「氷山の一角」の意味と由来 「表に現れているのは物事の一部にすぎない」の意味 「氷山の一角」という言葉は「ひょうざんのいっかく」と読みます。 「氷山」は、南極や北極など海に浮かんでいる巨大な氷の塊である「氷山」のことを指しています。 「氷山の一角」とは、「目に見えているのは物事のごく一部」であること、つまり「表に現れているのは物事の一部にすぎない」ことを意味しています。 したがって、表には現れていない私たちから見えないところには、まだまだ大きな物事が潜んでいるということをも示しています。 「氷山の一角」は「氷山が見える割合」に由来する 「氷山の一角」という言葉の意味は、「氷山」が見える「割合」に由来しています。 「氷山」と聞くと海に巨大な氷の塊が浮かんでいる様子をイメージをする方も多いと思いますが、実は海の表面に現れている部分は実際の氷山のごく一部分で、海の中にはもっと大きな氷の塊が隠れています。 海の表面に現れている大きさについては、全体の大きさの7分の1という説もあります。 「氷山の一角」は「実際に見えている氷山の一部」を指している言葉ではないことを覚えておきましょう。 海に浮かんでいる氷山のように、「目に見えている部分だけではないこと」「見えないところには多くが潜んでいること」を意味する言葉となります。 「氷山の一角」の使い方と例文 「氷山の一角」は良い意味では使われないことが多い 「氷山の一角」という言葉は、悪い意味合いで使われることが一般的と言えます。 テレビドラマや映画などで犯罪や事件が発生したときに、「氷山の一角にすぎない」と言うセリフを耳にしたこともあることでしょう。 「他にもっと知識を持っている」「秘めたる能力がある」などの良い意味で「氷山の一角」が使われている場合も見受けらます。 したがって誤用とまでは言い切れませんが「好ましくないことの一部が表に現れている」と明確に定義されている辞典もあることから、悪い意味として使うのに留めるのが無難であると言えます。 「氷山の一角」を使った例文• 待機児童の問題は、少子高齢化が進む現在の日本が抱えている数多くの課題の氷山の一角である。 氷山の一角どころではないほど次々と多くの問題が発覚しており、このままでは取り返しのつかないことになる。 「氷山の一角に過ぎない」を使った例文 「氷山の一角」自体が、「ごく一部に過ぎない」の意味を持っていますが、より意味合いを強めるために「氷山の一角に過ぎない」と使われることも多くあります。 調査の結果、会社の中で不正行為が常態化していることがわかった。 先日発覚した問題はほんの氷山の一角に過ぎない。 今回のエラーは氷山の一角に過ぎないと思われる。 こうなったらとことん調査を行い、これ以上重大なエラーが発生しないよう至急改修を行う必要がある。 「氷山の一角」の類語と対義語 類語「千重の一重」は「多くのうちのごく一部」の意味 「千重の一重」(ちえのひとえ)と言う言葉は、日常生活ではあまり見聞きする機会が少ない言葉かもしれませんが、「氷山の一角」と同じ「多くのうちのごく一部」の意味を持つ類語です。 「氷山の一角」は悪い意味合いで使われることが一般的であるため、「多くのうちのごく一部」を良い意味合いで表現したい場合には「千重の一重」を使うのがよいでしょう。 「片鱗」も「多くのうちのごく一部」の意味を持つ類語 「片鱗」(へんりん)も「氷山の一角」の類語となります。 「片鱗」とは「鱗」(うろこ)の一欠片を指す言葉で、「才能の片鱗をのぞかせる」など、「多くあるうちのごく一部」の意味として使うことができます。 「氷山の一角」の対義語は「一切合切」 「一切合切」(いっさいがっさい)は、「なにもかも全て」の意味を持った「氷山の一角」の対義語となることわざです。 「一切」「合切」の言葉はどちらも「残らず全て」の意味を持っています。 つまり「一切合切」とは、「氷山の一角」のような「目に見えない部分」を残さず、「見えているものが全てである」ことを意味することとなります。 「氷山の一角」の英語表現 「tip of the iceberg」を使うのが適している 「tip of the iceberg」と言うフレーズは、直訳すると「氷山(iceberg)の一角 tip 」となり、慣用句「氷山の一角」と同じ意味として使うことができます。 「just」を前につけて「just the tip of the iceberg」と使うと、「氷山の一角にすぎない」とごく一部であることをより強める意味となります。 