スポンサーリンク 昨日、京都アニメーションの第一スタジオに男が押し入りバケツに入れたガソリンをまいて火をつけ、死者33人が出る惨劇が起きました。 放火事件の概要 京都市伏見区にあるアニメーション製作会社のスタジオが男に放火された事件で警察によりますと33人の死亡が確認されたということです。 また35人がけがをして病院に搬送されたということです。 火をつけたのは41歳の男とみられ、警察が放火の疑いで調べています。 18日午前10時半すぎ、京都市伏見区のアニメーション製作会社「京都アニメーション」のスタジオの建物内で男がガソリンのような液体をまいて放火し爆発的な火災が起きました。 消防車30台が出て消火にあたった結果、出火から5時間近くがたった午後3時すぎに火はほぼ消し止められました。 出火当時、建物には従業員など70人余りがいたとみられていて、警察によりますと、33人の死亡が確認されたということです。 男性が12人、女性が20人で1人は性別が不明だということです。 また35人が病院に搬送されました。 このうち17人は重傷で、16人が入院して手当てを受けているということです。 消防によりますと建物内の救助活動は終了し、取り残されている人はいないということです。 (後略) 引用: アニメ会社で放火 33人の死亡確認 35人けが 犯人は? 犯人はすでに公表されており、41歳の関東在住、青葉真司容疑者と判明しています。 また、この犯人はどうも撮り鉄だったようです。 で、動機というのが、(バリサクという言葉を)パクられた、というものだそうです。 ガソリンがまかれ、建物内に充満したガスが一気に燃え広がる「」が起きた可能性もある。 建物は鉄骨コンクリート造の3階建て。 玄関付近には、 3階まで吹き抜けの が設置されており、消防関係者は「 火や煙の回りが早くなる構造で、逃げ遅れた人が多くなった原因かもしれない」と話した。 早稲田大の教授(建築防災)は「 ガソリンは揮発性が高く、短時間で大きな炎になる。 炎が1階の窓などから建物の外側を伝い、一気に2、3階に燃え移った可能性がある。 煙もガソリンなどの燃焼で発生した上昇気流に乗り、階段から建物内に充満したのではないか」と指摘している。 京都市消防局などによると、建物は2007年の建築で、 スプリンクラーや屋内消火栓は設置されていなかったが、消防法令上の「事務所」に該当し、設置義務はなかった。 昨年10月に市消防局が行った立ち入り調査では、 消火器や非常警報設備は法令通り設置されており、問題ないことを確認したという。 総務省消防庁は18日、被害状況の調査などのため、職員5人を現地に派遣した。 同庁の担当者は「適切な対策を取っていても、ガソリンをまかれて爆発しては、防ぎようがないのが現実だ」と話した。 引用: 一気に燃える「爆燃」か、吹き抜け「火の回り早い」 ガソリンがまかれて燃え広がり、しかも吹き抜けだった階段を一気に煙や炎が充満し避難する手段を絶たれてしまったのが大きな原因といえそうです。 また、スプリンクラーや屋内消火栓が設置されていない点を問題視する人もいましたが、今回のような火災ではおそらく役には立たなかったでしょう。 建物は当然ガソリンが爆発するようなことは想定していないでしょうし、はっきり言って適切な対策をとっていても、このようなテロは防ぎようがないでしょう。 過去の作画や資料も全て焼失 京都市伏見区にあるスタジオの放火火災事件で被害に遭ったアニメ制作会社「京都アニメーション」(京都府宇治市)の八田英明社長は一夜明けた19日、京都市内で会見に応じ、社員33人が亡くなった事件について「断腸の思い。 堪えきれない。 こんな大惨事になるとは夢にも思わなかった」と思いを明かした。 (中略) 被害にあった社員は全国各地から集まったアニメを志すエリートたち。 「こんなかたちで将来を閉ざされてしまったことが残念で、残念でなりません」とし「当社にとって、業界にとっても大きな痛手。 1人ひとりが優秀で素晴らしい仲間でした」と八田社長は悔やんでも悔やみきれない胸の内を明かした。 特に九州地方出身の社員が多く、同社広報によれば近くに社員家族、遺族の待機所を用意して、対応に当たっているという。 同社には数年前から脅迫メールが届いていたそうで「監督が気に入らない」「表現がダメ」などの不特定多数からの匿名メールが多く、その都度、 京都府警宇治署に相談していたという。 「作品に対してのモノで、会社やスタッフへのモノはなかった」(同社広報)。 「ネタをパクった」などというメールについては「そういう苦情はなかった」と八田社長は説明した。 