ビジネスでは、互いに取り決めた計画に従って行動します。 一旦取り決めたことは誠実に守るのが、礼儀であり、順調な取引を行う上で不可欠の条件です。 しかし、打ち合わせの段階では、互いに要望を出し合います。 互いの出した条件をすり合わせ、妥協点を見出していきます。 互いに納得できる妥協点を見出す過程が、打ち合わせです。 打ち合わせの段階では、時には相手に譲歩を要求することもあるでしょう。 しかし、一方的に自分の方の言い分だけを主張したのでは、長く続く関係を築くことは難しいと言えます。 時には譲歩して、相手の都合を尊重することも必要になります。 ただし、譲歩しながらも、「可能であれば、こういうことをして欲しい」という要望を出しましょう。 譲歩したことで、相手も可能であればその条件を満たした行動をとろうという気持ちになることでしょう。 譲歩しながらの要求には、どのような敬語表現を使うと良いでしょうか?難しい駆け引きの場面だけに敬語を上手に使いたいものです。 「可能であれば」を使用するときは、相手との距離感に注意 敬語と言うと、尊敬語、謙譲語、丁寧語という印象があるでしょう。 相手の行動に使う尊敬語、自分の行動に使う謙譲語、それ以外の丁寧語という分類が一般的です。 確かに、尊敬語、謙譲語、丁寧語は敬語です。 しかし、尊敬語、謙譲語、丁寧語だけが敬語表現ではありません。 そこが敬語の難しいところです。 単語を覚えただけでは十分とは言えないのが、敬語の難しいところです。 敬語表現とは、自分と相手との心理的な距離の取り方を表現するものです。 「~していただけますか?」にすると丁寧 日本語だけではありません。 英語のように敬語が無いと思われている言語でも、実は敬語表現はあります。 婉曲に表現した方が、相手に対して気を使った物言いになります。 気を使った物言いが一種の敬語表現になります。 日本語でも、同じ発想になります。 直接的でない物言いが、相手との間に距離を置くものとして、敬語表現になります。 可能であればして欲しいことを伝えるという状況は、高度な敬語表現が使われる場面です。 要望を伝えるところは、「~していただけますか?」「~していただけるとありがたいのですが」などと言うのが、一般的です。 「可能であれば」というところの表現に工夫の余地があります。 「可能であれば」の表現は、不快感を与えてしまいかねない 「可能であれば」というところは、細やかな配慮が必要です。 「~することが可能か?」ということを表現する段階で、相手の能力を低く見ているというニュアンスが言外に滲んでしまっては、元も子もありません。 最初に出した条件をのめないということを伝える段階で、相手はナーバスになっていることが少なくありません。 ナーバスになっている相手には、単純な確認も、時には嫌味に聞こえてしまいます。 口調が強かったり、ドライすぎていたりすると、「こんなこともできないとは!」とバカにした感じを受け取ってしまうこともあり得ます。 譲歩するのは、今後の取引を円滑に進めるためです。 譲歩した上で、可能であればして欲しいことを伝えるのは、今回の取引をより良い形で進めるためです。 そうしたことを念頭に置いて、相手との関係を良好に保つように敬語表現を選ぶことが必要です。 「可能であれば」+「ご検討いただけますか」で丁寧な敬語になる 問題になっていることが何かということをしっかり把握しましょう。 時間的な問題なら、「お時間が許すようなら」と言いましょう。 経済的な問題、人員の問題といった、相手方の能力に直結する類の点に問題がある場合は、一切そのことには触れず、「~ということについて、ご検討いただけますか?」といった形で、要望を提示するのが、無難な表現と言えます。 この場合、「ご検討くださいますか?」ではなく、「ご検討いただけますか?」が正しい敬語表現です。 「可能であれば」という敬語表現は、相手を不快にさせないよう注意して使う 自分が提示した条件を相手がすんなりのめないこともあります。 そうした場合は、無理強いせずに譲歩しながら、可能であればして欲しいという形で要望を伝えるようにすることも、時には必要です。 譲歩しながら要望を伝えるというのは、高度な敬語表現が要求される状況です。 特に注意が必要なのが、「可能であれば」ということを伝えるところです。 相手がナーバスになっていても、見下された印象を受けないように注意しましょう。 相手方の能力に直結する類の点に問題がある場合には、「~ということについて、ご検討いただけますか?」という言い方が無難な表現です。 この場合、「ご検討くださいますか?」ではなく、「ご検討いただけますか?」が正しい敬語です。
