炭 治郎。 プラモデル 竈門炭治郎(仮)|バンダイ ホビーサイト

竈門炭治郎の名言&名シーン12選!人にも鬼にも優しい長男は名言の宝庫!【鬼滅の刃】

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今や社会現象を巻き起こし、驚異的人気を誇る『鬼滅の刃』。 『鬼滅の刃』には、ビジネスパーソンが日々の仕事に追われるうちに忘れてしまいがちな、大切なことを思い起こさせてくれる、メッセージがちりばめられています。 心理学とキャリアデザインを専門とし、大学で教鞭をとり、またキャリアカウンセラーとして活動している私は、学生や社会人にビジネスにおける心構えや、困ったときの考え方などを教えています。 『鬼滅の刃』を読み進めていったとき、「これは! 」と驚きました。 私が授業やセミナーを通して伝えていることが、ぎっちりと詰まっていると感じたのです! 人気マンガ『鬼滅の刃』から私たちが学べることとは? 主人公の竈門炭治郎 かまどたんじろう を始め、人間を襲う鬼を倒すために結成された鬼殺隊のリーダーである「柱」たちの姿勢、敵である鬼たちの心理プロセスは、現実に生きる私たちにも様々な示唆を与えてくれます。 マンガとして読むと、読み飛ばしてしまうかもしれません。 大切なメッセージが読み取れていないかもしれません。 それはもったいない! だから、私は、ひとつひとつ糸をほぐすように、メッセージを読み解いていく作業をしていきました。 それをまとめたのが『『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方』 アスコム刊 です。 セミナーや授業だけでは伝えきれないことが、この本には詰まっています。 もちろん、マンガやアニメを観るだけでもいいのですが、できれば、その作品の奥底に込められた、人生観や仕事観をくみ取り、学びを得て、一石二鳥で楽しみたいもの。 今回は、その『鬼滅の刃』から学べることを紹介したいと思います。 『鬼滅の刃』は現実世界の教科書 『鬼滅の刃』の主人公の炭治郎は、少年マンガの主人公らしく、信念を抱き、あきらめず、折れない心を持つ強い姿が描かれています。 しかし、炭治郎は最初からそうであったわけではありません。 元々は炭を売る少年。 父親が亡くなった後に家計を支え、家族思いの優しく穏やかな少年でした。 その彼を強くならざるを得なくさせたのは、家族が鬼に殺されたこと、妹の禰豆子 ねずこ が鬼にされてしまったことがきっかけでした。 「いつも通り」が突然無くなった。 当たり前と思っていた日常が大きく変わってしまった。 私たちの生活の中ではありえないことですが、突然に状況が一変してしまうということは、この新型コロナウイルス禍で経験しています。 当たり前に思っていた仕事のやり方やコミュニケーションの方法は変わりました。 業界によっては、非常に厳しい側面に立たされることにもなり、経済活動が元に戻るかは、まだ見えてこない。 そう考えると、あながち『鬼滅の刃』はフィクションとは言いきれず、現実世界の私たちにも置き換えて考えることができそうです。 炭治郎はなぜ強くなれたのか 炭治郎は、一人で強くなったわけではなく、様々な人の叱咤激励によって折れない心を培いました。 禰豆子を人間に戻したいと思っても知識も知恵も技術も覚悟もなかった。 初めて出会った鬼殺隊の柱である冨岡義勇 とみおかぎゆう にこう言われます。 1巻 第1話「残酷」より 「今の質問に間髪入れずに答えられなかったのは何故か? お前の覚悟が甘いからだ」 1巻 第3話「必ず戻る夜明けまでには」より 13才の少年に、技術や覚悟を求めることは酷なことで、一瞬パワハラまがいの先輩や上司を彷彿とさせます。 しかし、炭治郎の持ち前である「素直さ」が功を奏し、義勇や鱗滝の言葉に耳を傾けることから変わり始めます。 そして、自分に足りないものを自覚し、懸命に努力を重ねていくことで、折れない心を持つ、強い炭治郎になったのです。 世の中には、最初から心が強くて逞しく生きている人もいますが、多くの人はそうではないでしょう。 