ただ、 数回は宇治署に被害届を提出していたこともあった。 本社、スタジオ、ショップの数カ所に防犯カメラを複数設置するなど、対応策をとっていたが「不審者の情報はなかった」(同社広報)という。 人的被害も大きいが、 過去の作画や資料なども「一切合切ダメ」と全てを焼失。 「コンピューターも全部ダメ」と明かし「被害金額?甚大です。 詳しくは分からない」と八田社長は語った。 今後、合同葬を開くかなどについては未定。 引用: 過去の作画や資料をすべて焼失してしまったというのはこの会社だけではなく、アニメ業界全体にとっても大きな損失と言えそうです。 博物館や美術館が全焼してしまったようなものでしょう… 被害金額がというより、金額には代えられないようなものがすべて焼失したわけで、文化や歴史そのものが消滅してしまったようなものでしょうね。 ここまで大きな損害を受けてしまった京都アニメーション、今後立ち直れるのか心配ですね… 今後の安全対策はどうする? 引用: 今回の一件で特に注目すべき点として、自爆覚悟であれば、1一般市民でも簡単にテロを起こせるということです。 ガソリンはガソリンスタンドで購入できますし、ガソリンの携行缶やバケツはホームセンターで普通に買えますし、ライターに至ってはコンビニやスーパーでも普通に売っています。 電子工学をかじった人間であれば、これを応用して遠隔で爆破するようなものも容易に作れるのではないでしょうか? 駅舎や列車内でこのような事件が起こらないと誰が断言できるでしょうか?このまま順調にいけば来年は東京でオリンピックが開かれるわけで、このようなテロに対しどのように対策するかは大きな課題と言えそうですね。 最後に 今回のネタを面白おかしくネタにしているYoutuberが何人かいらっしゃいましたが、おそらく今後相応の報いを受けることになるでしょう。
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京都アニメーション第1スタジオで火災が起きた。 2019年7月18日、日本アニメの聖地が黒い煙に包まれた。 テレビではショッキングな映像が繰り返し映し出された。 死者34人、重軽傷者34人。 平成以降で最悪の放火事件だ。 ツイッターには驚きや悲しみほか、さまざまな感情が入り混じった書き込みが溢れた。 京都アニメーション(京アニ)は日本有数のアニメ制作会社だ。 それら作品を生み出した、優秀なアニメーターたちが命を落とした。 犯人・青葉真司は全身やけどで予断を許さない状況だ。 いまだ動機は明かされていない。 最新情報はすぐ下に追記していく。 mokuji• 犠牲者は35人になった。 重軽傷者のうち、まだ10人が入院している。 回収したデータにはデジタル化された原画などが含まれている。 サーバーは四方をコンクリートに囲われた1階の部屋にあった。 火災や、消火活動による水の影響を受けなかった。 作品は1次審査で落選している。 同社代理人は「京アニ作品との類似性はないと確信している」と述べた。 「無差別テロ」「爆発物もって京アニ突っ込む」など、危害を加える書き込みもある。 書き込みが同一人物によるものかは不明。 京都府警も把握している。 青葉容疑者が拘束時に話していた内容と共通する部分があるため、関連を調べている。 看護師の呼びかけに答えるそぶりを見せたり、目を開いたりしている。 ただし、症状が重いことに変わりはなく、逮捕の見通しは立っていない。 事件当日、第一スタジオには20〜61歳の従業員が70人出勤していた。 3階で27人、2階で11人、1階で32人が働いていた。 死傷者がもっとも多かったのは3階で、27人のうち20人が亡くなった。 20人は屋上に向かう階段で、折り重なるように倒れていた。 7人は、2階に降りてベランダから飛び降りるなどして助かった。 2階では11人、1階では4人が亡くなった。 また、負傷者がひとり増えて34人になった。 死傷者数は計69人(うち死者35人)。 無傷で助かったのは1人だけだ。 義援金のうち、1万円以下は5万6631件(構成比は78. 個人が直接入金したケースに加えて、アニメ関連会社『アニメイト』など企業が募金を募り寄付した金額も含まれる。 海外のクラウドファンディングと合わせると総額で20億を超えた。 捜査関係者によると、応募作品は京アニの作風を意識した学園もの。 小説として読める内容だという。 放火事件より1ヶ月の節目を迎えたためと理由を説明した。 公表済みの10人は、遺族の承諾が得られたとして8月2日にすでに公表している。 京都府警はこれまで、一部の遺族が名前の公表を望んでいないとして、報道各社に対して匿名での報道をお願いしていた。 