精巣 捻転 エコー。 【MRI画像あり】精巣捻転症とは?原因や症状、診断、治療まとめ!

精巣捻転と精巣上体炎の鑑別

精巣 捻転 エコー

精索捻転症とは? 精索捻転症は、その名の通り精索がねじれてしまう病気で、突然始まる激しい陰嚢痛で発症します。 左側に発症することが多く、夏よりも冬に、昼間よりも夜間早朝に発症しやすいことが特徴です。 好発年齢 精索捻転症の好発年齢は決まっており、 思春期(12~18歳頃)が約8割、 新生児期(生後1ヶ月まで)が残りの約2割です。 思春期に発生しやすい理由は、成長期で精巣のサイズが大きくなる時期で捻転しやすくなるため、新生児期に発生しやすい理由は、生後すぐで精巣や精索と周囲の組織との固定が甘く捻転しやすいためです。 それ以外の年齢で発生することもまれにありますが、精巣腫瘍や停留精巣などの原因があることが多いです。 突然始まる陰嚢痛で、我慢できないほどの激痛です! 分類と原因 やや専門的な内容になりますが、精索捻転症は大きく2つに分類されます。 解剖学的に精巣は精巣鞘膜に包まれており、精巣鞘膜内で捻転する鞘膜内捻転と精巣鞘膜外で捻転する鞘膜外捻転があります。 思春期に発生する場合には、精巣が成長する時期に発生するため鞘膜内捻転がほとんどです。 この場合には、Bell clapper deformityと呼ばれる先天性の精巣と精巣鞘膜の付着異常が約8割に見られ、反対側の精索捻転症も起こしやすいと言われています。 一方で、新生児期に発生する場合は精巣鞘膜と周囲の組織の癒着が甘いことに起因する鞘膜内捻転がほとんどです。 診断方法 精索捻転症では、精巣挙筋反射は消失し、精巣の位置がやや高位で横を向いていることが多いです。 ただ、診察のみでは精索捻転症を確実に否定することはなかなか難しいうえに、発症初期であればこれらの症状が出ないこともあるので見逃しやすいです。 したがって 確定診断はエコーで行います。 エコーで確認するポイントは以下の通りです。 ・精巣内の血流(一番大事!) ・精索の捻転の有無 ・精巣サイズと内部エコー ・陰嚢、精索水瘤の有無 ・精巣上体の血流、腫大の有無 精索捻転の場合には精巣上体と精巣内の血流は途絶しており、精巣サイズは大きくなっており内部エコーは不均一となります。 また反応性に陰嚢や精索に水瘤を認めます。 性能の良いエコーを使っていれば、捻転部位が確認できることもあります。 治療 エコーで精索捻転症の確定診断がついた場合や精索捻転症が否定できない場合には 手術が必須です。 手術では、陰嚢の試験切開を行い、精巣や精索の捻転の有無を確認します。 捻転が確認できた場合には、捻転の解除を行います。 捻転の解除後に精巣の血流を確認し、血流が改善する場合には精巣を温存して精巣固定術を行います。 もし精巣が完全に壊死していると判断された場合には、精巣の摘出を行います。 精巣を温存できた場合、摘出した場合に関わらず、対側固定を行うことが多いです。 具体的な手術の方法については手術を受ける施設で差があるので、ここでは割愛します。 ただ、徒手整復で症状が一時的に良くなっても再び捻転する可能性が高いので手術をおすすめします。 手術までの症状緩和のためにチャレンジする価値はあります。 手術による合併症としては、出血や創部感染などが挙げられますが、めったにありません。 ただ、精索捻転症に伴う 長期的な精巣の萎縮や不妊症については注意しておかなければなりません。 精巣温存の可能性について 精巣が温存できるか否かは発症から捻転解除までの時間と捻転の程度によります。 6時間以内に捻転解除できれば約9割の精巣が温存可能です。 ただ、実際は受診までに時間がかかってしまうために精巣の温存が難しいケースの方が多いです。 一方で、新生児期の精索捻転症については、7割程度が胎児期の捻転に伴うものである上に精巣腫瘍との鑑別が難しいことも多く、精巣を温存できることはほとんどありません。 将来の不妊症の可能性について 精索捻転症に限らず、精巣の手術を受けた子どもや家族から必ずといっていいほど質問を受けます。 将来不妊症になってしまう確率はどれくらいでしょうか? これについて確定的な答えはありません。 最終的に子どもができるかどうかを判断するためには手術を行ってから数十年間にわたって患者さんを追跡する必要があり、現実的にほぼ不可能だからです。 ただ、精巣を温存できたとしても摘出したとしても多少影響が出てしまう可能性はあります。 将来、もし不妊症で泌尿器科を受診する際には精索捻転症で手術を受けたことがありますと必ず伝えましょう。 最後に 精索捻転症で精巣を温存できるか否かはいかに早く病院を受診できるかにかかっています。 小児科医や小児外科医、泌尿器科医の診断の技術はもちろんですが、患者自身がいかに早く病院を受診するかどうかが最も大切です。 特に思春期の男の子は恥ずかしがって陰嚢痛であることを隠してしまう場合も多いです。 もし受診を迷ってこのブログを読んでいる人がいれば、すぐに受診することをおすすめします。

