隣の芝生は青く見える 情報 作者:駱駝 イラスト:ブリキ ざっくりあらすじ いつも憎まれ口を叩くパンジーだが、呪いだと告げるほどの天敵が現れた。 感想などなど 一方的で過度な好意は迷惑であろう。 一線を越えればストーカーとしてニュースに名が載ることになりますし、そこまで行かずとも嫌われることになります。 悲しきかな、好意を必ず受け取って貰えるというのは幻想なのでした。 本作においてはパンジーがジョーロに対して、過剰とも思えるような好意を見せつけています。 それに対して答えようとしないジョーロ、もうこの時点で必ず好意を受け取って貰えるということは幻想だと分かります。 サンもパンジーに対して好意を抱いていますが応えて貰えず、元より第一巻からしてややこしい恋愛模様による拗れが描かれていました。 第二巻も第三巻も、誰かが誰かに(大抵ジョーロに対してですが)好意を抱いたことによる騒動を描いていました。 第四巻も例外ではありません。 これまでジョーロ達のいる高校内でのドロドロ恋愛劇だったものが、他校を巻き込んでまでの騒動へと発展してしまいます。 第四巻はジョーロ達のいる高校内で、パンジーとサンの恋路を応援してあげたいという心優しき女子高生・蒲田公英が現れてアタフタする前半部と、ひょうんなことで仲良くなった他校の図書委員・葉月保雄との一騒動の後半部で描かれている。 それぞれ感想らしき何かを書いていこう。 まずは前半部。 この前半戦の魅力を伝えるためには、超カワイー女子高生にして、これまで九十七回告白されたと自称し、少女漫画で恋愛を学んだ野球部のマネージャーである蒲田公英、通称タンポポについて説明しなければ……あれ、もうほぼ説明してしまった……。 彼女はサンに万全な状態で大会に参加して欲しいと考え、パンジーとサンに付き合って貰おうと考えたようです。 「守るべき女がいれば男は強くなる」ということ考えであるらしく……どうやら彼女は少女漫画で男というものを学んだのでしょう。 そんな彼女のちょっとエッチなブロマイドに釣られ……いや、サンのモチベーションのために奮闘します。 まぁ、指示をするタンポポの脳内がかなりポワポワしているせいで、「突然抱きつけ!」とか「告白しろ!」とか意味不明すぎるのですが……まぁ、いいでしょう。 無理矢理押しつけられた好意など、受け取る人間なんてそうそういませんからね。 さて、問題の後半では他校の図書委員・葉月保雄、通称ホースとのエピソードになりました。 まずは彼がジョーロのいる高校にやって来た理由を説明しましょう。 そのきっかけというものは恐ろしいまでに突発的でした。 なんと「図書室の閉鎖」が決定したのです。 どうやら、あまりにも人が来なさすぎるために予算削減の煽りを受けてしまったようでした。 しかし、教師達と話し合い『指定された期間のやって来た人員をこれまでの十倍に増やす』ことができたら、図書館の閉鎖を取り消しても良いと言われたのです。 とはいいつつも、その提示された条件というものが思いの他厳しい。 これまで全く図書室を利用してくれなかった人々を呼び込まなければいけないのですから。 そのための助っ人として呼ばれたのが、ホースだった訳です。 彼の手腕は見事と言わざるを得ませんでした。 なるほど、助っ人として呼ばれるだけのことはあります。 アイデアの豊富さ、それを実現するだけの行動力、協力してくれる人を集めるだけの集客力もある。 顔もイケメンときた。 彼はモテモテなのでした。 しかし、彼には重大すぎる欠点がありました。 個人的に本シリーズにおいて一番厄介な存在と言えるかもしれません。 あのパンジーですら、彼のことを呪いと呼ぶほどのヤバい奴なのです。 さて、勘違いして欲しくないのは、『彼は何も悪いことをしていない』ということです。 嘘もついていませんし、他人を騙すような策略を立てることはありません。 凄く失礼な言い方をすると、もはや存在自体が厄介とでもいいましょうか。 この説明の意味を本作を読んだ方は実感することでしょう。 そして、あなたの知り合いの中にも、おそらくは一人くらい似たような人がいるのではないでしょうか。 最後にこの言葉を贈りましょう。 『鈍感は罪である』と。 【前:】【】【次:第五巻】.
