気道 クリアランス と は。 痰に関する基礎知識 1 痰とは何か【いまさら聞けない看護技術】

肺炎の重症化を防ぐため「気道クリアランスの維持を」を医師

気道 クリアランス と は

痰に関する基礎知識について理解を深め、適切なケアを行う 痰ができる仕組み• 気道内に入った異物(唾液、白血球、脱落した上皮細胞、微生物、粉塵など)を取り込んだ気道粘膜は、これらを気道の外へ排出しようとする• 気道クリアランスという仕組みが働き、痰が作られる 気道クリアランスとは• 気道クリアランスは、以下の機序で働く• 異物の刺激により気道粘液が増加する• 異物を取り込み、痰を作り出す• 繊毛運動により末梢気道から中枢気道(口側)へ、痰を輸送する• 咳嗽や嚥下などにより、痰を気道の外へ喀出する• 気道粘液は痰の本体である• 正常の場合、痰は一日約100ml産生・排出されている• 通常の場合、唾液と共に嚥下されたり、蒸発・吸収されている場合が多く、痰として喀出されることははほとんどない 上気道(口腔・鼻腔)や、消化器系からの出血が、嘔吐とともに喀出される場合もあるため、注意深い観察が必要 痰貯留による影響• 喀出困難な量の痰や粘調度の高い痰の場合、息切れや呼吸困難などの症状が出現しやすい• 原因:気道内に貯留したままの状態になりやすいため• 痰の貯留が著明になると、窒息、肺炎、無気肺、ガス交換障害、気道抵抗の上昇など様々な合併症を起こすリスクが高くなる• 気道クリアランスの機能が、十分に働くようサポートをする必要がある• 痰の量や性状、色調を継時的に観察することは、呼吸器系(肺や気管支など)の状態を把握するために有効である アセスメント• 気道クリアランスの機能が十分に働いているか• 痰の量や性状に変化はないか• 痰の喀出が困難になっていないか.

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医師国家試験の勉強がつまらないのはテキストが悪い!! 〜良い解説とダメな解説〜

気道 クリアランス と は

こんにちは。 慢性期病棟で勤務している看護師です。 私の職場では、高齢の患者さんや臥床状態である患者さんが多くいます。 そのため、呼吸状態が悪くなりやすい方、肺炎などの疾患を繰り返す患者さんも多くみられます。 呼吸状態が悪化しないよう日々、ケアや援助を行っているため、今回、解答できるかと思いましたので、よろしくお願いします。 気道クリアランスが保ちにくい患者さんとは? 呼吸器内科で勤務されているという事ですので、高齢の方や臥床状態の方が多いのではないかと思います。 そのため、自力で痰を喀出することが困難な患者さんも多いのではないでしょうか。 高齢になると呼吸筋や肺機能、嚥下機能の低下、咳嗽反射の減少など様々な影響が現れます。 さらに、これらの身体的変化によって、臥床状態では、痰や異物が肺へ垂れ込みやすく肺炎(誤嚥性肺炎も含みます)を起こす可能性があります。 その他にも、垂れ込んだ痰が肺の一部を閉塞することにより、その先の肺胞が膨らまず無気肺になることがあります。 また、仰臥位など同一体位でいる時間が長くなると、背部の圧迫によっても肺胞が膨らみにくくなり無気肺が起こる事もあります。 気道クリアランスを保つための看護援助とは? 入院中の患者さんですので、何らかの原疾患があると思います。 その疾患を改善するために、気道や肺を綺麗に保つための看護援助が必要となってきます。 業務内で、痰が多い患者さんへ吸引を行うことがあるのではないかと思います。 吸引により気道内を綺麗にすることは、気道クリアランスを保つ大事な援助の一つです。 しかし、吸引後もスッキリと痰を引ききれず、ゴロゴロと咽頭で痰貯留音が聞こえたり、すぐに湿性咳嗽がみられたりすることがあります。 その際には、吸引前に体位ドレナージ・タッピング・スクイージングなどの援助を行います。 この中で一番簡単なのが、体位ドレナージです。 左右に体位を変換することで、重力によって痰が気管支分岐部まで出てくることを期待します。 そのときに、背中をお椀型にした手で軽く「トントン」と叩くことで、さらに痰の流出を促します。 スクイージングは、患者さんの呼吸にあわせて肋骨を押しますが、手技が難しいので必ず先輩看護師か、呼吸理学療法士とともにすることを推奨します。 そうすることで痰を気道(可能であれば咽頭部)まで移動させてから吸引を行うことで、さらに効果的に痰を回収する事ができます。 しかし、吸引手技は患者さんへの苦痛が大きいので、不安も大きい方が多いように思います。 吸引の必要性の説明や声掛け、吸引後のねぎらいも忘れないように気を付けて下さい。 おわりに 気道クリアランスを保つ看護援助はたくさんありますが、どの看護援助を行うに当たっても、聴診がとても大切になってきます。 どの部分に痰が溜まっているのか、援助を行うことでどれくらい痰が移動しているのか、吸引後の呼吸音の変化はどうか、援助中のバイタルサインに変動はないか、患者さんの苦痛はどうかなどのアセスメントを行いながら実施していく事が大切です。 また、痰の性状も観察し必要であれば超音波ネブライザーや加湿を行うと、さらに痰が喀出しやすくなることがあります。 患者さんの状態をしっかり観察しながら、患者さんに合った援助を考えていくことが大切だと思います。 是非、先輩方とカンファレンスを行い、色んな意見を聞いて実施してみて下さい。 応援しています。

