トルーマン ショー。 ジム・キャリー主演 映画「トゥルーマン・ショー」のラストシーンの意味は?あらすじと見どころを紹介

トゥルーマン・ショー : 作品情報

トルーマン ショー

『トゥルーマン・ショー』( 1998)は、生まれたときから TV製作者が作った舞台で、生涯を放映され続けている男を描いた ヒューマンドラマ です。 監督は『いまを生きる』( 1989)『グリーン・カード』( 1990)などの作品を残す ピーター・ウィアー監督。 コメディ映画などで知られるジム・キャリーですが、ゴールデングローブ賞で男優賞を受賞するなど、間違いなく彼を代表する作品でしょう。 また、本作品は 20個以上の賞を受賞している名作です。 本記事では、『トゥルーマン・ショー』( 1998)の考察や、ラストシーンについてネタバレを交えながら解説していきます。 All rights reserved. シーヘブンという島に住むトゥルーマンは、生まれたときからTV会社によって「トゥルーマン・ショー」というドラマに、 生涯を生中継されている。 シーヘブンという島は番組が製作したもので、そこに住む 人々、親友、婚約者までもがエキストラだ。 太陽や月天候までも作り物でできている。 トゥルーマンは番組の監督である、クリストフによって 人生をコントロールされていた。 ある日、トゥルーマンはラジオとTV製作者のインカムが混線したために自分をつけている、監視している者がいると気付く。 そしてその事実を確認するためにさまざまな行動をするのであった。 All rights reserved. 『トゥルーマン・ショー』(1998)の感想 脚本は『ターミナル』( 2004)『 TIME/タイム』( 2011)で知られる アンドリュー・ニコルが務めていたので、アンドリュー・ニコルの世界観が全開の作品で面白かったです。 彼の作る作品は、もしこうだったらと現実世界でもありえそうなこと題材にして描きます。 SF的要素が強いですが、毎回なにかメッセージ性があり、考えさせられることが多く、しかし前向きな気持ちになれる作品が多いです。 今回は、「 もし自分の人生が偽物の人生だったら」という設定で話が進みます。 本作品もまた偽物の人生で生きながら、真実はなんだろうと疑う主人公を観ていると、勇気が湧いてきました。 音楽も良くクラシックが流れるのですが、ジム・キャリーのコメディタッチと見事にマッチしているのと、オープニングとエンディングでは期待感が溢れる、ワクワクする音楽が流れていて映画を観ている気分になりました。 『トゥルーマン・ショー』(1998)の考察 『トゥルーマン・ショー』( 1998)のタイトルの意味や、主題について考察していきます。 『トゥルーマン・ショー』(1998)の意味を解説 『トゥルーマン・ショー』( 1998)の 原題は The Truman Show と書きます。 最初 trueman(真実の人)だと思っていたのですが、そうではないみたいです。 Trumanとは、特に単語自体に意味はありません。 英語圏の固有の名前であり、発音はトルーマンではなく、トゥルーマンになります。 つまり、 トゥルーマン・ショーそれ自体には意味はなく、シンプルに主人公の名前を示したものです。 『トゥルーマン・ショー』(1998)の主題 『トゥルーマン・ショー』( 1998)の主題はいくつか考えられますが、 一つはトゥルーマンの世界観は私たちにも起こっているということです。 トゥルーマンは偽物の、つまりコントロールされている世界で生きます。 それが本物の世界だと思って生きるわけです。 しかし、 トゥルーマンはその常識を疑い始めます。 そして最後には真実にたどり着くのです。 私たちの周りにも、そうしたコントロールされた偽物が周りにあるかもしれません。 よくある固定概念というのがそれにあたるかもしれませんが、 その概念は実は社会や誰かが意図して作ったものです。 それは本当に真実でしょうか。 もしかしたら、視聴者、製作者と同じように誰かが作ったものかもしれません。 