子どもが突然「チック症」になったら心配ですよね。 今回はチックの種類や原因、対処法について。 チックとは チックとは自分でそのつもりがなくても、突然素早く繰り返してしまう動きのことです。 パチパチとまばたきを繰り返す、肩をすくめるといった素早い動きは代表的なチックの症状です。 このように体の一部が動く「運動チック」のほかにも、発声にかかわる器官で起こる「音声チック」もあります。 各チックは、動きの特徴からそれぞれ「単純チック」と「複雑チック」に分類されています。 単純チック:ひとつの動きがすばやく起こる。 動きに目的がなさそうにみえるためにチックだとわかりやすい 複雑チック:体の複数の部位が同時に動く。 かつてチック症は心因性のものであるとして、しつけや育て方のせいだといわれてきました。 しかし現在では、チックは脳の中にある神経伝達物質のアンバランスが原因で生じるのではないかと考えられています。 (より) チックはほとんどが自然に消えます チックは4歳~11歳の子どもに発症することが多く、5~10人に1人がチックを体験する身近なものです。 ほとんどが発症1年以内に自然に消失し、消失しない場合であっても成長とともに改善するので心配しすぎないでくださいね。 ただしチック症状のために、日常生活に困りごとがあったり、本人がつらい思いを抱えていたりする場合には、治療が必要になります。 チックの特徴 ・リラックスすると出やすい ・ストレス、緊張するとき、緊張が解けた時に増える ・集中しているときは減る ・睡眠中にはほとんど出ない ・短い時間であれば我慢できるが、止めることはできない ・チックが出る前に「動かしたい」「声を出したい」という衝動が起きることも ・疲れると増え、発熱で減少する傾向がある ムーちゃんからひとこと チックは生まれつきの脳の体質が原因で起きてしまうものだよ。 止めようとすればするほど止められなくなってしまうから、注意されるとつらくなっちゃうんだ。 だから、チックだなと気づいても「その子の特徴」だと捉えてそっとしておいてほしいな。 【参考文献】 ・金生由紀子/編『こころの科学No. 194 特別企画=チックとトゥレット症』(2017年、日本評論社) ・金生由紀子、宍倉久里江/編『こころのりんしょうa・la・carte 特集子どものチックとこだわり』(2008年、星和書店) ・日本トゥレット(チック)協会/編『チックをする子にはわけがある-トゥレット症候群の正しい理解と対応のために』(2003年、大月書店) ・星加明徳/監修『チックとトゥレット症候群がよくわかる本』(2010年、講談社) ・マル・レスター/著、金生由紀子/監修『わかって私のハンディキャップ(2)トゥレット症候群 チックはわざとじゃないんだ』(2015年、大月書店) など.
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と診断され、抗アレルギー点眼液を処方してもらいました。 目薬をさしたあとは、確かにまばたきやキョロキョロが落ち着きました。 長男も次男も、アレルギー体質なので、花粉が飛ぶ季節になると確かにまばたきが多くなります。 目薬だけではきっとこの症状はなくすことはできないので、体質改善が必要だろうなぁと感じました。 今回、眼科を受診したことで、「もしかしてチック?精神的な問題?」と不安になりましたが、原因がアレルギーだとわかったので対策がわかり、安心しました。 子供のまばたきの多さはチック症の症状? 3~4歳の幼児期から発症があると言われているチック症。 子供のチック症の初期症状は、まばたきや鼻をひくひくするなど、顔にでると言われています。 チックは、「ある限局した一定の筋肉群に、突発的、無目的に、しかも不随意ふずいいに急速な運動や発声が起きるもの」との定義があります。 また、目のかゆみや目の疲れでまばたきをしていたのが癖になってしまうケースもあります。 ですから、まばたきの多さを指摘すると、子供がまばたきを意識して、余計に増えてしまう場合も。 まばたきが気になるとしても、指摘をせず、子どもの個性として見守ってあげるくらいの余裕が必要です。 まとめ 子供のまばたきが多いと、もしかして病気?チック症?と心配になりますが、テレビやゲームや読書で目を酷使した時の目の疲れやドライアイ、アレルギー、逆さまつ毛などの可能性もあります。 もし子供のまばたきが多いと気になっている時は、念のために眼科を受診してみてはいかがでしょうか?.
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チックとは、急速でリズムのない運動や発声が、ある一定のパターンで繰り返されることです。 ご相談にある「まばたき」のほか、「首を左右に動かす」「突然の奇声」などがありますが、大きくわけて「運動チック」と「音声チック」、さらにその中で「単純チック」と「複雑チック」の症状があります。 簡単に説明すると、以下のようになります。 「単純運動チック」・・・まばたきのような目の症状が多く、他には首を振ったり、肩をすくめたり 「複雑運動チック」・・・大きな体の動作が出たり、人やものに触ってしまったり 「単純音声チック」・・・せき払いなど 「複雑音声チック」・・・発声や汚言(【おげん】きたない言葉を絶えず口にすること)が出ること 例えば、ビートたけしさんがくねくねと首を動かしたり、 石原慎太郎さんが時おり目をパチクリまばたきさせるのは「単純運動チック」の一種とも言われています。 意識すれば、このようなチック症状を一定の時間は止めていることができますが、なかなか思い通りにならないものです。 このような症状が出た場合は、他の疾患の可能性も考えないといけません。 舞踏病や部分てんかんなどは、意識が保たれたまま不随意運動(意志とは無関係におこる運動)をおこし、チックと似た症状が出ます。 医師が診察をし、くわしく話を聞いて経過観察することで、ほぼ「チック症」の診断は可能ですが、きめ手となる検査がないのが実情です。 場合によっては、これらの疾患を鑑別するために血液検査や画像検査などをおこなうこともあります。 チック症は、6、7歳でおこることが多く、中学生以降は少なくなります。 多くの場合、症状は一過性で1年以内になくなります。 なかには慢性化して長引くことがありますが、その多くは成人期までによくなります。 チック症の一般的原因としては、以前は心理的なものと考えられていた時期がありました。 とはいえ、例えば人前での発表会や行事など緊張が強まることや家族・友人関係などの精神的なもので症状が悪化することがあり、心理状態に影響される疾患とも言えます。 治療は、子供や周囲の大人が、その症状を理解し受け入れることから始まります。 このような環境調整で改善することも多いです。 基本的には自然によくなるため薬物療法の対象にはなりませんが、重症度が高い時やチックの症状で日常生活に支障をきたす場合には投薬を行います。 今回の場合は、年齢的には早めですが、「まばたき」のみのようなので単純運動チックと思われ、また運動会でストレスがかかった可能性があると思われます。 しかし、上記で述べたように一過性のことが多いので、基本的には経過観察になります。 本人には「まばたき」の症状を過度に意識しないような配慮をしてあげて下さい。 全く「まばたき」に触れないように周囲が緊張する必要はありませんが、「まばたき」を叱ったりすることは逆効果だと思います。 また、悪ふざけを叱ることも時に必要とは思いますが、なるべく言い聞かせる、ほめてあげる、と言ったことを意識するほうが長期的に有効と思われます。 難しいと思いますが、悪いことをしたときに叱ることよりも、普通のことが普通にできたときにほめてあげて下さい。 例えば、車に乗る時ちゃんとチャイルドシートに座れた、とか病院に行って挨拶ができた、などでいいと思います。 また診察の時は口を開けるなど事前に予測されることがあれば、あらかじめ説明しておくことも有効だと思います。 緊張や不安はチックの原因ではありませんが、増強させるものなので、なるべく気楽な生活が送れるように努めて下さい。
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