すないの家 桂。 たのしい家 桂

「心のソーシャルディスタンス取らないで」 全盲落語家の桂福点さん、講演で訴え

すないの家 桂

【牧 元一の孤人焦点】久しぶりに寄席の取材で浅草演芸ホールにお邪魔した。 最近の落語に疎いので、ホールの松倉由幸社長に「お勧めの若手はなし家は?」と尋ねた。 真っ先に挙がった名前は桂夏丸。 松倉社長は「はなし家になるために生まれてきたような人。 人前に立っても全くあがらない性格らしいし、まくらで話す体験談が面白い。 『はなし家は 世情の粗(あら)で 飯を食い』という川柳があるけれど、そういうものを話の題材にするのに適した性格の人。 それに、物まねがうまい。 物まねがうまい人には落語がうまい人が多い。 さらに、歌もうまい」と話した。 さっそく、客席で高座を見せてもらった。 大好きだという大相撲の話がまくら。 かつての八百長問題に触れ「やりたくなる気持ちは分かります。 一番体を痛めるスポーツなんですから」と同情心を示した上で「落語もそうなんです。 一年中真剣にやったらおかしくなる。 年間の3割か4割かは無気力落語です」と笑いを取り、「きょうはやる気があります」と結んだ。 確かに、面白い。 演目は「課長の犬」。 上司の課長の家に子供が生まれたという話を聞き、子供に関するお世辞を同僚から学んだものの、家を訪ねてみたら、実は生まれたのは犬の子で、四苦八苦する話だ。 得意の物まねと歌を聞けなかったのは残念だが、よく通る声でよどみなく話し切る力強さが印象に残った。 出番の後、近くの喫茶店で本人の話を聞いた。 もちろん、冗舌。 「いかに印象に残るかだと思います。 うまい、へた、じゃない。 面白い、つまらない、でもない。 いくらウケたって、後から、誰だっけ?というのがあります。 普通に落語をやって印象に残るのが一番いいんですけど、そんな人はめったにいません。 圓生や志ん朝じゃないんですから。 いかに爪痕を残すかどうかなんです」。 全くその通りだと思う。 1984年8月15日生まれの35歳。 群馬県出身で、中学生の時に落語家になろうと決意し、高校生になると浅草演芸ホールをはじめ東京の寄席に通い始めた。 高校卒業後、桂幸丸に正式に入門。 2007年に二つ目、18年に真打ちに昇進した。 「漫談形式の爆笑系」が目標。 自身の新作落語「増位山物語」には増位山のヒット曲「そんな夕子にほれました」、「吉永小百合物語」には吉永小百合・和田弘とマヒナスターズの「寒い朝」を盛り込んで歌う。 所属する落語芸術家協会の会員によって結成されたハワイアンバンド「アロハマンダラーズ」では学生時代の吹奏楽部での経験を生かし、パーカッションとボーカルなどを担当。 浅草演芸ホールの大喜利で、演奏を披露している。 「落語は趣味が芸につながります。 自分が伝えたいことも芸として出せる。 座布団の上に座って狭い世界のように見えるけれど、意外に何でもできるんです。 相撲の話、歌、楽器…。 あんまりやり過ぎると、器用貧乏になっちゃいますけどね。 でも、自分が楽しんでいれば、それはお客さんに伝わります」 今月22日には、お江戸日本橋亭で「桂夏丸の会」を開く予定。 現在は相撲好きとして国技館のある両国に住んでいるが「出番が終わると、隅田川沿いをフラフラと歩いて帰るのが楽しみの一つなんです。 浅草のお客さんは、歌ったり、とっつきやすいネタをやると喜んでくれる。 浅草演芸ホールには一年中出ていたい!」。 これからもますます浅草の演芸、日本の落語を盛り上げてくれるだろう。 編集局デジタル編集部専門委員。 芸能取材歴約30年。 現在は主にテレビやラジオを担当。

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中高年の婚活、大切なのは「条件」よりも「生き方」 桂望実『結婚させる家』の問いかけ(リアルサウンド)