だとしたら、トゥルーマンのように真実に立ち向かえということでしょう。 『トゥルーマン・ショー』(1998)と都市伝説 『トゥルーマン・ショー』( 1998)の考え方は 陰謀論と似ていると言われています。 陰謀論とは、広く知れ渡っている公的な組織や事実が、裏である組織によって操られていることだとするものです。 トゥルーマンは TV局によって、自分の人生を裏で操られていました。 周りに言っても、周りは違う考えだったため変人扱いされていると、トゥルーマンは感じたでしょう。 陰謀論も同じく、唱えるには常識を疑うわけですから変人扱いされます。 本作品はそうした、 陰謀論者からの共感を強く得られたようです。 また、陰謀論者の特徴としてなんでもない事柄を根拠として、陰謀論と結びつけるのが得意ですが、トゥルーマンも 作られた世界に対して、さまざまな根拠を提示していました。 本作品はこのように陰謀論者的な視点で観てもおもしろいかもしれません。 All rights reserved. 『トゥルーマン・ショー』(1998)のラストシーンとその続編についてあるのかなどを解説していきます。 ラストシーンの意味を解説!最後はどうなった? 父との感動的な再会をトゥルーマンは果たし、 いつもの鏡に向かって変なことを言うトゥルーマンに戻っていました。 製作者側も父と再会し、親友とも感動的な話をしたので、トゥルーマンがこの世界を信じたと安心します。 その日、トゥルーマンは地下室の片付けをしたまま寝てしまいました。 なにかが気になるクリストフは、地下室で寝る前の映像を巻き戻しさせます。 すると隠しカメラの隅に、 トゥルーマンが抜け出した映像が残っていました。 ローランや街中のエキストラを総動員しましたがトゥルーマンは見つかりません。 トゥルーマンは海に出ていたのです。 なんとかこの偽物の世界をバレるわけにはいかないクリストフは、天候を嵐にしてトゥルーマンの船を沈没させようとしますが、トゥルーマンが死にかけてしまったので仕方なく中断します。 トゥルーマンは出航を続け、舞台の壁際まで到着しました。 その空模様の壁を歩き始めたトゥルーマンは階段を見つけます。 そこを登ると ドアがあり、出口と描かれていました。 取手に手をかけた瞬間 クリストフが喋りかけていきます。 「外に真実はありはしない、私の世界こそが真実だ、嘘や偽善はこの世界にはない。 君はこの世界を出られない」と引きとめました。 なにも反応しないトゥルーマンに「どうした、なにかいってくれ、世界中が君をみている」と言います。 トゥルーマンは 「 会えないときのために、こんにちは こんばんは おやすみ それじゃあ」 と笑顔でお辞儀をして去るのでした。 視聴者は感動して喜びます。 そして、砂嵐の画面になると、観ていた視聴者が 「チャンネル変えろよ」と言って物語が終わります。 最後に壁を見つけたときの音楽と、全ての真実を確信した怒りと喜びを表す演技が非常に感動的でした。 また、衝撃の事実に対してきっと怒りや悲しみもあるでしょうが、 トゥルーマンが最後に視聴者に向けて、いつもの挨拶をしたときはトゥルーマンの強さに救われました。 きっと、こんなに明るくトゥルーマンがドアを出なければ、この映画はもっと評価されないものになっていたでしょう。 ラストシーンのその後は?続編はあるのかを考察 『トゥルーマン・ショー』(1998)は1998年に放映されましたが、 現 在 でも続編の話は上がっていません。 おそらくトゥルーマンのその後は、視聴者に考えさせる楽しみとして残しているのでしょう。 トゥルーマンの、その後の予想としては 3パターンくらい考えられるのではないでしょうか。 1つ目はトゥルーマンが外の世界でうまくやっていき、シルビアにも会い幸せな生活を送るパターン。 2つ目はクリストフが作った世界とのギャップを感じて、外の世界で悩むパターン。 3つ目は外の世界が合わずに、もう一度クリストフが作った世界に戻るパターンです。 おそら く2つ目であげたギャップは少ないと感じます。 