アライグマ 食べ物。 アライグマは害獣?駆除方法と天敵について

アライグマは洗わない!?生態は?日本にいる理由についても解説!

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以前、北海道に牧場の取材に行ったことがある。 そのとき、牧場の敷地内に小さな足跡がたくさんあった。 牧場の方に尋ねると、アライグマだという。 アライグマは厄介な動物 詳しく話を聞くと、その地域では野生化したアライグマが繁殖し、農作物を荒らしたりしているそうだ。 生態系への影響も出ているため、年間200頭ほど捕獲しているが、それでも全然追いつかないという。 アライグマは動物園でしか見たことはあったが、どういう動物なのかあまり知らなかった。 そこで調べてみたところ、かなり厄介な動物であることがわかった。 まず、気性が荒い。 凶暴な性格の個体も多く、他の動物を襲ったりすることもあるようだ。 そのため、生態系への影響が出ているのだろう。 また、アライグマ回虫、狂犬病など多数の病原菌を有している。 アライグマ自体は菌に対する免疫力が高いので問題ないのだが、動物だけでなく人間にも感染する病原菌を持っているため、非常に危険なのだ。 その上繁殖力が高く、すぐに増えてしまう。 運動神経が高いため捕まえるのも一苦労。 見た目はかわいいが、アライグマがどれだけ厄介な動物なのかおわかりいただけると思う。 アライグマが食べ物を洗う理由 そんなアライグマだが、最大の特徴は食べ物を洗う仕草をすることだろう。 名前の由来にもなっている。 では、なぜアライグマは食べ物を洗うのだろうか? きれい好きなのだろうか? 実はそうではない。 『なぜ?どうして?動物のお話』(今泉忠明・監修、こざきゆう・著/学研プラス・刊)に、その理由が書かれている。 もともとアライグマは、水辺に住む動物で、魚やザリガニなどをつかまえて食べます。 水辺でえものをねらい、前あしでおさえたり、引き上げるようすが、あらっているように見えるだけで、食べ物をきれいにしているわけではないのです。 (『なぜ?どうして?動物のお話』より引用) 確かに、野生のアライグマが獲った獲物をわざわざ川で洗ってたら、逃してしまう可能性が高くなるのでそんなことをする必要はない。 洗っているのではなく、獲物を獲るときの習性からあのような行動をしているのだ。 アライグマはクマでもタヌキでもない ちなみに、アライグマは「クマ」という名前がついているがクマの仲間ではない。 見た目はタヌキに似ているが、タヌキはイヌ科、アライグマはアライグマ科で全然別な種類だ。 アライグマはどちらかというとネコに近い。 名前はクマなのにクマではなくて、タヌキに似ているが全然別な種類。 そして食べ物を洗っているように見えて実は洗っているわけではないという、なんともややこしい動物、アライグマ。 もしどこかで野生のアライグマを見かけても、決して近づいたりしてはいけない。 襲われるだけでなく、病気をもらってしまう可能性がある。 アライグマは、動物園で見るのが一番安心安全なようだ。 (文:三浦一紀) 参考文献:「なぜ?どうして?動物のお話」 著者:今泉忠明(監修)こざきゆう(著) 出版社:学研プラス 「なぜ?どうして?科学のお話」の姉妹編。 イヌ・ネコ・キリン・コアラ…動物たちのからだのびっくりや、おもしろい行動が楽しく読める。 ほかに感動実話、動物を守る仕事のコラムなどもあり、知識だけでなく、動物たちを慈しむ心も育てる一冊。

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被害状況に合わせた対策法を選ばなければ効果を発揮しない場合があるので、なかなか判断するには難しいですよね。 ですがご安心ください! 今回は自分でできるアライグマ駆除の方法を分かりやすく解説します! 対策法のメリット・デメリットや注意点、駆除したその後にすべきことなどもお伝えするので、最後まで読んでアライグマ被害とおさらばしましょう。 アライグマ駆除は法律で禁止されている? アライグマの被害で苦しんでいる人の中には、すぐに殺そうとしたり捕獲したりしようと思ってる方もいるのではないでしょうか。 実はアライグマは特定外来生物に含まれるため、傷つけたりした場合は鳥獣保護法で罰せられてしまいます。 この罰則はかなり厳しく、 違反した場合は 100万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役を科されてしまいます。 