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【牧 元一の孤人焦点】久しぶりに寄席の取材で浅草演芸ホールにお邪魔した。 最近の落語に疎いので、ホールの松倉由幸社長に「お勧めの若手はなし家は?」と尋ねた。 真っ先に挙がった名前は桂夏丸。 松倉社長は「はなし家になるために生まれてきたような人。 人前に立っても全くあがらない性格らしいし、まくらで話す体験談が面白い。 『はなし家は 世情の粗(あら)で 飯を食い』という川柳があるけれど、そういうものを話の題材にするのに適した性格の人。 それに、物まねがうまい。 物まねがうまい人には落語がうまい人が多い。 さらに、歌もうまい」と話した。 さっそく、客席で高座を見せてもらった。 大好きだという大相撲の話がまくら。 かつての八百長問題に触れ「やりたくなる気持ちは分かります。 一番体を痛めるスポーツなんですから」と同情心を示した上で「落語もそうなんです。 一年中真剣にやったらおかしくなる。 年間の3割か4割かは無気力落語です」と笑いを取り、「きょうはやる気があります」と結んだ。 確かに、面白い。 演目は「課長の犬」。 上司の課長の家に子供が生まれたという話を聞き、子供に関するお世辞を同僚から学んだものの、家を訪ねてみたら、実は生まれたのは犬の子で、四苦八苦する話だ。 得意の物まねと歌を聞けなかったのは残念だが、よく通る声でよどみなく話し切る力強さが印象に残った。 出番の後、近くの喫茶店で本人の話を聞いた。 もちろん、冗舌。 「いかに印象に残るかだと思います。 うまい、へた、じゃない。 面白い、つまらない、でもない。 いくらウケたって、後から、誰だっけ?というのがあります。 普通に落語をやって印象に残るのが一番いいんですけど、そんな人はめったにいません。 圓生や志ん朝じゃないんですから。 いかに爪痕を残すかどうかなんです」。 全くその通りだと思う。 1984年8月15日生まれの35歳。 群馬県出身で、中学生の時に落語家になろうと決意し、高校生になると浅草演芸ホールをはじめ東京の寄席に通い始めた。 高校卒業後、桂幸丸に正式に入門。 2007年に二つ目、18年に真打ちに昇進した。 「漫談形式の爆笑系」が目標。 自身の新作落語「増位山物語」には増位山のヒット曲「そんな夕子にほれました」、「吉永小百合物語」には吉永小百合・和田弘とマヒナスターズの「寒い朝」を盛り込んで歌う。 所属する落語芸術家協会の会員によって結成されたハワイアンバンド「アロハマンダラーズ」では学生時代の吹奏楽部での経験を生かし、パーカッションとボーカルなどを担当。 浅草演芸ホールの大喜利で、演奏を披露している。 「落語は趣味が芸につながります。 自分が伝えたいことも芸として出せる。 座布団の上に座って狭い世界のように見えるけれど、意外に何でもできるんです。 相撲の話、歌、楽器…。 あんまりやり過ぎると、器用貧乏になっちゃいますけどね。 でも、自分が楽しんでいれば、それはお客さんに伝わります」 今月22日には、お江戸日本橋亭で「桂夏丸の会」を開く予定。 現在は相撲好きとして国技館のある両国に住んでいるが「出番が終わると、隅田川沿いをフラフラと歩いて帰るのが楽しみの一つなんです。 浅草のお客さんは、歌ったり、とっつきやすいネタをやると喜んでくれる。 浅草演芸ホールには一年中出ていたい!」。 これからもますます浅草の演芸、日本の落語を盛り上げてくれるだろう。 編集局デジタル編集部専門委員。 芸能取材歴約30年。 現在は主にテレビやラジオを担当。

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「笑点」だけじゃない。落語家・桂歌丸が遺した偉大すぎる業績