氏名公表の理由を京都府警は「事件の重大性や社会的関心の高さなどから、35人全員の葬儀が終わったタイミングで判断した。 間違った名前が広まる懸念もあった」と説明した。 京都府警の発表を受けて、京アニの代理人を務める桶田大介弁護士は「度重なる要請と一部ご遺族の意向に関わらず、被害者の実名が公表されたことは大変遺憾です。 京都府警と報道機関に対し、改めて故人とご家族のプライバシーとご意向を尊重していただくようお願い申し上げます」とコメントを発表した。 京アニ放火事件の被害者の氏名は下記リンク先に載っている。 会話はまだできない。 逮捕状の請求には、勾留に耐えられると医師が判断する必要がある。 逮捕はもう少し時間がかかりそうだ。 19日に京都新聞が報じた。 皮膚移植などの治療を今後も続けねばならず、逮捕のめどは立っていない。 青葉容疑者は現在も集中治療室にいる。 医療関係者の問いかけにうなづくなど簡単な意思表示はできる。 呼吸器をはずせば言葉を発することができる程度まで回復している。 京都アニの専用口座に寄せられた支援金は20日時点で25億8590万円にのぼる。 京都府が募る義援金も2億円を超えた。 税制優遇措置も決まった。 支援金と義援金は全額、いちど京都府が預かる。 配分委員会を通じて被害者に非課税扱いで分ける。 それでも被害者とその家族に十分な補償ができる金額には不足する。 被害規模が大きく「少なくとも40億円」は必要だという。 京アニの代理人弁護士はさらなる支援を呼びかけている。 20代で、死因は広い範囲の熱傷による敗血症性ショックという。 女性は事件当時、スタジオ1階で働いていた。 玄関から逃げて救助された。 京アニ放火事件による死者は36人になった。 寝たきり状態を脱したという。 8日に共同通信が報じた。 青葉容疑者は車椅子に乗れる状態まで回復している。 今後は歩行訓練に移る。 簡単な会話もできるが、事件については口を閉ざしているという。 逮捕にはまだ時間がかかりそうだ。 拘留に耐えられるとの医師の判断が必要になる。 相葉容疑者には殺人など容疑で逮捕状が出ている。 京都アニメーションの八田秀明社長が京都市内で事件後初めて記者会見をおこなった。 時計の針を巻き戻すことはできない。 「7月18日まであった日常がない」と八田社長は今も続く苦しみを語った。 「この3ヶ月間、会社のなかにいても、みなさん顔がむかしと違う」。 「あそこにAさんが、Bさんが、Cさんがいた。 ここにいて笑って返してくれた。 その人たちが突然、いなくなってしまった」。 事件の傷あとは大きい。 事件当日に第一スタジオにいた70人のスタッフのうち、36人が亡くなった。 重軽傷を負った33人のうち27人が職場に復帰した。 退社した社員もいる。 4人の女性がいまだ入院している。 残ったスタッフは新作映画の制作を進めている。 来年1月に公開予定だった映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、4月以降になる見通しだ。 その後の予定は決まっていない。 社員ひとりひとりの心の問題などをみて考えるという。 青葉真司容疑者については、個人の考え方と強調したうえで「何を考えてこういう行動を起こしたのか。 どれだけ多くの人が悲しみ、悩み、人生をなくしてしまったか、思いを致してほしい。 」と語った。 義援金やメッセージを寄せてくれた国内外のファンに向けて感謝を示した。 17日までに集まった義援金は18万653件、31億9244万円にのぼり、遺族と被害者で分配する。 会社の再建費用は火災保険金や自社の蓄えでまかなう。 第一スタジオは取り壊す方針だという。 ファン向けのお別れ会を11月3日と4日の2日間、午前10時から午後5時で京都市左京区の「みやこめっせ」で開く。 詳細は京アニホームページで。 「お別れ そして志を繋ぐ式」には、アニメ業界や行政の関係者ら約500人が参列した。 会場には国内外のファンが同社に届けたメッセージや折り鶴が飾られた。 八田秀明社長があいさつで、「事件の事件の災禍は計り知れないほど大きく、失われた可能性を思うと、言葉もありません。 京都の会社として、これからも世界中に夢と希望と感動を育むアニメーションを届けたい」と話した。 3、4日は午前10時から午後5時まで一般向けのお別れ会がある。 入場は無料。 お別れ会には2日間で、約1万1千人が参加した。 「仲間たちを悼む皆様の涙は、私たちに温かく寄り添い、ぽっかりとあいた心の穴を癒してくださいました。 