「いかがでしょうか」と「どうでしょうか」正しい使い方 「いかがでしょうか」という言葉は、 相手に対して改まって聞くという意味があります。 そのためお客さんや上司に対して意見や感想を求める際に使用できます。 では、「どう」に丁寧語の「でしょうか」をプラスした「どうでしょうか」という表現は敬語として正しくありません。 「どうでしょうか」の場合は改まって聞くという意味がないため、上司やお客さんには使えないでしょう。 そのため、丁寧語ではありますが、尊敬語ではないので注意が必要です。 また「どうでしょうか」にはそのまま疑問に思ったことを相手にぶつける印象があり、相手への問いかけだけでなく、自分も考えている、試行錯誤であるというイメージを伝えてしまいます。 「いかがでしょうか」は上司やお客様に尋ねるときに使い。 「どうでしょうか」は同僚や先輩など、比較的に関係が近い相手と疑問を共有する場合に使用できると覚えましょう。 同僚とのやり取りは仕事を円滑に進めるために不可欠です、以下では上司や同僚とのやり取りの際のコツや、注意点について解説しています。 この記事と合わせて仕事場でよい関係を続けていきましょう。 「いかがでしょうか」と「よろしいでしょうか」の使い分け 「どうでしょうか」を取り上げましたが、 近い表現で「よろしいでしょうか」があります。 この「よろしいでしょうか」は「いかがでしょうか」と同じ丁寧ないい回しですが、その違いは相手に与える印象です。 もととなる言葉を紐解くと、 「よろしいでしょうか」は「いいですか?」「よい?」という意味であり、相手に了承を求める意味であるとわかります。 「いかがでしょうか?」は「どうですか?」「どう?」と尋ねる意味であるため、相手に意見を求める言葉です。 このように違いを理解しておくとコミュニケーションで齟齬が生まれることはないでしょう。 「いかがでしょうか」を使った例文集 「いかがでしょうか」を正しく使った例文は以下の通りです。
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どんな聞き方なら感じが良いか? 都合がいい時、悪い時の答え方はどうすればいいのか? 順に見ていきましょう。 (1)合計。 ひっくるめて。 (2)他の事柄との関係。 なりゆき。 (3)やりくり。 てはず。 (4)具合の良いさま。 具合の良い場所。 (5)要するに。 (岩波書店『広辞苑』) 「都合がいい」は、(2)の用法です。 「他の事柄との関係がうまくいく。 なりゆきや具合がいい」という意味ですね。 また、予定や予算などの「都合がつく」は(3)の用法です。 敬意を表す接頭語「ご」をつけた「ご都合」を使いましょう。 この「ご都合」を他の言葉と組み合わせて尋ねるわけですが、先に希望を伝えて聞く、相手の予定を最優先するなど、場合によって表現が変わります。 そこで「いいか」を丁寧に言う「よろしいですか」「よろしいでしょうか」に変換しましょう。 「よろしい」には「差し支えない、認める」の意味があります。 承認を求める表現なので、相手を尊重する気持ちがより伝わります。 自分から日時を提示する場合と相手に日時を尋ねる場合、両方に使えます。 ただし、自分が希望する候補日を事前にあげても失礼にはなりません。 自分の日程を先に述べることは相手にとっても返信の回数を減らせるので、最近はむしろ合理的だと歓迎されるでしょう。 文末は「ご指定ください(いただけますか)」「お教えくださいませ」「お知らせいただけますか」「ご返事ください」なども使えます。 しかし、相手の立場で考えれば、仕事を依頼したいと思って打診したのに返事が遅いと出鼻をくじかれたような気持ちになりますよね。 基本的には、なるべく速やかに返事をしたいものです。 「大丈夫です」は「ノー」の意味で使う人もいるので、注意が必要です。 誤解を招かない答え方として、前述の問いに答える形でいくつか例を掲げます。 来月ならまだまだ予定があいておりますので、2、3候補日をお知らせください」 「来週月曜にお伺いする件ですが、何時頃ならご都合がよろしいでしょうか」 「ありがとうございます。 午後2時以降なら事務所におります」 「来月の面談もいつも通り第2水曜日で予定しておりますが、ご都合はよろしいでしょうか」 「はい、問題ありません。 よろしくお願いいたします」 「来月5日に取引様向けセミナーを開催いたしますが、ご都合の程はいかがですか」 「喜んで参加いたします。 日本には「せっかくですが」「残念ですが」などのクッション言葉があります。 残念な気持ちや申し訳ない気持ちを上手に表現して、配慮のある返事を心がけましょう。 残念ですが、またの機会を楽しみにしております」 「週末までにご提案をいただければありがたいのですが、ご都合はよろしいですか」 「申し訳ありませんが、今週中は厳しいです。 現在、少々流動的な予定があり、即答が難しいのですが、分かり次第早めにご返事いたします」 出会いはチャンス。 相手を尊重する表現で信頼を築く オンライン・オフラインに関わらず、会うことでチャンスが生まれ、仕事につながります。 日程調整がスムーズにできる人には、仕事もできる人が多いですね。 「この人に任せれば間違いない」という信頼を得るのは、日々の積み重ねです。 一つひとつのやり取りで相手を尊重し、自身の思いや意欲をさりげなく伝えたいですね。