技術も覚悟も後からついてくる。 問題にぶつかり、人から叱咤され、気づき、鍛錬を積み重ねることで技術も覚悟も備わってきます。 何かで読んだのですが、『鬼滅の刃』の作者である吾峠呼世晴先生は、「炭治郎は普通の少年なので、そんなにすぐに強くはなれない」というニュアンスを述べていたと。 そうなのです。 普通は急にパワーアップして、能力を開花することなんてない。 積み重ねた先に、備わっていくものなのです。 炭治郎に学ぶ折れない心の4つのポイント 炭治郎に学べば、折れない心をつくるために必要なことは、「素直であること」「誰かのために」「自分の力を信じる」「使命感」と考えられます。 仕事をしているとどうしても自分の経験や思いが先立ち、人から強い指摘を受けるとムッとして、相手は自分をわかっていないからだと責める気持ちが出てくることがあります。 そして、自分を認めてもらうために頑張っても、褒められなかったり受け入れてもらえなかったりとすると、腹が立ったり自信を無くしたり。 到底、社畜ではあるまいし会社のためになんて思えない。 ここで、ある種の思考転換ができると、折れない心に変化していきます。 1 人の言葉を善し悪しの判断をせずにまずは素直に聞く 人を信頼する 2 自分のやっていることは「誰かのために何かに役立つはず」と考える 向社会性 3 「できるかもしれない」と考えて行動する 自己効力感 4 自分だからこそ、与えられた仕事や立場を全うしようと考える 使命感 こういった思考に切り替えると、ビジネススタンスにも良い影響が出てきます。 信頼感が増して良好な人間関係を再構築できるようになり、仕事に対する意欲も向上していきます。 もちろん、嘘を信用しろとか人を騙す商品でも役立つということではありません。 仕事をしていると、先輩や上司からのプレッシャーに負けそうになったり、あきらめて投げやりになったりすることも多々出てくるのではないでしょうか。 環境を変えれば、状況が変わってくるのではと思い変えてみたけれど、また同じ問題にぶつかる。 それは、自分のスタンスが変わっていないからかもしれません。 相手に変わってもらうことを望むのは難しいことです。 それよりも、自分が変われば、自分の視野が変化するので、相手への見方も変わってくる。 こちらを選択するほうが建設的で、且つ、自分を強くしていきます。 「なんだ、スキルじゃないのか」と思われた方もいるかもしれません。 そうです。 何か「これをやればいい」という技ではなく、仕事においても生活においても、折れない心になるためには、「姿勢」と「態度」が大切なのです。 「姿勢」と「態度」は考え方やマインドからくるもの。 心理学的に言えば「認知」です。 「認知」は物事の受け取り方や情報の取り入れ方。 この「認知」が感情にも行動にも影響してくるからこそ、「姿勢」や「態度」が重要になってくるのです。 『鬼滅の刃』では、炭治郎を含む他のキャラクターが、己を変え状況を切り開くシーンがたくさん表現されています。 拙著『『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方』では、『鬼滅の刃』のセリフに込められたメッセージを、ひとつひとつ読み解きながら、その読み方を含め、具体的に紹介しています。 ぜひ、マンガと一緒に読んで、人生の学びを得て、明るい未来をつかみ取っていただけると嬉しいです。 大東文化大学社会学部社会学科助教。 心理・キャリアカウンセラー。 1970年東京生まれ。 東京家政大学大学院家政学研究科人間生活学専攻修了。 博士 学術。 専門は教育心理学、キャリア心理学。 ライフキャリアと漫画に関する研究を行う。 キャリアデザイン、チームビルディング、メンタルヘルスなどの専門家。 自治体や企業等で研修講師を務める。 予めご了承ください。 関連記事•

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#鬼滅の刃 #炭治郎愛され 炭治郎様の言う通り!