これまで世界中の皆様より頂いた励まし、応援のお言葉は、私たちの胸に届き、今一度、前へ向いて進んでいく力となりました」。 京都府警が8日、病室で1時間にわたり事情聴取をした。 青葉容疑者は捜査員の質問に淡々と答えた。 容疑を認めたうえで、「どうせ死刑になる」と話していたという。 事件にひとつの区切りがついた。 京都府警は27日の朝、殺人や殺人未遂などの疑いで青葉真司容疑者(42)を逮捕した。 青葉容疑者は、事件のときに負った全身やけどで京都市内の病院に入院していた。 病状はいまだ重く、歩行や食事は自分ひとりではできない。 しかし会話はできるようになった。 府警は容態が一定に安定したとみて、勾留に耐えられると判断した。 そして逮捕にふみきった。 事件を起こした動機は「小説を盗まれたから」と、本人は2019年11月の事情聴取で話している。 京都アニメーションとは 京都アニメーション(京アニ)は、手塚治虫氏の設立した「虫プロ」出身の八田陽子氏(元社長八田秀明氏の妻)が京都への引越しを機に、女性アニメーターらと立ち上げたアニメ制作会社だ。 1980年代に設立した。 設立当初はジブリなど大手制作会社の下請けを行なっていた。 90年代からは自主制作を始めた。 2006年に「涼宮ハルヒの憂鬱」が大ヒット。 その後も数々のヒット作品を世に送り出した。 アニメファン以外にもその名を広く知られるようになった。 京アニは作品の質に徹底してこだわることで有名だ。 風景描写から戦闘シーンに至るまで細部を丁寧に描く。 ダイナミックな動きだけではなく、体のわずかな動きや表情の変化で微妙な感情を表現する。 アニメファンからは京アニクオリティーと称される。 会社の名前自体がブランドになっている。 京アニクオリティーを維持するのは所属する優秀なスタッフたちだ。 京アニに入社するのはむずかしいと言われる。 募集要項によると、入社までには3度の審査をパスする必要がある。 このため、京アニには全国から優秀なクリエイターが集まる。 ジブリを蹴って京アニに入社する人もいるほどだ。 京アニを退社した人は、他のアニメ制作会社の争奪戦になる。 また、京アニは育成にも力を入れる。 アニメ制作会社は作業の一部を外注することも多いが、京アニはすべての作業を自社で行うことが多い。 スタッフを正社員として雇用することで、それまでのテレビアニメでは表現できなかった精密な絵を丁寧に描けるスタッフを育ててきた。 その実力は質量ともに国内では三指に入る。 京アニは従業員に優しい会社でもある。 社屋内には託児スペースもある。 会社設立の経緯からも、女性の社会進出の先駆けともいえる会社だ。 現在でも女性社員が多く、業務委託や契約社員が多い業界にあって、ほどんどの従業員が正社員として働いている。 「いつか世界一のアニメを作りたい」。 京アニにはそういう夢をまじめに追う人たちが集まってくる。 情熱があり、そして夢を実現できる技術力も持っている。 スタッフのひとりひとりが日本アニメ界の宝。 京アニは日本が世界に誇るアニメ制作会社なのだ。 京アニの主な作品 京アニは設立以降、多くのアニメファンの心を掴んできた。 放送の翌日は、日本中が「あーだ、こーだ」と盛り上がった。 NHKでは「響け!ユーフォニアム」が放送された。 映画「聲の形」では第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した。 同容疑者は「死ね!」と叫びながら1階にガソリンをまき、多目的ライターで火をつけた。 体に直接ガソリンを浴びせられた従業員もいる。 爆発音とともに火はとんでもない速さで燃え広がった。 鉄筋コンクリート作りの3階建のビルは、燃え盛る炎と黒い煙に包まれた。 わずか1分足らずの犯行だった。 青葉容疑者は現場から逃げた。 本人も全身やけどを負っていた。 同容疑者は、現場から南に100mほど進んだ住宅街の道路脇で仰向けに倒れこんだ。 目撃した住人によると、青葉容疑者は髪はちりちりで、Tシャツやジーンズは焦げてた。 靴は履いていなかった。 腕の皮がめくれ上がり、ジーンズが破れてすねから下がむき出しだった。 足の裏も真っ赤にやけどしていた。 衣服から煙が出ていたため、近隣住民がホースで水をかけた。 建物の溶けた塗料を浴びたのか、顔は青銅色だった。 容姿は短髪で、身長180cmくらい。 お腹に刺青が入っていたとの話もある。 京アニの従業員は青葉容疑者を追いかけていた。 駆けつけた京都府警伏見署の署員に「こいつが犯人だ」と引き渡した。 署員は動機を聞き出そうとした。 青葉容疑者は怒ったように「小説を京アニが盗んだ」「パクりやがって」と言っていた。 