お腹が張る。 もしくは張りやすくなる• 血液の循環が悪くなる• 低血圧になる• 苦しくなる• 冷や汗をあく• 動悸がする• 気持ち悪くなる• 顔面蒼白• 静脈瘤が出やすくなる という可能性が出てきます。 これはなぜかというと、お腹が大きくなってくると 子宮が下大静脈を圧迫することがあります。 これにより、血流が妨げられてしまい循環が悪くなり 血管が浮き出てきたり血圧が下がります。 血圧が下がると息苦しさを感じたり、動悸息切れ、 気持ちが悪くなったり苦しくなったりという症状が出ることがあります。 これを 仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)というのですが、 この状態になると血管がホースを踏んずけたように 圧迫されて血液が心臓に戻らないという状態ですので、心臓から送り出される 血液量も低下します。 これにより母体の血液量が低下して息苦しさや気持ち悪さが 出てくるのですが、数十秒でそのような症状が出たりして、 ひどい場合は失神することもあります。 仰向けのお腹の張りについて お腹の張りについては静脈が圧迫されて血流が悪くなっていることで お腹が張っている。 もしくは、仰向けになることで皮が伸びるので そのせいでお腹が張っているかのいずれかになります。 仰向けになるとお腹が張りやすくなるため、 切迫早産と医師に言われている方やもともとお腹が張りやすい方は注意が必要です。 仰臥位低血圧症候群はどうすれば改善される? 低血圧より苦しくなったり動悸、頻脈などのような上記に挙げた症状が出た場合、 仰向けになっていることにより下大静脈が圧迫されているわけですから、 仰向けをやめれば圧迫が解除されるため、症状も改善されていきます。 仰向けで何かしらの症状が出るようであれば、 左側を下に横向きになるなどして 圧迫を解除してあげてください。 また、 仰向けが良いという場合は仰臥位低血圧症候群を予防するために 背中にクッションなどを挟むなどして角度をつけてあげることで 下大静脈の圧迫を防ぐことができますので、仰臥位低血圧症候群予防になります。 仰向けで赤ちゃんに影響は出るの? 仰向けになって母体の血液量が低下した場合、赤ちゃんの血液量も低下するという可能性はありますが、 そのことで赤ちゃんに脳障害が出るかといわれると、脳障害が出るほど仰向けになっているということが まずありませんので、心配する必要はないでしょう。 赤ちゃんに何か起こる前に母体に何か症状が現れており、 その場合、寝ていても苦しくなるなどの気分が悪くなることで起きますので、 それをずっと我慢し続けるほど仰向けにはなっていないからです。 また、仰向けで赤ちゃんが苦しくなっているかというと、母体が何もなければ 赤ちゃんは羊水で守られているため苦しいということはありません。 ただし、母体が苦しさなど何か症状が出ている場合は、赤ちゃんも苦しかもしれません。 仰向けが楽という場合や特に症状が出ていない場合は気にする必要はありません。 ですが、仰向けになることで何かしらの症状が出ているという場合は、 仰向けになるのは控えましょう。 どうしても仰向けが良いという場合は クッションやタオルなどを背中に当てて角度をつけて仰向けになるようにしてください。 仰向けはいつまでいいの? 仰向けになって症状が出やすくなるのは、妊娠中期から後期にかけてで 特に臨月あたりでは子宮が大きくなっていますので、 仰臥位低血圧症候群の症状は出やすくなります。 仰向けに寝ていても 特に何も症状がないのならば、 臨月になっても仰向けで寝ていても問題ありません。 ですが、息苦しさなどの症状が出ている場合やもともとお腹が張りやすい という場合は、 妊娠中期以降注意が必要かと思います。 ですので、妊婦の仰向けがいつまで良いのか?については 人によって異なります。 なお、 妊娠初期の仰向けについては 特に心配する必要はないでしょう。 まとめ 妊娠時の仰向けについて書いてきましたが、 結論をいうと 妊婦がしんどくなければ仰向けで寝ても問題ないということです。 ただし、妊娠中期以降、特に後期に入ってから仰向けで寝るとお腹が張る、 息苦しさなどの何かしらの症状が出る場合は仰臥位低血圧症候群の 可能性がありますので、その場合はできるだけ左側を横にして寝るか 仰向けで寝る場合でも、背中にクッションやタオルなどをかまして 下大静脈が圧迫されないように工夫して寝てください。 また、仰臥位低血圧症候群の可能性がある場合は 一度医師に相談するとよいでしょう。
