鬼畜 松本 清張。 鬼畜―松本清張短編全集〈7〉 (カッパ・ノベルス)

鬼畜―松本清張短編全集〈7〉 (カッパ・ノベルス)

鬼畜 松本 清張

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鬼畜 (松本清張)とは

鬼畜 松本 清張

松本清張の『鬼畜』は、小説として第一級の作品だと思います。 今回の玉木版は、原作を軽視した改作を、随所にほどこしています。 あれだけの名作を、見るに堪えない駄作に仕立て直してしまった。 ここまでやられると、腹も立たないくらいです。 無知、無自覚は罪です。 脚本家は、もっともっと原作を読みこんで、いのちがけで取り組んで貰いたかった、と私は思いました。 たとえば良子の捨てられる場面。 これは印象深い光景です。 デパートの最上階の食堂で、チラシずしを食べさせてもらい、風船やお猿さんに惹かれて、良子は父親について屋上へ出ます。 良子は生まれてはじめてお猿さんを見るのですが、この明るい屋上が、父との別れの場所になります。 おいしいチラシずしを食べて、風船を手にして、お猿さんも嬉しそうなのに・・ ベンチで待つように告げて、父は人ごみのかに消えていきます。 良子は、いま自分は捨てられるんだ、と感じるのですね。 人生の光芒が凝縮したような光景です。 これをドラマでは、回転木馬に良子を乗せ、延々と日が陰るまでこの場面を引っ張ります。 まるで、出来の良くない戦後の少女漫画のようですが、脚本家は原作を凌いだくらいに思っているのかもしれません。 映画では、緒形拳版が原作に恥じない出来だと思います。 緒形拳は、西村望の『鬼畜』でも好演していますが、こちらは分かりやすい鬼畜だと思います。 松本清張の『鬼畜』は、派手ではないけれど、人間の弱さと生きることの哀切さが、胸に迫ってきます。 それなりの責任感もあり、妻や内縁の妻子への情もある。 それに貧困や、金策の苦労、世間体も無視できない。 ある意味常識を持った人間なのです。 だから鬼畜になるのではないでしょうか。 お墓のことは、時代的感覚が異なるのだと思います。 私が船舶免許を取ったのは、友人の遺骨を散骨するためでした。 鬼畜の時代には、スマホはおろか、ワープロも携帯もありませんでした。 うつ病もです。 社会に適応できなければ、そく負け犬なのです。 お墓は、まともに生き抜いたことの証でもあった、ような気がします。 誕生・結婚・葬儀は、形どうりに行なう厳粛な儀式として、世間に認められていた。 〝谷間に三つの鐘が鳴る〟です。 その意味で、菩提寺に埋葬してやることが残された者としての誠意だったのではないか、と思います。 このドラマの鬼畜は、脚本家と演出家だと私は思います。