なぜなら、ストーリーこそエキストラが演じていましたが、全て生身の演者が行っていたため人とは関わっていたわけです。 また、トゥルーマンショーを観ている人が多いことから、彼の性格などは外でも通用するように出来上がっていると思われます。 3つ目についても考えにくいです。 彼は元から冒険家志向が非常にあり、なににでも興味をもつ好奇心があります。 新しいことを恐れない性格から、もとの生活に戻ることは考えにくいです。 All rights reserved. 『トゥルーマン・ショー』(1998)の 興行収入は2.641億ドルです。 受賞歴もゴールデングローブ賞など含め 全20個以上の賞を受賞しています。 名作ともいえる本作品を、今回はレビューサイトの低評価の意見と高評価の意見、両方から分析してみましょう。 低評価の意見:『トゥルーマン・ショー』(1998)はつまらない? ・サイコホラーだと思った、気持ち悪く二度とみたくない ・主人公のことを考えると悲しくなるし胸糞悪い ・設定が無理すぎた トゥルーマンを舞台に監禁し、常に演技の中の人生を送らせるという設定に、人権的にも非道で、それを良しとしている 世界観に嫌悪感をおぼえた方が低評価をつけていました。 また、30年間トゥルーマンを一つの舞台で騙し続ける、万里の頂上に匹敵する巨大な舞台という全体的な設定に対して、 無理があると意見を言っている人もいました。 たしかに、現実でこのようなことがあれば大問題ですが、だからこそ映画でSFとして描いているのではと感じました。 また、本作品はコメディタッチで描かれているのと、暗い表現は一切なかったので、明るい気持ちで観られるのですが、それと題材に対するギャップを感じて、 気持ち悪さを感じる人がいたのかもしれません。 高評価の意見:『トゥルーマン・ショー』(1998)は面白い? ・斬新な設定でおもしろいし、最後には感動した。 ・ジムキャリーの演技力にポジティブな気分になった。 ・細かい設定までの気遣いが見ていておもしろい 斬新な設定に対して、考えさせられおもしろいと感じた人や、ジムキャリーの明るいキャラクターに関して、 コメディ要素やポジティブな気持ちになった人が多かったようです。 また、本作品には CMが途中入るなど細かい設定まで、気遣いがされています。 それを確認するのにもう一度観たいという人も多かったようです。 All rights reserved. 『トゥルーマン・ショー』( 1998)は生まれてからの生涯を撮影され続けた男が、 自由を求めて奮闘する物語です。 脚本は『ターミナル』( 2004)『 TIME/タイム』( 2011)で知られるアンドリュー・ニコルが行っているので、このような独特の世界観が好きだという方なら、きっと気にいるでしょう。 観た後は開放されたような 清々しい気持ちになりますが、感情移入しすぎる人は設定に恐怖を感じる人もいるので注意が必要です。 少しだけ内容が分かっていても、細かい設定やジム・キャリーの演技だけでも十分楽しめる作品ですので安心してください。 気になった方はぜひご覧になってみてください。

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【衝撃の真実】『トゥルーマン・ショー』(1998)の最後の意味や作品の考察【あらすじ、感想、ネタバレあり】

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解説 人生のすべてをテレビのリアリティショーで生中継されていた男を描いたコメディドラマ。 離島の町シーヘブンで生まれ育った男トゥルーマン。 保険会社で働きながら、しっかり者の妻メリルと平穏な毎日を送る彼には、本人だけが知らない驚きの事実があった。 実はトゥルーマンは生まれた時から毎日24時間すべてをテレビ番組「トゥルーマン・ショー」で生中継されており、彼が暮らす町は巨大なセット、住人も妻や親友に至るまで全員が俳優なのだ。 自分が生きる世界に違和感を抱き始めた彼は、真実を突き止めようと奔走するが……。 