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主人公は、男子高校生の通称「ジョーロ」こと如月雨露 きさらぎあまつゆ です。 モテたいがために純情な鈍感少年を演じているものの、実はブラックで欲望にまみれているジョーロには、2人の気になる美少女がいました。 1人は「ひまわり」というニックネームで呼ばれる、幼馴染の日向葵 ひなた あおい。 もう1人は「コスモス」という愛称で呼ばれる、生徒会長の秋野桜 あきのさくら です。 しかも、サンちゃんの想い人は、地味な眼鏡少女の「パンジー」こと三色院菫子 さんしょくいんすみれこ です。 さらにパンジーが、ストーキングするほど好きな相手は、主人公のジョーロだと判明します。 三角関係どころではないこじれた人間関係が、コメディタッチで描かれていきます。 主人公のジョーロは純情な鈍感少年を演じることで、ひまわりかコスモスのどちらかと付き合えないかと画策していました。 しかし、2人が好きなのはサンちゃんだと知り愕然とします。 悲しむジョーロに近づいてきたのは、彼に対しストーカー行為を行うパンジー。 とらえどころのない彼女に恐怖し、彼は逃げ出します。 そんな中、思わぬ事件が起きます。 ジョーロは、サンちゃん・ひまわり・コスモスの恋模様を意のままに裏で操り3人の恋路を邪魔していた、という噂が流れ始めたのです。 悪い噂はクラス中に広まり、ジョーロは生徒会を解任され、いじめられることに。 ところが、ずっと彼を見ていたパンジーだけは真相に気づき、サンちゃんを詰問します。 実はサンちゃんは中学時代からジョーロを恨んでおり、彼を陥れる嘘を喧伝していたのです。 結果、サンちゃんはクラスメイトの前で真実を話して謝罪。 学校でのジョーロの信用は回復できました。 また、パンジーが眼鏡を外すと美少女だったと判明するのでした。 ジョーロは、1巻の騒動で疎遠になりかけていたひまわりとサンちゃんとの仲直りを果たします。 また、パンジーも勝手にジョーロの母親と連絡を取り合う仲になっており、良くも悪くも関係が進展。 しかし、新聞部の「あすなろ」こと、羽立桧菜 はねたちひな という女子が現れ、また別の騒動を起こします。 あすなろは、ジョーロの三股疑惑についての校内新聞を執筆しており、またしても彼が悪評のせいで孤立しかけるのです。 しかし実はあすなろはジョーロに恋心を抱いており、彼を独占したいという想いから、デマ新聞を刷っていたことが発覚。 歪んだ愛情表現に辟易とするジョーロでしたが、そこに助けに現れたのは、生徒会長のコスモスでした。 コスモスがあすなろの悪事を暴き、デマ新聞騒動は事なきを得ます。 また、彼女は1巻の騒動以来、ジョーロが仲直りに来ないことがショックだった、とも伝えるのでした。 その点も含めて和解し、メインキャラクター同士のわだかまりが完全に解消されます。 串カツ屋の娘「ツバキ」こと洋木茅春 ようきちはる が、ジョーロのクラスに転校してきます。 ツバキは以前ジョーロに出会った時から好意を寄せており、パンジー・コスモス・ひまわりに対して、「ジョーロを賭けた戦い」をすると宣言。 そんな中、彼はパンジーから借りた希少本を汚してしまいます。 意地になって全額弁償しようとするジョーロに対して、パンジーはその態度は誠意ではなく自己保身だと指摘し、喧嘩になるのでした。 弁償代を稼ぐために、ジョーロはツバキの串カツ屋でバイトをはじめ、クレーム対応を経験しつつ給料をゲット。 目的の本が売り切れていて焦るのですが、ひまわりが本を確保してくれていました。 ジョーロは彼女のおせっかいに反発しつつ、お返しにラケットをプレゼント。 パンジーにも本を返却し、仲直りすることが出来たのでした。 野球部のマネージャーの「たんぽぽ」こと蒲田公英 かまたきみえ が、パンジーに恋人を作らせたいと、ジョーロに協力を求めます。 たんぽぽは白状し、本当の目的が葉月保雄 通称ホース という、唐菖蒲高校の鈍感イケメンと自分が付き合うためだったと話します。 ホースは中学時代に同級生だったパンジーに今でも恋心を抱いているため、彼女に恋人を作って諦めさせたかったというのです。 ちょうどその時期に、学校では図書館が廃館になる可能性が浮上。 図書館のパンフレット改善のためにホースが有能な協力者として現れました。 パンジーはそんなホースに対して、過去の恩を感じつつも「他人の裏の気持ちが分からない人」だと嫌悪感を抱いています。 