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家族を支えるため、13歳で父から引き継いだ炭焼きの仕事をしていました。 ところが、ある日炭治郎が外泊して自宅に帰って来ると、家族は鬼に襲われたあとでした・・・。 唯一、生き残った妹のねずこは「鬼」にされていたんです。 妹のために、そして家族の仇を討つために炭治郎は2年間の厳しい修行を経て、鬼狩りの精鋭部隊である鬼殺隊へと入隊する決心をしました! 炭治郎の能力や強さはどのくらい? 炭治郎が入隊した鬼殺隊は数百名からなる組織です。 そんな鬼殺隊は、階級制度を用いています。 その中で炭治郎の階級はといいますと、 現在は下から四番目の「庚」ということになってますね〜! 階級的には真ん中よりやや下なので「中の下」の強さといった感じでしょうか? まだ入隊してそこまで経ってないませんが、結構早めの出世と言えるのかもしれません。 ^^ 炭治郎は、 現在総合的に見ると「それなりに強い」くらいの立場ではあります。 修業を重ねたことで急激な成長を見せた炭治郎。 特殊な技である「爆血」と「ヒノカミ神楽」を合わせて使ったりと、かなり難易度が高い技を使っています。 そんな時は、顔の痣が色濃くなり、少し大きくなっていくんですよね〜。 そうなった炭治郎はかなり強く、柱ほどではないにしても手強くなります。 なので強さは「上の下」くらいにまで跳ね上がるんじゃないかと考えています〜! ただ、炭治郎の体と合ってないこともあり、乱用できないので瞬間的な強さということになりますね。 ^^; 炭治郎の技 炭治郎が会得した技や呼吸法をまとめてみました! 隙の糸(すきのいと) 鋭い嗅覚と修業によって会得した共感覚の一種。 やるべき太刀筋が糸のように見えるという技です。 なお、攻撃が間に合わなかったり、敵が逃げた場合は見えた糸は切れてしまいます。 全集中の呼吸 1度に大量の酸素を取り込み、瞬間的に身体能力を上げることができます。 そのため鬼に勝るとも言える剣戟を繰り出せますね! 水の呼吸 鬼殺隊に入るための2年間の修行期間に会得した呼吸法。 一緒に覚えた剣術と合わせて「壱の型」から「拾の型」まで習得しています。 序盤こそメインの呼吸法でしたが、炭治郎の体質的に合っていないこともあって、残念ながら極めることは出来ませんでした。 ヒノカミ神楽 炭治郎の家系に代々伝わるヒノカミ神楽。 神事として継承されていたものなんですが、それを剣術と合わせることで、全集中の呼吸よりも強い技を繰り出すことができます! ただ、威力に伴い、かなり激しい消耗になるようす。 使いどころが限られる技です。 ^^; このヒノカミ神楽に関しては、呼吸法の始まりとも言える日の呼吸法と類似しているようで、まだ謎多き力となっていますね。 ちなみに、ヒノカミ神楽を使うと痣が濃くなるという現象が起きます。 ただ、このヒノカミ神楽も残念ながら炭治郎の体には負担となっています。 それじゃあ、炭治郎に合っている呼吸法とは何なのか? 気になりますよね〜。 現状ではまだ明かされていませんが、何せ竈門家には伸びしろがあります! 妹のねずこは兄を想い、鬼という枠を超えて、鬼殺隊の一員となりました。 なので 炭治郎も彼自身に合った呼吸法を獲得し、将来的には柱になるまで成長するんじゃないかと考えています〜! 実際に、 炭治郎自身が編み出した相剋の呼吸は彼の体質には合っているようですし。 それでも、まだまだ不完全なところがあります。 炭治郎が無双できる呼吸法を実際に習得していって、経験を積んでいってもらいたいな〜と感じています! スポンサーリンク 炭治郎の強さや技・能力まとめ 強さに関してはまだまだ成長過程ということと、不安定な要素も多い炭治郎。 現時点では中の下くらいの強さなんですね。 ^^ ですが、成長速度は凄い早く、戦うたびに強くなっています〜! 今後は経験を積み、どんどん強くなっていって、階級も甲まで上り詰めていくんじゃないか? そして最終的には柱になるんじゃないかと考えています!^^ 技や能力に関しては、現時点で扱えるのは、 ・隙の糸 ・全集中の呼吸 ・水の呼吸 ・ヒノカミ神楽 などがありますね〜。 炭治郎の体質もあってか、今まではぴったり合う呼吸法を見つけられずにいました。

