世界で最も稼ぐユーチューバー、アメリカの小学生ライアン・カジくん(8歳)が、叩き出した数字だ。 彼の父親でマネジメントを取り仕切るのは、福島県出身の日本人、カジ・シオンだ。 高校生でアメリカに渡り、建築家として活躍していたカジさんがライアンくんの教育、今後の活動を語る。 本業は建築家で、事務所に所属し、キャリアを積み重ねていた。 ここまでは、どこにでもありふれたストーリーだ。 開始4カ月で、世界のトップ20にランクイン 「普通の一家」の生活が一変するのは、ライアンくんが3歳になった頃だ。 「ライアンが他のユーチューバーのおもちゃレビューが大好きで、やりたいと言ってきたのが始まりでした。 最初は趣味程度です。 僕たちの家族はベトナム、日本、中国などに点在していますから、ユーチューブにアップするのがちょうど良かったのです。 見るのも家族くらいだろうと思って撮り始めました。 それが、はじめて4カ月で、世界のトップ20に入るユーチューバになっていました。 チャンネルの再生回数が瞬く間に伸びていきました。 今から考えると、ライアンのナチュラルなリアクションが、他のキッズユーチューバーにはない特徴だったのかな、と思っています。 思ったこと、感じたことをそのまま撮影していました。 彼は本当に天真爛漫なんです。 すべてナチュラルに楽しみ、カメラのオンオフ関係なく、変わらないでいることができる。 始めたときから、彼はカメラの先にファンがいると理解して、語りかけていました。 驚いたのは僕たちです。 最初は趣味でしたが、ファンの数の伸び、再生回数の伸びを見ていると、影響力が広がっていると思いました。 もうこれは趣味でやる領域を超えています。 そこで僕も仕事を辞めて、制作会社を立ち上げて、ブランドとして運営をしていこうと決めたんです」 すべてはライアンくんのためだった。 これだけの影響力があれば、それを期待して接触してくる大人たちもいる。 ビジネスの波に飲み込まれ、嫌なことを我慢してやらせることはしたくなかったという。 「なるべくライアンが好きなことをやらせるようにしています。 最初はおもちゃレビューでしたが、今は年齢を重ねて、おもちゃの興味も変わってきています」 撮影時間は1週間で3時間を超えない ライアンが好きなことができるように、カジは2016年に会社を退職。 その後、本格的に制作会社立ち上げの準備を始め、経営に専念。 現在は従業員も抱えるようになり、ビジネス面はカジが担当し、制作のプロデューサーは妻が担当している。 大事なことは家族で決めている、という。 「僕と妻の間で、ライアンの撮影時間は一週間で3時間を超えないと決めています。 ライアンも興味が広く、平日は学校が終わった後、テコンドーや体操、プログラミングといろいろな習い事にチャレンジしています。 今、成功していても、彼が将来「自分はユーチュバーとしてしか生きていく道がない」とは思って欲しくないんです。 将来、ゲームプログラマーかコメディアンになりたいと言っているので、それならプログラミングの基礎は大事だろうと思って、習い事にも挑戦しています」 他のことを犠牲にしてまで、ユーチューブをやってほしくない 子供がユーチューブという新しいショービジネスの最前線に立つことになった。 家族として、葛藤はあったのだろうか。 「葛藤はほぼ毎日です。 何か判断を間違えれば、彼の将来の生活に関わる。 今日やったことが、彼が大人になる中で、本当に良かったと思ってもらえるかは不安はあります。 他のことを犠牲にしてまで、ユーチューブをやってほしいとは思わないんです。 ライアンが、一人の小学生として充実したプライベートライフを送るほうがはるかに大事です」.
次の
日本のYouTubeユーザーの数、特に若い層はどんどん増えてますよね。 前の世代がテレビに憧れたように、YouTubeなどのインターネット上のプラットフォームでエンタメコンテンツを見つけています。 これにはイイ部分もワルい部分もあるとベンは思っています。 多くの人に使われてて、誰でも簡単に利用できるプラットフォームというのは、新しいクリエイターや新しいコンテンツを発見するのに適してますよね。 でも、子どもがアクセスするから、無修正のコンテンツがいくつもあるのはちょっと危険です。 で、いま日本のユーザー数は世界のトップ10に入るくらいいます。 でも、やっぱり、YouTubeと聞くと「アメリカ」ですよね。 数がぜんぜん違う。 アメリカは人口の50%以上がYouTube愛用者で、どこの国とも比較にならない数!(中国は、YouTubeが禁止だから単純比較はできないのかもしれないけど)。 それだけ巨大なアメリカのYouTube市場だけど、子どものユーザー数がすごい増えてます。 そして、アメリカの子どもの滞在時間はヤバいです。 というところで、最初の「キング・オブ・アルゴリズム」を紹介しますね。 7歳のライアン・カジさんです! 日本でも知ってる人が多いと思う 「Ryan's Toys Review ライアンズ・トイズ・レビュー)」。 タイトル通りなんだけど、ライアン・カジくんがオモチャをレビューするチャンネルです。 やってること自体は普通なんですが、7歳のライアンの年収は25億円を超えています(今年は30〜40億円ぐらいになるかも)。 どうしてこのライアンズ・トイズ・レビューはそんなに稼げるのかは、アルゴリズム的によくできている点が多いから。 そんなファミリーフレンドリー(いやいや、広告会社フレンドリーだよね)で、オモチャメーカーとか動画スポンサーも見つかりやすいコンテンツ。 