これまではピースをするなど、カメラに撮られていることを意識した上でのポーズが定番だった。 だが、「インスタ映え」する写真や動画では、友人と会話している場面や美しい風景を眺めている様子など、あえてカメラから目線を外し、撮影者を意識していないような自然な状態を撮影できるかがポイントになる。 また、これまでは写真館で撮ることが主流だった記念写真も、絶景の中で撮影したり、可愛い小物を取り入れるなど「インスタ映え」を意識したものに変化している。 その年の世相を表す言葉を選ぶ「ユーキャン新語・流行語大賞」では、2017年の年間大賞に「インスタ映え」が選ばれるなど、若者だけでなく、幅広い世代に知られる言葉になっている。 インスタ映えはもう古い?若者トレンド「チル・チルアウト」とは? 2017年の流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれた一方で、「いいね!」を付けてもらえるような「映える」写真や動画の撮影に疲れた若者の間では「チルしている」様子をインスタグラムに投稿する人も増えている。 英語の「chill out(チルアウト)」を語源としている「チル」は、「くつろぐ」や「落ち着く」などリラックスした状態を意味している。 インスタ映えを意識して時間をかけて写真や動画の撮影に時間を割くことよりも、気の置けない仲間とまったり過ごしている様子や、日常のゆったりした過ごし方を撮影するなど、映えを意識せず、自分自身のより自然な状態をSNSに投稿する傾向がある。 若者の中でも、ゆったりしたダウンテンポのchill系と言われる音楽を好む人達を中心に使われている。 チル・チルアウトとは 「チル」は英語の「chill out(チルアウト)」を語源としている言葉で「くつろぐ」や「落ち着く」、「まったりする」などの意味があることから、リラックスしている状態を指す。 また、そこから派生して「暇している」という意味で使われることもある。 「chill out」の「chill」には元々「身にしみる寒さ」「(空気・水などのひやりとする)冷たさ」「(身震いを伴う)寒気」「ぞっとする気持ち」などの意味がある。 「chill out」は主にアメリカなどで俗語として「落ち着く」という意味が確立されている。 また、「chill time」や「chill spot」というフレーズもあり、chill timeは「落ち着く時間」や「のんびりする時間」、chill spotは「落ち着く場所」を意味する。 SNS上などで「チルってる」「チルしてる」「チルする」などの表現で使われる。 「カフェで友達とチルってる」「今日は家に帰ってチルる」「公園でチルする」などの使い方がある。 若者トレンド「映え」の変遷について 「チル」が若者のトレンドになりつつある背景には「インスタ疲れ」がある。 長時間かけてインスタ映えするスポットに足を運んだり、食べきれない量のスイーツや料理を頼んだり、非日常感を演出する従来のインスタ映えする写真・動画撮影に労力を費やすことに対して疲れを感じる若者が現れ始めた。 また、インスタグラムから見る他人の充実した生活と自分の生活に加え、「いいね!」の数を比較して落ち込んでしまうなど、インスタ映えを意識するあまり心理的負担もかかるようになった。 さらに、インスタ映えする写真を撮ることに躍起になるあまり、公共の場所で迷惑をかける人、注文したスイーツや料理を食べずに捨ててしまう人などが問題となり、「インスタ映え」から派生した「インスタ蝿」などインスタ映えするスポットに群がる人々を揶揄する言葉もできた。 そのような状況の中で、若者の間で新たなトレンドとなっているのが「チル」である。 この「チル」の特徴が表れた写真や動画では、「インスタ映え」のように演出しすぎず、自然でありのままの状態を映し出すことがポイントになっている。 例えば、自分の充実した生活を自慢したり、格好つけたりするものではなく、仲のいい友人と過ごすリラックスした様子や日常の中のまったりした時間を投稿するなど、非日常的な投稿から日常的な投稿へと移り変わってきている。 インスタグラムへの投稿は写真や動画よりも「ストーリー機能」を使った投稿が主流となってきている。 ストーリー機能とは、写真や動画をスライドショーのように時系列に投稿できる機能のことで、動画であれば最大10秒まで撮影が可能。 小さな出来事を思いついたまま投稿できる手軽さや、投稿に対する閲覧者の反応やメッセージは投稿者しか見れないため、他人と「いいね!」の数を比較せずに済むなど、心理的負担を軽減しつつも投稿を楽しめる機能となっている。 通常の投稿と違い、長々とコメントを書き込まずに、その時に感じたことを短い言葉で写真や動画そのものに書き込めるようになっている。 ライブ配信もあるため、リアルタイムで世界中のユーザーが同時に芸能人などの配信を楽しむことができる。 投稿者は質問機能を使い、気軽にユーザーとのコミュニケーションを図ることができる。 「インスタ映え」のように他人の目を気にせず、ふとした日常や感じたことを気軽に投稿できる機能が「インスタ蝿」を敬遠する若者の間では主流となり始めている。 チルな空間・音楽の特徴について チルな空間は「chill spot(チルスポット)」と言われており、落ち着いた空間やまったりできる場所を指している。 騒がしいクラブやライブハウス、ナイトプールなどではなく、静かなカフェや自然と触れ合える公園や海辺、キャンプなど1人や少人数でリラックスして落ち着ける空間をチルスポットという。 チルな音楽の特徴としては、元々「チルアウト」と呼ばれる音楽ジャンルがあり、これは1990年代に登場した比較的新しいもので、スローテンポで落ち着いた音楽になっている。 雰囲気が良く、明るくて一定のリズムビートがある。 カフェやラウンジではチルアウト系の曲が流れていることが多い。 チルアウトはリラックスすることを目的に作られており、ボーカルがない曲が多いため、作業中も気にせず流すことができる。 しかし、インスタ映えに費やす労力やSNS上で自分と他人を比較して落ち込んでしまうなどの心理的負担は次第に若者にインスタ疲れをもたらすようになった。 そのような若者の間でトレンドとなりつつあるのが、日常の落ち着いた状態やありのままを撮影した「チルっている」写真や動画だ。 日常のふとした風景や感じたことを気軽に投稿できるストーリー機能により、今後は作り出された「非日常」から、ありのままを映し出した「日常」を投稿することが主流となってくるだろう。
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大阪メトロ大国町駅と恵美須町駅のちょうど間ぐらい。 南海電車の線路をくぐったすぐ近くにあるこちらのお店「チル スポット エビス」さんで お昼ご飯いただきました。 店の外観がおしゃれでサーフボードが目印です。 店の中もカウンターとテーブル席があって程よいサイズのお店。 スパイスカレーがあるのですが、日によって限定カレーがあります。 お邪魔したこの日はお肉料理のお店とのコラボメニューとの事 2種類あって基本はあいがけ1,200円ですが、 人気のため1種類売り切れであいがけ出来ず。 「つみれの鯛出汁カレー」単品に、パクチーとスパイス卵トッピングで1,100円でした。 合い崖出来ませんでしたが、とてもおいしくトッピングしてもお安めでったので ちょっと得した気分になりました。 次はもっと早めに行くようにしたいですね。 ごちそうさまでした!.