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【炭治郎の刀】最新は何本目?色や鍔、刀鍛冶の変遷まとめ

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竈門炭治郎には自分の前世の記憶があった。 いやまあ「前世」とは言っているが、おそらく自分の前世であろう記憶が、だ。 それはたぶん今より千年以上も昔の話。 あまり学のない炭治郎ではよくよく判別できないのだが、きっと平安とか呼ばれる時代の辺りだ。 その時の炭治郎は、とある貴族の子息の幼なじみとして生きていた。 別に炭治郎自身は貴族でもなんでもなかったのだが、当時の炭治郎の母親が、その貴族の子息の乳母だったのだ。 当時の貴族の奥方は、例え我が子とはいえ、自ら赤子に乳をあげたりはしないのである。 その子息が生まれた時に炭治郎の母はすでに乳の出せる状態の女性であったから、歳は炭治郎の方がいくらか上だ。 つまり炭治郎が義兄であった。 といっても相手は貴族の子息である。 しかも嫡男だった。 だから本来ならば炭治郎などが親しくしていい相手ではなかったのだが、彼は身体が弱く、しかもそれを弱味にしまいとやたらとつんけんしていて友達の一人もいなかったので、炭治郎は「兄」として、一生懸命彼の面倒を見てやっていた。 当時の炭治郎は一人っ子だったのだが。 身体が弱いとはいっても時には布団から起き上がれることもあったから、あまりにもワガママが過ぎる時などは、炭治郎は実力行使も厭わなかった。 なんかもうアレだ。 炭治郎的には手のかかる弟の面倒を見ているような気持ちだった。 バカなこほど可愛いってアレだ。 というのを現代で弟妹が一人ずつ増えていく度に炭治郎は少しずつ思い出して、時折ふふっと一人笑いしたりしていた。 前世でも現代でも、弟妹というのは、実に可愛らしく良いものである。 どうやら彼の家では権力闘争があったらしく、そして彼の側が負けたらしい。 彼の側の権力者の肝いりで彼の乳母となっていた炭治郎の母は、その時点で彼の家をおいだされることが決定し、当然炭治郎も母と共においだされた。 だから炭治郎と彼とは大人になることなく別たれたのだが、果たして彼は無事に つまりは途中で亡くなることなく 大人になれたのだろうか。 それだけが炭治郎には、心配と言えば心配だった。 まぁ、もう千年以上も前の話なのだが。 しかしこうして炭治郎が生まれ変わったのだ。 あの頃の結末がどうであれ、きっと今ごろは彼も生まれ変わって新しい人生を生きているのだろう、と炭治郎は思っている。 今度は丈夫な身体に生まれているといい。 きっとあの小ずるい……いやいやよく回る頭で頑張って生きているのだろう。 炭治郎も彼に負けないよう、頑張って生きていかねば。 炭治郎はそんなふうに思っていた。 だが、炭治郎の人生は、炭治郎が十三の歳を境に様相を一変させた。 炭治郎の家族は禰豆子一人を残して「鬼」とやらに惨殺され、残された禰豆子も鬼という生き物に変えられたのだ。 「お前の妹には鬼舞辻無惨という鬼の血が入った。 奴の血には人を鬼に変える力がある。 だからお前の妹は」 もう人を喰う鬼だ、と言った冨岡義勇という人の台詞に、「んん〝?」と炭治郎的には一点、どうしても見過ごせない点というか聞き逃せない名前があったのだが、そんな状況ではなかったので、炭治郎はそれを黙殺した。 そうして炭治郎と禰豆子はなんとかその場を切り抜けて、炭治郎は鱗滝の元で修行して、鬼狩りとして生きて行くことになったのだった。 [newpage]鬼が出る、と天王寺さんに鳴かれ、炭治郎たち四人は浅草に来ていた。 四人というのは、炭治郎に禰豆子に善逸に伊之助である。 最終試験で出会った善逸と伊之助とはその後の任務で再会し、なんだかんだで一緒に行動する事が多い。 二人とも田舎暮らしの炭治郎の目から見るとちょっと変わっているところもあるが、とてもいい仲間たちである。 だって禰豆子のことを受け入れてくれたのだ。 これだけで炭治郎には、十分に信頼に値する。 いや、そんなことくらい、これまでの任務でとっくにわかっているけれども。 しかし浅草というところは、夜が明るく、とんでもなく人が多く、恐ろしいほど雑多な匂いに溢れている。 雲取山の田舎暮らしだった炭治郎には、中々にきつい体験だ。 これでは鬼の臭いもわからない。 