主人公トゥルーマンをジム・キャリー、番組プロデューサーをエド・ハリスが演じ、第56回ゴールデングローブ賞で主演男優賞と助演男優賞をそれぞれ受賞。 「刑事ジョン・ブック 目撃者」のピーター・ウィアーが監督を務め、「ガタカ」のアンドリュー・ニコルが脚本を手がけた。 1998年製作/103分/アメリカ 原題:The Truman Show 配給:UIP スタッフ・キャスト 【どんな作品?】👇👇👇 もし、自分の人生がカメラに監視され、全世界に向けてテレビ放送されていたら? そんな奇想天外な設定ながら、テンポの良い構成にぐいぐい引き込まれ、 主人公をユーモアたっぷりに演じるジム・キャリーを愛さずにはいられない、 間違いなく彼の作品群を代表する一本です! ドーム状の巨大セットに作られた離島を舞台に、 全て俳優が演じる住民たちに囲まれて暮らす男、トゥルーマンの姿を描きます。 【作品の魅力】👇👇👇 なんと言っても、メディアに対する風刺や皮肉と、ジム・キャリーがサラリとかます笑いのバランスが素晴らしい! 主人公の一生が、生まれた瞬間からテレビに支配されてきたことに恐ろしさを感じつつも、 彼のコミカルな演技によって、悲壮感が前面に出過ぎない作りになっています。 トゥルーマンの純朴な行動ををほほえましく見守り、 世界の真実を探ろうとする彼を本気で応援してしまった私は、 あたかも作中の番組視聴者の一人になったような気分でした。 一方、「トゥルーマン・ショー」のプロデューサー クリストフは、 彼の人生をずっと操作してきた人物であるにもかかわらず、 実親のような無償の愛を彼に注ぐ姿には、どうしたってグッときてしまいます。 トゥルーマンの単なる脱出劇にとどまらず、 親離れ・子離れの切なさまで描き切った監督の手腕はお見事でした。 そして本作で見逃せないポイントは、エンドロール直前の「〇〇はどこだ?」というセリフ。 ここまで極端ではないにせよ、他人の人生そのものをバラエティとして消費し、 不都合が生じたら何事もなかったように切り替える、現代の私たちにも通じる姿だと痛感させられます。 日常をさらすことで出演者に大きなストレスがかかり、 日本だけでなく、世界中で自殺者を生んでいるリアリティー番組のあり方について、 今一度考え直さずにはいられませんでした。 【まとめ】👇👇👇 カラッとした笑いからブラックなユーモアまで、どれもが一級品のコメディでありながら、 そこから浮かび上がる、メディアに対する痛烈な批判には思わずハッとさせられる、 どこから見ても完成度の高い、洗練された一作でした。 103分と短めなので、サクッと一本見たい方にもオススメ!• 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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映画『トゥルーマンショー』ネタバレあらすじキャスト評価ジムキャリー映画

トルーマン ショー

公開日: 1998年11月14日 日本 監督: ピーター・ウィアー 脚本: アンドリュー・ニコル 出演者:ジム・キャリー、エド・ハリス、ローラ・リニー 受賞歴:ゴールデングローブ賞にて男優賞 ジム・キャリー 、助演男優賞 エド・ハリス 、音楽賞を受賞。 ヒューゴー賞では最優秀映像作品賞、サターン賞では最優秀ファンタジー作品賞、脚本賞を受賞。 netflix. com まずはトゥルーマン・ショーのあらすじを、ネタバレありとなし2パターンに分けて、ご紹介していきます。 斬新な設定が特徴の今作、驚きが感動につながる作品なので、まだ観ていない方は「ネタバレなし」から慎重に記事をご覧くださいね・・! トゥルーマン・ショーのあらすじ(ネタバレなし) アメリカの離島「シーヘブン」で保険会社に努める青年、トゥルーマン。 明るくひょうきんな性格で、毎朝向かいに住む家族に 「おはよう!そして念のために、こんにちはとこんばんは!おやすみ!」 と挨拶してニッコリと笑います。 