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「ありがたい」とは?意味や漢字は? 「ありがたい」とは感謝の気持ちを持っている状態を意味する 「ありがたい」とは感謝の気持ちを持っている状態を意味します。 コミュニケーションにおいて感謝の気持ちを相手に対して表すことは、良好な関係性を築くことに繋がります。 「ありがたい」という言葉を使いこなすことで、様々な人とのコミュニケーションが良い形で取れるようになることでしょう。 人が誰かから感謝されるということは、多くの人が生き甲斐の一つだと言えるかもしれません。 家族が感謝してくれる、恋人が感謝してくれる、友達が感謝してくれる、同僚が感謝してくれるということが生きるモチベーションに繋がっているはずです。 それを形に表すのが「ありがたい」という言葉なのです。 「ありがたい」の漢字は「有難い」 「ありがたい」の漢字は「有難い」と書きます。 これは「想像できない」という意味合いから、受けた行いに対して「想像ができないくらいうれしい」ということを表している表現になっているのです。 だからこそ漢字では「有難い」と書き、それが感謝を表す言葉として使われるようになったのです。 ちなみに現代においても「有難い」という漢字の表現も決して間違いではないのですが、何か漢字で書く特別な意図がない限りは基本的にひらがなで「ありがたい」と表記するのが一般的になっています。 もしもビジネスにおける書類に漢字で記すと修正を受ける可能性が高くなっているので基本的にはひらがなで書きましょう。 この表現については感謝の気持ちが強い時に使われる表現になります。 そのため、あまりに多用すると感謝の気持ちが伝わらなくなってしまうリスクがありますので、ここぞという時だけの使用に留めましょう。 感謝の気持ちの度合いだけで言えば「有難い限りです」という表現は最上級の言葉になります。 そのためここぞという時に「ありがたい限りです」を使うと深い感謝の気持ちが伝わりやすい表現です。 ここから感謝の気持ちを伝える他のワードのパターンも紹介していきますのでそちらも参考にしながら使い分けていってください。 ここまで期待を裏切り続けてきた私に対してこんなにも温かくアドバイスをいただけるなどと思ってもいませんでした。 本当に有難きお言葉です。 今後はご期待に添えますように心を入れ替えて精進して参ります。 この言い回しは先述の2つの比べると非常に使いやすい言い回しです。 ビジネスのシーンにおいては使わない日がないくらいの表現かもしれません。 ビジネスにおいて多用されている非常に重要な表現と言えます。 ビジネスにおいて「ありがたく存じます」という言葉は依頼事項の後に使う表現になります。 似たような表現には「幸いでございます」という表現がありますが、ビジネスメールにおいては依頼をするシーンは非常に多くなっているので使う機会は断然多くなります。 ビジネスに欠かせない表現になるので覚えておきましょう。 明日までにご返信いただけましたらありがたく存じます。 ご多忙のところ恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いいたします。 この言い回しは、いい提案をもらった時の返答として使う言葉になります。 例えばビジネスパーソンとして引き抜きの話を受けて好条件をいただいた時の返答として使うことは十分にあり得る表現です。 この言い回しは前向きなニュアンスを感じさせる表現ではあるものの、はっきりと「YES」を相手に伝えない点で非常に使い勝手のいい言葉になります。 例文のように返事を保留したい時に相手方のメンツを潰さないようにうまく切り抜けるために使うこともできます。 覚えておくといつか役に立つ表現です。 私のようなものをお誘いいただくなんて、本当にありがたいお話です。 今の会社も20年勤めていますので、そちらにも筋を通したいので来週にもう一度お話できたらうれしいです。 