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多くの妊婦さんが腰痛に悩まされています。 歩くのが痛い・寝るのも辛い・寝返りをうつこともできない…そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 お腹が大きくなるにつれて痛みが増しますが、妊娠初期から腰痛がおきる場合もあります。 今回は、妊娠中の腰痛の原因と、その対策を助産師の浅井貴子先生が解説します。 妊娠初期の腰痛、原因は? 出産ホルモンが骨盤をゆるめるため 妊娠3ヶ月ごろになると、卵巣ホルモンの一種である リラキシンというホルモンが分泌されます。 このホルモンは赤ちゃんがお母さんの狭い骨盤を通れるように、出産に備えて関節や靭帯を緩めたりする作用があります。 その結果、緩んだ骨盤をお尻の筋肉や腰の筋肉で支えようとして腰痛が起きます。 出産には大事なホルモンなのですが、重たい身体が緩みやすくなるので妊婦さんにとってはとても辛いものでしょう。 妊娠後期の腰痛、原因は? 姿勢が変化し、背部が張るため 出産ホルモンの影響に加え、妊娠すると10kg前後体重が増えて 姿勢の変化が起こります。 そしてお腹が大きくなり、重心が前方に移動する事によって、 骨盤や腰椎が前方に傾きます。 そうなると背中の筋肉で支えて、後方にバランスをとろうとし、絶えず背中が張った状態になるため、背部痛や腰痛の原因になります。 妊娠中の腰痛対策 日常生活の中での腰痛対策 重たい荷物や上のお子さんを抱っこする時などは、必ず片膝を床につけてゆっくり持ち上げます。 靴なども平面の靴底よりも、 2~3cmのヒールがあるもののほうが重心が後ろになるために歩きやすい方も多いようです。 また、冷え症の人も筋肉が硬くなり、腰痛になりやすいので日頃から 半身浴をしたり、夏でもシャワーだけで済ませないように気をつけましょう。 妊婦さん用のなどを飲んで、普段から体を温かく保っておくとよいでしょう。 骨盤ベルトを活用しましょう 骨盤が緩んで歩くのも辛い時は、 「骨盤ベルト」で骨盤を固定する方法もあります。 仙骨(骨盤の中央)と恥骨結合(骨盤の前部の接合部分)と大転子(太ももの張っている所)の3点を結ぶラインをベルトで巻きます。 (注:お腹の下で巻くので、赤ちゃんは苦しくありません) 専用のベルトでもよいですが、ドラッグストアなどで売っている生ゴムのベルト・柔道のヒモ・長めのさらしでぎゅっと結わえても大丈夫です。 腰痛軽減エクササイズ 腰や背中の筋肉が緊張し、血流が悪くなると腰痛の原因になります。 筋肉の緊張をほぐすエクササイズで腰まわりの血流をよくし、腰痛を軽くしましょう。 1.二人組みのストレッチ 二人が向かい合い両足を肩幅位に開きます。 お互いの手を両肩に置いて、ゆっくり息を吐きながら背筋を伸ばします。 一人でやるときはシンクやテーブルなどにつかまりながら行うとよいでしょう。 2.猫のポーズ マタニティヨガでは定番のストレッチです。 これも肩幅ぐらいに両膝をついて四つん這いになります。 息を吐きながら背中を丸め、息継ぎをしてまた吐きながら背中を気持ちよい所まで反らします。 特に首を伸ばしながら行うと風邪の予防にもなります。 日頃からよく床拭きをしている人に腰痛が少ないのは、自然とこのポーズをしているからです。 シムス位 妊娠中はうつぶせの姿勢が出来ないので、 シムス位(うつ伏せに寝て片足を曲げる姿勢)などの横向きに寝るか、椅子にまたがった姿勢で背中から腰を十分にだしてマッサージすると腰痛も軽減できます。 腰痛軽減マッサージ 1. 脊柱起立筋を圧迫するように手の平で下から上にマッサージします。 広背筋をよくもみほぐします。 仙腸関節やお尻の痛い部分を親指や手の平でやや強めにマッサージします。 特に フットバス(足浴)や風呂上りにを使用するとより効果的です。 パートナーにマッサージしてもらうとよいでしょう。 いかがでしたでしょうか?色々と腰痛の対策をお伝えしましたが、できることから試してみましょう。 そしてセルフケアで改善しない場合は無理をしないで、医療機関などの診察を受けるようにしてくださいね。 関連する記事.