そのため、私たちにできることは基本的には「追い出す」ことや「近づけない」ことだけになります。 アライグマを捕獲、駆除(殺害)する場合は、市役所など自治体に申請して許可が必要 アライグマは基本的に追い出すしかないですが、自治体に申請して許可を貰えば駆除・捕獲ができます。 許可をもらう自治体は地域ごとに違います。 どこに申請を出していいか分からない場合は、市役所で聞いてみましょう。 ただ申請すれば簡単に許可が出るわけではなく、アライグマの被害の状況を調べた上で許可が出されます。 申請から許可まで最低2週間かかると言われおり、この2週間の間に被害が拡大し続けるのが難点です。 バルサンを使ったアライグマ駆除の方法や使用の注意点などはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。 >> 唐辛子やハッカなど嫌いなにおいを使った忌避剤や薬剤、スプレー アライグマが嫌がる臭いを使って追い払う方法も有効です。 アライグマは唐辛子、ハッカ、シナモン、天敵であるオオカミの尿の臭いなどを嫌がります。 このような嫌がる臭いをアライグマの被害を受けている場所に置いたりすることで、侵入を妨げることができます。 誰でも簡単に実行できるので一度は試してみてほしい方法になります。 特にホームセンターやネットショッピングに売っている忌避剤は効果絶大です。 忌避剤とはアライグマなどの害獣を寄せつけないために作られた薬のことです。 忌避剤を使用する時の注意点は「置く場所」です。 アライグマの侵入してきた場所が分かっている場合は、その入り口から遠い場所に設置しましょう。 侵入口が分からない場合は、アライグマの巣や部屋の中央に設置しましょう。 また、仮にアライグマを追い出せたとしても油断しないでください。 一度追い出しても、何もしなければ再侵入の可能性があります。 再侵入を防ぐために忌避剤を侵入口になっていた場所に設置しておきましょう。 近寄られたくない特定の場所がある場合は、その場所を囲むようにウルフピーを配置させましょう。 防獣ネット 畑やペットの周り、そしてゴミ集積所などにはアライグマが食べ物を求めて集まりやすいです。 防獣ネットを守りたい場所に設置すれば、アライグマの侵入を防ぐことができます。 防獣ネットは金属製のワイヤーなどと比べて軽いですし、何よりも設置作業が簡単で安全です。 使用する際は、裾をアライグマが来る方に広げて反対側を立ち上げるとうまく設置できます。 またそのままだとネットの下をくぐられてしまいますので、裾をヘアピン杭などで地面に埋めていきましょう。 裾を少し長くしておけば、穴を掘って侵入されることも防げます。 その時は周波数を変えることで効果を取り戻せる場合があります。 アライグマ用の蚊取り線香 蚊取り線香と聞くと虫を殺すイメージがありますが、アライグマにも効く動物用の蚊取り線香があります。 おすすめしたい蚊取り線香としては「富士錦 獣よけ線香」があります。 富士錦 獣よけ線香にはアライグマが嫌がる唐辛子成分が含まれているため効果が高いです。 人間が嗅いでも刺激が強い臭いですが、アライグマは嗅覚が鋭いので更に強く感じているはずです。 一般的な線香に比べて線香の厚さが1. 5倍ほどあり、煙の量が多く出ます。 燃焼時間は6時間程ですので、アライグマがいる時間帯を狙う必要があります。 使える場所はベランダや畑など幅広く使えます。 電気柵 電気柵は触れることで電気が流れる柵で、驚かせて侵入を防止する効果が期待できます。 畑などの開けている場所では忌避剤のような臭いが出るものを使っても効果が出にくいです。 しかし、電気柵なら対象物を取り囲むように設置できますのでアライグマを近づけさせません。 設置する時は電気柵は3〜4本の電線を10cm間隔で張ると効果的です。 高さがないとアライグマは飛び越えてくる可能性があるので気をつけましょう。 虫を気にしない人は、アライグマ除けに青色LEDを試してみてください。 毒餌は殺害になるので、自治体への申請が必要 アライグマを毒餌で駆除するためには自治体への申請が必要です。 そして、自治体への申請の時に駆除方法を確認されます。 アライグマの駆除方法は明確に決められているわけではありませんが、毒餌の駆除よりも箱罠での捕獲を勧められるケースが多いです。 自治体によって毒餌が許可される時もあるため、ケースバイケースで対応が変わります。 罠で捕獲するには資格や免許、許可が必要 忌避剤を使いアライグマを追い出すことに失敗した場合、捕獲作戦に切り替える人もいるのではないでしょうか。 アライグマを捕獲する場合は、市役所や県庁などの自治体にアライグマ駆除の申請をしなければなりません。 