人間模様を把握したジョーロは、人助けのつもりで、好きでもないのにパンジーに告白。 すると、なんと彼女は告白を断ってしまいました。 パンジーは、ジョーロの告白が本気ではないと喝破し激怒した上、もしサンちゃんが甲子園に出場できたら、彼の恋人になると約束してしまったというのです。 絶句し落ち込むジョーロでしたが、サザンカやツバキ、そしてサンちゃんとの会話を通じて、パンジーへの気持ちを見つめ直します。 髪留め1つを1票として女子に人気投票をさせ、どちらがパンジーにふさわしい男が決めようというのです。 敗者は彼女から離れるというペナルティがあり、高校野球地区大会日を期日とします。 また、引き分け対策として高校野球の勝敗も、1票にカウントすることに。 ホースは男らしく条件を承諾。 ジョーロは仲の良い女子が自分の投票すると踏み、勝利を確信します。 ところが、ジョーロの計算が狂いました。 コスモス・ひまわり・あすなろは、恋敵であるパンジーを排除したいため、ホースに投票したのです。 しかも女子3人は、ジョーロに対してその場で告白してくるのでした。 ジョーロは勝負の期日まで、女子たちに追いかけ回されることに。 投票で不正をしないように、そして告白の回答をするようにと迫られ、逃走しながら作戦を立てます。 そしてついに決着のとき。 ジョーロは投票ルールの裏をかいて、球場にいた無関係な人からも髪留めを集め、投票数を10票に増やしていました。 しかしホースもルールの裏に気付いており、同様に無関係な人の髪留めを98票集めていたのです。 しかしそこから怒涛の展開が待ち受けていました。 チア部や吹奏楽部などの髪留めと、野球の勝利票も加算されてジョーロは99票を獲得。 そしてパンジー自身もあらためてホースに大嫌いと伝え、ジョーロへ髪留めを手渡します。 両想いで決着がついたのでした。 パンジーとの交際がはじめるかに見えましたが、ジョーロは他の女子たちとのハーレムを望み、全員から怒られます。 主人公の姉である「ジャスミン」こと如月茉莉花 きさらぎまりか が、大学の夏休みで実家に帰ってきました。 姉に黒歴史ポエムを広めると脅されたジョーロは、パンジー・コスモス・ひまわりと共にショッピングの荷物持ちをさせられます。 また、「フーちゃん」と呼ばれる唐菖蒲高校球児とたんぽぽとの恋愛を取り持ったり、あすなろの新聞取材をしたり、ツバキの店でのバイトをするなど、青春らしい日々を過ごすのでした。 姉のジャスミンに「自分の気持ちに正直になれ」と指摘されるなど、どことなく不穏な予感も漂いはじめます。 そんな中、唐菖蒲高校の生徒会長が、ただならぬ表情で、ジョーロを待ち受けているのでした。 「チェリー」こと唐菖蒲高校の生徒会長・桜原桃と、クラスのリーダー格のサザンカは、同時期にストーカー被害に遭っていました。 2人に借りがあるジョーロは、断りきれずに捜査を協力。 ストーカー対策のために、しばらくジョーロがチェリー、サザンカと恋人のふりをすることになります。 いつもの女子メンバーは、不満げながらも承諾。 ただこのことが原因で、コスモスがひまわり・あすなろと喧嘩してしまいます。 ジョーロは先日まで恋敵だったホースと連携し、チェリーのストーカーを追い詰めます。 ストーカーの正体は男装した生徒会書紀リリスで、彼女はチェリーへの依存心から、さもストーカーがいるかのように演出していたと突き止めます。 一方、サザンカのストーカーは「ミント」と呼ばれる高校1年生男子でした。 ジョーロは、ミントが本当のストーカーではないことも見破ります。 サザンカの友達が、彼女とジョーロとの距離を近づけるために、ミントにストーカーを演じさせていたのです。 ケンカしていたコスモス、ひまわり、あすなろの3人も仲直りして、問題はすべて解決できたのでした。 8巻はサンちゃんが主人公のスピンオフエピソードです。 甲子園に進出したサンちゃんが体育館裏にいると、牡丹一華 ぼたんいちか という少女が木から落ちてきました。 彼女は自分の名が嫌いだと話すので、アネモネという愛称をつけてやります。 アネモネは自身を「生後4ヶ月」などと語る変わり者でしたが、野球部のマネージャーになります。 彼女は野球について的確なアドバイスができたため、野球部はさらに実力を伸ばすのでした。 甲子園の決勝が迫った頃、アネモネは衝撃の事実を話します。 