この言葉はその場に身を置いている状態で使うのではなく、一旦その場を離れて振り返った時や、第三者的に、客観的な視点で見る時に使う言葉になります。 比較的使用頻度が高い表現であると言えます。 「ありがたいことです」という言い回しも「ありがたい言葉です」という言い回しと同じように、その話に関して完全に肯定している表現ではありません。 しかしながらポジティブなニュアンスをしっかり出しつつも冷静な視点を残している表現になりますので、賢明なビジネスパーソンであれば駆使したい表現になります。 この度はプロジェクトを無事完遂させることができました。 これもひとえに関係者各位の努力の賜物と認識しております。 厚く御礼申し上げます。 この表現は「ありがたく存じます」という表現と同じように使える表現であり、ビジネスのシーンにおいてよく見かける言い回しです。 取引先や目上の方に何かを依頼する際に「お願いいたします」と言い切るよりも「お願いできましたら幸いでございます」とワンクッション置くことで柔らかく感じる言い回しになりますので、相手方も気持ちよく依頼を引き受けることができるでしょう。 お忙しい中恐れ入りますが、本日中に資料のご共有をいただけましたら幸いでございます。 未完成でもかまいませんので一度資料の方を確認いたしたく存じます。 何卒、よろしくお願いいたします。 感謝の気持ちを示す文章を作る際には、微妙な表現の違いを言い換え表現も駆使しながら出すことができます。 「ありがたい」という言葉だけでは表現できないものを相手に伝えることができるようになるのです。 「ありがたい」という言葉を文章の中で繰り返すことで、語彙力の不足が露呈した感謝の気持ちが伝わらない文章だと相手方が感じてしまう可能性があります。 せっかくメッセージを送ってもそうなってしまっては本末転倒です。 「先日の件に関してとてもありがたい気持ちで一杯です。 どんなに素敵な文章で感謝を述べたとしても、気持ちが込められていなければ、その文章で相手方に感謝が伝わることはないでしょう。 感謝を伝えるにはまずは気持ちが一番大切です。 それに類語や言い換え表現も含めた言葉遣いのテクニックが伴えばスマートに気持ちを伝えることができるのです。 下記の関連記事も参考になるかと思いますので、この記事と併せて参考にしてみてください。
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早速「ありがたいお言葉」について詳しく説明していきたいとことですが、まずはこの記事にたどり着いたあなたのように「ありがたいお言葉」について悩んでいる声や気持ちを紹介していきます。 きっとこの中で共感できる気持があるはずです。 ~困っている方たちの声や気持ち~ 「ありがたいお言葉」の意味はニュアンス的には理解しているのですが、本当の意味を知りたい。 」 「ありがたいお言葉」って具体的にどういう風にどんな場面で使われるのか知りたい。 」 「この前、「ありがたいお言葉」と言われたのですが、その返答に困ってしまいました。 この言葉に適した返し方の例などがあれば知りたい。 」 「メールで「ありがたいお言葉」と伝えたい時はどうすればいいのか知りたい。 」 このような気持ちをよく耳にします。 あなたは共感できるものはありましたか?この記事はそんな方たちの悩みを解消するための記事です。 「ありがたいお言葉」の使い方を例文とともに説明します。 褒める側をA、言われる側をBとします。 例文1 A「この作品は今までにないくらい素晴らしい作品ですね。 」 B「そうですか?ありがたいお言葉ありがとうございます。 」 例文2 A「先日はあなたのおかげで助かりました。 あなたの行動はとてもすごいとつくづく思いました。 今後もあなたにお願いしたいと思います。 」 B「いえいえ、私もすごく助かりました。 そんなに褒めるほどことではありませんよ…ありがたいお言葉です。 」 例文3 A「先日はお疲れ様でした。 弊社としましてはぜひあなたに力になってもらいたいと思っています。 よかったら今後もよろしくお願いいたします。 」 B「こちらこそ、先日はありがとうございました。 ありがたいお言葉感謝いたします。 ぜひ私からもよろしくお願いいたします。 」 いかがですか? なんとなく「ありがたいお言葉」の使い方は理解できましたでしょうか? 