会社に恨みがあるような口調だった。 そして青葉容疑者は意識を失った。 現在も意識不明の重体だ。 これが供述と言える最後の言葉となっている。 7月25日に意識が回復したが、まだ話せる状態にない。 京都府警は19日、事件の重大性を鑑みて、回復を待たずに放火容疑の男の本名が青葉真司(41)だと公表した。 京アニ放火事件・被害状況 青葉真司容疑者の凶行により、女性21人・男性13人の合わせて34名が死亡した。 ほか34人が重軽傷を負った。 被害者の年齢は20代から60代。 半数以上が20代30代の若手だった。 死者のうち19人は煙と熱から逃れげようと試みたのか、屋上につながる階段で折り重なるように倒れていた。 別のフロアでは、本人の特定が難しいほど損傷した遺体も見つかった。 現場の様子を、近隣住民はまるで地獄を見ているようだったと振り返っている。 道路の白線には、建物から逃げ出した従業員の血痕と思しき赤色の足跡が生々しく残った。 ひどい状況に涙を流す近隣住民もいた。 検視の段階では、死亡した34人のうち28人の死因は一酸化炭素中毒。 ほか焼損の激しい5人の死因は、司法解剖で焼死とわかった。 残りの1人は遺体の損傷が激しく性別もわからない。 その後の司法解剖の結果、死因は焼死が26人、一酸化炭素中毒が4人、窒息死が2人、全身やけどが1人、不詳が1人と発表された。 治療中の34人のうち、3人は重篤な症状だ。 事件では過去の作画や資料などの多くが焼失した。 だが、もっとも深刻なのは人的損失だ。 同社は社員150人のうち4分の1ものスタッフを失った。 気がかりなのは京アニクオリティーと称される技術の継承だ。 アニメの制作はアニメーター個人の技術に頼る部分が大きい。 他から人を連れてくるとしても、データと引継書を渡しておわりというわけにはいかない。 一般の企業とは違う。 技術はベテランから若手に受け継がれてきた。 京アニはじっくりと人材を育て、最高の技術を持つ集団を作り上げた。 そのタスキが途切れた。 これは日本のアニメ業界にとって大きな損失だ。 生き残った人たちのケアも必要だ。 なかには怖くて絵がかけなくなる人もいるかもしれない。 アニメが見れなくなる人や、会社に戻れない人も出てくるだろう。 今後の作品にも影響が出る。 夏公開予定だった劇場版『Free!』の最新予告編の公開はすでに中止が発表された。 2020年1月にも公開予定作品があるが、先行きは見えない。 作成中の原画はすべて焼失している。 事件の影響はアニメ業界全体に広がる。 京アニは他のアニメ制作会社にも協力している。 京アニ以外の作品にも影響がでてきそうだ。 京アニの経営悪化は避けられない。 京アニの再建にはかなりの時間がかかるだろう。 あるいは二度と経営状態には戻らないかもしれない。 京アニ放火事件・被害拡大の原因 京アニ側に落ち度はない。 京アニは防火・防災に熱心な会社だった。 2014年には京都市消防局から表彰を受けている。 防犯訓練も定期的に行っていた。 建物も十分な耐熱性を持っていた。 多くのスタッフが机を並べて仕事をするという現場の事情もあるが、それを非難するのは違う。 どこの会社も似たり寄ったりだ。 ガソリンは2リットルでも建物1棟分を焼失できるほどの威力がある。 大量のガソリンで想定を超えた火災が起きた。 それに尽きる。 炎は横に移動するより、縦に移動するほうが速い。 ガソリンに引火して爆発が起きた後、黒煙はらせん階段を通じて瞬く間に2階3階に達したと思われる。 火災で怖いのは一酸化炭素だ。 一酸化炭素を吸うと、まずは身体機能が低下する。 次に意識障害が生じる。 そして意識不明に至り、命を失う。 健康な状態なら3階から屋上に逃げられたかもしれない。 だが、中毒状態ではそれは叶わない。 京アニ放火事件・犯行の動機 青葉容疑者の意識は7月25日に回復したが、まだ話せる状態にない。 同容疑者と京アニとの接点は明らかになっていない。 青葉容疑者の犯行が計画的だったのは明らかだ。 現場付近には容疑者のものと思われる手さげカバンが残されていた。 なかには数本の刃物と、ハンマーが入っていた。 ガソリン以外にも複数の凶器を用意していた。 包丁はむき出しの状態で、6本見つかっている。 現場周辺の下見もしている。 犯行の数日前から、青葉容疑者と思われる人物が防犯カメラに映っているのが確認されている。 事件前日に京アニ付近をうろついていたとの目撃談もある。 ガソリンは近くのスタンドで買っている。 購入量は20リットル入りの携帯缶2缶分。 定員には「発電機で必要」と用途を告げた。 