あらすじ の息子フレデリは、ので見かけた女性に心を奪われてしまった。 フレデリにはヴィヴェットという許嫁がいるが、彼女の献身的な愛もフレデリを正気に戻すことはできない。 日に日に衰えていく息子を見て、フレデリの母はアルルの女との結婚を許そうとする。 それを伝え聞いたヴィヴェットがフレデリの幸せのためならと、身を退くことをフレデリの母に伝える。 ヴィヴェットの真心を知ったフレデリは、アルルの女を忘れてヴィヴェットと結婚することを決意する。 2人の結婚式の夜、牧童頭のミティフィオが現れて、今夜アルルの女と駆け落ちすることを伝える。 物陰からそれを聞いたフレデリは嫉妬に狂い、祝いの踊りファランドールがにぎやかに踊られる中、機織り小屋の階上から身をおどらせて自ら命を絶つ。 楽器編成 通常の二管編成(ただしサクソフォーンが加わる)に拡大され、が大幅に追加されている。 または省かれ、が追加されている。 フルート2(第2では持ち替えでピッコロ1)、オーボエ2(持ち替えでコーラングレ1)、クラリネット2、ファゴット2、アルト・サクソフォーン1、ホルン4(第2組曲の間奏曲では3・4番ホルンにヴァルヴ付きが指定されている)、コルネット2、トランペット2(省略可。 ただしその場合、第1・第2組曲の2つのメヌエットにおけるトランペット・パートはコルネットで代用すること)、トロンボーン3、ティンパニ、スネアドラム(第1のみ)、シンバル、バスドラム、プロヴァンス太鼓(以上第2のみ)、ハープまたはピアノ、弦五部(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス:それぞれ通常の人数).
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「アルルの女」はフランスの文豪アルフォンス・ドーデが、自らの「水車小屋だより」の中の小品をもとに戯曲に仕上げたものです。 それにビゼーが音楽(今でいうBGM)をつけました。 「アルルの女」は叶わぬ恋に身を滅ぼす若者の悲劇を描いています。 残念ながら初演は失敗に終わりましたが、自らの音楽に自信があったビゼーは、愛着のある4曲(前奏曲、メヌエット、アダージェット、鐘)を選んで演奏会用組曲を編みました。 それが「アルルの女」第1組曲です。 質問にある「プレリュード」のアルトサックスのソロは、主人公フレデリの知恵遅れの弟(周囲からは「ばか」と呼ばれている)のテーマです。 ビゼーの「アルルの女」は、アルトサクソフォーンを初めて効果的に使った作品としても知られています。 以下は「アルルの女」のあらすじです。 南仏の裕福な農家の跡取り息子フレデリは、ヴィヴェットという優しい許嫁がありながら、アルルの闘牛場で見かけた一人の女(アルルの女)を恋してしまいました。 恋の悩みにやせ細るフレデリはヴィヴェットの献身的な愛情にも心を開きません。 ヴィヴェットは「フレデリが幸せになるのなら」と身を引く決意をします。 フレデリは村のバルタザール爺さんからヴィヴェットの真心を聞き、バルタザール爺さんの語る古い恋物語を聞いて迷いを解き、ヴィヴェットと結婚する気持ちを固めます。 フレデリとヴィヴェットの結婚式の夜、にぎやかな酒宴のさなかに牧童頭のミチフィオ(アルルの女の情夫)が現れ、「今夜アルルの女と駆け落ちをする」ことを村人に告げます。 物陰からそれを聞いてしまったフレデリは狂乱し、ファランドール舞曲が狂おしく高まる中、粉挽き小屋の2階に駆け上がって窓から身を躍らせて自ら命を絶ちます。 前にも記したように、劇中のフレデリには知恵遅れの弟がいます。 この弟は物語が進むにつれてだんだんと正気を取り戻していきます。 ところが南仏アルルには「知恵遅れがいる家には幸せが訪れる」という言い伝えがあり、つまり知恵遅れの弟が正気を取り戻すということは、フレデリ一家には不幸が訪れることを暗示しています。 その(フレデリの)知恵遅れの弟のテーマが、「前奏曲」の中間部で聞かれるアルトサクソフォーンのテーマです。 ちなみに前奏曲の第1テーマは、劇中で随所に流れる「3人の王の行進」というフランス民謡。 第2テーマがこの知恵遅れの弟のテーマ、第3テーマが叶わぬ恋に身を焦がすフレデリの焦燥のテーマです。
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ある意味俗っぽいとも言えますが、 普遍的ともいえる男女の恋に顛末と言えるでしょう。 またそこに対照的な助演男優・助演女優が登場することで、カルメンという魅力的なキャラクター、そして主役2人の恋が際立っていきます。 男2名・女2名の織りなす恋のドラマがカルメンという作品を分かりやすくし、いつの時代も共感をもって楽しまれるエンターテイメントにしているのです。 ホセはケンカ騒ぎを起こしたカルメンを護送することになるのですが、そのカルメンに誘惑され、迷い逃がしてしまうことに。 ホセはどんどんと奔放な彼女の魅力に惹かれていき、婚約者とも別れて、カルメンを巡って上司と揉め、カルメンの仲間の泥棒の一味に仲間入りします。 そこへ闘牛士エスカミーリョが登場しますが、これがまたホセとは対照的なキャラクターで、ホセとエスカミーリョによるカルメンを巡る恋のさや当てが始まります。 一方でホセのフィアンセのミカエラもホセを追ってきて、ホセの母親の命が危ういことを告げます。 しょうがなくホセはその場を去りますが、ますますホセのカルメンへの想いは熱くなるばかりです。 しかし気まぐれなカルメンは、次第にホセから気持ちが離れていきます。 恋心がさめていく女に、すっかりのぼせ上ってよりを戻さないと殺すと脅す男。 これは今の時代の三面記事にも出てきそうな関係性です。 カルメンは、 「自分は自由に生まれ自由に死ぬ」女性です。 逆上したホセは、ついにカルメンの胸にナイフを突き刺すことになります。 根っからの自由人のカルメンと人間としての弱点を見せるホセ。 また男性的魅力に溢れた闘牛士と、か弱い女性を象徴するようなミカエラ。 この対照的な性格の男女4人のキャラクターが織りなすドラマは、感情移入しやすく、非常にわかりやすいストーリーが人気の秘密と言えるでしょう。
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