看護師・助産師を免許を取得後、未熟児病棟、脳神経外科病棟、産科病棟で医療業務に従事。 その後、医療現場での経験を活かして、青年海外協力隊の看護職としてアフリカに2年間駐在し、現地の医療技術向上に貢献。 臨月に入れば、赤ちゃんと対面できる日まであと少しです。 陣痛が来るまでの間は自宅で安静にして過ごしたいところですが、上の子の送り迎えなどで車や自転車に乗りたいこともありますよね。 今回は、臨月に車や自転車の運転をしても大丈夫なのか、どのようなことに気をつけて運転するべきかをご説明します。 臨月に自転車は運転しない方がいいの? 臨月だけでなく、お腹が大きくなる妊娠中期~後期以降は、できれば自転車の運転を控えたほうが安全です。 この時期に妊婦さんが自転車に乗ると大きなお腹で足元が見づらく、バランスが不安定になるため、転倒する恐れがあります。 また、自転車に乗っているときにふらつくと、思わぬ事故に巻き込まれる恐れもあります。 上の子の保育園の送り迎えや買い物など、自転車で出かけたいこともあると思いますが、できれば時間に余裕を持って、徒歩での移動に変えることをおすすめします。 関連記事 臨月は車の運転を控えた方がいいの? 臨月に車を運転すること自体が、赤ちゃんや妊婦さんに悪影響を及ぼすことはありません。 しかし、臨月の運転にはいくつかのリスクが伴います。 妊婦さん自身が車を運転するのは、どうしても必要なときだけにとどめておいたほうがいいでしょう。 ここからは、臨月の車の運転について、リスクや注意点を詳しくご説明していきます。 臨月に車を運転しない方がいい理由とは? 臨月に車を運転することには、以下のリスクが伴います。 注意力が散漫になる 妊娠後期になると、眠気を抑える「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌量が増加します。 そのうえトイレが近くなったり胎動が激しかったりして、夜中に何度も目を覚ましてしまうことがあります。 すると、夜の眠りが浅くなり、日中に強い眠気に襲われることがあります。 また、臨月に入る頃はお腹がかなり大きいので、少し動くだけでも疲れやすく、疲労感から眠気を感じやすくなります。 眠くて注意力が散漫だと、判断力が低下し、結果的に不意な交通事故を引き起こしてしまうリスクがあります。 体に負担がかかる 車の運転をすると、気づかないうちに、渋滞などでストレスを感じたり、事故を起こさないように緊張したりします。 また、同じ姿勢で車の運転席に座り続けることは、お腹が大きい妊婦さんにとって、腰を痛める原因にもなります。 いつ陣痛や破水が起こるかわからない 臨月の妊婦さんの体は、赤ちゃんがいつ生まれてもおかしくない状態です。 陣痛や破水が突然起こるかもしれません。 運転中にそのようなことが起こると、パニック状態に陥ってしまったり、分娩への対処が遅れてしまったりする可能性があります。 事故に巻き込まれるかもしれない 妊婦さん自身がどんなに安全運転を心がけていても、ほかのドライバーの事故に巻き込まれる可能性はゼロではありません。 関連記事 臨月に車を運転するときの注意点は? 前述のとおり、臨月の車の運転はあまりおすすめできませんが、やむを得ず運転をしなければいけないときは、以下の点に注意してください。 無理をしない 運転中にお腹の張りやめまいなど体の異変を感じたら、安全な場所で停まって休みましょう。 長時間の運転は避け、目安として1時間ごとに10~15分の休憩をとるようにしてくださいね。 陣痛や破水があればすぐに病院に連絡を 運転中に陣痛や破水が起こったら、すぐにかかりつけの病院に連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。 できることなら、妊婦さん1人で車に乗るのは避け、何かあったときには同乗者にサポートしてもらえる状況を作っておきたいですね。 ただし、これは「妊娠中はシートベルトを着用しなくてもよい」ということではありません。 たとえ臨月であっても、シートベルトは着用しましょう。 安全のためにもしっかりと着用したいですね。 妊婦さんがシートベルトを着用するときは、斜めベルトを左右の胸のあいだにきっちりと通し、腰ベルトはお腹の上を横切らないよう、恥骨の上を通らせると、体への負担が減り、楽になります。 お腹を圧迫されてどうしても不快に感じるという妊婦さんは、シートベルトの補助具を活用してみましょう。 日本育児 マタニティーシートベルト 税込価格 3,920円 臨月に車を運転するときの持ち物は? 臨月に車を運転するときは、万が一トラブルがあっても対処できるように、以下の持ち物を携帯しておいてください。 母子手帳・健康保険証・診察券 トラブルに巻き込まれたときにすぐ対応してもらえるよう、運転するときに限らず常に持ち歩くようにしましょう。 携帯電話 かかりつけの産婦人科の電話番号を登録しておき、医師の指示や診断が必要なときに、すぐに連絡できるようにしておきましょう。 ナプキン 突然の出血などに対応できるよう、生理用ナプキンを1~2枚カバンのなかに常備しておくと安心です。 バスタオル 突然の破水にも対応できるように、大きめのバスタオルを後部座席などに置いておきましょう。
