暑い日が続いて、汗をたくさんかくと、毎日髪を洗っていても、「汚れがちゃんと落ちたかな・・・」と心配になりますよね。 汗によって発生した皮脂は、紫外線を浴びると酸化して、毛穴に詰まってしまいます。 特に頭皮は、紫外線を浴びやすく、また、身体全体の中で、皮脂の分泌量が一番多い場所です。 そのため、夏は、頭皮に皮脂汚れが最もたまりやすい季節なのです。 そこで、シャンプーしてもスッキリし足りない方にオススメなのが、炭酸シャンプーです。 美容室で、「炭酸ヘッドスパ」というメニューを見たことはありませんか? 炭酸シャンプーは、美容室で受けられるような頭皮ケアを、自宅で手軽にできます。 炭酸シャンプーの仕組みや効果、メリット・デメリットを紹介します。 炭酸シャンプーの効果 先述したとおり、炭酸シャンプーには、 血行を促進する、 汚れや皮脂を落とす効果があります。 その詳しい効果やその他の効果をみていきましょう。 健康的な髪になる 血行を促進するメカニズムを先述しましたが、 血行を促進することで、 髪に酸素と栄養が行き届きやすくなり、失われたツヤやコシ、ボリュームがよみがえって、健康的な髪になります。 毛穴に詰まった汚れを落とす パーマをかけたり、髪を巻いたりする方は、毎回整髪剤を使いますよね。 夏は、髪の日焼け止めスプレーを使う方も多いのではないでしょうか。 整髪剤や日焼け止めスプレーは毛穴に詰まりやすく、 毛穴が詰まっていると、皮脂が正常に分泌されなかったり、老廃物の排出が妨げられたりします。 また、多くのシャンプーには、髪をコーティングするシリコンが含まれています。 シリコンは、髪をサラサラにしたり、指通りを良くしたりする成分なので、シャンプーには欠かせないのですが、シリコンが毛穴に詰まってしまうと、 頭皮が痒くなったり、発毛を悪くしたりするなど、頭皮に問題が生じます。 このような 頭皮環境の乱れは、ニオイやフケの原因になります。 夏は汗をたくさんかいて、ただでさえ、ニオイが気になる季節。 身だしなみを整える習慣が原因で、毛穴が詰まるなんて嫌ですよね。 日々蓄積された汚れは、普通のシャンプーでは落とせません。 しかし、 炭酸シャンプーを使えば、炭酸シャンプーに含まれている 炭酸の泡が、毛穴に詰まった汚れ、シリコンにくっつき、浮かび上がらせて、洗い流してくれます。 髪のphを整えてくれる 小学校で習った、酸性、中性、アルカリ性。 炭酸シャンプーは弱酸性ですが、髪が何性かご存知でしょうか。 実は、髪は弱酸性なのですが、パーマ液やカラー剤は強酸性、または、アルカリ性です。 パーマやカラーを繰り返すと、髪や頭皮のph値が乱れます。 また、一般的なシャンプーも、酸性、または、アルカリ性で、パーマ液やカラー剤ほどではありませんが、毎日使い続けることで、髪や頭皮のph値が徐々に乱れます。 そこで、 髪と同じ弱酸性の炭酸シャンプーを使うことで、頭皮の乱れたph値が正常に戻るのです。 スポンサーリンク 炭酸シャンプーのメリット・デメリット 炭酸シャンプーのメリット 先述した効果が、一般的なシャンプーにはない、炭酸シャンプーのメリットですが、一番のメリットは、自宅で手軽に、安価にヘアケアできる点ではないでしょうか。 普段使っているシャンプーを炭酸シャンプーに変えるだけでいいので、簡単ですよね。 炭酸シャンプーのデメリット ・乾燥気味の方は要注意 炭酸シャンプーの高い洗浄力に魅力を感じて、炭酸シャンプーを使おうと考える方が多いと思いますが、一方で、この高い洗浄力がデメリットにもなり得ます。 頭皮環境を正常に保つためには、一定の皮脂が必要ですが、炭酸シャンプーは皮脂をしっかり洗い流します。 皮脂が大量にあると、頭皮がベタついてしまいますが、皮脂が少ないと、頭皮が乾燥して、痒みやふけの原因になります。 また、頭皮が乾燥すると、これ以上の乾燥を防ごうと、皮脂の分泌量が増えて、頭皮がベタつきやすくなります。 そのため、 頭皮が乾燥気味の方が炭酸シャンプーを使用する場合は注意が必要です。 ・ヘアケアの効果は低い 炭酸シャンプーは、頭皮のケアに重点を置いたシャンプーで、髪に直接栄養を補給できないため、 ヘアケアの効果は低いです。 