同容疑者はまわりに怪しまれないように行動している。 ガソリンの携帯缶などは、同じホームセンターで複数回に分けて買った。 京アニの八田秀明社長は、数年前から脅迫メールが匿名でいくつか届いていたことを明らかにした。 それらのメールは作品に対する中傷で、たびたび警察に相談していた。 だが、小説を盗んだといった内容はなかった。 テレビなど報道では、逆恨みが犯行の動機だという意見が有力視されている。 青葉容疑者は意識を失う前に「パクられた」と警察に話していたのがその根拠だ。 ネット掲示板も逆恨み説を支持している。 その理由はこうだ。 京アニが2015年に制作したアニメ『響け!ユーフォニアム』にでてきた「バリサク」というフレーズを「自分が考え出した」と繰り返し主張する人物が5ch掲示板にいた。 その人物は事件の直前から掲示板に現れなくなった。 その人物と事件との関連を指摘する意見だ。 青葉容疑者の「パクりやがって」との発言とも当てはまる。 だが、逆恨みだったとしてもその対象が間違っている。 京アニのほとんどの作品には原作がある。 京アニはアニメ化の権利を持つ人、あるいは会社の注文を受けてアニメを作っただけだ。 恨まれる理由はない。 京都府警は7月26日、青葉容疑者の住むさいたま市の自宅アパートを捜索した。 段ボール5箱分の所持品などを押収した。 押収物を調べて、動機を明らかにする考えだ。 戦後の主な放火事件 京アニ事件は、放火による火災の死者数では平成以降で最悪の大惨事だ。 戦後の主な放火事件を表にまとめた。 犠牲者が2桁を超える事件はほどんとない。 ・ 昭和郷アパート放火事件 1957年 死者8人 ・ 新宿西口バス放火事件 1980年 死者6人 ・ 宇都宮宝石店放火殺人事件 2000年 死者6人 ・ 武富士弘前支店強盗殺人放火事件 2001年 5人 ・ 歌舞伎町ビル火災 2001年 死者44人 ・ 奈良自宅放火母子3人殺害事件 2006年 死者3人 ・ 大阪難波個室ビデオ店放火事件 2008年 死者16人 ・ 大阪此花区パチンコ店放火殺人事件 2009年 死者5人 ・ 豊川市一家5人殺傷事件 2010年 死者2人 ・ 川崎市簡易宿泊所火災 2015年 死者11人 これらの放火事件は、動機が明らかになっているものと、不明なものがある。 16人の死者を出した2008年の『大阪難波個室ビデオ店放火事件』では当時46歳の男が逮捕された。 男は当初、次の供述をしていた。 「会社をリストラされて多額の借金を背負った。 生きるのが嫌になって火をつけた」 だが、公判では一転して無実を主張した。 男は2014年に最高裁で死刑が決まった。 現在は再審請求の審議中だ。 1957年の『昭和郷アパート放火事件』は火災保険金が目的だった。 当時16歳の少年が起こした2006年の『奈良母子3人殺害事件』は家庭環境が原因だったとみられている。 犯行の動機がわかっていない事件もある。 2001年の『歌舞伎町ビル火災』や、2015年の『川崎市簡易宿泊所火災』は放火の疑いが強い。 だが、警察は犯人をまだ検挙できずにいる。 事件名は「放火」ではなく「火災」になっている。 京アニ放火は事件の全容が明かされることを願う。 京アニ放火事件・募金活動がはじまる 京アニ作品は海外の評価も高い。 今回の事件は、イギリスのBBCやアメリカのCNN、中国や台湾のメディアも大きく報じた。 世界中の京アニファンを悲しませた。 SNSには「「 pray for kyoani(京アニに祈りを)」などのハッシュタグが拡散した。 アニメファンにとっては京アニの第1スタジオの建物自体が財産だった。 海外ファンのなかには、2019年4月に起きたノートルダム大聖堂の火災と重ねるコメントもあった。 それほどショッキングな出来事だった。 支援の輪は国内外に広がっている。 京アニの公式ツイッターには、日本だけではなく、英語や中国語など各国の言語で励ましや悲しみのメッセージが書き込まれている。 アメリカのアップル社ティム・クックCEOも哀悼の意を表した。 「京アニのアーティストたちは数々の名作を通じて、世界中に世代を超えて喜びを広げてきた。 心よりご冥福をお祈りいたします」。 海外では支援のためのクラウドファンディングも始まっている。 日本のアニメ作品の海外配信を手掛けるアメリカのセンタイ・フィルムワークス社はすぐさまクラウドファンディングを立ち上げた。 「Help KyoAni Heal(京アニの回復を助けよう」には19日現在、1億5000万円を超える寄付金が集まっている。 25日には200万ドル(2億1000万)を突破した。 6万2000件を超える寄付があった。 