彼女は4ヶ月前に交通事故に遭い、記憶障害が起きた結果、二重人格になっているというのです。 しかも、今まで会話していた方の人格が偽物で、元々の牡丹一華は全く別の性格だと分かります。 甲子園に優勝すればアネモネの人格は保たれるのではないか、と思われましたがサンちゃんたちは敗退。 アネモネの人格は消滅していきます。 その後、サンちゃんは別人になった牡丹一華と、笑顔を作ってキャッチボールをするのでした。 焼き鳥の「ヒイラギ」こと元木智冬 もときちふゆ は、串カツ屋のツバキをライバル視していました。 過去に様々な方法で対決し152敗もしていたのですが、今度は体育祭の屋台の売上勝負を挑みます。 「売上勝負に勝ったチームの人員は、敗者に何でもお願いごとができる」というルールを聞きつけ、ジョーロはヒイラギに協力することに。 勝ってハーレムを作ろうというのです。 様々な部活や生徒会を巻き込んだ商戦の結果、1770本対1785本で、ヒイラギ陣営が勝利。 彼女はツバキに「友達に戻って欲しい」とお願いし、快諾されます。 ジョーロも意気揚々とお願いをする予定だったのですが、彼の参加登録情報はパンジーの企みによって事前に書き換えられたと判明。 敗者扱いになってしまいます。 勝者陣営のパンジーは、敗者となったジョーロに対して「2学期の終わりに、この仲の誰か1人を選んで」と、真剣な恋のお願いするのでした。 年に1回の行事「繚乱 りょうらん 祭」が近づき、校内は浮足立っていました。 しかし、前夜祭のイルミネーション道具が紛失してしまい、犯人候補としてパンジー・コスモス・ひまわりの3人が疑われてしまいます。 捜査を進めていくと、たしかに偶然が重なった結果、ひまわりがゴミと混同してイルミネーションを捨ててしまったと判明。 ただ、発端はたんぽぽを憎む一年生・撫子や、コスモスを嫌うソフトボール部員「プリムラ」の小さな嫌がらせのせいでした。 誰が責任を取るのか、と問題が起きますが、生徒会会計「山葵」のおかげでイルミネーションを用意し直すことに成功。 無事ライトアップされた夜に、生徒たちは大切な人へ花を贈り合います。 そんな中あすなろは、花言葉で「離別」の意味が込められたスイートピーを、ジョーロに渡します。 新聞部で情報通のあすなろは、ジョーロの本命の女の子を見抜いたと話し、泣きながら友達に戻ると別れを告げたのでした。 かつてパンジーを賭けてジョーロと戦ったホースが、「繚乱祭」に訪れることになりました。 彼は当初、「海外に渡るので思い出作りに来た」と話していましたが、実際は2週間の短期留学に過ぎないと分かります。 ホースの本当の目的は、ジョーロたちと仲直りすることでした。 また、すでにパンジーへの想いには整理がついており、現在は幼馴染の「つきみ」が気になっていると明かします。 ジョーロも和解したいと感じていたため、一緒にイベントを回って楽しむことに。 キャンプファイヤーの夜、サザンカはジョーロに本気の告白をしてきます。 自身が本命ではないと自覚しつつも、いつか振り向かせて見せると語り、彼の頬にキス。 ホースは、ジョーロが今後周囲を全員敵に回し孤立するのではないかと、不穏な予言をします。 困ったときには力になるとも言ってくれますが、ジョーロはまだその言葉の意味が分からないのでした。 「繚乱祭」が終わり、ジョーロたち2年生は修学旅行で北海道へ。 宿泊する旅館には、ジョーロが小学校時代に好きだった女の子、ライラックがいました。 彼は彼女との思い出作りのため、彼女とひまわりを仲良くさせることを旅行の目的とします。 そのためには、ひまわりが元気であることが必要でした。 しかし、ひまわりはいつもと違い、意気消沈している様子。 ジョーロは彼女を励まそうとしますが、度々あすなろに妨害されてしまいます。 一方、コスモスは「ライラックが何か企んでいる」と推測。 心配した彼女は、たんぽぽと共に北海道に来てしまいました。 ライラックはひまわりに見せつけるかのように、ジョーロに急接近。 彼女の狙いは彼ではなく、小学校時代からライバル視していたひまわりだったのです。 ライラックに限らず、周囲のヒロインたちと自分を比較して劣等感を感じていたひまわりでしたが、あすなろとたんぽぽによって見事復活。 翌日、彼女はジョーロとライラックの2人行動に乱入し、無事もとの調子に戻りました。 ライラックはジョーロに告白しますが、彼は告白を断ります。 