1.ニキビができる原因 ニキビができる場所は大きく二つに分けられます。 思春期にできるニキビの多くがこの場所で、成長に伴い皮脂の分泌が過剰になり、毛穴に詰まってしまうことが原因となっています。 この場合の原因としては、食生活の乱れや不規則な睡眠、疲れやストレスなどがあげられます。 これらの原因がもとでホルモンバランスが崩れると、皮脂分泌にも影響を及ぼし、ニキビの原因となるのです。 皮脂が肌の汚れと混ざり、固まると毛穴を塞いでしまいます。 塞がれた毛穴の中では、ニキビの原因菌と言われるアクネ菌が繁殖します。 このアクネ菌が炎症を起こし、赤く腫れあがったニキビを作ってしまうのです。 2.オロナインH軟膏について ニキビを早く確実に、そして跡を残さないよう治療するには皮膚科を受診する必要があります。 しかし、なかなか受診する暇が無い…という方も多いでしょう。 個人で購入できる市販薬の中に、ニキビに効く薬はあるのでしょうか? ここからは、薬局やドラッグストアで購入することができる市販薬のひとつ、オロナインH軟膏について見ていきます。 2-1. オロナインH軟膏の成分と作用 オロナインH軟膏の有効成分は、クロルヘキシジングルコン酸塩と呼ばれる消毒薬です。 消毒薬は、その効力により高水準、中水準、低水準書毒と分類されます。 クロルヘキシジングルコン酸塩は、低水準消毒のグループに入ります。 皮膚に対する刺激が少なく、嫌な臭いもありません。 低濃度では細菌の繁殖を抑え、高濃度では細菌を死滅させる作用を持っています。 2-2. オロナインH軟膏はニキビに効果ある? 効能・効果として、以下のものが表記されています。 にきび、吹出物、はたけ、やけど(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、 水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも ニキビができる要因は様々ですが、肌にニキビを作り出す直接的な原因はアクネ菌の感染です。 オロナインH軟膏に含まれるクロルヘキシジングルコン酸塩は、アクネ菌に対する殺菌作用を持っています。 そのため、ニキビに対する効果も持っているのです。 ニキビに使用する処方薬との違い ニキビに使うことができる市販薬の殺菌成分は、消毒薬に分類されるものです。 炎症を抑える成分もイブプロフェンピコノールやグリチルリチン酸なども、効果はマイルドなものです。 専門的な知識が無くても安全に使えるよう、使える成分が制限されています。 処方薬の場合には、殺菌成分は抗生物質になります。 キノロン系やリンコマイシン系など、ニキビの原因菌であるアクネ菌や、皮膚に常に存在しているブドウ球菌に対して抗菌作用を持つものです。 耐性菌の問題などがあるため、医師の指示のもとでしか使用できません。 また、過酸化ベンゾイルという、ニキビにのみ適応を持つ成分もあります。 こちらは抗菌作用と毛穴の詰まりを改善する作用を併せ持っています。 3.オロナインH軟膏の商品ラインナップと価格 オロナインH軟膏には、容量の異なるいくつかの商品があります。 それぞれの容量ごとに、通販サイトでの販売価格を見てみましょう。 最安値から5位までの価格を示します。 11gチューブ入:248円~267円 50gチューブ入:498円~645円 30g瓶入:311円~365円 100g瓶入:592円~647円 250g瓶入:1,430円~1,553円 他の市販薬の場合、20g前後で1,000円程度かかるものがほとんどです。 オロナインH軟膏は非常に安価だと言えるでしょう。 小さなチューブもあるので、携帯にも便利ですね。 4.オロナインH軟膏の使用上の注意点 有効成分のクロルヘキシジンに対するアレルギーのある方は、使用しないようにしてください。 湿疹や虫刺されに対しては使わないようにと添付文書に書かれています。 有効成分はクロルヘキシジンで、その作用は殺菌です。 湿疹や虫刺されによる炎症を抑える成分は配合されていません。 また、体質的に合わない場合、塗った場所が赤くなったり、かゆみや腫れが生じる場合があります。 このような症状が現れた場合には使用を中止してください。 クロルヘキシジングルコン酸塩を含む医薬品に対しては、平成29年10月に「使用上の注意」の改訂指示が出されています。 国内において、クロルヘキシジングルコン酸塩を含む製品の使用によるアナフィラキシー症状が一定数確認されたためです。 アナフィラキシー症状としては、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動機等があげられます。 このような症状が現れた場合はすぐに病院を受診してください。 5.オロナインH軟膏が効かない場合は? オロナインH軟膏を5~6日間使用しても、症状に改善が見られない場合は使用を中止しましょう。 