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松本利明 まつもと としあき [人事・戦略コンサルタント] 外資系大手コンサルティング会社であるPwC、マーサー ジャパン、 アクセンチュアなどを経て現職。 5万人以上のリストラを行い、 6000人を超える次世代リーダーや幹部の選抜・育成に関与する。 その中で、「人の持ち味に合わせた育成施策を行えば、人の成長に2倍以上差がつく」 ことを発見し、体系化する。 そのノウハウを、クライアント企業にはマネジメントの仕組みとして、 社員には具体的な仕事術へと落とし込み提供。 24年間で、外資系・日系の世界的大企業から中堅企業まで、 600社以上の人事改革と生産性向上を実現する。 自らもその仕事術を実践することで、 スタッフからプリンシパル 部長クラス まで8年という驚異的なスピードで昇進する。 現在は、企業向けのコンサルティングに加え、 「すべてのムダをなくし、自分らしく、しなやかに活躍できる世界」にするため、 「持ち味の見つけ方・活かし方」を、ビジネスパーソンのみならず学生にも広めている。 「仕事術」「働き方」などのテーマで、メディアへの寄稿多数。 また「日本企業の働き方・賃金改革の在り方」について、 英国放送協会 BBC から取材を受け、その内容は全世界に配信された。 著書に『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』 明日香出版社 、 『部下こそ上司にリーダーシップをとれ』 クロスメディア・パブリッシング がある。 「ラクして速い」が一番すごい 「ズバ抜けて優秀な人は、何をやっているのか?」 600社以上の生産性改革に携わり、その過程で5万人以上をリストラし、 6000人を超えるリーダー・幹部を選出してきた著者が語る! ポイントは、「真面目に、我慢して、一生懸命」ではなく、「ラクして速い」。 〝ラクをする〟とは「手抜きをする」「適当にする」ということではなく、 力の「入れ所」と「抜き所」を押さえ、ムダな仕事を減らすこと。 この心がまえを持ち、日々の仕事にとり組めているかどうか。 それが、リストラされた5万人と選抜された6000人の「差」だ。 本連載は、力の「入れ所」と「抜き所」をおさえ、スピーディに仕事を進める テクニック・考え方を紹介するものだ。 松本利明(まつもと・としあき)人事・戦略コンサルタント。 外資系大手コンサルティング会社であるPwC、マーサージャパン、アクセンチュアなどを経て現職。 5万人以上のリストラを行い、6000人を超える次世代リーダーや幹部の選抜・育成に関与する。 その中で、「人の持ち味に合わせた育成施策を行えば、人の成長に2倍以上差がつく」ことを発見し、体系化する。 そのノウハウを、クライアント企業にはマネジメントの仕組みとして、社員には具体的な仕事術へと落とし込み提供。 24年間で、外資系・日系の世界的大企業から中堅企業まで、600社以上の人事改革と生産性向上を実現する。 自らもその仕事術を実践することで、スタッフからプリンシパル(部長クラス)まで8年という驚異的なスピードで昇進する。 現在は、企業向けのコンサルティングに加え、「すべてのムダをなくし、自分らしく、しなやかに活躍できる世界」にするため、「持ち味の見つけ方・活かし方」を、ビジネスパーソンのみならず学生にも広めている。 「仕事術」「働き方」などのテーマで、メディアへの寄稿多数。 また「日本企業の働き方・賃金改革の在り方」について、英国放送協会(BBC)から取材を受け、その内容は全世界に配信された。 どんなに自分の仕事のスピードをあげても、スケジューリングで振りまわされたら生産性は一気に落ちます。 スケジューリングこそ、力の「入れ所」と「抜き所」があるのです。 まずは 「皆さん、ご都合はいかがでしょうか?」と聞かないこと。 これでは、権限のある人たちの都合でどんどん決まってしまいます。 スケジュールは、先に提示された案に沿って検討・調整される傾向があります。 相手が誰であってもかまいません。 先に提示することで「いつがいいかな」から、「この日のこの時間なら大丈夫」という意識にまわりを切り替えさせることができます。 私が選抜に関わった6000名以上のリーダーたちは、優秀な人ほど最初に日程を提示してきました。 参加者の日程案をメールで集計する場合は、調整役に立候補しましょう。 自分優先で日程を決められるからです。 スケジューリングのコツは次の3つです。 (1)ミーティングや外出は日程を絞って固める ミーティングや外出は相手があってのことですが、すでに決まっているなら、その日に固めて入れます。 特に外出が伴うミーティングは移動時間もかかるので、同じ地域で固めてしまうのが得策です。 「ちょうどその日、近くにおりますので、ミーティングはこの時間でいかがでしょうか?」と言えば、よほどの先約がない限り調整してくれます。 「1日中事務作業」「1日中ミーティング」「1日中外出」としたほうが、必要なものの準備や持ち物、服装などで悩む必要がなくなります。 1つのことに集中したほうが時間を有効に使えます。
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