netflix. com そんな明るい彼、実は「水恐怖症」を抱えており、30年以上の人生において たったの一度も島を出たことがありません。 原因は子供の頃、父親と二人 海でボートに乗っていた時、荒れそうな雲行きを心配した父親の制止を聞かずボートを漕いだ結果 嵐に遭遇してしまい、父親だけが海に沈んで亡くなってしまった・・というトラウマによるものでした。 そんな悲しい過去を抱えながらも努めて明るく生きるトゥルーマンでしたが、 ある日街でホームレス風の男性を見つけたことで状況は一転、雑踏の中でもすぐにこのホームレスが亡くした自分の父親だと気が付きます。 父親が生きていた?!トゥルーマンはその瞬間叫び、慌てて駆け寄ろうとします。 しかしなんと、ホームレスはどこからか湧いてきた通行人にあっという間に取り押さえられ、そのまま通りすがりの路線バスに押し込められ連れ去られるのでした・・。 トゥルーマンがいくら追いかけてもバスは一切止まる気配ナシ。 仕方なくバスを追うのを諦めた彼でしたが、この事件を皮切りに 次々と出てくる島の違和感に、次第に自分の置かれている環境を疑うようになります。 netflix. com 彼が生まれてからずっと生きてきた「シーヘブン」の街も全てが巨大なドーム状の作り物で、太陽や月は単なる照明、トゥルーマン以外の住民は全てが役者です。 彼が毎朝欠かさず挨拶するお向かいさんも、7歳からの親友も、学生時代に出会った奥さんも、そして海で亡くした父親も実は死んでなどおらず・・ 全員が「役」を与えられた俳優にすぎず、そのことを知らないのは世界中でトゥルーマンただひとりなのです。 netflix. com 父親そっくりのホームレスが瞬く間に連れ去られてしまった一件の後、トゥルーマンは 学生時代に出会った一人の女性「ローレン」のことを回想します。 学生時代、トゥルーマンはローレンに一目惚れし、親しくなろうとします。 一方ローレンは、彼が何も知らずに作り物の世界を生きていることを正しいと思っておらず、監視カメラを欺いてトゥルーマンに真実を伝えようとします。 しかし真実を暴露しかけた彼女も「ローレンの父親」を名乗る男に車で連れ去られてしまうのです。 島を出て、私を探して! 娘は統合失調症だからおかしなことを言っている!フィジーで療養させる! もみ合いながらの二人の言葉をヒントに、それからというものトゥルーマンは 「水恐怖症を克服してローレンに会いにフィジーに行きたい」とずっと考えるようになりました。 netflix. com さて、父親の事件を皮切りに次々とシーヘブンの綻びを見つけるトゥルーマン。 試しに通勤途中に突然関係ないビルへ飛びこむと、舞台裏でスタンバイ中の役者たちがくつろいでいたり、奥さんの職場である病院に特攻してみると、そこでは予想外の主役の登場にあたふたと手術のマネをする医者役の姿が・・・ 日々のルーティーンと違うことをすればするほど、次々ボロが出てきます。 これには流石の好青年トゥルーマンも、混乱をあらわにし始めます。 奥さんを連れて島を脱出しようと考えたトゥルーマンは、彼女を車の助手席に乗せて街を爆走します。 とにかく滅茶苦茶な運転で、意図的に作られた渋滞を突破、なぜか突然発火した道路も突破!全てを知るまで車を止めない、という鬼気迫る笑顔です。 netflix. com ところが、これも失敗。 「原子炉の放射能漏れ」で通行止め、強制退避を余儀なくされます。 さらに この時、初対面の警官から「トゥルーマン」と名前を呼ばれ、自分の疑惑が間違っていないと感じ 、いくら頑張っても島からは脱出できないのだと悟ったトゥルーマンは失意のどん底に落ちてしまいます・・。 このままでは、リアリティーショーが崩壊してしまう!と案じた番組プロデューサー クリストフは「亡くなった父親が実は生きていて、トゥルーマンと感動の再会を果たす」という演出をします。 これはトゥルーマンを元気付けて日常に戻し、彼の心をシーヘブンに繋ぎとめるための作戦でもありました。 7歳からの親友マーロンの粋な計らいという程でトゥルーマンは父親と再会、二人は抱き合い涙を流します。 