すないの家 桂

コロナショックで大編成を強いられるテレビ業界で、さかんに流れるCMがある。 ACジャパンだ。 金髪の外国人が落語をする様子は、強いインパクトを与えている。 カナダ・トロント出身で、50歳。 師匠の桂文枝から、「桂三輝」と書いて「カツラ・サンシャイン」と呼ぶよう命名された。 14年には、英語落語でワールドツアー13カ国を達成。 先月に著書「桂三輝の英語落語」を上梓した。 そんな、おもろい外国人に迫った。 去年から6カ月続いていたブロードウェイのツアーが、今は休演という形になってますね。 この仕事にかんしては私のスポンサー、ビジネス的な関係のみんなは日本にいますので、休演の今は日本に戻って、ビジネスを進めています。 やらなければいけないことは、いっぱいあるんですよ。 公演の再開を広めなければいけない、SNSで知名度を上げなければいけない。 本も書きたいし、中国語を使って落語をしたいというのもありますから、この時間を使って中国語を学んで。 コロナで落ち込んでいる人も多いと思いますけど、私の場合は、病気にかかってないから、まずは神様に感謝しますし、ビジネスも進めてますから、今の時期が終わってまた公演ができるのを、すごく楽しみにしています。 三輝さんの存在をこれで知った方は多いと思いますが、リクションはありますか? テレビだけじゃなくて、 日本では 駅にポスター、電車のなかでも見られるらしいので、それはすごくうれしい企画でしたよね。 私個人的に、落語家としての見せ方としてもすごく良かったですし。 日本中で見られてるんだろうなぁとは思うんですけど、今のこういう事情で、 住んでいる米国ニューヨークから帰国後も 人に会ってないので、リアクションはわかんないです。 ニューヨークにいたときも1カ月、隔離状態だったんですね。 日本の友だちから、「ニューヨークはどんな感じ?」って聞かれたんですけど、「家から出てないから、知らんがな」と 笑。 今もそう。 窓から外を見てるだけなんで。 概要を教えていただけますか。 この企画は2016年、「イングリッシュジャーナル」という雑誌に3回連続で出たものがベースで、私がやった落語を録音されて、そこに先生がおもしろい言い回しや、英語の解説をされた。 わかりやすくまとめて、再編集して、音声をダウンロードもできてという作業を、半年ぐらい前からしてたんですけど、私の努力はぜんぜんない。 4年ぐらい前に、ちょこっと落語をやっただけなんで 笑。 ただ、私が読んでもすごく勉強になって、英語が母国語じゃない人は、こういう英語に興味があるんだなぁとか、疑問なんだなぁとか、すごく学びがありました。 この10年間、基本的には落語と英語が結ばれていますね。 弟子修業の3年間が終わってから、海外で落語をやりだしたんですけど、最初は日本の外務省のおかげで、各国の日本大使館、日本総領事館でやってたんです。 ほぼボランティアで、プレゼンテーションで終わったけど、お客さんはめっちゃ笑ってたから、これはショービジネスになるはずだと思いましたね。 そのベストステップとしてブロードウェイで実績を残せば、劇場に呼ばれることにつながりますから、6年ほど前から始めて、少しずつ近づいていきました。 お世話になってるのは、宮川大助・花子さん。 あと、中川家。 礼二さんとは街を歩いて、食べたりするレポートをしたことがあるんですけど、根本的におもしろい人なんで、私は笑ってばかり。 怒られました、「おまえ、客とちゃうねんから」って。 あと、師匠の修業をしてたころ、師匠のテレビ番組についていったら、ゲストが中川家さんと吉本 興業の 女性のマネージャーで。 師匠から「中川家に挨拶せぇ」と言われたんすけど、私は「中川ケイ」さんという女性だと思ったので、マネージャーに「はじめまして……」と 笑。 現在は「STAY HOME」が掲げられて、読書をする人も増えています。 そんな方に本著は、どのように活用してもらいたいですか。 楽しみながら英語を学べるので一石二鳥。 私の落語にも興味を持っていただけたら、YouTubeにも力を入れて、いろんなコンテンツがありますから、観てほしいですね。 桂三輝という芸人を知って、お会いできる時期になったら、ぜひ公演にも来ていただきたい。 以前は新宿末廣亭 東京都 で独演会をやってたんで、吉本と話し合いながら、それも復活させたいですね。 2003年からアコーディオン漫談や英語落語の活動を始める。

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