しかし旨そうなものを見つけた、あいつは何だ、あれは強そうだなどと言ってそこら中うろちょろとする伊之助はまるで興味津々で辺りを見て回っている滋を見ているかのようで微笑ましいし、それにああだこうだ言いつつもいちいち答えてやっている善逸はいい奴だ。 時々可愛い女の子の後をふらふらと付けていきそうになるのがたまに傷だが。 しかも禰豆子と手を繋いでいる炭治郎と代わりたがって、くねくねくねくねと気持ち悪く身体をくねらせたりしているのがまた本当に気持ち悪いのだが。 「善逸はなんでそんなにも恥をさらすんだ?」 「真顔で言った!?」 ひどいひどいこの炭治郎はとんでもねえ炭治郎だと善逸が汚い叫び声を上げているので、一旦鬼探しは中断して、飯を喰うことにした。 大通りからはちょっと外れた場所に蕎麦屋の屋台を見つけたので、四人でそこに座り込む。 間違いない、この腐臭は。 この、これまで嗅いだ中でもっともおぞましくすさまじい腐臭の持ち主は。 !! 鬼舞辻無惨!!! 炭治郎はその場をかけだした。 後ろからは「炭治郎!?」「かまぼこ権八郎!?」「ふが!?」という声が聞こえたが、それに構っている暇はなかった。 炭治郎は人ゴミの中を走り抜け、必死にその臭いの主の姿を探した。 と、ようやくだ。 「ッッ鬼舞辻無惨!!!」 炭治郎は、全力で叫んだ。 この怒りが、憎悪が、声に乗って世界に届いたような叫びだった。 それに男が、緩慢な仕草でゆっくりと振り向く。 男もまた、呆然と炭治郎を見つめていた。 その時炭治郎の背後からは、「も~、いきなりどうしたのよ炭治郎~」「ったく、親分を置いてくなんてとんでもねえ子分だぜ!」とかいう仲間たちの声がかかったが、とにかく目の前の男に呆然と視線を捕らわれている炭治郎には聞こえていない。 ようやく炭治郎の様子に気がついたのか、「炭治郎?」と、善逸の不審げな声が炭治郎を呼んだ。 が、炭治郎はそれどころではない。 とにかく、一言、伝えねば。 と、炭治郎は息を吸い。 雑踏のたてる音なんか打ち消すくらいの大声で、一言。 「っっおすわりっっ!!!」 と叫んだ。 炭治郎は構わず叫ぶ。 「無惨!! おすわりっっ!! 悪いことをした奴はお仕置きだって、あれほど俺が言っただろうっっ!?」 「いや待て貴様、炭か!? 炭だな!? 炭だろう!! 貴様いつの間に生まれ変わって……というか炭、貴様再会していきなりそれか!? いやそれよりも『悪いこと』とはいったいなんだ!? 私が貴様になにをした!?」 「黙れ無惨!! 忘れたとは言わせないぞ!! 雲取山で俺の家族を皆殺しにしただろう!?」 「雲取山……? 、は、あれは貴様の家族だったのか……? いや、まて、その耳飾りは……っは、クソっ、そういうことか!?」 と、そこでようやく。 仁王立ちしたまま大人の男性を叱りつけている少年と、少年に言われるままその場におすわりをし、ああだこうだ少年に言い訳している成人男性という異様な図に辺り一帯が注目してざわざわとしていることに、ようやくおすわりをする男は気づいたらしい。 気づいてみれば、「ぁの、月彦さん……?」という、「妻」の訝しげな声も、「おとうさん、どうしちゃったの?」という「娘」の不思議そうな声も、ようやく無惨の耳に入ってくる。 「やだわあの人、あの子どもになにをしたのかしら」「男の子は可愛い顔をしているな。 大方あの男が男の子を弄んで捨てたんじゃないか?」「いやだ、あの子は男の子じゃない。 」「そういう趣味なんじゃないか?なんか好色そうな男じゃないか」ちょっと耳を澄ませば、ざわめきの中身も聞こえてくる。 !? 誰が「好色そう」だ!? クソっ、今言った奴は後で必ず殺してやる!! だが今はっ!! 「鳴女!!」 無惨は叫ぶと、バッッとその場からかけだして、未だに怒り冷めやらぬ様子で「あっ、こら無惨!! まだ話は終わってないぞ!?」などと叫んでいる炭治郎を小脇にかかえた。 [newpage]その日の無限城は、一種異様なざわめきにつつまれていた。 なにしろ無惨が生きた人間を生かしたまま連れてきたのだ。 その人間 少年だ の方も、「こら、無惨離せ!!」だの、「俺を小脇にかかえるな!!」だの、「というか、まだ話は終わってないぞ!! おすわりっっ!!」だのとやたらと威勢が良い。 ちなみに人間が「おすわりっっ!!」と叫んだ瞬間無惨がビクッと震えたのを、その場にいた上弦の弐と参と六が見ていたが、参辺りは見間違いだろうと結論づけた。 