すると彼女は、彼がパンジーたちと交わした約束についてアドバイスしました。 今回の一件を機に、彼はアドバイス通り、これまでの「1人にだけ思いを伝える」約束を破棄。 代わりに、「全員に気持ちを伝える」ことへの変更を提案しました。 とある冬の日、ジョーロはサンちゃんに呼び出されてヒイラギの焼き鳥屋へ。 そこには、同様に呼び出されたホースとフーちゃんがいました。 男4人が集まると、サンちゃんはおもむろに恋愛相談を始めます。 すると他の2人も同じことを言いだし、結局ジョーロが3人分の相談を受けることに。 ジョーロは、これまで各ヒロインたちと過ごしたときのことを話し始めました。 本巻は、ジョーロとパンジー・ひまわり・コスモス・サザンカの4人との話を、それぞれ章立てて述べています。 サザンカは、一途に好きなのに素直になれず空回ってばかりだが、デレるとすごいギャップの持ち主。 ひまわりは今も元気いっぱいだが、実はそれだけではなく、見た目以上に思慮深いという思わぬ一面がありました。 コスモスは周囲が持つ凛としたイメージと実際のギャップに悩み、恋愛のことになれば途端にポンコツになる、など。 そして最後に、パンジーとのエピソード。 彼女もまた、ジョーロのことを好きなんだと感じさせる一方、彼女の抱える事情も徐々に明らかに。 彼女は、誰かとの約束を果たすため、代わりにジョーロに接近していることがほぼ確信的となったのです。 そして、この4人の集まりは、ジョーロが「約束」を果たした後の出来事でした。 ジョーロの恋の行方と、パンジーの秘密がいよいよ明かされつつあります。
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Posted by ブクログ 2016年02月20日 面白い。 メタフィクション的な部分や、この特徴的な文体は、好き嫌いが分かれるポイントと思うが、ワシは、書き切った点も含めて素晴らしいと思う。 コメディ芝居の台本を読んでいる気持ち。 また章題の付け方も良い。 初期の章はハーレムラノベふうなのだが、きっとここから転換するのだろうな、というのが分かるので読書意欲 が削られない。 物語の構造、どんでん返しの入れ方、キャラの立て方も、やはり小説というよりかは芝居を彷彿とさせるが、しっかりしている。 そんな中であえて構成に難をいうなら、ヒロインの行動は最善手とは思えず、この物語を成立させるためのものに見えること。 まぁこれも芝居的というかコント的と言えるが。 ちょっと大袈裟だが、筒井康隆氏的な実験小説要素を持ちつつラノベラブコメメソッドに落とし込むと、本作のようになるのかもしれない。 ネタバレ 購入済み 面白いのですけれども ma7 2017年03月01日 パクリ臭が結構すごい、読んでいると某青春残念ラノベのヒロイン、とある物語のツンデレちゃんが頭をよぎる。 映画やテレビの俳優たちが残念な格好をしても、センスがないだけで 綺麗は綺麗だし、カッコよさは隠れない など、冷めてしまう要素は多分にあるのだけど 文脈がスムーズ、前のレビューにもありましたが 個人的には、結構面白い漫才を読んでいるようでした。 言葉遊びが面白いと言ってもいい感じがしました。 読んでいて残念な気持ちになっても、爽やか青春群像劇で嫌な気持ちにならない さらっと楽しむのに最適 人の良い部分を描くのが上手い作品だと思いました。 Posted by ブクログ 2016年03月01日 献本に当選して読んだ本。 何というか読後感の悪い本。 内容はテンプレですが、この手の本がテンプレなのは決して悪いことでは無いと思います。 ただ、登場人物の行動理由に共感出来ないので、読んでいて腑に落ちないし、すっきりしない感じがします。 また、読み始めて半分ほどで登場人物が全てテンプレ的で浅いこと が分かるので、読み進めるのにやや努力が必要です。 この様な本を読むと、この本が目指したであろう「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」は売れるべきして売れていることが良く分かります。 登場人物が魅力的で行動に対して納得感があります。 読み易いことは確かですが、それだけでした。 厳しめでごめんなさい。
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