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松本清張

鬼畜 松本 清張

玉木宏さん主演の松本清張ドラマ「鬼畜」のキャスト・あらすじ、原作を読んだので結末・犯人ネタバレに迫ります。 ドラマ「鬼畜」の原作は、松本清張さんの「傑作短編集5 張込み」収録の小説「鬼畜」で、映画化されたことも。 玉木宏さん演じる印刷職人の竹中宗吉は、嫁の梅子と共に印刷会社の経営に成功。 しかし同時に宗吉は誘惑に負けて不倫。 愛人と子供3人を囲う二重生活を送るが、ある日火事で会社が焼け、愛人への仕送りができなくなる。 愛人は子供3人を残して姿を消すが、嫁の梅子は子育てを放棄し・・・人の心に棲む悪魔を描いた名作。 キャスト・あらすじ、原作を読んで結末・犯人ネタバレに迫るので、ドラマ「鬼畜」に興味のある人参考になればと思います。 「鬼畜」は1978年にも緒形拳さん主演で映画化されていますが、ドラマ版は果たしてどんな結末なのでしょう。 貯金を貯めて独立し「竹中印刷」を設立、梅子と二人三脚で商売を軌道に乗せた。 気弱な性格だが、成功した途端、女の誘惑に負けて菊代と不倫する。 興味があるの仕事だけで、気の弱い宗吉が不倫するなど夢にも思っていなかった。 料亭時代に宗吉と出会い関係を持った。 子供を妊娠して店を辞めてからは宗吉に囲われ、3人の子供をもうけた。 いなくなった妹を心配する。 竹中宗吉(玉木宏)は、 働き者の妻・梅子(常盤貴子)と共に小さな印刷会社を営んでいた。 大手の印刷会社の下請けだったが、新型の印刷機を導入したばかりで、景気はよかった。 ところが、隣の食堂から火が出て、印刷所はあっけなく燃え落ちてしまった。 そんな緊急事態なのに、印刷ブローカーとの接待とやらで出かけた宗吉とはまったく連絡が取れない。 実はそのとき、宗吉は 愛人・山田菊代(木村多江)のもとにいた。 宗吉は6年前・菊代が料亭の中居をしていた頃から親密な関係になり、3人の子どもももうけていた…。 宗吉と梅子はわずかな保険金を元手に、別の土地に印刷会社を開いたものの、経営は苦しくなるばかりで、菊代に仕送りができなくなる。 生活費を一切もらえなくなり、業を煮やした菊代は宗吉の家を襲撃、梅子と初めて顔を合わせる。 菊代は煮え切らない宗吉の態度、自分を見下す梅子に怒りを露わにし、子どもたちを置いて姿を消してしまう。 宗吉はやむなく3人の子どもを引き取るが、子どもたちに憎悪を向ける梅子は、自分は一切、子育てはしないと宣言し…!? tv-asahi. 果たしてどんな結末が・・・ 原作を読んだので、結末までネタバレします。 20代半ばには1人前の職人になり、ラベル印刷が得意だった。 酒と女に溺れることなく貯金して、将来独立するつもりだった。 梅子は住み込みで働いた印刷所の同僚として出会い、恋人関係になった。 その後、雇い主がうるさくなって梅子を連れて逃げて27才で結婚した。 結婚後も夫婦で印刷屋を転々として、貯金は増える一方だった。 32才の時、売りに出ていた印刷屋を買い取って。 小さな印刷会社として独立した。 最初は大きな印刷所の下請けから始めたが、宗吉の職人気質の緻密な仕事ぶりは評判がよく、注文は増えていき、朝から夜10時頃まで毎日働いた。 梅子は子供がいなかったので仕事を手伝った。 梅子は口が達者なので、よその印刷屋の者との窓口は彼女だった。 しかし下請けだと利幅が少ないので、夫婦で話しあい新型の印刷機を導入することにした。 ある日、石田という外交員を誘うと、石田の希望で彼の馴染みの「ちどり」という鳥鍋料理に行った。 二流の料理屋だが女中は12~13人いて、石田は「いーさん」とあだ名で呼ばれていた。 宗吉は石田からお春という女中を紹介された。 本名を菊代といった。 石田はお春をずっと口説いたがフラれたらしい。 菊代は宗吉を「たーさん」と呼び、梅子と違って色気があり、膝に手をおいてきたりして可愛かった。 宗吉は菊代に夢中になった。 宗吉は商売が順調だったので、梅子に内緒で月に3度、夜は「ちどり」に通った。 店に宗吉がいくと必ず菊代がほかの客より優先して接客してくれた。 菊代は宗吉を押し倒して酒を口移しすることもあった。 店にはもう誰もおらず宗吉は菊代を抱こうとした。 浮気なのか真剣なのか聞かれ、真剣だと答える宗吉。 捨てないで面倒を見ると約束をし、菊代と初めて肉体関係を持った。 商売は順調なのできっと大丈夫だろうと思った。 その後、宗吉は梅子に隠れて不倫を続けた。 3か月後、菊代が子供を妊娠した。 宗吉はそうなる予感はあったが思ったより早くて驚く。 「ちどり」では宗吉との関係もうすうすバレていたので菊代は店を辞めるしかなかった。 