感動的なBGMがフェードイン、世界中の視聴者も二人の再会に涙を流します。 しかし、自分を宥めるような嘘くさすぎる演出に、トゥルーマンは「この世界は作り物だ」と確信するのです。 翌日、普段通りの元気なトゥルーマン。 いつもの住民たちに爽やかに挨拶をし、1日をこなします。 しかし その日の夜、地下室の整理をしながら眠ってしまったふりをして、監視カメラを欺いたトゥルーマンは、たったひとりボートで沖へと漕ぎだします。 それをやっと見つけた番組プロデューサー クリストフは、海に大嵐を起こして彼を諦めさせようとします。 しかし決して諦めないトゥルーマン、ロープで自分の体をボートに縛り付け、波に飲まれても、海に放り出されても「殺せるなら殺してみろ!」と天に向かって叫びます。 ついに万策尽きたクリストフは、全世界の視聴者とともに、トゥルーマンの行動を見守るしか術がありません。 netflix. com ついにシーヘブンの端にたどり着いたトゥルーマン、ドーム状の空色の巨大な壁が立ちはだかり、小さな階段と扉が付いています。 ドアノブには「EXIT 出口 」の文字。 月を模した放送室にいるクリストフは、30年以上見守ってきたトゥルーマンに初めて声をかけます。 外の世界は、恐怖や理不尽で満ちていること。 シーヘブンは理想郷であり、これからもここで普通の暮らしを与え続けられること。 父親のような優しい調子でトゥルーマンに語りかけます。 トゥルーマンはシーヘブンに満足していて、さらに外の世界には恐ろしくて出られないはずだ、という確信を持っている余裕の表情も同時に浮かべて。 netflix. com 怒りと混乱、絶望的な表情で黙りこくってしまったトゥルーマンに、クリストフは追い討ちをかけるように呼びかけます。 「おい!君はスターなんだ!なんか言えよ!」 トゥルーマンの顔のアップ。 突然トゥルーマンは、あのいつもの満面の笑みを見せ 「念のため・・・こんにちはと、こんばんは!」 と言い放ち、堂々と舞台風のお辞儀をした後 扉の向こうへ消えていきます。 netflix. com 頭を抱えるクリストフ、トゥルーマンの勇気に歓声をあげる視聴者たち。 30年以上、24時間365日続いた「トゥルーマン・ショー」は、こうして幕を閉じました。 netflix. com 一貫したコメディタッチで進行していくトゥルーマン・ショーですが、一人の人間が抵抗し、成長する過程が丁寧に描かれています。 個人的な解釈ですが、見どころをいくつか紹介したいと思います! 徹底したリアル、巨額を投じた作り物の世界「シーヘブン」 トゥルーマンが生まれて、育った離島「シーヘブン」 万里の長城に匹敵する巨大なドーム状のセットであり、小国並みのGDP、人口(役者の数)を持っています。 また、太陽や月は機械式の照明装置で、製作総指揮クリストフによる演出で天候すらも操っています。 映画の中のシーヘブンのセットがなんともいえぬ、リアルとハリボテの境界を表現していてとてもファンタジックです。 netflix. com このCMの無い生放送の制作費ですが、トゥルーマンショーに登場する服から家まで、ありとあらゆるものが購入できる「トゥルーマン通販」なるものが存在し、そこから捻出しているようです。 さらに、奥さん役の女優が急にナイフのパッケージをカメラに向けてさりげなく宣伝文句を言ったり・・友人役の俳優はいつも同じ缶ビールを、ラベルをカメラ側に向けて飲んでいたりと、ちょこちょこっとしたPRの演出が劇中に入るのも楽しいです。 トゥルーマンの底抜けの明るさと少しの闇 ジム・キャリー演じるトゥルーマンはいつでも笑顔、ひょうきんで穏やかな好青年です。 空 天井 からセットの一部が落ちてきたり、機械の操作ミスでトゥルーマンの真上だけ雨が降ったりと元々おかしなことは結構起きているのですが、持ち前の純粋さでなんとかなっています。 鏡に向かってふざけるような、明るく楽しいトゥルーマンのことがみんな大好きなのです。 