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〜お子さんのおちんちんの玉が突然痛くなったら〜 小児外科医からみた精巣捻転症のリスク

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泌尿器科で多いエコーの取り漏れや算定を解説します 医師が自分でやる検査がある泌尿器はオーダーが出ないため算定を見過ごす エコー点数の種類を医療事務はまず知っている必要があります。 医療事務のための泌尿器エコー算定方法の解説です。 心臓エコー 880点 腹部エコー 530点 その他エコー 350点 泌尿器や消化器の専門医は、いちいち自分より読影が低い、手間のかかる検査技師に頼まずに、ポータブルの機械を使ってエコーを自分でやります。 医師が検査技師にエコーを頼むことがオーダーにつながり、 電子カルテやオーダリング病院では、その オーダーがありさえすれば点数を取り漏れないのですが、 医師が自分でエコーをすることにより、オーダーがなくなり、算定漏れが出現するのです。 医療の正確さを求める高度な行為が診療報酬の減点に繋がる面白い例だと思います。 (オーダーをださなければ医療事務が算定をしないということね。 ) 次の記事は2次救急病院で特に多い、取り漏れをいっぱいネットに公開してやろうと思います。 FASTは腹部超音波迅速診断の事で、腹腔内の出血をエコーで迅速に確認します。 病名は腹腔内臓器損傷の疑いでいいと思います。 カルテ記載にFAST:状態とかあれば、腹部エコーが算定できますよ。 わからなければ医師に確認すればいいし、私は慣れているので、医師の所見を見れば 今日やったものか、過去の所見を再確認したものかわかりますのでどんどん算定します。 結石の診断のため、医師がオーダーを出さず自分でエコーすることも多いです。 神経因性膀胱や前立腺肥大の診断のため残尿測定(残尿エコー)することもあるし、 ウロフロー(Qmaxがどうたらこうたら)かかれる尿流測定の算定漏れも注意です。 疑い病名をしっかりつけましょう。 陰嚢水腫や、陰部が痛いとき、陰嚢炎や精巣炎、精巣捻転の場合があります。 それを判断するためのエコー350点です。 ちなみに、同日に腹部エコー530点とその他エコー350点は同日には取れないですから注意を。 取りもれていたのであればかなりの収入増になるのではないでしょうか。