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妊娠初期の身体の変化 妊娠初期というのは、妊娠0週から妊娠15週までの時期のことです。 その時期はつわりといった体調不良とか精神が安定しない状態が持続する時期だったりします。 妊娠初期はまだまだお腹に変化は感じられないけど寝る時にうつぶせで寝転がって大丈夫かな?と心配している妊婦さんもいることでしょう。 ここでは妊娠初期の寝方に関してご紹介していきます。 妊娠初期の赤ちゃんの状態 妊娠初期の赤ちゃんについては身体を作る過程で大切な機能の形成を行っている時期になります。 臓器とか手足といった体の大まかな形も形成されていきます。 次から次へと大きくなっているお腹の赤ちゃんというのは、妊婦さんの飲酒とか喫煙の影響を受けてしまいますので控えるべきです。 妊娠初期は眠気に襲われやすい 妊娠初期というのはまだまだ、目で見て確認できる身体の変化がないので自覚がほとんど無いことですが、妊娠初期症状において非常に眠気に襲われる可能性もあります。 夜間ぐっすり寝ていたとしても普通より強力な眠気が生じる場合があるので、運転中のケースでは無理をしないでこまめに休みながら運転を心がけましょう。 休憩をとることの出来な場合は寝転びたいですよね。 そのような時、どのような姿勢で寝れば安心かご紹介していきます。 妊娠初期の寝方に関して 妊娠中だとしても、寝る場合の体勢に関しては注意深くなる必要はございません。 ですが、妊娠中に関してはどの週数の場合でもお腹に圧力をかけるような強い刺激は与えないようにご注意ください。 ですが、精神的な問題も重要になります。 お腹が下になってしまううつぶせ寝の体勢にどうしても抵抗感があるという妊婦さんは、仰向けか横向きで寝るようにしておき自分の心が落ち着く体勢でしっかりと寝ましょう。 妊娠中期や後期でお腹が大きくなってきた時の寝方 お腹が大きくなってくると仰向けで寝るには厳しくなってくるはずです。 そんな時は抱き枕を使用して横向きで抱きついて寝ると気持ちよく快適に寝ることが可能となるでしょう。 もともとうつ伏せで寝ていた人で妊娠してからは仰向けで寝るようになることが増えた人もおります。 横向きだと胎児が動くのが気になってなかなか寝れないことが原因だったみたいです。 なので仰向けでずっと寝ていたみたいです。 一番はご自身が一番楽で気持ちよく寝れる体勢で寝ることになります。 人によって差はありますが仰向けで寝ると下記のようなリスクもございます。 妊娠中に仰向けで寝ていて苦しかったら要注意 お腹が大きくなってくる妊娠後期に仰向けで睡眠をとっていると、子宮が血管を押し付けて、血の流れがすごい勢いで悪化します。 この為に、血圧がとても下がってしまい、息苦しさやめまいや、吐き気などの症状が生じるケースがあります。 これが、「仰臥位低血圧症候群の症状になります。 仰向けで寝ている最中に息苦しいと感じた妊婦さんは、仰臥位低血圧症候群が発症していることも考えられます。 ですが、仰向けで寝ていて息苦しかったとしても、仰臥位低血圧症候群だと単純に言い切るわけにいきません。 別の症状とトータルで考えて、気に掛かっている際は医師に相談してください。 それから、自分自身に適した仰向けじゃない寝方を探しだすことも重要です。 妊娠中のおすすめ楽なの寝方・体勢 妊娠中期とか後期に関しては、何を行っていても大変になったりいい感じに寝れなかったりして心安らぐ時間が減ってしまう傾向にあります。 