許可が下りたら捕獲は可能ですが、捕獲するための罠は貸してもらえない場合もあるので気をつけてください。 また、罠で捕獲するためには狩猟免許を所持しないといけないのも覚えておきましょう。 一般の方がアライグマ駆除のためにわざわざ狩猟免許を取得するのは非効率的なので、捕獲を検討する場合は害獣駆除業者に依頼することをおすすめします。 アライグマの駆除は自分でやるしかないと思っている方もいるかもしれません。 しかし、専門の業者に頼めば熟練の技で駆除してくれます。 アライグマ駆除業者に依頼する アライグマを駆除するのは自分でもできますが、かなり骨の折れる作業になります。 一般的にはアライグマの住処と思われる場所に忌避剤を使いますが、使う場所を間違えると追い出すことができません。 仮に追い出せたとしても、侵入口を含む全ての隙間を塞がなければ再侵入される可能性が高いです。 その隙間に関しても、建物の構造をしっかり理解していないと全ての隙間を塞ぐことは難しいでしょう。 また、アライグマの糞尿には病原菌が付着しており感染症になる可能性があります。 以上のように、素人による駆除は大変難しいだけでなく危険も伴います。 そこで駆除に自信のない方は、アライグマ駆除業者に頼めば安全かつ迅速に駆除が可能です。 駆除業者は忌避剤の使い方を熟知しているだけでなく、家の構造もしっかりと理解しています。 アライグマの追い出し、隙間を塞ぐ、糞尿の掃除など全て業者に頼めば迅速に対処してくれるためおすすめです。 ただし助けてはくれませんが、アライグマを捕獲する罠を貸してくれる自治体もあります。 アライグマ駆除にかかる料金・費用相場 アライグマ駆除にかかる費用をご紹介します。 まず ホームセンターなどに売っている忌避剤は安くて1000円ほどで、高い場合は10000円ほどになります。 アライグマが嫌がる 超音波機や騒音を出す機械などは3000円前後のものが多いです。 それに比べて 駆除業者は費用が高く、安くても20000円程かかります。 費用は被害状況によって変わりますので、被害が大きい場合は20万円ほどする場合もあります。 見積もりや現地調査は無料で行っている場合がありますので、気軽に相談してみましょう。 見積もりは必ず複数のアライグマ駆除業者に頼んだ方がいいです。 理由としては、業者によっては異常な料金をふっかけてくる悪徳業者もあるからです。 ここでは、アライグマを駆除したその後の対策を紹介します。 金網などを使った侵入経路防止 アライグマは家に侵入する際に隙間を見つけて入ってきます。 アライグマは害獣の中で比較的大きい方ではありますが、8cmほどの隙間があれば通り抜けてしまいます。 また箱などの障害物で隙間を塞いだとしても、アライグマは器用ですので動かして侵入してくる可能性があります。 そのためアライグマの侵入を防ぐためには、隙間はパンチングメタルや金網で頑丈に塞ぎましょう。 その他にも腐っている木の板などは力ずくで壊して入るほど凶暴です。 そのため、弱っていて腐りかけている壁などは早めに修復するのが肝心です。 巣や糞尿の清掃・消毒 アライグマを追い出した後は残っている巣や糞尿を清掃・消毒しましょう。 巣や糞尿にはマダニ、ノミ、回虫などの人間の健康に害をなす生物がたくさん住んでいます。 清掃をしないでそのままにしておけば増えていってしまいますし、何よりも人間やペットに寄生してくる可能性もあります。 例えば、マダニは致死率の高い重症熱性血小板減少症という感染症を引き起こす可能性があります。 この感染症にかかれば、発熱や意識障害などの症状が引き起こされるので大変危険です。 更にノミは寄生虫であり、アライグマがいなくなると人間に寄生しようと近づいてきます。 この他にも糞尿にはウジやゴキブリなどの虫も寄ってくるため、早期に掃除をする必要があります。 掃除をする時は捨ててもいいほうきとちりとりを使い糞尿を片付けましょう。 また服装は感染症を防ぐために肌を出さない長袖の服を着て作業しましょう。 掃除をした後はアルコールやエタノールで床を拭きましょう。 新聞紙などに液体を染み込ませて使うと拭きやすいです。 アライグマの糞尿処理の安全な方法はこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご確認ください。 >> 屋根裏やベランダに届く木の枝を切る アライグマは木登りができる動物です。 そのため屋根裏やベランダに近い木があれば、木を登って侵入してきてしまいます。 