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総論 4

気道 クリアランス と は

こんにちは。 慢性期病棟で勤務している看護師です。 私の職場では、高齢の患者さんや臥床状態である患者さんが多くいます。 そのため、呼吸状態が悪くなりやすい方、肺炎などの疾患を繰り返す患者さんも多くみられます。 呼吸状態が悪化しないよう日々、ケアや援助を行っているため、今回、解答できるかと思いましたので、よろしくお願いします。 気道クリアランスが保ちにくい患者さんとは? 呼吸器内科で勤務されているという事ですので、高齢の方や臥床状態の方が多いのではないかと思います。 そのため、自力で痰を喀出することが困難な患者さんも多いのではないでしょうか。 高齢になると呼吸筋や肺機能、嚥下機能の低下、咳嗽反射の減少など様々な影響が現れます。 さらに、これらの身体的変化によって、臥床状態では、痰や異物が肺へ垂れ込みやすく肺炎(誤嚥性肺炎も含みます)を起こす可能性があります。 その他にも、垂れ込んだ痰が肺の一部を閉塞することにより、その先の肺胞が膨らまず無気肺になることがあります。 また、仰臥位など同一体位でいる時間が長くなると、背部の圧迫によっても肺胞が膨らみにくくなり無気肺が起こる事もあります。 気道クリアランスを保つための看護援助とは? 入院中の患者さんですので、何らかの原疾患があると思います。 その疾患を改善するために、気道や肺を綺麗に保つための看護援助が必要となってきます。 業務内で、痰が多い患者さんへ吸引を行うことがあるのではないかと思います。 吸引により気道内を綺麗にすることは、気道クリアランスを保つ大事な援助の一つです。 しかし、吸引後もスッキリと痰を引ききれず、ゴロゴロと咽頭で痰貯留音が聞こえたり、すぐに湿性咳嗽がみられたりすることがあります。 その際には、吸引前に体位ドレナージ・タッピング・スクイージングなどの援助を行います。 この中で一番簡単なのが、体位ドレナージです。 左右に体位を変換することで、重力によって痰が気管支分岐部まで出てくることを期待します。 そのときに、背中をお椀型にした手で軽く「トントン」と叩くことで、さらに痰の流出を促します。 スクイージングは、患者さんの呼吸にあわせて肋骨を押しますが、手技が難しいので必ず先輩看護師か、呼吸理学療法士とともにすることを推奨します。 そうすることで痰を気道(可能であれば咽頭部)まで移動させてから吸引を行うことで、さらに効果的に痰を回収する事ができます。 しかし、吸引手技は患者さんへの苦痛が大きいので、不安も大きい方が多いように思います。 吸引の必要性の説明や声掛け、吸引後のねぎらいも忘れないように気を付けて下さい。 おわりに 気道クリアランスを保つ看護援助はたくさんありますが、どの看護援助を行うに当たっても、聴診がとても大切になってきます。 どの部分に痰が溜まっているのか、援助を行うことでどれくらい痰が移動しているのか、吸引後の呼吸音の変化はどうか、援助中のバイタルサインに変動はないか、患者さんの苦痛はどうかなどのアセスメントを行いながら実施していく事が大切です。 また、痰の性状も観察し必要であれば超音波ネブライザーや加湿を行うと、さらに痰が喀出しやすくなることがあります。 患者さんの状態をしっかり観察しながら、患者さんに合った援助を考えていくことが大切だと思います。 是非、先輩方とカンファレンスを行い、色んな意見を聞いて実施してみて下さい。 応援しています。

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