忘れてはいけない。 豪華キャストで紡がれる、名もなき人々の戦いの記憶。 投稿日:2020年5月13日 【賛否両論チェック】 賛:誰もが知る事故の真実と、その現場にあって命懸けで困難へ立ち向かっていた人々の存在に、観ていて頭が下がる想い。 否:専門用語が非常に多く、難解で分かりにくい上、想像以上にストーリーが淡々と進んでいくので、なかなか感情移入がしづらい。 東日本大震災とそれに伴った福島第一原発事故という、誰もが知る出来事の中心で、あの時実際には何が起きていて、どんな想いの人々が未曽有の困難へ立ち向かっていたのか。 そんなことを痛感させられるようで、改めて頭が下がる想いです。 佐藤浩市さん演じる伊崎当直長が、原子炉建屋へ向かう者を募るシーンに、思わずウルっと来てしまいました。 また、そうした命懸けの現場を省みず、自分達の都合だけで物事を進めようとする本店や官邸の姿も赤裸々に描かれ、巨大な組織体系や日本の旧態依然の体質といった部分も、改めて真剣に考えさせられるようです。 ただ難点をいえば、その性質上仕方がないことではありますが、やはり専門用語がとても多く登場するので、正直1度聞いただけでは何のことだか分からないまま、なんとなくシーンが過ぎていってしまう部分も多いです。 展開も思っている以上に、かなり淡々と事実だけを追っている印象も受けてしまいます。 それでも、決して忘れてはいけない人々の戦いの記憶であることは、想像に難くありません。 軽い気持ちでは勿論観られませんが、是非ご覧になっていただきたい作品です。 朝日はコロナでも日本を陥れるのか 投稿日:2020年3月12日 本作の原作者、門田隆将氏は、かって憤った。 それは、韓国セウル号の沈没事故で、船長が真っ先に逃げたと報じられた時だ。 突然、朝日新聞は 「福島第一原発の吉田所長調書」からだとして 「作業員は勝手に逃げ出した」と大々的に報じた。 すると外電もこれを配信し、フクシマフィフティなんていなかったと報じた。 門田氏は激怒。 産経新聞その他で、朝日を槍玉に上げ、世論もこれに同調。 かくして朝日は謝罪・訂正記事を書く羽目に。 当時、朝日の上層部は「韓国の船長が卑怯なら、日本人はもっと卑怯だ」と架空のストーリーを作り、記者に書かせたのだ。 その記事が虚構なのは、映画を見れば十分、分かる。 2号機のベントは、暗がりの中、人力で蓋を開けに、決死隊が入ったのだ。 まさに戦争だ。 伊崎を演じた、佐藤浩市はインタビューで言った「これは対岸の火事ではない」と。 今また、朝日は間違ったことを主張している。 コロナの軽症者を見つけるべく、簡易検査を導入しろと。 医者のK氏は、イタリアを見習えと言った。 孫正義氏も同調して、金ならあるから、100万キットの簡易検査キットを入れようと言った。 そのイタリアはどうなったか? 検査を受けさせろと人々が押しかけ、病院は来なくていい軽症者で溢れ、医療崩壊が起き、大勢の死者を出したではないか。 さすがに政権も、同じ主張を繰り返すテレビ朝日に反論した。 すると今度は言論統制だと言い出した。 笑止千万である。 ミスリードで国が滅んだらどうしてくれるのだ、朝日は。 とうに日本のメディアたる資格はないが、彼らはどこまで自覚がないのだろうか。 映画は感動作である。 それは間違いない。 ただ役者で画面渋滞を起こしている。 狭い現場に名優達がひしめき合っている。 さすがに勿体ない。 リアルにこだわったからだが、もう少しセットを大きくするとか、演出を入れてくれても良かった。 ちなみに、若松監督と主演の佐藤浩市は、織田裕二主演「ホワイトアウト」で佐藤が敵役テロリストを演じた頃からの付き合いである。 だが、映画では、現場より回想場面や避難所の佐藤の姿が光った。 現場を制したのは、やはり渡辺謙であった。 独眼竜以来、この人が画面にいると、つい目が釘付けである。 忘れてはいけない 投稿日:2020年3月11日 映画「Fukushima50」を観てきました。 東北で起こった悪夢のようなあの震災。 あれからもう9年も経ったんですね。 京都という何の被害にあってもいない人間でも東北のことを思うと胸が痛くなった。 そんなことを思い出しながら映画を観た。 あの頃の記憶がよみがえる。 福島の原発の現場では、命がけで大変だったということを知る。 あの頃のニュースでは福島の詳しい情報はわからなかった。 遠くから原発の映像を映してても 現場の細かい状況なんて 放送していなかった。 映画を観ていて思った。 やっぱりこういう緊急事態が起こると、 現場と政府の温度差とか すれ違いが必ず起こるなと。 現場で必死でやってる人の状況も考えず 国の上の人は勝手なことばかり指示する そして憤る現場。 疲れ切っている わかってもらえない歯がゆさ。 命がけで原発と闘っている人たちがいる そしてそれを国として伝えないといけない状況がある。 そんな中、本当の真実なんて知らされない。 こうして映画化されて 「こんなに大変だったんだ」と胸が熱くなる。 しかしこれは映画。 現実はもっともっと大変で悲惨だっただろう。 もちろんそうだろう。 でも今の日本という国は原発がある。 この問題は討論になると答えが出ないので今は置いておいて。 