アライグマの侵入を防ぐためにも木の枝を剪定し、アライグマが家に飛び移ってくるのをしっかりと防いでおきましょう。 ペットの餌や畑に放置している野菜などの好物は全て回収する アライグマは雑食性ですので何でも食べます。 ペットの餌などは置きっぱなしにしていればすぐに食べられてしまいます。 アライグマは凶暴でペットに襲いかかってくる可能性もあるので、小さなペットを不用意に外に出さないようにしましょう。 また畑の果物や野菜も食べてしまいますので、収穫できる時に全て収穫してしまうのが肝心です。 屋外にゴミ箱を出さない 屋外にゴミ箱を置いておくと、アライグマに食い散らかされてしまいます。 アライグマは鼻がいいので、生ゴミの臭いがすると近寄ってきて荒らしてしまうのです。 出来るだけ外にゴミ箱を置かないようにするか、もしくは重いおもりをゴミ箱にのせるのをおすすめします。 アライグマの代表的な被害事例と対策方法 アメリカでは1997年から毎年50億円をかけて野生のアライグマに狂犬病のワクチンを散布しているほどです。 詳しいアライグマ被害事例についてはこちらの記事で解説しているので、もっと深く知りたい方はぜひご覧ください。 >> アライグマ駆除に適した時期は3〜6月 アライグマの駆除に適した時期は例年3月から6月と言われています。 その理由としては、4月から6月にアライグマは出産をすると言われているからです。 生まれた赤ん坊は50日前後で動けるようになりますが、それまでに親が逃げ出していれば生存率は大きく下がります。 ですので、アライグマの生息数を減らすためには3月から6月に駆除をするのが最適なのです。 注意点としては、3月から6月まで駆除するのを待つ必要はないということです。 時間がたてばアライグマの被害は拡大していってしまうので、被害が出た場合は違う時期でも駆除してしまいましょう。

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アライグマはペットにできるの?生態・飼育・悲劇の歴史

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昔の人気アニメ「 あらいぐま ラスカル」で一躍人気者となったアライグマ。 その愛くるしさから、ペットとして非常に人気が高かったのですが、凶暴な性格から飼い切れなくなったペットを 自然に放したり脱走したりして今では 日本各地に定着してしまいました。 天敵のいない日本ではもの凄い勢いで 繁殖をし続けています。 タヌキに非常に似ていて、日本人にはあまりこのアライグマに対する危機意識はなかったかも知れません。 しかし実際には大違いで、 農作物への被害に環境破壊、人的被害などの問題が起こり、今では 害獣とされ駆除対象となっています。 また、近年ではジビエ料理として食用にも使われるなど新しい活用方法も見つかっているようです。 今回はこのアライグマについてご説明してまいります。 アライグマ 「 アライグマ基本 データ」• 分 類 食肉目 アライグマ科 アライグマ属• 学 名 Procyon lotor• 和 名 アライグマ• 英 名 Racoon• 体 長 40から60センチメートル程度• 体 重 6から8キログラム程度• 尾 長 20から40センチメートル程度• 寿 命 野生下で3から5年程度 飼育下では10から20年程度とも言われている• 分布域 カナダ南部から南アメリカ北部辺り(原産)• 生息環境 主に水辺近くの森林など アライグマの特徴 アライグマは カナダ南部、アメリカ合衆国、中央アメリカなどがその原産地となりますが、その強い生命力と繁殖力で ヨーロッパやアジアなどでは外来種として定着し始めています。 分布域に合わせて 適応するようで、今では多くの 亜種(諸説ありますが25種類というのが一般的))が存在しています。 基本データは上記の通りですが生息地によって身体の大きさも変わり 2から14キログラム程度の幅があるようです。 現在確認されているものの 最大個体は全長140センチメートル体重が30キログラム程度になるものがいるようです。 また雄の方が雌よりも大きくなります。 今新たに定着をしている地域でも、適応した進化を遂げていく可能背は充分に考えられますね。 外見的特徴は、 体毛は長くフサフサした感じで背中は灰色や銀色から黒に近く、濃淡様々な褐色が混じります。 腹部は灰色や淡い褐色で、目の周りから口にかけては黒く鼻面や顎部分は白くなります。 一見するとタヌキと勘違いされることもありますね。 寿命は飼育下では10年から20年程度されるいますが、野生下のそれは3から5年と非常に短くなります。 