有効成分のクロルヘキシジングルコン酸塩は殺菌作用を持っていますが、細菌の繁殖が進んでいる場合には効果が不十分な可能性があります。 また、オロナインH軟膏には、詰まった毛穴を開く作用、炎症を抑える作用はありません。 オロナインH軟膏は、症状の軽い、ニキビのでき初めに適した薬です。 5~6日間使用しても改善が見られない場合には使用を中止し、早目に皮膚科を受診するようにしましょう。 6.まとめ オロナインH軟膏とニキビについて見てきましたが如何でしたでしょうか? オロナインH軟膏は取り扱っている店も多く、価格も安いためセルフケアの目的で使用するには良い商品だと言えます。 しかし効果はマイルドなため、ひどくなってしまったニキビには効かないこともあります。 普段から規則正しい生活をして、ニキビができにくい環境を整えることも大事です。 オロナインH軟膏を使っても症状が良くならないときは、早目に皮膚科を受診するようにしてください。
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オロナインに口唇ヘルペスを治す効果はない! 口唇ヘルペスを発症すると、くちびるやその周辺が痛痒くなったり、赤く腫れたり、水ぶくれや潰瘍ができたりと、辛い症状に悩まされることになります。 もちろん、口唇ヘルペス用の薬を持っていればそれを使えばいいのでしょうが、そうでない場合、常備薬としておいているオロナインを塗って急場をしのごうとする方が少なくありません。 オロナインは、ニキビや吹き出物はもちろん、あかぎれや水虫などにも効果があるとされているため、口唇ヘルペスにも効きそうな気がしますよね。 では、実際のところはどうなのでしょうか。 オロナインは、口唇ヘルペスに効くのでしょうか? オロナインは口唇ヘルペスに効かない 残念ながら、答えはNOです。 オロナインを塗っても、口唇ヘルペスの症状が改善されることはありません。 そもそも口唇ヘルペスは、「単純ヘルペスウイルス」に感染することによって発症する病気です。 そのため口唇ヘルペスの症状を改善するには、このウイルスの活動を抑制するほかありません。 つまり口唇ヘルペスを治すためには、「単純ヘルペスウイルス」に対して効果を発揮する、抗ヘルペスウイルス薬を使う必要があるわけですね。 この点、オロナインには真菌や雑菌などに対してはともかく、単純ヘルペスウイルスに対して有効な成分は配合されていません。 そのため口唇ヘルペスができている部分にオロナインを塗っても、これといった効果は期待できないのです。 ヘルペスを早く治すための方法については「」をご覧ください。 オロナインを塗ることで症状が悪化することもある オロナインを使っている方の中には、「効くかどうかはわからないけれどとりあえず塗っておこう」という人が少なくありません。 また、口唇ヘルペスには効かないとわかっていても「何か塗っておくと安心」と、とりあえずオロナインを塗っておこうという人もいるかもしれません。 しかし、口唇ヘルペスにオロナインを塗ることで症状を悪化させてしまう可能性があるため、おすすめできません。 オロナインの薬効が患部に刺激を与える オロナインの「効能・効果」の欄に水虫やたむしが入っていることでもわかるように、この薬は真菌や雑菌に対して一定の効果を発揮します。 しかし、真菌などに対して効果を発揮するということは、それだけ肌に負担をかけるということでもあります。 そのため口唇ヘルペスができている部分にオロナインを塗ると、患部を必要以上に刺激し、症状が悪化する恐れがあるのです。 皮膚疾患にはその症状や原因に即した治療が必要になりますので、「とりあえず」「家にあるから」といった理由だけでむやみにオロナインを塗るようなことはしないようにしましょう。 ヘルペスを早く治すにはどうすればいいのか ヘルペスを早く治すには、その原因である単純ヘルペスウイルスに対して効果を発揮する薬を使用することをおすすめします。 口唇ヘルペスに対しては、アシクロビルをはじめとする抗ウイルス薬が効果的ですので、皮膚科を受診して処方してもらいましょう。 初めて症状が出たときや症状が重いときは、内服薬や点滴による治療が行われることもあります。 また、口唇ヘルペスに関してはドラッグストアなどでも外用薬が販売されていますが、これは再発した方向けにつくられたものです。 初めて口唇ヘルペスになった場合は、それが本当にヘルペスなのかどうかということも含め、医師の診断が必要になりますので、必ず皮膚科を受診することをおすすめします。 再発を繰り返す場合は再発抑制療法がおすすめ 口唇ヘルペスは、再発に悩まされることの多い病気です。 食生活や生活習慣を見直すなど、再発を予防するためにできる対策はいろいろとありますが、1年に6回以上再発する方、あるいは、再発したときの症状が非常に思い方には、再発抑制療法をおすすめします。 この治療法では抗ヘルペスウイルス薬を服用し、体内に潜む単純ヘルペスウイルスの活動を常時抑制します。 そうすることでこのウイルスの増殖を抑え、症状の再発を防ぐのです。 何度も再発する口唇ヘルペスに悩まされている方は、皮膚科医に相談してみてはいかがでしょうか。 まとめ オロナインには、口唇ヘルペスを治す効果はありません。 それどころかオロナインを塗ることで、症状が悪化する可能性すらあります。 口唇ヘルペスの治療にはその原因である単純ヘルペスウイルスに対して効果を発揮する抗ヘルペスウイルス薬を使うのが一般的ですので、辛い症状が出た場合は、皮膚科を受診して薬を処方してもらいましょう。