ダメージが大きい髪は、ますますパサパサになる可能性があります。 髪のダメージが気になる方は、 炭酸シャンプーを洗い流した後に、トリートメントでしっかりケアしましょう。 ・使用量の調整が難しい 一般的なシャンプーは、ポンプをプッシュしてシャンプーを出しますが、炭酸シャンプーは、泡で出てくるタイプがほとんどです。 プッシュ式なら量を調整しやすいですが、泡タイプの場合、適量が分かりづらいですよね。 また、炭酸シャンプーで洗うと気持ちが良くて、ついつい使い過ぎてしまうことも。 試行錯誤して、 自分にとっての適量を見極めてくださいね。 まとめ 美容室で炭酸ヘッドスパを受ける場合、美容室によって異なりますが、5000円ほどかかります。 また、30分~1時間ほどかかるため、炭酸ヘッドスパだけのために美容室に通うことをためらう方が多いかもしれません。 炭酸シャンプーなら、自宅で、安価に、自分の好きな時にできます。 夏にたまった汚れ、疲れを、炭酸シャンプーで洗い流しましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。
次の
ニゾラールシャンプーに育毛効果は? ケトコナゾールという真菌症に効果がある成分を使用した通称「ニゾラールシャンプー」。 これは薄毛の原因になりうる脂漏性皮膚炎の改善はもちろん育毛にも効果があるとされますが本当なのか? いわゆる育毛シャンプーと呼ばれるものは、総じて発毛効果は当然として育毛効果すらないのに価格だけは異様に高いというゴミ。 となればニゾラールシャンプーも怪しく感じてしまいますよね。 ただ、ニゾラールシャンプーの主成分であるケトコナゾールは日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインでも取り上げらるなど、他の育毛シャンプーとは大きく異なる点も。 ニゾラールシャンプーは男性型脱毛症(AGA)に効果があるのか?価格は?種類は?私達ハゲが気になる点を詳しく取り上げていきます。 主成分ケトコナゾールとは? いわゆるニゾラールシャンプーと呼ばれるものはケトコナゾールを主成分としており、多くは含有量2%となっています。 このケトコナゾールは水虫などに代表される白癬やカンジダ症、脂漏性皮膚炎の治療薬としてクリームやローションとして使われる医薬品で、真菌による疾患に高い効果を発揮します。 脂漏性皮膚炎は酷くなると薄毛の原因になるため、頭皮にトラブルを抱える人を中心にニゾラールシャンプーは人気に。 また高い抗炎症作用によって頭皮の炎症を予防し良好な環境を維持する目的にも。 しかしケトコナゾールを使用する目的は炎症の改善・予防だけではありません。 ケトコナゾールには発毛効果が? 真菌に対し効果を発揮するケトコナゾールは脂漏性皮膚炎や頭皮白癬による薄毛を治療・予防することができます。 しかしニゾラールシャンプーをこういった頭皮トラブルの改善を目的に使用している人ばかりではありません。 なぜなら ケトコナゾールには発毛効果があるとする論文やデータが存在するから。 この成分を薄毛男性に使用した臨床試験で成長期の髪の毛が増えたとするデータや、6ヶ月~12ヶ月の使用により一部に著明な発毛が見られたり薄毛が改善したりといった結果も出ています。 それを踏まえて日本皮膚科学会が2017年に策定した男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインでは「 C1:行ってもよい」という微妙な評価を得ています。 いや、ホント微妙。 ケトコナゾールに薄毛を改善する効果があるとする試験結果がいくつか存在するのは事実であるものの、その試験で対象となっている人数が少なく試験内容も客観性に乏しいため統計的に判断が難しいというのが実情なのでしょう。 そのため脱毛症診療ガイドラインの中では「 発毛効果に関して有効性を示す弱い根拠がある」という表現に留められており、その結果が「行ってもよい」という微妙な評価に。 しかもこの評価はあくまでもケトコナゾールを2%配合したローションを用いた「外用」…つまり頭皮に塗布する育毛剤での評価であり、ここで取り上げているニゾラールシャンプーではない点が気になる。 