菊代は家もほしいと要求し、宗吉はOKするしかなかった。 梅子に内緒で、菊代とその子供の面倒を見る生活は8年も続くことになる。 利一 7才 良子 4才 庄二 2才 の3人だ。 家は梅子との自宅から汽車で1時間の場所。 月に2~3度泊まりにいき、菊代は喜んで宗吉を迎え、子供たちから「とーちゃん」と呼ばれ幸せだった。 子供の顔は菊代にそっくりだった。 この8年間で「竹中印刷」はオフセット機械を2台購入し、下請けを辞めて直接仕事をもらい利益アップに成功していた。 近所はもちろん遠くまで出向いて、酒や醤油のラベル印刷の注文をとっていた。 梅子に内緒で菊代に生活費を渡していた。 近所から出火した火事で「竹中印刷」は家も機械も燃えてなくなった。 その後は、貯金をはたいて小さな家と機械1台を買うのがやっとだった。 さらに最新設備の大型印刷所が近所にできたせいで「竹中印刷」は競争に負けた。 再び下請けに戻るが、以前に下請け時代の得意先を宗吉が奪っていたので、ほかの印刷所が仕事を回してくれることはなかった。 突然、金に困るようになり菊代に生活費が払えなくなった。 梅子も家計に厳しくなったので内緒で金を融通するのも難しくなった。 宗吉は菊代に謝るが、菊代は「だまされた」と怒る。 今まで愛想のよかった菊代が別人になった。 菊代の家にはぜいたく品がたくさんあったので、それを売って金にしてほしいとも思ったが宗吉は言えなかった。 私たちを捨てるつもりでしょう?と当初の「面倒をみる」という約束を果たすよう迫ってくる。 宗吉は外で話して菊代を帰らせようとしたが、梅子が家から出てきて、ついにバレた。 菊代は冷静に事情を説明した。 梅子は意外にも冷静に聞いていたが、宗吉を殴打した。 梅子は宗吉に、うちには金がないから自分でなんとかしろと言う。 一方、菊代も「どうしてくれるの」と迫り、宗吉は汗が噴き出た。 話は決着がつかず、菊代と子供3人は宗吉の自宅に泊まることになった。 しかし菊代たちが寝る場所は、板の間しかなかった。 蚊がたくさん飛んでいるが、蚊帳は宗吉と梅子の分1つしかない。 子供たちは疲れて寝てしまったが、菊代は蚊に襲われてとても眠れない。 これは梅子の菊代への仕返しだった。 宗吉は梅子と蚊帳の中で寝ているが、アザができるほど梅子からつねられたり、爪でひっかかれて血が出た。 突然、菊代が「畜生、おまえたち夫婦は鬼のようなやつだ」と叫び「そんなにこの男が欲しかったらきれいに返してやる」「その代わり子供たちはこの男の子供だからね、置いてくよ」 そう言って菊代は帰ってしまった。 梅子は眠った振りをしてるが、宗吉はたまらくなくなって菊代を追いかけたが、もうどこにもいなかった。 ただ菊代がいなくなったので正直1つ安心した。 梅子は電気をつけて子供たちの顔を見て宗吉に「あんたの子か?似てないよ」と言った。 近所の人によると今朝、東北の実家に引っ越したあとだった。 宗吉は子供3人が本当に自分の子供なのか疑い始めた。 もしかして「ちどり」で菊代を紹介した石田の子供ではないか? 石田は実は菊代とデキていて、8年の間、宗吉に月に2~3度泊まりに行った意外の日に、逢瀬をしていたのでは? さらに子供たちの顔をよくよく見ると、梅子の言うとおり自分に似ていなかった。 しかし石田に似ているとも思えず、結局は誰の子供かわからなかった。 宗吉が子供3人を連れて帰ると、梅子は皮肉を言って子育てを放棄した。 さらに梅子は近所・印刷屋・従業員に「子供たちは宗吉の愛人の子供」「宗吉は梅子が働いてるとき愛人を囲っていた」「子供は誰が父親かわからない」と吹聴した。 利一 7才 は大きな目と青白い顔をして無口で、ずっと絵を描いていた。 良子 4才 は宗吉になついていたが、宗吉は梅子が怖くてワンピースを洗濯できない。 庄二 2才 はよちより歩きだが梅子に突き倒されて泣いてばかり。 梅子は利一 7才 を一番憎み、良子 4才 のことを「ちぢれ」、庄二 2才 のことは「ガキ」と呼んだ。 唇が青いが熱はない、便は青かった。 医者にみてもらうと、栄養失調で腸も悪くなっていた。 手当の方法と薬をもらったが、宗吉は仕事をしながらなので、子供の面倒をみることができなかった。 庄二 2才 を3畳の物置に寝かせた。 庄二 2才 は日に日に痩せていった。 ある日、庄二 2才 の様子を見にいくと、部屋にあった顔に毛布が乗っていた。 毛布をどけたが、もう息をしておらず庄二 2才 は死んだ。 医者は疑問を持たず病気で死んだと診断した。 梅子は「あんた1つ気が楽になったね」と言って、体を求めてきた。 宗吉は梅子が庄二 2才 の顔に毛布を置いたと確信し、共通の罪悪感を感じた。 