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「 肌荒れにはオロナイン軟膏を塗るといいらしいよ」 なんて噂を聞いたことありますよね。 そんな噂を聞いて 「 肌荒れにオロナイン軟膏って本当に効くのかな…?」 と思ったことはありませんか? じつは、 オロナイン軟膏は肌荒れの種類によっては効くんです。 しかしながら、 すべての肌荒れに効くというわけではありません。 当記事では、 オロナイン軟膏で治すことのできる肌荒れの種類と正しいオロナイン軟膏の塗り方をご紹介します。 また、 オロナイン軟膏とニベアのどちらが肌荒れに向いているのかもご紹介します。 本記事の内容• 肌荒れにオロナイン軟膏が効くのかどうかを知ることができる。 肌荒れに効く正しいオロナイン軟膏の塗り方を知ることができる。 オロナイン軟膏とニベアのどちらが肌荒れに良いのかを知ることができる。 肌荒れにオロナイン軟膏は効くのか オロナイン軟膏は肌荒れに効果があります。 しかしながら、 すべての種類の肌荒れに効果があるわけではありません。 オロナイン軟膏が効く肌荒れの種類 オロナイン軟膏は次の種類の肌荒れに効きます。 にきび• 吹出物• はたけ• やけど かるいもの• しもやけ• あかぎれ• 水虫 じゅくじゅくしていないもの• たむし• いんきん• しらくも どの症状も 外用のみに使用しましょう。 また、 湿疹・化粧下・虫さされには使用しないように注意してください。 オロナイン軟膏が肌荒れに効く理由 オロナイン軟膏には、有効成分として クロルヘキシジングルコン酸塩液が入っています。 クロルヘキシジングルコン酸塩液には、 殺菌作用があり肌荒れの原因となる菌を排除してくれます。 刺激性が弱いため肌に優しく、皮膚に残留するので 抗菌作用にも期待できます。 また、オロナイン軟膏にはワセリンなどの保湿剤が含まれていますので、肌の乾燥を防ぐことができます。 肌荒れの症状がひどい場合 オロナイン軟膏は確かに万能ではありますが、個々の症状に合わせたものではありませんので必ずしも効果があるとは限りません。 それどころか、症状がひどいものに使用してしまうと、 場合によっては悪化してしまう危険性もあります。 また、人によってはアレルギー反応を起こしてしまい、発疹、かゆみ、あかみといった症状が現れる場合もあります。 明らかに症状がひどいものや、アレルギー反応を起こしてしまった場合はすぐに 皮膚科を受診するようにしましょう。 正しいオロナイン軟膏の塗り方と注意 肌荒れにオロナイン軟膏を使用する場合は、正しい塗り方で使用するようにしましょう。 間違った塗り方をしてしまうと、雑菌が繁殖してしまい、逆に肌荒れが悪化してしまいます。 正しい塗り方 1. 患部とその周辺の 汚れをしっかりと洗い流す 2. 洗い流した箇所の 水気を拭き取る 3. 化粧水や保湿剤を塗って 保湿する 4. 患部に 少量のオロナイン軟膏を塗る 塗る際の注意点 オロナイン軟膏を塗る場合は、塗る前に患部とその周辺の 汚れをしっかりと落としましょう。 汚れの上から塗ってしまうと、汚れを広げ雑菌が繁殖してしまい、肌荒れが悪化してしまいます。 また、汚れを洗い流すと余分な皮脂も洗い流されてしまいますので、肌が乾燥しやすくなります。 化粧水や保湿剤を塗って保湿しましょう。 保湿の際は患部は避けて塗りましょう。 オロナイン軟膏の量は 少なめで、ベタベタと塗らないようにしましょう。 必要な常在菌まで殺してしまい、逆効果となってしまいます。 オロナイン軟膏とニベアはどちらが良いのか 「 オロナイン軟膏だけじゃなくって、ニベアも肌荒れに効くってよく効くけど、結局どっちがいいの…?」 それには決定的な違いがあります。 それは、 ニベアはあくまで保湿クリームだということです。 オロナイン軟膏には、クロルヘキシジングルコン酸塩液という 殺菌成分が含まれています。 そのため、 ニキビなどの菌の繁殖している肌荒れにはオロナイン軟膏のほうが効果的です。 また、 ニベアは湿疹などの異常のある箇所には塗らないようにとされています。 ニベアは保湿には最適ですが、 ニキビなどのすでに症状が現れてしまっている場合はオロナイン軟膏を使用するようにしましょう。 どちらも用法・用量を守って使用するように心がけましょう。
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