僅かながらでも楽に過ごすことができる時間があったらありがたいですよね。 「シムス位」に関してご紹介します。 妊娠初期においても、お腹に悪影響を与えるかもしれないと心配な妊婦さんもチャレンジしてみてください。 シムス位の寝方を試してみましょう シムス位といった言葉、妊娠中に小耳にはさんだ経験がある妊婦さんもいらっしゃるでしょう。 病院等でもすすめている姿勢ですので、どういった体勢をすれば正しいか分かりづらい妊婦さんはかかりつけ医に相談して、実際に手順を教えてもらってください。 シムス位の寝方(身体の左側を下に) 1. 身体の右側を上、左側を下にして横に寝ます。 (ちょっとうつ伏せに近い感じ) 2. 左の下側の足を真っ直ぐ伸ばします。 上の右側の足を前側に曲げるようにします。 左の下側の手は背中の方に置くか、手を曲げて枕代わりにしても問題ありません。 上の右側の手は前で楽に置いてください。 シムス位で寝る時は抱き枕を使用して抱きつく感じにすればとてもリラックスして楽に寝れる妊婦さんも多くなるでしょう。 シムス位が妊婦さんにも赤ちゃんにとっても最良でむくみを改善し、不要な物質の排泄をスムーズにし、赤ちゃんに栄養分を送りやすくなります。 生殖器の近くをソフトに守ることから潜在的な安心感が増加し、安眠しやすいとも考えられています。 右側を下にした寝方はリスクが伴う 妊婦さんが身体の右側を下にした状態で寝ると赤ちゃんが大きい場合、大静脈が圧迫されて、血行が悪化してしまい寝苦しく感じる場合があります。 静脈の近くに存在しているリンパ管も押し付けられることから、リンパ液の流れが阻止されて、むくみとか静脈瘤が生じる原因になってしまいます。 特にむくみやすい妊婦さんに関しては、右側を上にして寝たほうが良いでしょう。 シムス位が合わない妊婦さんの改善策 シムスの体位の相性が合わない妊婦さんの中には、肩とか腕がしびれてきたり腕が背中の方に回ってしまうことに変な感じがするみたいです。 これは枕の高さだったりカタチが原因になっております。 同様に頭や、肩や、腕や、お腹や、脚の高さや位置があなたにマッチしていないと、ちょっとしんどい体勢となってしまう可能性があります。 お腹とかひざの下にクッションを置くと寝やすくなるはずです。 出来る範囲で一番楽に寝ることが可能な姿勢をあみだしていきましょう。 シムスの体位じゃなくても、横向きで寝ることが妊婦さんにも赤ちゃんにも無難な姿勢で、とても楽になりやすいことは保証できます。 寝る時は自分に合った楽な姿勢で 妊娠初期というのはあれこれと考えてしまいがちだろうと思います。 しかしながら、寝ている間は十分に身体を休ませ疲労感が解消できるようにしたいですね。 寝方に関してはあくまで絶対にシムスの体位をしないといけないということではございません。 他に楽な体勢があるのならその寝方で大丈夫です。 しんどかったり、息苦しかったり、問題が生じたりした場合はシムスの位が一番リスクが少なく安全ということになります。 いづれも個人差がございますので妊娠後期でずっと仰向けでもなにも問題なく元気な赤ちゃんを産んでいる方もいらっしゃいます。 ご自身が一番楽な姿勢で寝ることを心がけて、楽な体勢が見つからない・・っていう妊婦さんはシムス位など自分に合った寝方を試していきましょう。
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