このような震災が起こった時に 恐ろしいことになるんだということだけは知ることができる。 普段何もなければ この電気は原発によって送られてきているということさえ忘れているだろう。 何も考えずネットや携帯のある便利な世の中でのほほんと暮らしている。 こういう震災が起こってはじめて知る 「原発の恐ろしさ」 便利さの裏にある深い闇。 こんなにひどい震災が起こらないと知ることもないなんて日本に住んでいながら恥ずかしいことだ。 そしてあの震災で津波が来てめちゃくちゃになった原子炉を命がけで守ってくれた人たちがいたことに深く感謝します。 全員が逃げ出していたら、日本はこんなに復興できてなかったでしょう。 私は忘れない。 あの日を。 それから東北は見事に復興を遂げた。 まだ完全ではないと思いますが。 日本人はすごい。 あれを乗り越えたんだから コロナなんかに負けるはずがない!! この映画に学ぶことは 「命がけでがんばってる人同士助け合う」ということだった。 誰も文句なんて言ってない。 命をかけて「僕がやります!」って手をあげていた人たちの強さと プロとしての意識を尊敬します。 あの日を忘れないで感謝して生きていきたいですね。 逃げたなんてよく書けたな、朝日 投稿日:2020年3月10日 本作は、門田隆将氏の原作の映画化。 朝日が後に独自入手した、吉田所長への調書にない事を捏造した「作業員は吉田の命令に違反して逃げた」なんて場面はどこにもない。 彼らはむしろ、吉田の退去命令にこそ逆らったのだ。 いい加減にしてほしい、朝日は。 最初の1号機の水素爆発を防ぐベント 排気 直前に、菅直人首相が現場に乗り込む場面でも、吉田所長役の渡辺謙は「首相用マスクだって予備もないのに冗談じゃない!」と毒ずく。 まさに彼らは寝る間もなく働いた。 菅直人役の佐野史郎も素晴らしかった。 やり過ぎない熱演で、至上空前の愚者を演じた。 東電幹部も、篠井英介が小役人がはまっており、吉田役の渡辺謙のキレる演技に反応してキレる、まさに演技合戦。 難を言えば、役者陣が豪華過ぎて埋没した人が多い。 現場の前線の紅一点、安田成美も出番が少ない。 机の下で「ノロケか」と渡辺謙にくさされる程度なのが勿体ない。 斎藤工なんてシン・ゴジラより出番が少ない。 ヘリからの水掛けは、官邸の思い付きであり、現場のシーンでも馬鹿にされていた。 ただそうなると、東京消防庁の放水で炉の冷却に成功したと思っていたが、その場面はなかった。 吉田は史実の通り、事故から2年後に食道ガンで死ぬ。 映画にも、井崎役の佐藤浩市とタバコを吸う場面がある。 タバコをやらなきゃ今も生きていたかもだ。 そして・・弔辞を読む井崎役の佐藤浩市。 まるで若き日の佐藤が社長の息子役で出た「社葬」のラストみたいだが、重さがまるで違う。 福島出身の井崎は、あれだけ頑張ったのに、避難所で「福島を守れなくてすいませんでした」と人々に深々と頭を下げる。 全編、浪花節で、鼻に付く場面もあるが、なに、横田基地の米軍だって浪花節じゃないか。 危機を乗り切るには必要なのだ。 そして今のコロナ禍も。 劇場を選べば、左右・前後に人を座らせない配慮のある所もあるので、場所を選びましょう。
次のレンタルと同時の見込み データからレンタル開始日を予測 今作と同じ「KADOKAWA」が配給している作品を例に発売日を予測しています。 「Fukushima 50」作品の詳細 門田隆将のノンフィクション『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を原作に、「沈まぬ太陽」「空母いぶき」の若松節朗監督が、佐藤浩市と渡辺謙他豪華キャストと邦画史上最大級のスケールで描く真実の物語。 作品情報• 原作:死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発• 上映時間:122分• 制作年:2020年• 配給:松竹、KADOKAWA• カテゴリ:日本を救った名も無き英雄たち!涙腺崩壊の実録感動作• AKBグループの48や、坂道グループの46と同じで、50という数字は正確に人数を表すものではなく、人数はその後約130人、約180人と変動し、その所属先は東京電力の他、関電工、東芝、日立製作所、警視庁機動隊、自衛隊、各地方年消防局等様々。 東京電力により氏名や所属会社等の詳細な情報開示は拒絶されているため、本作でも原発所長の吉田昌郎だけが実名です。 しかし、90人以上の関係者の取材と、事故調査・検証委員会による通称「吉田調書」を通して浮き彫りになった記録と記憶が劇中に多々縫い留められており、決断と献身、そして現場とそれ以外との切実な温度差は真に迫ります。 震災から9年経った今、映画として表現する事に抵抗のある人はまだまだ多いはずですが、ひとえに風化への危惧から真摯に取り組んだプロジェクトだと、関係者は口を揃えます。 反原発や脱原発を唱えるものではなく、事実に即した記憶を残さんとする超大作。 高い専門性が要求される中、電力マンとして身命を賭した人々への感謝と、危機管理体制への思索の必要性は、誰も否定できません。 