰囲気になり、合評会にあらずして女流ポルノ作家を囲むファンの集いになってしまった。 何やかやとあげつらいながらそれが作者の実際の体験なのかどうかを白状させようとかかっているのである。 市谷もつい、自分のすぐ右隣りにいる時岡玉枝のやわらかな肉体、白くすべすべしていてふくよかで、そのまま腕の中でとろりと溶けてしまいそうな彼女の抱き具合などを想像してしまい、思わずぞくりとした。 … 筒井康隆『大いなる助走』 より引用• 初めのお子のときも性助法親王は女犯の罪をあげつらわれ、世間の批判を浴びたではありませんか。 杉本苑子『新とはずがたり』 より引用• 蜂が寄ってくるのは花の罪ではないのに、世間の口は、とかく花のほうをあげつらう。 杉本苑子『新とはずがたり』 より引用• かくてぼくは口を閉じ、これに関しては、それきり、二度とあげつらうことをやめた。 結局ぼくは技術者なのだ。 … ハインライン『夏への扉』 より引用• しかし、これ以上この旧貴族のことをあげつらうのは控えよう。 辰人はいまや冷たい骸となっているのだから。 … 横溝正史『金田一耕助ファイル08 迷路荘の惨劇 v0. 9』 より引用• 煙草の煙をくゆらせながら、大野上が落ち着いた口調で肯定した。 有王は彼の言動にささやかな矛盾を見た気持ちになったが、それはわざわざあげつらうほどのものではない。 … 毛利『志生子 カナリア・ファイル2~傀儡師』 より引用•

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本来の意味とは異なる意味で使われていることの多い言葉や慣用句などを

あげつらう 使い方

「あげつらう」の言葉の使い方 「あげつらう」という言葉の意味を見てもわかりますように、あまりいい意味ではありません。 どちらかと言えば、意地悪や嫌味な人の言動に対して使われることが多いのです。 本人に面と向かって 「小さなことをいちいち、あげつらうな! 」と怒りを表したり、本人がいないところで 「あの人は人の言うことをあげつらってばかり」と非難する時に使ったりすることが多いのです。 褒め言葉にはなりにくいですので、使い方には注意が必要となります。 例えば人から 「あなたは人のことをあげつらってばかりですね」などと言われたら自分は性格が悪いのかと思って大変ショックです。 通常は人に面と向かって言う、言われる言葉ではないと思っておいた方がいいでしょう。 言葉の意味として知っておくことは大事ですが、人に対して積極的に使う言葉ではないと覚えてください。 「あげつらう」の語源や由来 「あげつらう」という言葉は、 「あげる」と 「つらう」の二つに分けて考えることができます。 あげるを漢字にしますと 「挙げる」です。 挙げるは、例を挙げるといった使い方をします。 そして 「つらう」は長く続いていることを示しています。 つまり 「挙げ続ける」という意味になります。 人の悪いところを言い続ける人のことを 「小さなことをあげつらう」とか 「人のことをあげつらってばかり」などと言うことに使われることが多いのですが本来の意味を考えれば、いいところを褒め続けることも、 「いいところをあげつらう」と表現してもいいような気がします。 しかし、どちらかと言えば悪い意味で使われることの方が多いイメージです。 「論じる」という言葉にはあまりマイナスなイメージがありません。 訓読みの 「論う」になると今はマイナスな印象を受けます。 実はもともとはマイナスな意味はなかったのだとされています。 しかし近世以降は 「非難を込めて述べ立てる」含みが込められるようになりました。 「欠点をあげつらう」などのように用いられるようになったので、いいイメージがなくなったのです。

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「風評(ふうひょう)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

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論うの読み方は「あげつらう」で、意味は「 物事の是非について論じ合うこと」または「 些細な欠点・短所などを取り上げて大げさに言い立てること」です。 「論」は小学校で習う漢字で、「議論」の論、「論じる」として良く見る漢字です。 しかし「論う」と書いて「あげつらう」と訓読みすることはあまり知られていないと思われます。 言葉の成り立ちを考えると、「あげ」は「挙げる」、「つらう」は長く続いていることを指します。 つまり、あれこれと物事を「挙げられ続けている」状態が「論う」です。 なぜ表記が「挙げつらう」ではないのかというと、これを「論」の訓読みとして用いる必要があって生まれた言葉だからだと推測できます。 訓読みはその漢字にもともとあった読み方ではなく、中国から伝来したのちに、使いやすいように日本語を当てはめた読み方です。 おそらく漢文を書き下すなどの機会で、「論」の字を「論じる」としたのでは文脈上不適切という状況があったのでしょう。 特に上記に挙げた二つ目の意味では、「多人数で議論する」というより「一人で」大げさに言い立てる場面が思い浮かびます。 この場合、「論」を「論じる」と読むのはあまり当てはまらないと思われます。 そういった経緯から必要とされて、「論う」と書いて「あげつらう」と読む言葉が作られたと推測することができます。

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