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チルとは ・ チルとは、リラックスして過ごすことを意味する英語の俗語表現「chill out」を日本語化したもの。 動詞「チルする」や形容詞「チルい」として使われる。 Instagramを中心としたSNS上では、「」「」などのハッシュタグをつけ、1人でもしくは気の置けない友人と過ごした際の写真が投稿されている。 ・ 広告代理店・電通の社内プロジェクトチームである「電通若者研究部」は2017年12月7日、幅広い分野のトレンド情報を発信するwebサイト「日経トレンディネット」においてチルを取り上げ、若者が「ゆったりとした癒やしの時間を求めている」として、チルをテーマにした商品が「一つのマーケットになる可能性」を指摘した。 SNSが普及した昨今、若者の間ではSNSでシェアできるリアルイベントが活発になりました。 そうした需要が増えるにつれ、フェスやファンランといった活動的なリアルイベントが盛んに開催されています。 大勢で活発に楽しむイベントに積極的に参加する一方、「ひとりの時間」や「自然に触れる時間」をより強く求めるようになったというわけです。 (引用元:日経トレンディネット|) 「チルスポット」と「海チル」 ・ 2016年に放送されたバラエティ番組『有吉反省会』において、モデルの今井華氏は「最近チルってます」と話した。 芝生で読書したり、海に行ったりするのだという。 そのような、チルに適した場所は「チルスポット」と称される。 2016年、女性向け雑誌『25ans』(ヴァンサンカン)の公式サイト「25ansオンライン」は、大学生の山東真恵さんにライフスタイルに関するインタビューを行った。 山東さんの周囲ではチルが流行しており、「蔦屋書店など夜遅くまでやっているところで、地元が近い友達と夜集まっておしゃべりする」「スタバのテラスで自宅のようにくつろいでおしゃべりをする感じ」とのこと。 この場合、蔦屋書店およびスターバックスがチルスポットだといえる。 ・ チルを目的として海に行くことは特に「海チル」と呼ばれている。 2017年8月、海チルと銘打ったイベント「」(ウクレレ・アンド・シーシャ)が神奈川県で開催された。 夜から朝にかけ、ビーチハウスでウクレレと水タバコ(シーシャ)を楽しみながら歓談が行われたという。 ウクレレ関連情報を発信するwebメディア「Ukulele Liberty」編集部は、同イベントを取材したうえで「朝日を見ながら聴くウクレレの音色、そしてシーシャの甘い香りは究極の癒し」だったと述べた。 「チル旅」とは ・ 電通若者研究部は、SNS上でまれに「チル旅」という言葉が見られると指摘し、この「小さな兆し」から、チル旅を旅行商品として生み出せると主張した。 観光地や旅行代理店は旅行先でユニークなアクティビティーの機会を提供する代わりに、ゆったりと過ごせる環境を用意しています。 また、チル旅向けの移動手段を発明したり、旅行雑誌でチル旅スポット特集を作ったり、といったアイデアも考えられます。 (引用元:同上) ・ 「癒やし」や「リフレッシュ」をテーマにした旅行プランは、すでに多くの旅行関連企業や雑誌によって提案されている。 海外旅行専門店のエスティーワールドは、公式サイト上に「癒やし旅」特集をし、マッサージを受けたり心地よい宿泊施設に滞在したりといった旅行プランを紹介している。 また、国内を中心にリゾート運営を手がける星野リゾートは「大人の自由な一人旅」と銘打ち、「身体に休息をもたらし、心身ともにリフレッシュ」することを目的とした宿泊プランをしている。 このように、チル旅と同様のコンセプトを持つ旅行商品はすでに多く存在するものの、チルという言葉を全面に押し出すことによって、新たな客層にアピールできる可能性はあるといえる。 (参考) 日経トレンディネット| 25ansオンライン| Cambridge Dictionary| Ukulele Liberty| 海外旅行のSTW| 星野リゾート| studyhacker.
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