つまり、私たちが愛用してやまないフィナステリドとニゾラールシャンプーを併用しても、ケトコナゾールの有効性は確認できなかったというのです。 これは男性10名という統計学的に有効とはいえない人数を対象にした試験ではあるものの、日本皮膚科学会によって効果を否定されているというのは明らかな懸念材料と言わざるを得ません。 一連の見解では頭皮に塗布するローションでは弱いながらも一定の発毛効果は認められるものの、シャンプーには発毛効果はないという結論になるでしょうか。 海外ではAGAに有効という結果も 日本においてはやや厳しい結果になっているケトコナゾールですが、海外においてはAGAや薄毛に対して有効だったという意見も目にします。 それは数ヶ月の使用で髪の毛が太くなったり、明らかに薄毛が改善したり… ただ、その中にはシャンプーではなくローションのものも含まれているなど、必ずしもニゾラールシャンプーの効果を示したものではありません。 また、ケトコナゾールはあくまでも抗真菌薬であり発毛剤として認めている国は存在しないため、過度な期待を寄せるべきではありません。 これは白癬菌など真菌の疾患に対する治療薬であるクリームやローションなどの外用薬と同等。 それだけに真菌に対する効果は十分期待できそうではあるものの、日本においてケトコナゾールを2%配合したシャンプーは市販されておりません。 というのも、ケトコナゾールを2%配合した外用薬というのは水虫やカンジダの治療薬として用いられる医師の処方箋が必要な医薬品であり、薬機法によって市販の取り扱いを制限されているから。 ゆえにこれを2%配合したシャンプーが欲しい場合、海外から個人輸入するしか方法はありません。 幸い海外製のニゾラールシャンプーは複数存在する上に価格も比較的リーズナブルなので購入へのハードルは低くなっています。 しかしケトコナゾール2%というのは日本において効果が高く副作用のリスクもある医薬品の範囲に入ることを忘れないで下さい。 コラージュフルフルとどっちがいいの? ニゾラールシャンプーと同じ抗真菌薬が入った市販のシャンプーに「コラージュフルフル」があります。 臭いなどに対し一定の評価を得ている商品なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。 同じような作用を持つのであれば日本製のコラージュフルフルの方が良い気がしますよね。 薬局などで簡単に買えるし。 コラージュフルフルに配合される成分「ミコナゾール」はケトコナゾールと同じように真菌に対して効果を発揮します。 しかしコラージュフルフルのミコナゾール含有量は0. 75%と少ない。 これは1%を超えてしまうと医薬品の範疇になってしまい市販できないことに対する措置と考えられます。 75%では抗菌作用も限られてしまい、当然AGAに対する効果も期待できないので、薄毛や脂漏性皮膚炎の対策として使用するならケトコナゾールを2%配合するニゾラールシャンプーの方が良いのは間違いないでしょう。 実際、コラージュフルフルの効果に満足できずニゾラールシャンプーに乗り換える人も多数存在します。 コラージュフルフルのメリットを挙げるなら内容量が多いことくらいか。 ニゾラールシャンプーの価格 2020年6月更新 個人輸入を用いればケトコナゾールを配合したシャンプーの選択肢は複数存在。 特に人気のある3つの製品に絞って価格や内容量を見ていましょう。 商品名 濃度 内容量 価格 ニナゾルシャンプー 2% 100ml 1,740円 ニゾラルシャンプー 2% 100ml 1,798円 ケタゾンシャンプー 2% 200ml 2,038円 (2020年6月現在) 最も人気があるニナゾルシャンプーがおよそ1,500円。 一般的なシャンプーが300~400mlなのに対し100mlという量の少なさに不安を覚えるかもしれませんが、1~2日おきに使用するのが基本的な使い方なので1本で2~3ヶ月ほど持つことに。 一方でケタゾンシャンプーであれば内容量200mlで約2,000円とコストパフォーマンスはかなり良くなります。 どれもケトコナゾール2%以外にこれといった育毛成分は入っていないため、長期使用を考えるならケタゾンシャンプーで十分な気もします。 