「only a small part of」も「氷山の一角」の英語表現 「only a small part of」と言うフレーズも、「氷山の一角」と同じ「物事のごく一部」を表す言葉で、「only a small part of problem」などと使います。 また「part」の部分を「amount」「picece」など他の単語に言い換えて使う事もできます。 まとめ 「氷山の一角」は「表に現れているのは物事の一部にすぎない」の意味を持つ言葉。 巨大な氷山も、実は海の上に見えているのはごく一部であると言うことを例えた慣用句です。 ビジネスにおいてリスクや重大な事故を回避するためには、「氷山の一角」を意識しておくことは重要です。 損害保険会社に勤めていたハインリッヒが提唱した「ハインリッヒの法則」は1つの重大な事故の後ろには多くの事故未満のミスが隠れているというものであり、まさに「氷山の一角」を表していると言えます。
次のパパと一緒に漢字のクイズ番組を見るのが大好きな子ども。 なぜパパと一緒が良いのか理由を聞いてみると・・・ 「だって、僕の知ってる漢字なんて氷山の一角なんだよ。 」って意味じゃなかったかな?と、気になってしまいました。 予想外の言葉の使い方に「あれ?」っとなってしまう。 そんな経験あなたにもあると思います。 よく聞く言葉だからこそ、きちんとした使い方を知っておきたいですよね。 スポンサーリンク 氷山の一角の語源・由来とは? 突然ですが、あなたは「氷山」とは何なのかご存知でしょうか? 実は意外に勘違いして覚えている人が多いので、まずは氷山について説明しますね。 「氷山」とは、陸氷から分離して海面を漂っている氷の塊のことです。 ただし、氷塊が海面上 5メートル以上ある場合に限られており、海面を漂っている氷の塊を全て「氷山」と呼ぶわけではありません。 大きさによって氷山・氷山片・氷岩と区別されています。 海面を漂っている氷山。 海面から出ている部分が、最低でも5mメートルなのですから海中にはもっと大きな氷山がかくれているということですよね。 ちなみに、映画「タイタニック」で、タイタニック号が氷山に乗り上げるシーンを思い出してみてください。 タイタニック号が沈没した原因の一因は氷山にぶつかったこと。 見えている一部分だけで高さ20m弱ですから、とてつもない大きさですね。 海上に見えている「氷山」の下には、それと比べようもないくらい大きな「本体」がかくれている。 物事も同じです。 明るみに出ているのはほんの一部にすぎず、明るみに出ていない「本体」の部分はもっともっと大きいのだ。 と、いう状態を氷山に例えている比喩表現が語源ですね! さて、「氷山の一角」の意味と語源が無事にわかりました。 それでは次に実際の使い方を例文を使って紹介します。 氷山の一角の使い方・例文! 政治家の汚職事件。 今回は、たまたま表に出たけれど、 これはきっと氷山の一角に過ぎないんだろう。 不正はもっともっと、表面化していけばいいのにね。 「悪いこと」が明るみに出たときに使われています。 実は、 「氷山の一角」は主に良くない事に対して使われることが多く、発覚している部分の何倍も闇があるようなことを表すのに多様されます。 ただ、語源から考えると、別に悪い意味だけではなく、良い意味でも使えそうなのになぜでしょうか? その理由は、この言葉が生まれた時代に関係があります。 氷山の一角は1960年代半ば以降と比較的 最近生まれた言葉。 ちょうどその頃は、公害や汚職問題などの社会問題・凶悪犯罪がマスコミで頻繁に新聞やテレビで頻繁に取り上げられ始めた時期だったのです。 マスコミがこれらの情報を伝えるときに「氷山の一角」という言葉を多用したことで、 「氷山の一角」は悪い物事に使う言葉。 と、いうイメージが出来上がってしまったんですね。 なので、 最近話題のご当地キャラ。 私が知っているのなんて氷山の一角で、ご当地キャラは星の数ほど居るらしいよ。 もっとたくさんのご当地キャラに会いたいな。 と、いうような「ほんの一部」という意味で使う使い方も決して間違いではありません。 冒頭の会話も同じ使い方ですね。 しかし「悪い意味」で使う、というのが浸透しているのも事実です。 先ほど、「類語を使う」というお話しが出ましたね。 せっかくですから、ここで類語の紹介をしましょう。 片鱗をのぞかせる:全体のほんの一部が明らかになること。 一端を見せる:「片鱗をのぞかせる」に同じ• 垣間見せる:ちらっと見せる。 千重の一重(ちえのひとえ):数多くあるうちの、ほんの一部分。 などがあります。 直訳すれば、「氷山の先端」ですが、「表に出たほんの一部」と訳され、ほとんど「氷山の一角」と同じ意味になるんですよ。 」が「氷山の一角」の語源である。 という説もあるんですよ。 私たちが日ごろ耳にする慣用句やことわざ。 たくさん知っているつもりでいても、氷山の一角にすぎないのでしょう。 いったいどれくらいの数があるんでしょうね。 全貌を明らかにするためにも、の精神で疑問を感じた慣用句やことわざを調べて知識を広げていきましょう。 きっと、毎回新しい発見がありますよ! 関連記事 一部広告含む•