これは、天敵に捕食されたり狩猟や事故などにより極端に差が出ているようですね。 アライグマの生態 アライグマは、森林や草原などで生活をしていますが、 水辺周辺を好みます。 ただ、環境適応能力が非常に優れているので、人間の生活圏内である農地や郊外、都市部などでも適応し暮らして行くことが出来ます。 行動範囲は生息環境により大きく異なり、 2平方キロメートルから50平方キロメートルと大幅に差があります。 雄の方がその範囲は広く、雄の範囲内に複数の雌の範囲が含まれているようです。 巣を造り住処としますが、これも環境により様々で岩場の窪み、木の洞などに巣を造ることが多いようですね。 これら以外にも他の動物の使っていた巣穴や、人家の屋根裏などにも住み着くこともあります。 昼間の行動もありますが、 本質的には夜行性で夕方あたりから採食を始めます。 食性は 雑食性で、カエルやザリガニなどから魚、果実や木の実、昆虫に小動物、鳥の卵まで何でも食べます。 餌となるのは、地域環境や季節によって異なります、農村部ではトウモロコシなどの畑を荒らしたり都市部では生ごみを漁ったりもします。 このことも適応能力の高さに繋がるのだと思われますね。 アライグマは四肢に5本の指がるのですが、特に前肢の指の感覚は鋭く、非常に器用に動かすことが出来ます。 器用な指を使い水中の獲物を捕獲するのです。 この行動がまるでものを 水に浸けて洗っているように見えることからアライグマという名前が付けられているのですね。 この行為は習性のようで 水が無くても食べ物をこするような行動をします。 またアライグマは、適応力、生命力とともに身体能力も優れています。 木登りに加え泳ぐことも得意ですし、 後ろ脚だけでの2足歩行も短い距離であれば可能です。 餌を前肢で抱えたまま後ろ脚だけで歩く様もよく目撃されます。 アライグマは冬眠をせず一年中活動をしておりますが、寒い地域に生息する種は冬場に穴籠りをすることもあるようです。 繁殖は2月から6月頃に行われ、寒い地域の種ほど早くに行われるようです。 一夫多妻制で、65日程度の妊娠期間を経て 4子程度の子供を一度の出産で生みます。 子供は1年程度で独立し、性成熟は雌は独立と共に訪れ、雄はさらに1年を要します。 よく間違われるタヌキとハクビシン アライグマはその形態から、 タヌキやハクビシンと非常に似ていてよく勘違いをされます。 特にタヌキは、日本では野生化したアライグマと生息地が同じことが多くよく間違えられます。 ハクビシンはその名前の通り 「白鼻芯」鼻に白い線が通っているので顔を見れば違いは分かります。 タヌキとの違いも詳しく知ると明白で、 タヌキは肢が黒いですがアライグマは白っぽいです。 また、アライグマは 耳には白い縁取りがあること、長いフサフサの尻尾には黒い輪模様が入っているので分かりやすいですね。 因みにタヌキの尻尾は短く模様もありません。 行動にも特徴があり、アライグマはクマ同様に 蹠行性(しょこうせい)と呼ばれるかかとを地面につけて歩く歩行方法になり足跡には5本指の跡が子供の手の様にくっきりと付きます。 この特徴は、他の類似動物との明らかな違いとなります。 アライグマの凶暴性 アライグマはその可愛らしい見た目から、ペットにする人もいますが 元来の性質は非常に荒く凶暴になります。 これに耐え切れずに飼育放棄をする人が続出していたのです。 現在では、日本においては 特別外来生物に指定されているため、研究などの例外を除き飼育や譲渡、輸入も禁止されています。 事件簿 アライグマが積極的に人間に対して攻撃を仕掛けてくることは少ないですが、 突発的な咬傷被害は多数報告があります。 アメリカでは、ペットのイヌやネコ、中には狩猟犬が アライグマに襲われ死亡する事件も起きています。 これは日本でも同様に起こっていて、 兵庫県尼崎市では犬を散歩中の住人が次々にアライグマに襲われるという事件が起きています。 また同じ 兵庫県加古川市と高砂市では、頭部や腹部を鋭利な刃物のようなもので切られたネコやハトの死骸14体が相次いで発見され警察が捜査に乗り出すという事件がありました。 よくよく調べると、犯人は人間ではなくアライグマの可能性が高いということになったのです。 アライグマが動物を襲い捕食する例は多くあり、これにより日本各地で生態系の崩壊に繋がりかねないと警鐘が慣らされているのも事実なんです。 本当に恐ろしいのは感染症 しかし、アライグマの本当の怖さは、 感染症を保有するということにあります。 その感染症とは アライグマ回虫、狂犬病、レプトスピラ症が今のところ危惧されています。 