「なにアレ。 無惨様どうしちゃったの?」 「知らん。 というか話しかけるな。 」 「ていうかなにあの不細工! あたしの方が可愛いわよねお兄ちゃん!」 「梅がいちばん可愛い。 」 その時無惨の目がこちらを向いた。 「不細工」の一言が聞こえたわけではないだろうが、なんだかやたらと殺気だっているようである。 その場にザッと上弦の弐と参と六は膝ま付いた。 「ちょうどいい。 お前たちに、というか、すべての鬼に伝えておくことがある。 」 「「「「はっ!!」」」」 「これより先、この竈門炭治郎を害することは許さん。 もし傷のひとつでもつけたものは、この私がじきじきに処分をしてくれるからそのつもりでいるように。 」 あまりの無惨の命令に、頭を下げることも忘れて上弦の六 妹 辺りはぽかん、と無惨を見上げたが、もう無惨は上弦の鬼に背中を向けていた。 その背中には、「こら、無惨!! 無惨ってば!!」と活きもよく人間がポカポカと拳をたたきつけていたが、無惨は気にもしていないようだった。 その場に残された上弦たちは、皆一様にぽかん、とその光景を見つめていた。 「なにアレ。 食料?」 「知らん!!」 [newpage] [chapter:その後の無限城での会話] 「そういえばさぁ、炭治郎。 いるだろう?」 かけられた声に嫌々ながら、むっつりと振り返った猗窩座を気にすることなく、上弦の弐はやたらと上機嫌である。 「そうそう、この間無惨様が連れてきた子。 あの子やたらと元気がいいからさぁ、この間無惨様に、」 と、童麿はあの時の無惨の様子を思いだす。 童麿は無惨に告げたのだ。 無惨がたぶんおそらく初めて、この無限城に生きたまま連れてきた人間。 しかもすぐさま食べるでなく、鬼と変えるわけでなく、ただ無惨のそばに置いて飼う人間。 よほどに察しが悪くても、あれは無惨のお気に入りであるのだと知れる。 だがここは無限城。 鬼の城だ。 無惨の威光が隅々までとどいているとはいえ、いつなにがあるともわからない。 だから童麿は言ったのだ。 「『そんなにお気に入りでしたら、鬼にしちゃえば』って。 「それで……どうしたんだ」と、気乗りのしない様子ながら、嫌々と返してくるこの彼も、やはり気になっているのだろう。 童麿はニッコリと微笑んだ。 「うん。 いやまあ「前世」とは言っているが、おそらく自分の前世であろう記憶が、だ。 それはたぶん今より千年以上も昔の話。 あまり学のない炭治郎ではよくよく判別できないのだが、きっと平安とか呼ばれる時代の辺りだ。 その時の炭治郎は、とある貴族の子息の幼なじみとして生きていた。 別に炭治郎自身は貴族でもなんでもなかったのだが、当時の炭治郎の母親が、その貴族の子息の乳母だったのだ。 当時の貴族の奥方は、例え我が子とはいえ、自ら赤子に乳をあげたりはしないのである。 その子息が生まれた時に炭治郎の母はすでに乳の出せる状態の女性であったから、歳は炭治郎の方がいくらか上だ。 つまり炭治郎が義兄であった。 といっても相手は貴族の子息である。 しかも嫡男だった。 だから本来ならば炭治郎などが親しくしていい相手ではなかったのだが、彼は身体が弱く、しかもそれを弱味にしまいとやたらとつんけんしていて友達の一人もいなかったので、炭治郎は「兄」として、一生懸命彼の面倒を見てやっていた。 当時の炭治郎は一人っ子だったのだが。 身体が弱いとはいっても時には布団から起き上がれることもあったから、あまりにもワガママが過ぎる時などは、炭治郎は実力行使も厭わなかった。 なんかもうアレだ。 炭治郎的には手のかかる弟の面倒を見ているような気持ちだった。 バカなこほど可愛いってアレだ。 というのを現代で弟妹が一人ずつ増えていく度に炭治郎は少しずつ思い出して、時折ふふっと一人笑いしたりしていた。 前世でも現代でも、弟妹というのは、実に可愛らしく良いものである。 どうやら彼の家では権力闘争があったらしく、そして彼の側が負けたらしい。 彼の側の権力者の肝いりで彼の乳母となっていた炭治郎の母は、その時点で彼の家をおいだされることが決定し、当然炭治郎も母と共においだされた。 だから炭治郎と彼とは大人になることなく別たれたのだが、果たして彼は無事に つまりは途中で亡くなることなく 大人になれたのだろうか。 それだけが炭治郎には、心配と言えば心配だった。 まぁ、もう千年以上も前の話なのだが。 