ただ、匂いや使用感は異なってきます。 このへんは好みが分かれるところ。 普通のシャンプーに比べれば明らかに高いものの、何の役にも立たない市販の育毛シャンプーを使うくらいならこっちのほうがましなのは確か。 1本の使用期間と使用頻度 一般的なニゾラールシャンプーの内容量は100mlとなっています。 市販のシャンプーに比べずいぶんと少ないこの量でどのくらい持つのか?また週何回使用するべきなのか? ニゾラールシャンプーは基本的に脂漏性皮膚炎やフケの治療のために使用するもの。 その際に使用する頻度は週2~3回程度とされています。 それ以外の日は市販のシャンプーを使用することになりますので、ニゾラールシャンプー1本で2~3ヶ月は使用できるでしょう。 AGAに対しての使用頻度は? 一方でAGAや薄毛に対してはどの程度の頻度で使うべきなのか? ケトコナゾールの薄毛改善効果を検証した試験は日本を含め世界各国で行われており、その使用頻度はまちまちというのが実情です。 脂漏性皮膚炎の治療と同じように週2~3回を6ヶ月ほど続けた結果髪の毛が生えてきたり太い毛が増えたりといった効果が出たというデータもありますし、毎日の使用でAGAが改善したというデータも存在します。 もちろん何の効果もなかったというデータもね。 同じケトコナゾール2%配合の商品でも、ものによって使用方法が異なっていることもありなおさら判断に迷うところ。 薄毛の改善を目的に使うのであれば、頭皮への影響を伺うためにもまずは2日おき(3日に1回)で使用し、問題がなければ1日おきの使用にしてみることをおすすめします。 この使用頻度であれば1本で2ヶ月は使用でき経済的負担も軽くなるはず。 もちろんフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛剤を併用するべきでしょう。 それもシャンプーになってしまうと日本では「有意差はない」という結果に終わっているものの、海外では有効だったというデータがあるのも確か。 とはいえ基本的にニゾラールシャンプーで髪の毛を生やそうと考えるのは無理があるのは間違いありません。 発毛を担うのはあくまでもフィナステリドやミノキシジルといった発毛剤であるべきでしょう。 どうしてもシャンプーに発毛効果を期待したいのであれば、ミノキシジルやフィナステリドを配合したシャンプー「フォリックスFR-S1」が最も適していると考えられます。 関連記事: 一方、ケトコナゾールはフケや脂漏性皮膚炎には抜群の効果を発揮しますので、頭皮にトラブルを抱え、かつ薄毛に悩んでいる人にはニゾラールシャンプーはうってつけの商品。 ケトコナゾール2%は医薬品ということもあってそれなりに強い作用を持つ成分であるため、まずは100mlで試してみて問題ないようであれば200mlのものや割引が効く複数買いを検討するようにしてください。 ケトコロストシャンプーがおすすめか 医薬品のケトコナゾールを配合するニゾラールシャンプーはニナゾルシャンプーなど薬用シャンプー的な商品の印象が強いものの、海外では比較的一般的なシャンプーだったりします。 そんなこともあって普通のシャンプー然としたケトコロストシャンプーというものも存在します。 これはケトコナゾール2%はもちろん、成長因子や栄養素を豊富に含むコロストラムという牛の初乳も配合されているため、より育毛効果が期待できるというもの。 内容量も500mlと一般的なシャンプーより多く、それでいて価格は2,680円。 コストパフォーマンスの面でもニゾラールシャンプーより優れています。 もちろんこれだけで髪の毛が生えることはありませんが、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛剤の補助としてニゾラールシャンプーを使用するならケトコロストシャンプーがベストと考えます。 頭皮の状態に何らかの不安を感じているようであれば、一度ケトコロストシャンプーの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
次の