主演の佐藤浩市と渡辺謙のタッグは映画としては「許されざる者」以来 過去に吉田所長役でドラマにオファーされたこともある渡辺は、本作の主役が佐藤演じる第一原発1・2号機当直長伊崎が主人公だからこそ、この難題に取り組む覚悟ができたと吐露しています。 しかし、自分より若い作業員を含む限られた人員で対応せざるを得なかった伊崎の現実。 想像を絶する恐怖と苦悩の中で尽力するフクシマ50の物語が英雄譚になるのは必然であり、「めでたしめでたし」で終われない事も自明です。 フクシマ50は2011年にスペイン皇太子賞と平和部門賞を受賞。 吉田昌郎は2013年に食道癌で死去。 被爆と病気の因果関係は低いとされていますが、事故や職責からくる極度のストレスが無ければ、58歳での逝去は無かったかもしれません。 社会問題をテーマとする作品に伝統意識を持つ角川映画が、復興五輪の年に敢えて放つ邦画史上最大スケールの超大作。 現在も数千人が原発での作業に当たっているとされますが、復興の過程で風評被害や差別とも戦っている福島県民の魂の声が、本作から聴こえるでしょう。 メルトダウンも風化もさせない、重い覚悟の一本です。
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解説 2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で、未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の知られざる姿を描いたヒューマンドラマ。 2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9. 0、最大震度7という日本の観測史上最大となる地震が起こり、太平洋沿岸に押し寄せた巨大津波に飲み込まれた福島第一原発は全電源を喪失する。 このままでは原子炉の冷却装置が動かず、炉心溶融(メルトダウン)によって想像を絶する被害がもたらされることは明らかで、それを防ごうと、伊崎利夫をはじめとする現場作業員や所長の吉田昌郎らは奔走するが……。 現場の最前線で指揮をとる伊崎に佐藤浩市、吉田所長に渡辺謙という日本映画界を代表する2人の俳優を筆頭に、吉岡秀隆、安田成美ら豪華俳優陣が結集。 「沈まぬ太陽」「空母いぶき」などの大作を手がけてきた若松節朗監督がメガホンをとった。 2020年製作/122分/G/日本 配給:松竹、KADOKAWA スタッフ・キャスト この作品を鑑賞する際には、まず作り手がどのポジションから原発事故を描いているのかを確認する必要があるだろう。 本作は徹底的に東日本大震災が起きてからの福島原発の現場にフォーカスしている。 原発事故が起きる以前にどんな対応や予算が組まれていたのかなど、原子力政策全体を俯瞰して語るポジションを採用していないし、事故当時の官邸側にも立っていない。 一本の映画で全てを語ることは不可能だ。 だから、この映画は徹底して現場を見つめるという選択をしている。 あの現場がどのような混乱の中で、誰がどのような決断を迫られたのか、混沌した状況がよく描かれている。 組織のあり方やリーダーの指導力などについても考えさせられる作品だ。 これを観て改めて思うのは、原発が一度制御不能になれば、人間にコントロールするのは難しいのだと言うこと。 コントロールできない力を使い続けることを良しとするのか、そういうことを訴えかける作品ではないか。 原発問題は何ら収束していない。 私が本作と向き合う時、自身が一体どのような感情へいざなわれるのか、恐ろしくさえあった。 いちばん避けたいのは、何か安易な感動に涙して、そこで示された着地点に満足してしまうこと。 そうなったならばもうおしまいだと思った。 自分も。 この映画も。 ただ本作はそのようなものではなかったと思う。 9年前、TV中継を目にする私は、あそこに命がけの人々がいることを知りながら、頭でその意味を理解するのを避けていたように思う。 本作は等身大の人間の行動や感情を突きつけ、同じ血の通った人々が身を投じていたことを改めて伝えてくれる。 見ていて怖かったし、結果が分かっているのに震えた。 もちろんこれは状況のほんの欠片に過ぎない。 他にも様々な立場の方々がいらっしゃるし、本作についても様々な感想や指摘があるはず。 我々は今後もできる限り「知りたい」と求め続けねばならない。 そう強く感じさせる一作だった。 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved. 「ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷」 C 2018 Danger House Holding Co. , LLC. All rights reserved. 「ANNA アナ」 C 2019 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 「ハリエット」 C 2019 Focus Features LLC.
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