しかしこうして炭治郎が生まれ変わったのだ。 あの頃の結末がどうであれ、きっと今ごろは彼も生まれ変わって新しい人生を生きているのだろう、と炭治郎は思っている。 今度は丈夫な身体に生まれているといい。 きっとあの小ずるい……いやいやよく回る頭で頑張って生きているのだろう。 炭治郎も彼に負けないよう、頑張って生きていかねば。 炭治郎はそんなふうに思っていた。 だが、炭治郎の人生は、炭治郎が十三の歳を境に様相を一変させた。 炭治郎の家族は禰豆子一人を残して「鬼」とやらに惨殺され、残された禰豆子も鬼という生き物に変えられたのだ。 「お前の妹には鬼舞辻無惨という鬼の血が入った。 奴の血には人を鬼に変える力がある。 だからお前の妹は」 もう人を喰う鬼だ、と言った冨岡義勇という人の台詞に、「んん〝?」と炭治郎的には一点、どうしても見過ごせない点というか聞き逃せない名前があったのだが、そんな状況ではなかったので、炭治郎はそれを黙殺した。 そうして炭治郎と禰豆子はなんとかその場を切り抜けて、炭治郎は鱗滝の元で修行して、鬼狩りとして生きて行くことになったのだった。 [newpage]鬼が出る、と天王寺さんに鳴かれ、炭治郎たち四人は浅草に来ていた。 四人というのは、炭治郎に禰豆子に善逸に伊之助である。 最終試験で出会った善逸と伊之助とはその後の任務で再会し、なんだかんだで一緒に行動する事が多い。 二人とも田舎暮らしの炭治郎の目から見るとちょっと変わっているところもあるが、とてもいい仲間たちである。 だって禰豆子のことを受け入れてくれたのだ。 これだけで炭治郎には、十分に信頼に値する。 いや、そんなことくらい、これまでの任務でとっくにわかっているけれども。 しかし浅草というところは、夜が明るく、とんでもなく人が多く、恐ろしいほど雑多な匂いに溢れている。 雲取山の田舎暮らしだった炭治郎には、中々にきつい体験だ。 これでは鬼の臭いもわからない。 しかし旨そうなものを見つけた、あいつは何だ、あれは強そうだなどと言ってそこら中うろちょろとする伊之助はまるで興味津々で辺りを見て回っている滋を見ているかのようで微笑ましいし、それにああだこうだ言いつつもいちいち答えてやっている善逸はいい奴だ。 時々可愛い女の子の後をふらふらと付けていきそうになるのがたまに傷だが。 しかも禰豆子と手を繋いでいる炭治郎と代わりたがって、くねくねくねくねと気持ち悪く身体をくねらせたりしているのがまた本当に気持ち悪いのだが。 「善逸はなんでそんなにも恥をさらすんだ?」 「真顔で言った!?」 ひどいひどいこの炭治郎はとんでもねえ炭治郎だと善逸が汚い叫び声を上げているので、一旦鬼探しは中断して、飯を喰うことにした。 大通りからはちょっと外れた場所に蕎麦屋の屋台を見つけたので、四人でそこに座り込む。 間違いない、この腐臭は。 この、これまで嗅いだ中でもっともおぞましくすさまじい腐臭の持ち主は。 !! 鬼舞辻無惨!!! 炭治郎はその場をかけだした。 後ろからは「炭治郎!?」「かまぼこ権八郎!?」「ふが!?」という声が聞こえたが、それに構っている暇はなかった。 炭治郎は人ゴミの中を走り抜け、必死にその臭いの主の姿を探した。 と、ようやくだ。 「ッッ鬼舞辻無惨!!!」 炭治郎は、全力で叫んだ。 この怒りが、憎悪が、声に乗って世界に届いたような叫びだった。 それに男が、緩慢な仕草でゆっくりと振り向く。 男もまた、呆然と炭治郎を見つめていた。 その時炭治郎の背後からは、「も~、いきなりどうしたのよ炭治郎~」「ったく、親分を置いてくなんてとんでもねえ子分だぜ!」とかいう仲間たちの声がかかったが、とにかく目の前の男に呆然と視線を捕らわれている炭治郎には聞こえていない。 ようやく炭治郎の様子に気がついたのか、「炭治郎?」と、善逸の不審げな声が炭治郎を呼んだ。 が、炭治郎はそれどころではない。 とにかく、一言、伝えねば。 と、炭治郎は息を吸い。 雑踏のたてる音なんか打ち消すくらいの大声で、一言。 「っっおすわりっっ!!!」 と叫んだ。 炭治郎は構わず叫ぶ。 「無惨!! おすわりっっ!! 悪いことをした奴はお仕置きだって、あれほど俺が言っただろうっっ!?」 「いや待て貴様、炭か!? 炭だな!? 炭だろう!! 貴様いつの間に生まれ変わって……というか炭、貴様再会していきなりそれか!? いやそれよりも『悪いこと』とはいったいなんだ!? 