これらはいずれも 人間にも感染するもので、 死亡リスクも高いものばかりなんです。 アライグマ回虫と狂犬病は日本の野生アライグマの保有例は認められていないが、回虫は動物園飼育の個体からは40パーセントの割合で寄生が見られています。 最も恐ろしいのが 致死率100パーセントにも及ぶ狂犬病ですが、アライグマは狂犬病に感染しても1から2年程は症状があらわれず普通に生活をすることが出来るようです。 このようにその 保有の有無がイヌと違って見た目からは分からないと言うのも、非常に恐ろしいですね。 また、キタキツネなどにもある エキノコックスの危険も危惧されています。 様々な感染症を保有することが確認されるアライグマ、いずれにしても 素手で触らないことが望ましいようです。 アライグマの天敵は? そんなアライグマですが 天敵は存在するのでしょうか? 原産国であるアメリカにおいては、 オオカミやピューマ、オオヤマネコなどの大型肉食獣や大型の猛禽類が天敵となります。 しかし、 一番の天敵はどうやら人間のようですね。 アメリカでは野生のアライグマの死因の 8割弱が狩猟や駆除、1割が交通事故と9割程を人間によるものが占めるのです。 日本では、駆除はありますが、狩猟での狩りはありませんし天敵となる肉食動物も存在しませんので増え続けていますね。 繁殖力の高さに加え、 競合動物がいない日本はアライグマにとっては非常に住みやすい環境なのかも知れません。 アライグマは害獣なのか? もともとアライグマは日本には生息をしていなかった動物なんです。 ブームと共にペットとして飼われだし、飼い切れなくなり放されてしまったり、手先が器用で飼育施設から脱走したりして日本に定着をしてしまったのです。 今では すべての都道府県で生存を確認されています。 これにより 農作物への被害、家屋への被害これは歴史的建造物にも及んでいます。 農作物への被害だけでも 3億円を超える程で、深刻な問題となっています。 また、このアライグマにより もともと日本にいた生き物がその生存を脅かされているのです。 アオサギやフクロウ、オオタカなど希少種も含めた鳥類の巣への襲撃に、 カエルやカメ、サンショウウオなど他種の両生類・爬虫類が食害にあい個体数の減少が危惧されているのです。 勿論、これらには希少種も含まれます。 原産地では存在する天敵が日本にはいないことから、アライグマによる 生態系の破壊はすさまじい勢いで加速しています。 これらのことから、アライグマに罪は無いのですが 日本では害獣とされ駆除対象となっているのです。 駆除方法 日本ではアライグマは特定外来生物に指定されています。 根絶が最終目標とされ駆除されるのですが、駆除方法としては 外来生物法に基づいて箱罠捕獲が主となります。 また、近年では錯誤捕獲防止の為 エッグトラップという罠もあるようです。 捕獲されたアライグマは 殺処分されることになります。 ご自宅でアライグマを見つけたら、自分では対処せず 必ず役所に連絡して駆除をしてもらいましょう。 ただ、この処分に対しては 動物愛護団体が抗議をするなどの衝突もあるようですね。 食用にも用いられる? 駆除動物の有効活用ともなるかも知れませんが、アライグマの肉はきちんと下処理を施せば 非常に美味しくジビエ料理としても高級品として扱われているようです。 日本でも、 愛知県などで鍋や焼き料理として食べることが出来るようです。 まとめ 今回、アライグマについて色々とご紹介をさせていただきました。 もともとアライグマは日本にいなかった種なのですが、今ではすっかり日本全国に定着をしてしまいました。 ペットとして飼育し始めたのは良いが飼い切れなくなって飼育放棄をしたり、手先が非常に器用なことからケージを開けることが出来る脱走の名人であることがその理由のようです。 しかし可愛らしい見た目からは、想像も出来ないほどの凶暴な一面を持つことには驚いてしまいますね。 日本各地では、アライグマによる様々な被害報告が寄せられていて今では駆除対象の害獣となってしまいました。 最も恐ろしいのが、様々な感染症保有のキャリア動物であることです。 日本では無くなったはずの狂犬病の恐ろしさも蘇る危険性すらあるのです。 もしアライグマを見かけても興味本位で近付くのはやめましょう。 ただ、アライグマは何も悪くないのです。 全て、人間の身勝手な行動から今のこの状況が起こっていることを忘れてはいけません。 一番の被害者はアライグマなのかも知れませんね。

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