こうした動きを受け、京アニは公式HPで支援金の受付口座を開設した。 支援金は、亡くなった社員とそのご家族・ご親族や、療養中の社員とご家族・ご親族、および会社の再建に使う。 収支報告を予定している。 同口座は7月24日の午後6時に告知。 25日午後3時時点で総額2億7000万円が集まっている。 1万4000件を超える寄付があった。 26日午後3時には、6億2000万円、2万9000件の入金があった。 Yahoo! も募金を始めている。 T-POINTを使って1ポイントから募金できる。 事件から1週間、被害にあった第一スタジオや近くの献花代には、ファンや近隣住民が途切れない。 多くの人が花やメッセージを手向け、犠牲者の冥福を祈るとともに作品への感謝を伝えている。 海外から訪れる人もいる。 京アニ作品が愛される理由 1990年代までは非現実な世界を描いた作品が主流だった。 スタジオジブリ作品や機動戦士ガンダムにはじまり、新世紀エヴァンゲリオンあたりまでの作品はファンタジーやSFが多かった。 宮崎駿監督や富野由悠季監督、庵野秀明監督といったアニメ界の巨匠がスケールの大きな作品を作った。 2000年代に入ると、深夜アニメが盛り上がった。 ターゲットを絞った作品が作られるようになる。 興味がある人にはドンズバで刺さる作品が次々と生み出された。 こうした流れのなかで頭角を現してきたのが、京アニだ。 京アニはありふれた日常を綿密に描いた。 登場人物は視聴者となんら変わらない普通の学生だ。 自分と同じような生活を送り、同じような悩みを抱く彼女たちに、視聴者は自分を重ね、考えに共感し、行動を応援した。 視聴者は彼女たちを身近に感じた。 この世界観はネット世代の若者に響いた。 京アニはアニメを、どこか遠くの宇宙で繰り広げられる物語から、となり街で起こっている物語に近づけた。 京アニの描くキャラクターたちはきらきらと輝く。 気持ちの持ちよう次第で、彼女たちと同じようなきらきらした毎日が送れる、学校が楽しめると教えてくれた。 「彼女たちの輪に入りたい」。 視聴者はそう願った。 そしてそれは実現する。 2000年代前半は、ユーチューブやニコニコ動画など動画投稿サイトの黎明期と重なる。 アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で流れたハルヒダンスを世界中のファンが踊り、その様子を投稿した。 視聴者はアニメの世界に入ったのだ。 新しい文化が生まれた。 この文化はニュースにも取り上げられ、アニメの知名度を押し上げた。 京アニ作品には人々を行動させる力がある。 『けいおん!』では日本中のギターがごっそり売れて、学生は軽音部のドアを叩いた。 『響け!ユーフォニアム』では、吹奏楽部っへの入部希望者が増えすぎて、楽器が足りなくなる学校もあった。 京アニ作品の影響力の大きさがわかる。 京アニはアニメのイメージを変えた。 「アニメは根暗のオタクが見るもの」。 そんな先入観を消した。 クラスのカースト上位の学生たちが、昼休みにアニメを語り、放課後にダンスを踊った。 恋愛やファッションの話と同レベルで、アニメを語れる雰囲気を作った。 京アニはオタクのステータスを押し上げた。 かわいい女の子や、イケメン男子が自分をオタクと言うようになった。 いわゆるリア中オタクだ。 なかには、「アニメ好き」を意外な一面を見せるためのステータスとして使う計算高い人たちもいるが、アニメにポジティブなイメージをつけた貢献は否定できない。 京都アニメーション放火事件・まとめ 許せない。 いまはその言葉しか思いつかない。 僕たちにできることはなんだろう。 事件を消すことはできない。 犯人への怒りも消えることはない。 だけど、京アニがこれまでに築き上げてきたポジティブできらきらしたイメージを消してはいけない。 それは犯人を喜ばせることになる。 火災によるネガティブなイメージを吹き消していこう。 作品を見て、泣いて笑って、楽しもう。 作品のすばらしさを友人・家族に広めていこう。 それが僕たちにできる最大の恩返しだ。 京アニが描くキャラクター達なら、いつか悲しみを乗り越えて、立ち上がり、さらにきらきらした日常を作り上げていくはずだ。