ノンシリコンシャンプーって聞いたことありますか? シャンプーのCMなどでよく使われているので知っている方も多いんじゃないでしょうか。 ノンシリコンって髪に良いイメージないですか? 「シリコンはよくない」みたいな感じで思われているかもしれませんね。 でも実はシリコンは髪の毛にとって悪いものではないんです。 それどころかもともとは口に入れても良いぐらいの「安全」なものなんです。 じゃあ「シリコンシャンプー」が悪くて 「 ノンシリコンシャンプー」は良い。 なぜそう言われるのか? それは本当なのか? 今日はそんな ノンシリコンシャンプーが本当に髪の毛や頭皮にとって良くないのか?というのを、理容師として100種類以上のシャンプーを使用してきた目線から、検証していきたいと思います。 そもそもシリコンって何なの? シャンプーで使われるシリコンは豊胸で使うシリコンとは違います。 シリコンというのは作り方によってオイルのように使われたり、ゴムのように使われたり、様々な用途に使われているんですね。 シャンプーに入っているシリコンは、化粧品にもよく使われるタイプで、 髪の毛を洗う時に髪の毛をコーティングして指の通りをよくしたり、きしみやごわつきを軽減するものなんです。 そして シリコンはコーティング剤の一種で、髪に皮膜を作る性質があります。 まずここでシャンプーは何のためにするのか考えてみましょう。 シャンプーは何のためにするのか? シャンプーの役割は 頭皮と髪の毛の洗浄です。 特に頭皮の毛穴のまわりには、臭いや酸化の原因となる皮脂が分泌されるので、その皮脂を取り除いて頭皮をきれいにするという役割があります。 その シャンプーに、シリコンというコーティング剤を入れたら頭皮や髪に良くないんじゃないか?という発想でノンシリコンシャンプーが良いと言われているんですね。 でもなぜ コーティング剤をシャンプーに入れるのか?ってことです。 頭皮を洗浄するのに、シリコンが邪魔しそうな感じもしますね。 確かに洗浄する事だけを考えれば、シリコンはシャンプーに必要のない成分です。 シリコンをシャンプーに入れなければいけない理由は界面活性剤(洗浄成分)にあります ・高級アルコール系 ・せっけん系 ・アミノ酸系 ・ベタイン系 などたくさんの種類があります。 これらの界面活性剤を 、用途により組み合わせて使用するんですね。 その中でも高級アルコール系の 「ラウレス硫酸」やラウリル硫酸という成分は少量でも泡立ちがよく、とにかく安価で作れるので低価格のシャンプーには大量に配合されています。 硫酸と言ったらなにかこわい感じもしますが、劇薬をそのまま頭にかぶるというわけではないので安心してください。 でも硫酸というだけあって洗浄力は強く、 頭皮や髪の汚れは落ちるけど洗浄力が強すぎたり、髪の毛が絡みやすくなったり、ギシギシになったり、使用感が悪かったりという問題があります。 ラウレス硫酸などの洗浄成分が強すぎて、ギシギシになってしまうからシリコンを入れて指通りを良くしたり使用感をよくしたりするんですね。 だから値段は上がりますが、「アミノ酸系」や「ベタイン系」などの マイルドな洗浄成分(界面活性剤)を中心に作れば十分洗浄力があり指通りのよいシャンプーは作れます。 洗浄成分に何を使うか?というところが問題なんですね。 シリコンシャンプーは安全? 実は 「シリコン」と言うのはとても安全な性質を持っています。 シャンプーやリンス、トリートメントの他にも 良くない!? ここからはシリコンが良くないと言われている理由について説明していきますね。 元々シャンプーで頭を洗うと、髪に微弱な弱い電気が発生するんです。 シャンプーした後に髪の毛がごわついたりとか、いうことをきかなかったりするのはこの電気をもった毛髪が互いに反発し合うから。 そして、そのごわつきを解消するために「リンス」が作られたんですね。 でもシャンプーをした後にリンスをするのって2度手間だなと感じる人が多かった。 なので、 リンスをしないでも髪をサラサラにできるように、シリコンインシャンプーができたんです。 そして多くのシャンプーにシリコンが入れられるようになりました。 今でもシリコンインシャンプーはありますが、体に害があるかと言えば特に問題はありません。 