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また、非常に頑丈であり巨大な重量を有するため、容易くを損傷させる。 このため、の航行にとっては非常に危険なものである。 氷山との衝突事故で最も有名なものの一つが、4月14日の「」である。 成因と分布 [ ] 氷山が見られる海域は限られており、南半球では、北半球では東岸とその周辺の島々からしたものが高緯度に広がる。 やなどでは氷山は見られない。 南極地域と北極地域では氷山の成因が異なる。 南氷洋では、南極大陸から押し出された により形成されるため、上面の平らな台状を呈し、巨大なものが多い。 北大西洋では が海に流れ込んでできるので、とがった山型の形状のものが多い。 氷山の形成に関する説明は、1760年にロシア人のによって初めて発表された。 各海域の氷山 [ ] 北大西洋 [ ] 20世紀になると氷山の研究や監視のため幾つかの機関が設立された。 タイタニックの事件を教訓にしてに設立されたInternational Ice Patrolは、の氷山を監視している。 北大西洋に存在する氷山の平均的な一生は、およそ3000年前にとして降り、となって堆積して50年後には氷河となり、数千年かけて移動し、最後に氷河から分離して氷山として海に浮かぶことになる。 同海域の氷山は、氷山になってから平均で3年経過したものである。 南極海 [ ] の氷山はアメリカの が監視し命名している。 名前は、以下に示す氷山が形成された場所を示すアルファベットと数字からなる。 符号 西限 東限 海域 A 、 B 西経90度 、東部 C 180度 ロス海西部、 D 0度 東経90度 、ウェッデル海東部 2000年から分離した氷山は、最初面積が1万1000 あり、記録されたもののなかで最大であった。 2002年11月には2つに分裂した。 2004年12月の時点でも、この氷山が分裂したもののなかで最大のもの(B15A)は面積が3000km 2あり、依然世界最大であった。 数の変動 [ ] 北大西洋では、平均で毎年約500個の氷山が、横断に危険を及ぼす境界線である北緯48度より南に達している。 ただ、この個数には大きな変動があり、最も少なかったは0個、次に少ないとは1個となっている。 この変動の原因としては、当初 ENSO や NAO などが考えられていたが、長期的に見ると関連性が薄いことが分かった。 短期的には、NAOと強い関連性が見られることがある。 20世紀以降のに伴い、大規模な氷山の誕生(棚氷や氷河の崩落)が増加傾向にあるとされており、の影響ではないかと考えられている [ ]。 「氷山」を用いた表現 [ ] 氷山の一角 海上に見える氷山は一部であり、海中にある氷山が大きいことから、全体像が明らかになっていない中で一部のことが明らかになっている状態のことを「氷山の一角」と比喩した表現をすることがある。 英語でも the tip of the iceberg と言う。 以吾所見乃氷山也 、がの権勢を、太陽の下で溶ける氷山のようだと評した(『』)ことから、氷山は頼りないものの喩えに使われる。 本項で説明されているとおり、海洋を航行する船舶にとって氷山は、「頼りないもの」とするには極めて危険な存在である。 出典 [ ]• International Ice Patrol• International Ice Patrol• International Ice Patrol• NHK広報局. 2019年11月24日閲覧。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するメディアがあります。 - 氷山でを作る計画• - 衛星写真で確認された中で最大の氷山.
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