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個人差はあるが経産婦だと開うスピードが早め? よく、初産婦さんよりも経産婦さんの方がお産が早いと聞きますよね。 では、初産婦さんと経産婦さんで子宮口の開き方は違うのでしょうか? これにも個人差はありますが、経産婦さんの方が頸管や産道が柔らかく、1度赤ちゃんが通っているため子宮口が開きやすい傾向にあります。 そのため、陣痛が始まり、子宮口が全開大するまでの分娩第1期の平均所要時間を比べてみても、初産婦さん(10~12時間)、経産婦さん(4~6時間)と差があります。 しかし、経産婦さんだからといって必ずしもお産がスムーズにいく!というわけではなく、一度として同じお産はないように、初産婦でも経産婦でも様々なケースがあります。 無理のない範囲で医師に相談しながら 出典: 子宮口がなかなか開かないと、病院で「たくさん歩いてください」と言われたりしますよね。 あくまで医師に相談しながらですが、子宮口を開くために自分でできることを紹介してまいります。 まずウォーキングをしたり、マタニティースクワット(足を広げて腰を落とした体制で行うスクワット)を行ってみたりしましょう。 またよく「床掃除が良い」なんて聞いたことはありませんか?四つん這いで雑巾がけをする格好は足を開くので股関節が柔らかくなるという効果が期待されます。 ただし、腰痛がある人は無理は禁物。 あぐらをかくだけでもいいでしょう。 また、身体を温めることも大切です。 身体が温まると血行がよくなり、腰や足の筋肉なども柔らかくなります。 逆に身体を冷やすと、血行が悪くなり痛みに敏感になります。 普段から靴下を履いたり、身体を温める食べ物を摂ることなどを心がけて下さい。
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子宮が大きくなると腸の動きが鈍くなるため、どうしても便秘になりやすいです。 また、おなかが大きくなったことで体を動かすことが少なくなり運動が不足することから便秘になる人が多いようです。 軽いストレッチなどで血流を促したり、朝起きてからコップ1杯の水を飲んで腸を刺激してから朝食をとり、決まった時間にトイレに行くようにしたりすると、便秘解消に効果的です。 また、食物繊維の多い食材をできるだけ料理に取り入れるなど工夫をしましょう。 それでも便秘が改善されない場合は医師に相談をして、便秘薬を処方してもらいましょう。 我慢しすぎると腹痛を起こすことがあります。 また、痔の原因になることもあるので、そうなる前に医師に伝えましょう。 妊娠中はどうしてもむくみやすくなりますが、むくみが気になるからといって水分量を減らさないでください。 むくみが気になる場合は、水分補給をしたうえで、塩分を控える工夫をしましょう。 むくみが気になる人は、悪化する前に指輪などは外しておきましょう。 帝王切開の場合、対極板 アース を貼り電気を体外に逃がしますが、金属の指輪などがあるとその隙間に電流が発生しやけどを起こす可能性があるのです。 むくんでいると外せずに指輪を切断します。 手術にならない場合でも、妊娠後期から産後にかけてかなり全身がむくみ、抜けなくなり血流が悪くなる人もいます。 臨月に入っても指輪をつけていたい場合は、毎日抜けるか確認をして抜けにくくなったら取っておきましょう。 「バースプラン」とは、どんなお産にしたいのか希望を紙に書いて病院に提出するものです。 バースプランの提出を事前に求められる病院もあれば、そうでない病院もありますが自分のバースプランを伝えることはできます。 ただし、バースプランはあくまでも希望です。 優先されるのは赤ちゃんとママの安全なので、必ずしも希望通りなるとは限りません。 また、病院の方針によっては対応できない場合もあるのでその点は理解しておきましょう。 バースプランは例えば、立ち会い出産をするのかしないのか? 立ち会いを希望する場合はどの時期までなのか? あるいは、会陰切開は極力しないでほしいとか、お産が始まったら自分の好きな音楽をかけてほしいといった環境面のこと。 また、お産が終わったら極力早い段階で骨盤ベルトを巻きたいので手伝ってほしいなど、お産開始から産後までの希望を具体的にリクエストできます。 もちろん、特にバースプランはないという妊婦さんもたくさんいます。 臨月は、赤ちゃんの体の機能も整い、いつお産が始まってもおかしくない時期です。 出産に向けて入院の準備をしておきましょう。 医師から安静にするよう指導を受けていないのであれば、無理のない範囲でウォーキングなどをして体を動かしましょう。 つわりが落ちつき食欲が出る時期ですが、急激に太らないように最後まで体重管理を怠らないように。 また、むくみやすいので塩分の取りすぎにも注意しましょう。 遠出の旅行などは控え、外出するときは必ず母子手帳を持参すること。 破水が起きたときは、すぐにお産をする施設に電話をして指示に従いましょう。 不安なことがあった場合は医師や助産師、家族などに相談をして、できるだけゆったりとした気持ちでラスト1ヶ月を過ごしましょう。
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