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京都市にあるアニメ制作会社、京都アニメーションに恨みを持った男がガソリンをまいて放火し、34人が亡くなった事件で、放火した犯人の名前が「青葉真司」容疑者であることが判明しました。 京アニ従業員の死者は34人 当初の死者数は33人でしたが、その後病院に運ばれた一人が亡くなり、亡くなった人は34人となりました。 死亡原因は、多くらせん階段部分での一酸化炭素中毒が原因となったとみられています。 また、火災を逃れて生存した人にも重症者が含まれており、それらの方々も重篤な状態であることには変わりありません。 らせん階段では28名が一酸化炭素中毒で亡くなりましたが、鉄製の階段も、熱で焼け焦げていたということで、火災の強さを調査中です。 青葉真司容疑者に逮捕状 京都府警は、殺人と現住建造物放火の疑いで、青葉真司容疑者(41)の逮捕状を取りました。 話ができるように回復次第、逮捕となります。 関連記事: 青葉真司容疑者が大阪狭山市の大学病院へ 青葉容疑者は全身熱傷で意識はなく重篤な状態で、20日に入院中の京都市内の病院から、火傷の専門的な治療が行える大阪府内の病院へ転院しました。 病院は、大阪府狭山市の大学病院、救急救命医療センターではないかと言われています。 移送にはドクターヘリのヘリコプターが使われました。 話はまったくできないそうで、府警は「容体が重く、より高度な治療を受けさせる必要があると判断した」と説明しています。 回復次第、事情聴取となりますが、依然容態が危ぶまれる状態です。 京都アニメーションに放火の動機は 青葉容疑者は自身で放火後に建物の外に出て駅まで逃げようとしましたが、そこで倒れて、駆け付けた警察官の問いに動機を答えました。 「小説を盗まれたから放火した」 青葉容疑者が話したのは「小説を盗まれたから放火した」というものでした。 また、青葉容疑者を介助した近隣の人はその際、青葉容疑者が「パクりやがって」といった言葉を聞いています。 ネットでは、「バリサクが動機ではないか」という憶測が出回っていましたが、信ぴょう性は定かではありませんが、いずれにしても「盗まれた」と青葉容疑者が思い、犯行に走ったようです。 「小説を盗まれた」事実は? 「小説を盗まれたから放火した」については、京都アニメーションの八田英明社長は「何を言っているのかわからない」と思い当たらないと述べています。 京アニでは実際に小説のも募集、受賞作を同社の「KAエスマ文庫」で発行したり、アニメ化したりしているということです。 しかし、、実際八田社長は、この公募について、青葉容疑者からの応募はなかったと述べています。 京アニには数年前から、命の危機を感じさせるような脅迫メールが届いており、八田社長は警察や弁護士に相談していましたが、「過去の脅迫メールには、青葉容疑者の名前は書かれていなかった」とも語っています。 一方、ネットにおいては、「バリサク動機説」やネット上に青葉容疑者が書いたとされる書き込みも指摘されています。 普段は茨城や埼玉で住居を転々とし、一時、ハローワークのあっせんで、茨城県常総市のアパートに住んでいましたが、月4万円の家賃は滞納、家主が訪れても応対すらしなかったようです。 隣人とトラブルで警察官も さらに、それから2年には、夜中に目覚まし用のベルが鳴る、壁を叩いたりわめいたりする、ということで、警察が呼ばれましたが、部屋に入ってみると、壁にハンマーで穴が開けられていたそうです。 その他、自分のノートパソコンの画面も叩き割られているほか、ベランダの窓ガラスも割れている、電気は既に止められており、冷蔵庫は開けっ放しで何もなく、部屋は食べ残しで腐敗臭がするという状態でした。 隣人はやむを得ず転居 その後は、さいたま市に移り住みましたが、隣の部屋に音がうるさいといって「うるせえ、殺すぞ、こっちは失うものねえんだ」と言ったそうです。 隣の部屋の住民は、騒音が自分の部屋のものではないと説明しようとしましたが、青葉容疑者は、10分に渡る対面で、上の三つの言葉以外を繰り返し発し、他の言葉は喋らなかったとういうことです。 この隣人は、交番に訴え出て友人宅に泊らざるを得ませんでした。 青葉容疑者に前科あり、訪問介護も 住居は不定、生活保護を受けており、銃刀法違反、20台には下着泥棒などで、逮捕された前歴があり、福祉ヘルパーの訪問介護も受けていたということです。 精神疾患があると記載しているメディアもあり、名前が出るのが遅れたのは、この辺りに理由がありそうです。 また、生活保護の他、家族が家賃を補填していたという情報もあります。 警察は、回復を待って事情聴取をするということですが、現在は、意識がなく話もできない状態なので、待つほかいたしかたありません。 また、火災に遭った京都アニメーションの他の従業員の方々の回復が待たれます。
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