なぜならシリコンは安全だからです。 ノンシリコンシャンプーのデメリット しかしこのシリコンインシャンプーにもデメリットがあったんです。 それは髪の毛の外側をコーティングするため、 「カラーやパーマがかかりにくい」ということ。 これは事実で、多くの理美容師が体感していました。 そして、このシリコンインシャンプーのデメリットは、シャンプーを製造販売する会社にとって、ノンシリコンシャンプーを売り出しやすい状況を作りました。 シリコンが安全だということを忘れさせるぐらい、カラーやパーマがかかりにくいという小さなデメリットを誇張して宣伝することで、シリコンのイメージを悪く作り上げたんです。 そこで世間の皆様が知っているような、シリコンインシャンプーのイメージが出来上がります。 ・シリコンが髪に付着してとれなくなる ・毛穴に詰まって薄毛になったり髪の毛や頭皮にダメージを与える ・体にとって有毒である このようなデメリットがあるイメージがついてしまったんですね。 しかし、このようなイメージは事実ではありません。 売る側の戦略上、シリコンを悪者にする必要があったんです。 シリコンがかわいそうな気もしますねー シリコンは悪い? シリコンをとても悪いものであるように設定し、 シリコンが入っているシャンプーは「悪いシャンプー」だという宣伝の仕方は見事に当たり、世の中の多くの方は 「シリコン」が何なのかよくわからないけどシリコンが入っているシャンプーは良くないから「ノンシリコンシャンプー」を買おう。 みたいな大きい流れが出来上がりました。 シリコンを悪者にしてノンシリコンをより良いものに見せるという売り方、販売戦略はとてもうまいですね。 「シリコン」という単語も覚えやすくインパクトが強いというのも後押ししたかもしれません。 そして悪者に仕立て上げられたシリコンが入っていない「ノンシリコンシャンプー」が大人気になったんです。 ただ、このノンシリコンシャンプーには大きな問題があります。 もともとシリコンはシャンプーだけでは髪がきしんだりごわつくので、そのごわつきを取ったり、髪をサラサラにするために配合されたんですね。 で、そのシリコンをなくしてしまうとまた元通り使用感が悪くなってしまったんです。 本当に良いシャンプーとは? シリコンを入れずにごわつかない、きしまないこだわりの良いシャンプーを作ろうと思うと、良い界面活性剤や成分をタップリ配合しなければいけません。 そうなると、コストはハネ上がりシャンプーの販売価格も上がります。 これが一般的には販売されていないサロン専売品やネットでしか売っていないような種類のシャンプーなんですね。 ただ世の中の多くの人でシャンプー1本に3000円~5000円も使う人はごくわずかです。 よほどこだわりのある方か、美容師さんに勧められたかのどちらかの方じゃないでしょうか。 だからシャンプーを売る会社としては、多くの方に買ってもらおうと思うと、安くしないと売れないんです。 そういう理由で今スーパーやドラッグストアで販売されている1000円未満の「ノンシリコンシャンプー」は、コストを抑えなければいけないから、髪の毛や頭皮には刺激が強い安価な界面活性剤が使われていますし、成分的にも良いと言われている成分はあまり配合されていません。 そうなると、やはり髪がパサついたり、きしんだりと言う風になりますね。 ノンシリコンよりシリコンインシャンプーが良い!? だから 市販の安価な成分がメインで使われているノンシリコンシャンプーには、サラサラ感やツヤツヤ感はでは表現できないので使用感は良くない。 こうなると何のためのノンシリコンシャンプーなのかと言うのが分からなくなってきますね。 他の成分との兼ね合いもあるので一概には言えませんが、 ノンシリコンシャンプーより、シリコンインシャンプーの方が使用感が良いということも十分あるということです。 なので結局「ノンシリコンシャンプー」が良いかどうかと言われると一般的に スーパーやドラッグストアで販売されている値段が安い「ノンシリコンシャンプー」はおすすめできるものではないということなんです。 