サクッとあらすじ!• 今日はクリスマス・イブ。 ドロッセルマイヤーおじさんは今年もプレゼントを持ってきてくれました。 クララは初めて見たくるみ割り人形をもらいましたが、兄のフランツにからかわれ、もみあっているうちにくるみ割り人形を床に落として壊してしまいました。 クララはくるみ割り人形が心配になり、ベッドから抜け出しました。 すると、クララの体は小さくなり、ねずみ達に取り囲まれてしまいました。 そこへ、くるみ割り人形が他の人形を引き連れて助けに来てくれました。 しかし、ねずみ達の方が優勢です。 クララは勇気を出してねずみの王様にスリッパをぶつけ、勝利へと導きました。 クララがくるみ割り人形の怪我を心配して手を取ると、くるみ割り人形にかけられていた呪文がとけ、くるみ割り人形は王子様の姿に戻ることが出来ました。 くるみ割り人形は喜んで、お礼にクララを人形の国へ招待してくれました。 クララはベッドの中で目を覚ましました。 かたわらには、くるみ割り人形が置かれていました。 クララは素敵な夢が見れたのはくるみわり人形のおかげだと思い、大切に抱きしめました。 Contents• くるみ割り人形のあらすじ! 「やぁ、みんな。 広間に集まった子どもたちは、おじさんが持ってきてくれたプレゼントを見て大喜び。 「こんなお人形、見たことないわ。 」 クララは誰も見向きもしなかったお人形を手に取りました。 「それは、くるみ割り人形と言うんだよ。 大きな口で、くるみの殻を割るんだ。 」 ドロッセルマイヤーおじさんの説明を聞いて、クララはそのお人形をもらうことに決めました。 ところが… 「ずいぶん変な人形にしたんだな。 僕の兵隊の人形のほうがかっこいいや。 」 お兄さんのフランツはからかって、クララの手からくるみ割り人形を取り上げてしまいました。 「ひどいわ、お兄ちゃん! 私のお人形さんを返して!」 二人が取り合っているうちに… がしゃん! くるみ割り人形は床に落ちてしまいました。 「可哀想なお人形さん! 腕を怪我してしまったわ!! 」 クララが泣いていると、おじさんが来て、くるみ割り人形の腕にハンカチを巻いてくれました。 「きっと明日には、すっかり治っているよ。 だから、もうお休み。 」 クララはベッドに行きましたが、くるみ割り人形が心配で眠れません、 そこで、こっそりベッドから抜け出すことにしました。 そのときです。 ボーン、ボーン、ボーン… 柱時計が12時を告げました。 すると… なんということでしょう。 目の前のツリーが、ぐんぐん大きくなっていくではありませんか! いいえ、ツリーが大きくなったのではありません。 クララが小さくなってしまったのです! クララがびっくりしていると、どこからかガサガサと音がして、たくさんのねずみの群れが現れました。 「きゃあ! 大きなねずみっ!! 」 前歯や爪があまりにも恐ろしくて、クララは悲鳴を上げて尻もちをつきました。 「おや? もう人間はみんな眠ったと思ったのに。 女の子がいるぞ。 」 ねずみ達は、ぐるりとクララを囲みました。 すると… 「悪いねずみ達め! お嬢さんをいじめるなっ!! 」 なんと、クララがもらったくるみ割り人形が助けに来てくれたではありませんか! フランツのもらった兵隊や、その他のおもちゃ達を引き連れています。 「ふん! 人形なんかに負けるものか! みんな、やっつけてやる!! 」 さぁ、人形たちとねずみ達との戦いが始まりました。 人形たちは一生懸命戦っていますが、今にも負けてしまいそう。 「どうしましょう。 このままじゃ、お人形さんが…」 クララは、とっさにスリッパを脱ぐと 「ええぃっ!」 ねずみの王様に向かって投げつけました。 スリッパは、見事に命中! 「今だ! 皆、負けるな!! 」 ねずみの王様がひるんだすきを見て、くるみ割り人形が声を掛けました。 お人形さん達は勢力を取り戻し、とうとうねずみ達に勝つことが出来ました。 ねずみ達がみんな引き上げてしまうと、クララは急いでくるみ割り人形のもとへ行きました。 「助けてくれてありがとう。 お怪我は大丈夫?」 心配したクララは、そっとくるみ割り人形の手を取りました。 すると… なんていうことでしょう。 