意味や使い方が理解できればとても便利な言葉でいろんな言い回しができる言葉でもあります。 では次に「ありがたいお言葉」の言い換えや、言われた時の返答方法について説明していきたいと思います。 「ありがたいお言葉」という言葉には同じ意味の言い回しがあります。 それは以下になります。 ~「ありがたいお言葉」と同じ意味の言葉~ ・身にあまるお言葉 ・ 身に余る光栄なお言葉 ・ 私などには勿体ない御言葉 ・お褒めの言葉 などなど… このような言い換えがあります。 では例文をいくつか挙げていきます。 例文1 「先日の会議はお疲れ様でした。 その中で私の提案を褒めていただきありがとうございます。 私には身にあまるお言葉です。 」 例文2 A「この作品はとても素晴らしいですね。 もっと評価されるべきです。 」 B「ありがとうございます。 私にはもったいないお言葉です。 」 例文3 A「あなたは素晴らしい思考の持ち主だと私は思います。 その考え方や捉え方でぜひ今後の企画で役に立てると思います。 」 B「いえいえ、そんなことないですよ…お褒めの言葉ありがとうございます。 」 どれも「ありがたいお言葉」と同じ意味ですので以上の言い回しもえひ使ってみてください。 ありがたいお言葉と言われた時の返答方法 では逆に、こちらが「ありがたいお言葉」と言われた時の返答方法について説明していきたいと思います。 ということはこちらが相手を褒めた場合です。 このケースも例文と一緒に見ていきましょう。 褒める側をA 返答する側 、「ありがたいお言葉」と言う側をBとします。 ~「ありがたいお言葉」と言われた時の返答例~ 例文1 A「この作品はかなり凝っていて個人的に購入したいくらい素晴らしい作品ですね。 」 B「ありがたいお言葉とても感謝します。 」 A「いえいえ、とんでもないですよ。 十分高い評価に値する作品です。 」 例文2 A「先日の会議はお疲れ様でした。 あなたのアイデアは誰も思いつかなく、とても画期的な発想でこれからの企画が楽しみです。 」 B「こちらこそ先日はお世話になりました。 いえいえそんなことないですよ…ありがたいお言葉とさせていただきます。 」 A「いやいや、あなたにはとても助かりましたので、あなたからお礼いただくほどではありませんよ。 」 例文3 A「あなたはかなりの才能の持ち主だと私は思います。 今後もその才能を十分に発揮していくことを願います。 B「いえいえそれは言い過ぎですよ…ありがたいお言葉ありがとうございます。 」 A「そんなに謙遜しないでください。 あなたはそれほどすごい人物です。 」 いかがですか? 「ありがたいお言葉」と言われた時の返し方は理解できたでしょうか? 大切なのは、例文1と2のようにこちらも謙遜することや、例文3のように謙遜している相手に対して更に褒めることです。 では次に「ありがたいお言葉」をメールで伝えたい場合について説明していきたいとお思います。 「ありがたいお言葉」とは直接、目の前で相手に口頭で伝える言葉ですので、メールのように文字で伝える場合はもう少し工夫が必要となってきます。 そのまま「ありがたいお言葉」と打っても問題はないのですが、文字だと気持ちが伝わりづらいので、これから説明することを参考にしてください。 ~感謝を伝えたいメールの書き方~ メール例文1 「先日、御社での企画会議で提案させていただいた企画を採用していただき、ありがとうございます。 感謝の気持ちで一杯になっています。 今後もぜひよろしくお願いいたします。 」 メール例文2 「先日の作品発表会にて、私の作品を選んでいただきありがとうございます。 更に私にはもったいないくらいの賞を与えたくださりとても感謝しています。 」 メール例文3 「先日はお疲れ様でした。 提案させていただいた企画が採用されたことを上司から聞きました。 更に私の企画を褒めていただいていたことも聞きました。 とても私の身にはあまるお言葉です。 今、感謝の気持ちで一杯になっています。 今後もよろしくお願いいたします。 」 以上が「ありがたいお言葉」のメールでの伝え方の例文となります。 メールでの大切な所は、「感謝している」ということを惜しみなく伝えることです。 ぜひ参考にしてみてください。
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