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「おちんちんの玉が突然痛くなった!」...急性陰嚢症 きゅうせいいんのうしょう の多くの方が、この訴えのために救急外来を受診されることになります。 急性陰嚢症とは陰嚢が急に痛み、腫れる病気の総称で、精巣捻転症・精巣垂捻転症・精巣上体炎などの病気によって引き起こされます。 これからそれぞれの病気について解説をします。 精巣捻転症とは? 精巣捻転症 せいそうねんてんしょう は読んで字の如く、精巣が急に自然にねじれてしまう病気です。 症状は、陰嚢の痛み・腫れだけでなく、腹痛・鼠径部痛・嘔吐などの症状が出ることもあります。 当初はお腹の病気が疑われて受診したものの、念のためパンツを下ろして陰嚢を確認してみたら、陰嚢が腫れていて精巣捻転症に気づかれたということもあります。 年齢は、12~18歳の思春期に多く発症します。 思春期に多い理由は男性ホルモン アンドロゲン の分泌が思春期に増加することで、精巣が急激に大きくなるため、この時期に精巣捻転症を起こしやすくなると言われています。 急に陰嚢が腫れて痛みがある場合は、急いで小児外科もしくは泌尿器科のある救急病院を受診してください。 精巣がねじれたまま8時間以上放置してしまうと、精巣の機能を回復できない、つまり、片方の精巣をとらないといけなくなる可能性があります。 精巣捻転症は夜間・明け方に発症することが多いため、夜間救急外来しか開いていない場合が多くあります。 その際は、まずお近くの救急病院を受診してください。 精巣垂捻転症・精巣上体垂捻転症とは? 精巣垂 せいそうすい ・精巣上体垂 せいそうじょうたいすい は精巣付属器とも呼ばれ、精巣垂捻転症・精巣上体垂捻転症は精巣付属器捻転症とも呼ばれます。 この病気はあまり知られていませんが、急性陰嚢症の中で約30%程度を占める病気です。 症状は、精巣捻転症と同じく、急に陰嚢が腫れて痛みを伴います。 ねじれた精巣垂・精巣上体垂が皮膚を通して青く見えることがあるため、その特徴をBlue dot sign ブルー・ドット・サイン と医学的には呼んでいます。 年齢は、精巣捻転症と比較すると少し低年齢で発症することが多く、思春期前の8~11歳頃の急性陰嚢症は精巣垂捻転症・精巣上体垂捻転症であることが多いです。 精巣垂捻転症・精巣上体垂捻転症と診断が確定できれば、手術をせずに経過をみることが可能です。 しかし、熟練の小児外科医でもその二つの病気を見分けるのが難しいことがあります。 精巣上体炎とは? 精巣上体炎 せいそうじょうたいえん は、何らかの風邪症状やおたふくかぜなどの後に、陰嚢が腫れてきた場合に疑われる病気です。 また、発熱や尿路感染症 尿のバイ菌による感染症 に伴って発症することが多いです。 精巣上体炎は両側の陰嚢が腫れることも多く、その点が他の病気と見極める際に重要となります。 どのように診断しますか? 急性陰嚢症の診断は、診察と超音波検査 エコー で行います。 診察では挙睾筋反射 きょこうきんはんしゃ をみます。 挙睾筋反射とは、足の太ももの内側を触ると自然に精巣があがる生理的な反射のことで、精巣捻転症ではその反射がなくなります。 精巣捻転症の約90%で挙睾筋反射がなくなると言われており、とても重要な診察法といえます。 超音波検査は、急性陰嚢症の診断の決め手となります。 精巣への血流が減少しているかどうかで精巣捻転症の有無を検討できます。 また精巣の周囲に腫瘤がある場合は、精巣垂捻転・精巣上体垂捻転が疑われます。 一方で精巣上体炎では、精巣の周りに水がたまっていることが多く、精巣上体の炎症により、精巣への血流は増加しています。 治療について 少しでも精巣捻転症が疑われる場合は、試験切開の意味を含めて緊急手術を行って精巣の状態を確認する必要があります。 捻転している場合は、捻転を解除して精巣の色調が良くなれば、精巣を温存します。 精巣の捻転を解除しても精巣の色調が改善されなければ、精巣を摘出し、反対側の精巣を温存します。 精巣の温存とは、再びねじれないように、精巣を陰嚢内に糸で固定することです。 精巣垂捻転・精巣上体垂捻転症であった場合は、捻転した精巣垂もしくは精巣上体垂を摘出します。 その後に陰嚢内に精巣を糸で固定します。 精巣上体炎が疑わしい場合は、痛み止めのみで経過観察することが可能です。 当院での急性陰嚢症について 当院では日中・夜間を問わず、急に精巣が痛くなった患者さんを受け入れております。 夜間・休日の時間帯では救急科医師が初期対応を行い、小児外科医師がその後の診察および治療方針を決定します。 もし急にお子さんの精巣や陰嚢が痛くなった場合には、当院にご連絡ください。

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