くるみ割り人形は、みるみるうちに背が伸びて、 美しい王子様の姿に変わったではありませんか。 「ありがとう。 クララ。 貴女のおかげで、人間の姿に戻ることが出来ました。 」 くるみ割り人形の正体は、 呪いをかけられた王子様だったのです。 「何もかも、優しくて勇気のあるクララのおかげです。 お礼に、人形の国へご招待いたしましょう。 」 人形の国は、お茶やお菓子のいい香りに包まれていました。 世界中の素敵な物もたくさんあります。 クララがうっとりしていると、王子様が言いました。 「見てご覧なさい。 妖精たちが歓迎してくれていますよ。 」 可愛らしい妖精たちに囲まれながら、クララは王子様と楽しくダンスをしました。 ふと気がつくと、クララは自分のベッドで寝ていました。 窓からは、きらきらとクリスマスの朝の光が降り注いでいます。 「まぁ… あれは全部夢だったのね。 」 クララは起き上がると、枕元に置かれている、くるみ割り人形を見つけました。 クララは、楽しい夢を見せてくれたくるみ割り人形を、お礼に、しっかりと抱きしめました。 「クリスマスにぴったりの、素敵な夢だったわ。 」 くるみ割り人形のまとめ、教訓と感想! 『くるみ割り人形』は、ロシアの作曲家、チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽の中でも、三大バレエ音楽と言われるほど有名な作品です。 バレエでは、最初の一幕で、なぜ王子様がくるみ割り人形になってしまったか、というシーンがあります。 実は王子様がねずにになる呪いをかけられてしまったのは、王子様が誕生した時、その場にいた人間がねずみの女王様を殺してしまったからでした。 ねずみの王様の怒りも分かりますが、殺した人間を呪うならともかく、王子様を呪うなんて、王子様もとんだとばっちりを受けてしまったものですね。 クララに魔法を解いてもらった王子様は、お礼に、雪の国とお菓子の国の魔法の城に招待してくれます。 残念なことに、『くるみ割り人形』の初公演は大成功ではなかったため、定番となる演出や振り付けはなく、現在も新しい演出や振り付けが施されています。 そのため、ラストも、2パターンあります。 お菓子の国でクララが楽しんでいるところで終わるものと、その後の、クララがクリスマスツリーの下で目覚めるものです。 いずれにしても、優しくて勇敢なクララが大冒険するお話であることは間違いありません。 日本の昔話では、活躍する主人公は男の子のほうが多いので、おてんばな女の子にはぴったりのお話です。 「女の子だって負けないもん!」 と、女の子の気持ちを、ワクワクどきどき、高ぶらせてくれることでしょう。
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今日は、福岡への日帰り出張。 搭乗手続に初めてiOSアプリのPassbookを使ってみましたが、これは便利でいいですね。 データの取り込みは簡単で、手荷物検査とボーディングゲートの二ヶ所でバーコードリーダーにiPhoneをかざすだけ。 ただし、iPhoneの充電状態に目を配らないと不測の事態に陥るリスクもないではないですが……。 さて、今回は空港と飛行機の中で過ごす短時間のうちに読めるものを出張の供に連れていきました。 それが、E. ホフマンの『クルミわりとネズミの王さま』(1816年)。 先日のアメリカン・バレエ・シアターの「」を観てから、その原作が読みたくなってすぐにAmazonで購入したものです。 首尾よくこの一日で読み通すことができましたが、なるほどこれは、バレエの筋書きとはずいぶん違っていました。 バレエの初演(1892年)では、第1幕でクリスマスパーティーの情景がマイム中心に演じられ、くるみ割り人形がねずみの王と戦って主人公クララの加勢により勝利し王子の姿を取り戻すと、雪の国を通り抜けて第2幕で金平糖の精の国へ行き、そこで様々な国のダンサーによる歓迎の踊りが続くというもので、ストーリーは完結せずにただ楽しく終わってしまいます。 このため、後世の演出家は末尾にクララが自分のベッドの中で目覚める場面を加えることで、金平糖の精の国での出来事がクララの夢であったこと、この体験を通じてクララの人間的成長が実現したことを暗示するようにしました。 