良子 4才 は宗吉の名前を言えない、家の場所も言えない。 人通りの多い場所を探して、銀座、新橋、京橋など巡り、最終的にデパートの屋上にある小さな動物園にいき、サルを見ている良子 4才 を置いて、宗吉は1人で帰った。 帰宅すると梅子は「これであんたも、だいぶ肩の荷が楽になったね」言って、体を求めてきた。 たしかに気が楽になり解放感を感じた。 周囲には実の母親のもとへ返したと嘘をついた。 梅子が殴っても鳴き声ひとつあげない。 利一 7才 は紙や、不要になった石版の破片に、いつも絵を描いて遊んでいる。 利一は7才なので土地や自分の名前を話すことができるから、良子 4才 のように置き去りにするのは無理だった。 梅子はなんと青酸カリを用意した。 宗吉は庄二 2才 も自分が殺したと錯覚するようになり、とにかく速く開放されたいと思うようになっていた。 梅子がまんじゅうを買ってきて、青酸カリを混ぜて食べさせろと宗吉に命令した。 宗吉は利一 7才 にまんじゅうを与えたが、青酸カリの味に気付いて不味くて吐いた。 梅子に報告すると、もっと飴の多いお菓子で、さらに外で実行するよう宗吉は命じられた。 宗吉は上野動物園に利一 7才 を連れていき、今度はもなかに青酸カリを入れたが、やはりまずいと吐いた。 宗吉は無理やり利一 7才 の口に押し込もうとするが、激しく拒絶される。 日が暮れてきて利一 7才 がしょんぼりしながら「帰ろうよ」と言い、なんだか宗吉を哀れに思ってるようで、宗吉は泣いた。 帰宅すると宗吉は梅子から激しく虐待され、半狂乱で「なんとかしろ」と迫られた。 不慮の事故で子供の水死を疑う人はいないだろうという梅子の命令だ。 まず水族館に行って喜ばせ、次に海岸でボートを借りて海に出た。 沖へ出ると波が高くなってボートが揺れ、利一 7才 が怖がった。 ここで転覆させるつもりだったが、実は宗吉は泳げないので恐怖した。 ボートはひっくり返るくらいに揺れて、利一 7才 が大声で泣きだすと、近くにいるボートが救援に駆け付けてきた。 帰宅すると、梅子は宗吉をにらんだ。 ここの海岸は断崖絶壁になっている。 草の上に座り、利一 7才 は石版の破片で石けりを始めた。 宗吉はまだ突き落とす心の準備ができてないし、下を見下ろすと漁船が3~4隻いたので、待つことにした。 夕日が沈み、肌寒くなってきた。 宗吉は利一 7才 をみて、全く似ていない、オレの子供ではないと自分に言い聞かせる。 辺りは暗くなりかけ、利一 7才 は疲れて眠った。 そして海の色が見えないほど、利一 7才 の顔が見えないほど、辺りは暗くなった。 宗吉は利一 7才 を抱きかかえ、崖の上にたち、利一 7才 を放った。 宗吉は解放感を覚え、帰った。 利一 7才 だった。 松の木にひっかかって生きていた。 寒さと恐怖で疲弊していた。 漁師たちは利一 7才 に事情を尋ねたが、利一 7才 は「父親に連れられてきて眠っているうちに落ちた」と答え、父親については知らないと答えた。 年齢7才というだけで名前や住所を聞いても、利一 7才 は答えなかった。 利一 7才 は警察に引き渡された。 警察は利一 7才 が何か隠しているか、誰かをかばっていると判断した。 警察は利一 7才 が誰かに突き落とされたとし、殺人未遂で捜査することにした。 服装はありきたりのもので何も特徴はなかったが、ポケットに石が入っていた。 その時偶然、警察に印刷屋の外交官が届け物をしにきたとき、その石が印刷に使う石だと気付いた。 警察が町の石版印刷屋にみせると、前の版が残っていると判明。 その版を再現すると、酒か醤油のラベルで、醸造元の名前の一部もわかり、警察の捜査が始まった。 その後はご想像に任せるという感じですが、逮捕を匂わせています。 醸造元の名前から「竹中印刷」にたどり着くのでしょう。 ドラマではきっと、原作の結末のその後を描く、オリジナルの結末になると予想します 警察の捜査が及んで逮捕もしくは、逃亡するのでは? 梅子はしらを切り、宗吉だけが罪を背負うかたちになりそうです。 ドラマでは所轄の警察が宗吉と梅子を監視するなど脚色もされているので、そのへんもどう描かれるか見どころです。 利一 7才 も原作では無口な少年ですが、ドラマでは父になつき父思いの優しい子供です。 1978年の映画「鬼畜」の結末では、警察が宗吉を逮捕して利一 7才 と引き合わせますが、利一 7才 は宗吉をかばって泣きながら「とーちゃんじゃない」と言い、宗吉も号泣しながら利一に謝ります。 ドラマ版は映画と同じような結末になるかもしれません。

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