私が貴様になにをした!?」 「黙れ無惨!! 忘れたとは言わせないぞ!! 雲取山で俺の家族を皆殺しにしただろう!?」 「雲取山……? 、は、あれは貴様の家族だったのか……? いや、まて、その耳飾りは……っは、クソっ、そういうことか!?」 と、そこでようやく。 仁王立ちしたまま大人の男性を叱りつけている少年と、少年に言われるままその場におすわりをし、ああだこうだ少年に言い訳している成人男性という異様な図に辺り一帯が注目してざわざわとしていることに、ようやくおすわりをする男は気づいたらしい。 気づいてみれば、「ぁの、月彦さん……?」という、「妻」の訝しげな声も、「おとうさん、どうしちゃったの?」という「娘」の不思議そうな声も、ようやく無惨の耳に入ってくる。 「やだわあの人、あの子どもになにをしたのかしら」「男の子は可愛い顔をしているな。 大方あの男が男の子を弄んで捨てたんじゃないか?」「いやだ、あの子は男の子じゃない。 」「そういう趣味なんじゃないか?なんか好色そうな男じゃないか」ちょっと耳を澄ませば、ざわめきの中身も聞こえてくる。 !? 誰が「好色そう」だ!? クソっ、今言った奴は後で必ず殺してやる!! だが今はっ!! 「鳴女!!」 無惨は叫ぶと、バッッとその場からかけだして、未だに怒り冷めやらぬ様子で「あっ、こら無惨!! まだ話は終わってないぞ!?」などと叫んでいる炭治郎を小脇にかかえた。 [newpage]その日の無限城は、一種異様なざわめきにつつまれていた。 なにしろ無惨が生きた人間を生かしたまま連れてきたのだ。 その人間 少年だ の方も、「こら、無惨離せ!!」だの、「俺を小脇にかかえるな!!」だの、「というか、まだ話は終わってないぞ!! おすわりっっ!!」だのとやたらと威勢が良い。 ちなみに人間が「おすわりっっ!!」と叫んだ瞬間無惨がビクッと震えたのを、その場にいた上弦の弐と参と六が見ていたが、参辺りは見間違いだろうと結論づけた。 「なにアレ。 無惨様どうしちゃったの?」 「知らん。 というか話しかけるな。 」 「ていうかなにあの不細工! あたしの方が可愛いわよねお兄ちゃん!」 「梅がいちばん可愛い。 」 その時無惨の目がこちらを向いた。 「不細工」の一言が聞こえたわけではないだろうが、なんだかやたらと殺気だっているようである。 その場にザッと上弦の弐と参と六は膝ま付いた。 「ちょうどいい。 お前たちに、というか、すべての鬼に伝えておくことがある。 」 「「「「はっ!!」」」」 「これより先、この竈門炭治郎を害することは許さん。 もし傷のひとつでもつけたものは、この私がじきじきに処分をしてくれるからそのつもりでいるように。 」 あまりの無惨の命令に、頭を下げることも忘れて上弦の六 妹 辺りはぽかん、と無惨を見上げたが、もう無惨は上弦の鬼に背中を向けていた。 その背中には、「こら、無惨!! 無惨ってば!!」と活きもよく人間がポカポカと拳をたたきつけていたが、無惨は気にもしていないようだった。 その場に残された上弦たちは、皆一様にぽかん、とその光景を見つめていた。 「なにアレ。 食料?」 「知らん!!」 [newpage][chapter:その後の無限城での会話] 「そういえばさぁ、炭治郎。 いるだろう?」 かけられた声に嫌々ながら、むっつりと振り返った猗窩座を気にすることなく、上弦の弐はやたらと上機嫌である。 「そうそう、この間無惨様が連れてきた子。 あの子やたらと元気がいいからさぁ、この間無惨様に、」 と、童麿はあの時の無惨の様子を思いだす。 童麿は無惨に告げたのだ。 無惨がたぶんおそらく初めて、この無限城に生きたまま連れてきた人間。 しかもすぐさま食べるでなく、鬼と変えるわけでなく、ただ無惨のそばに置いて飼う人間。 よほどに察しが悪くても、あれは無惨のお気に入りであるのだと知れる。 だがここは無限城。 鬼の城だ。 無惨の威光が隅々までとどいているとはいえ、いつなにがあるともわからない。 だから童麿は言ったのだ。 「『そんなにお気に入りでしたら、鬼にしちゃえば』って。 「それで……どうしたんだ」と、気乗りのしない様子ながら、嫌々と返してくるこの彼も、やはり気になっているのだろう。 童麿はニッコリと微笑んだ。 「うん。

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