しかしそれでも、ドロッセルマイヤーは何者であるのかや、ねずみの王とくるみ割り人形の関係などは相変わらず不明なままに終わっています。 ところが、原作を読むと次のようなことがわかりました。 主人公の名前はクララではなく、マリー(「クララ」はマリーがプレゼントとしてもらった人形のひとり)。 ドロッセルマイヤーは、かつてある王国の宮廷時計師兼秘薬調合師。 その王国ではピルリパートと名付けられた美しい姫が生まれたが、宮廷を追い出されたねずみの女王の呪いによって醜い姿に変えられてしまった。 ドロッセルマイヤーは呪いを解く手だてとして、クラカトゥクくるみの殻をある条件を満たした若者に割らせて、その実を姫に食べさせればよいことを見つけ、親友の宮廷天文学者と共に長い旅を続けた末、自分の故郷ニュルンベルクでクラカトゥクくるみと若者とを見出した。 その若者は、ドロッセルマイヤーの甥だった。 ドロッセルマイヤーの甥は、首尾よくピルリパート姫を元の美しい姿に戻すことに成功したが、その際に図らずもねずみの女王を踏み殺したため、今度は自分が醜い姿=くるみ割り人形になってしまった。 くるみ割り人形の呪いは、ねずみの女王の息子でねずみの王となった七つの頭を持つねずみを退治し、ある女性が醜さにも関わらず愛を捧げてくれたら、解ける。 こうした背景がわかっていれば、くるみ割り人形の物語はかなりすんなりと理解できることでしょう。 原作では、くるみ割り人形が率いるおもちゃの兵隊とねずみの群れとの戦いの後も、マリーはねずみの王から夜毎に脅迫を受けて、自分の大切なお菓子や人形をねずみの王に蹂躙されるという苦難を経験するのですが、くるみ割り人形の求めを聞き取って剣を与えたことで、遂にねずみの王は倒され、くるみ割り人形は自分の美しい王国へマリーを誘います。 しかし、そこで楽しいひと時を過ごしたマリーがふと気を失ってから目を覚ますと、そこはシュタールバウム家のベッド(ここはバレエと同じ)。 マリーは自分が体験したことを両親に説明しますが、まったく信じてもらえません。 ところが、その後のある日シュタールバウム家を訪れたドロッセルマイヤーの甥は、自分はあのくるみ割り人形で、魔法が解けて人間の姿を取り戻したことをマリーに明かし、今は自分が王となっているお菓子の国へ、マリーを王妃に迎えたいと告げます。 最後にマリーが若いドロッセルマイヤーと共にお菓子の国へ旅立ち、そこで結婚式をあげて幸福に暮らすという、幻想と現実との境目が溶けたかのようなエンディングは、ホフマンの作風の特徴であるようです。 そしてこの、最後の場面の記述 マリーは、いまでも、…(中略)…世にもすばらしいふしぎなものが、それを見る目がありさえすれば、いたるところに見られる国のお后さまだということですは、この作品の主題を端的に示しているように思えます。 純真な心( それを見る目)の持ち主であるマリーには、お菓子の国は現実の存在として見えており、それゆえにそこにある幸せを自分のものにすることができたということなのでしょう。 しかし、そのためにはマリー自身も何度かつらい目に遭わなければならなかったという点も、重要なポイントです。 だとすれば、現在の主流のバレエ演出のように、夢の中での体験をクリスマスの一夜限りの出来事とし、さらにこれを現実世界でのクララの成長=大人になることのステップとして描くことは、原作の意図をまったく反映していないことになってしまいそうです。 なお私は観たことがありませんが、ローラン・プティ版の「くるみ割り人形」では、若いドロッセルマイヤーがクララを迎えに来る場面がラストに置かれているそう。 この演出も、いつか観てみたいものです。 ちなみに、ローラン・プティ(1924-2011)のバレエは2003年に「」「」、2004年に「」を観ていますが、そう言えばこの頃はまだ上野水香さんが牧阿佐美バレエ団にいたんだなと妙なところで感慨にふけってしまいました。 カテゴリー• 164• 629• 122• 193• 231• 212• 539• 215• 136• 190• 65 検索 プロフィール.
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