実際にこれを見始めると、「次の動画」や「オートプレイ」ボタンをお腹が空くまで押し続けてしまう子どもが多いんです。 そんなことがあるから海外ではYouTubeの子ども向けコンテンツについて、見過ぎてしまうのを制限したり、好ましくないコンテンツから防ぐ方法がないのか、議論されることが多いです。 でも、子どもを糖分やタバコ、アルコールといった中毒性の高いものから遠ざける手段はたくさんできているけど、ゲームやSNSは、ほぼ無制限。 これは社会として、複雑な問題だよね。 ちなみに、ベンはゲームもSNSも嫌いじゃないし、よく使ってるけど、安全なものだとは思ってないです。 ベンが紹介したいのは こっちの「キング・オブ・アルゴリズム」 子どもに与える影響の多いライアンのチャンネルだけど、今日ベンが本当に紹介したかったのは別にあります。 このチャンネルは、YouTubeだけでなくインターネット全体の人口分布の変化も示しているんです。 それが、YouTubeでもっとも登録数が多いチャンネル 「T-Series」です。 T-seriesがYouTubeのトップに躍り出たのは、ごく最近。 ほとんどの日本人は知らないだろうし、アメリカでもそんなに多くのユーザーに見られているわけではありません。 ただ、ヨーロッパ、特にイギリスだと、登録者のコミュニティがあったりもします。 これらの結果も、地理的な理由なんです。 もったいぶってるけど、もうちょっと成功した理由のヒントをお伝えしましょう。 T-Seriesはボリウッドのチャンネル 成功の理由、だいたいわかりますよね? YouTubeは世界のどこよりも、インドで新規ユーザーを獲得しています。 やはり世界第2位の人口がいる国だし、第1位の中国が検閲で不自由なインターネット市場になってますよね。 インドはまだまだ発展途上の国なんだけど、スマホとインターネットユーザーは急増。 数年かけて、政府と通信事業会社がインド中に巨大な4Gのネット環境も整備しました。 だから、YouTubeにアクセスできる環境は抜群。 インドのレストランでは、テレビが置いてあってボリウッド作品や音楽が勝手に流れてくるのが普通のことでした。 でも、いまはお店もお客もテレビが必要ない。 4GのWi-Fiが揃っていてインターネットにどこでも繋がるから、食事をしながら 多くの人がダラダラとYouTubeを見ます。 こういう条件はアルゴリズムに強く味方します! 話をT-Seriesのことに戻しますが、このチャンネルをつくっている「スーパー・カセッツ・インダストリーズ」という会社もアルゴリズムに適う一因。 インドのレコードレーベルであり、映画製作会社でもあります。 1983年に設立されて、インドのソニー・レコード(ソニー・ミュージック・インディア)より大きいくらい。 彼らは、設立から35年以上かけてつくってきた音楽と動画をたくさん保有しています。 そして、ボリウッドは映画やMVをハリウッドと比較にならないスピードでバンバンつくります。 だから、古いのも新しいのも コンテンツをたくさんアップロードできるんですね〜。 新しいファンも昔のファンも楽しめるわけです。 そしてT-Seriesのように、 1日5回もコンテンツをアップロードしていれば、アルゴリズム的にヒットする条件にマッチします。 前回の「」の記事で書いた通り、YouTubeのアルゴリズムは怖いほど有効だと思います。 このままならば、40年経っても竹内まりやを聴く外国人ユーザーを見つけることができるだろうし、子どもたちが無限に夢中になるコンテンツを与え続けることもできる。 YouTubeをチェックするインドのインターネットユーザーは、まだまだ増える。 このアルゴリズムはスゴく興味深くて、将来どのように修正をかけてくるのかも楽しみです。 いや、ベンは本当はその力を少し怖がっているかもしれない。 でも、ジャーナリストとして、元研究者(ベンはロンドン大学の大学院生だったんです)として、アルゴリズムから学べることはたくさんあると思うんです。 だから、ベンもYouTubeをチェックし続けちゃいます(笑)。
次の
人気記事ランキング• 39件のビュー 0 件のコメント• 26件のビュー 0 件のコメント• 22件のビュー 0 件のコメント• 22件のビュー 0 件のコメント• 20件のビュー 0 件のコメント• 18件のビュー 0 件のコメント• 18件のビュー 0 件のコメント• 17件のビュー 0 件のコメント• 15件のビュー 0 件のコメント• 13件のビュー 0 件のコメント• 13件のビュー 0 件のコメント• 12件のビュー 0 件のコメント• 11件のビュー 0 件のコメント• 11件のビュー 0 件のコメント• この子に罪は無い。 35,727件のビュー 0 件のコメント• 15,637件のビュー 1 件のコメント• 15,585件のビュー 0 件のコメント• 13,671件のビュー 1 件のコメント• 7,899件のビュー 0 件のコメント• 6,172件のビュー 0 件のコメント• 5,556件のビュー 0 件のコメント• 5,163件のビュー 0 件のコメント• 4,129件のビュー 0 件のコメント• 3,988件のビュー 0 件のコメント• 3,676件のビュー 0 件のコメント• 3,431件のビュー 0 件のコメント• 3,318件のビュー 0 件のコメント• 3,292件のビュー 0 件のコメント• 2,742件のビュー 1 件のコメント.
次の