ここまでのお話ではじゃあシリコンインシャンプーの方が良いんじゃないか? ということなんですが、それもシャンプーの難しいところで良いシャンプーの前提条件として最も大切なのは、シリコンが入っているとかいないとかではないんです。 シャンプーの質の良し悪しを決めるのはまず「界面活性剤」+他の成分が目的によってうまく配合されているかということです。 そして本当に良いノンシリコンシャンプーというのはまず 洗浄成分(界面活性剤)に良い成分が使われているということが大前提になってきます。 そのうえで補助成分などにも髪や頭皮に優しい成分が入っているシャンプーが良いということになります。 成分が良いからシリコンを使わなくてもきしみや、パサつきが出にくい。 それが本当の意味で良いノンシリコンシャンプーなんです。 シリコンシャンプーの成分 一応自分のシャンプーにシリコンが入っているかどうか気になる方へ成分を書いておきますね。 シャンプーには必ず入っている成分を全て書くというルールがあります。 ・ジメチコン ・シクロメチコン ・シロキ ・シリカ ・メチコン という言葉がつく成分が入っているのは全てシリコンシャンプーです。 良いシャンプーとは? 最後になりますがシャンプーの質も大事なんですが「良いシャンプーの定義」というのは人それぞれ違うということです。 カラーもパーマもしていない全くの健康毛の方や、男性の短髪の方、髪の毛に悩みのない方や、髪の傷みが気にならない方で「シャンプーにこだわらない」方は市販のシャンプーを使われても全く問題ないと思います。 質の良いシャンプーを使っても、効果が感じられないことも往々にしてあります。 シャンプー1本に5000円もかけるなら他のことに使いたい。 と思われる方もおられるでしょう。 それはそれで正解なんです。 無理に高いシャンプーを使う必要もないと思います。 なので皆さんそれぞれの髪の悩みや欲求、シャンプーに求める効果、価格も含めて 「良いシャンプー」は人によって違うということです。 ただ髪の毛や頭皮に何かしらの悩みがある方は、まず成分の良いシャンプーを使われることをおすすめします。 こういうことをいうとじゃあおすすめのシャンプーを教えてよ。 と言われるんですが、繰り返しになりますが、良いシャンプーの定義は人によって違います。 「Aさんにとっては髪にツヤが出て喜ばれる良いシャンプーがBさんが使うとかゆみが出て頭皮トラブルが起こってしまう」なんてことが実際によくあります。 同じシャンプーでも使う方によって良くも悪くもなるということなんです。 まとめ 以上今日はノンシリコンシャンプーについてお話させていただきました。 ノンシリコンシャンプーのことを少しでも理解していただき、ご自分に合うシャンプー選びのお手伝いができればなと思います。 シャンプーは何百種類もあり選ぶのが難しいと思います。 そして万人に合うシャンプーと言うのはないです。 みなさんそれぞれの髪の長さや質、頭皮の性質やその時々の状態によって使った方が良いシャンプーも変わってきます。 肌質や髪質を理解し、その上でご自分に合う良いシャンプーを見つけるお手伝いができれば嬉しいです。 今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございました。 今後も皆さんの大切な髪の毛や頭皮の健康をを守るための情報を発信していきたいと思っております。 あなたが使っているシャンプー&トリートメントがベストか一緒に考えませんか? 京都のファミリーサロンセブンオーナー理容師として24年間お客様の髪に関わってきました。 男女共に30代後半~40代で髪質は変わってきます。 細毛や薄毛、繰り返すカラーによる傷み、髪のバサバサ感など。 20代はあんなにツヤツヤで張りのある髪だったのに… そして、「抜け毛・ボリュームダウン・ツヤ落ち」はシャンプーやトリートメントが髪質にあっていないと改善しにくいです。 髪型やヘアケアには人一倍取り組んできたつもりですし、あなたの髪質改善のサポートができると思いますので、LINE でお友達になりませんか? LINE@でお友達申請いただけた方は、髪質・肌質も考えながら 「あなたが使うべき適切なシャンプー」をマンツーマンでお答えします。
次の