netflix. com だからこそ際立つのが、子供の頃とはいえ自分の過失で父親を亡くしてしまったという後悔と、橋も渡れないほど強い水へのトラウマという闇の深い部分です。 身近な人を傷つけまいと健気に振る舞う姿に、誰もがトゥルーマンを応援してしまうのです。 netflix. com 何を考えているのか全然わからない、クリエイター感がよく出ているクリストフ。 番組の成功を最重要視しているかと思えば、トゥルーマンに対して父親のような感情も持っているようです。 その割にはクライマックスの荒波のシーンでは、周囲が静止するのを振り切って船が転覆するほどの嵐を起こします。 「世界中が見ている前で彼を殺すのか?!」 という見かねたスタッフの怒号に対して 「生まれた時と一緒だ!」 とさらなる剣幕できっぱりと言い返します。 このヌタウナギ並みの掴めなさは、物語の最強のラスボスにふさわしい名演だと思います・・。 netflix. com 終盤トゥルーマンが監視カメラを欺いて地下室から逃走、ひとりで航海に出るのですが、地下室で見失った彼を次にカメラが見つけたときは既に海の上です。 クリストフとの会話で「頭の中にカメラはない!」とトゥルーマンは叫びますが、その通り。 視聴者が最も見たかったであろう、水恐怖症のトラウマを乗り越えるシーンは、カメラの回っていないところで、トゥルーマンの頭の中で確実に起きたことなのです。 トゥルーマンの人生を賭けた大きな成長が、娯楽として消費されなかったという点が、この映画を爽やかな感動作にすることに一役買っていると思います。 「トゥルーマン通販」で本当に買いたい可愛いアイテム達 先程、シーヘブンについての項目で少し紹介した「トゥルーマン通販」は、トゥルーマンショーに登場するあらゆるアイテムを購入することができます。 原色をセンスよく使ったカントリー風の小物たちが、とにかく可愛い・・ この赤いショートパンツの組み合わせとか、なんか可愛いです。 放送後バカ売れしたと思うんですよね・・。 netflix. com 色々と設定はショッキングですが、アイテムの可愛さにも注目しつつ2度3度、楽しく観てみるのはいかがでしょうか? 4. netflix. com トゥルーマン・ショーのあらすじと見どころについてお伝えしてきました。 最後に私の思うこの映画をお勧めしたい人の特徴をいくつか挙げたいと思います。 こんな人がトゥルーマン・ショーをみたら、きっと価値観が変わるのではないでしょうか! 自分以外全て作り物・・という妄想をしたことがある人 子供の頃に考えたことはありませんか? 自分が今いる場所以外では、誰も活動していないし何も動いていない・・RPGゲーム世代の子供が陥りやすい妄想だそうですが、自分中心の世界観を一度は想像したことがあるのではないでしょうか。 そこから、宇宙って何?意識って何?みたいな飛躍した思考にどんどんハマっていってしまったり。 そんな頭の隅で行われそうなSF的妄想をふんだんに脚本に盛り込み、ジム・キャリーに1200万ドルという巨額の出演料を支払い、映像化するという・・・。 いいね、そういうのもっとください!!って思う人って私だけじゃないと思うんです。 ちなみに、自分もリアリティーショーの主役なのではないか、という妄想に取り憑かれる症状のことを「トゥルーマン・ショー妄想」といい、精神医学の用語として正式に用いられています。 幼い頃の妄想をハッキリと思い出せるような人にとっては、かなり感情移入できる映画ですので必見です! 心の中が怒りでいっぱいな人 物事がうまく進まない時、無意識に他人に怒りや不満を感じがちになりませんか? もちろん、落ち着いて考えれば「自分の言動が原因だった」と思い直すことができることもあります。 しかし、相手や環境のせいにしてしまったほうが、楽に気持ちを切り替えることができたりしちゃうんですよね。 しかし、トゥルーマンは怒りません。 生まれた頃から垂れ流しのプライベート、敷かれたレールの上を歩かされていた、自分の人生が第三者に娯楽として消費されていたこと、全てを知っても彼は怒りを他人にぶつけませんでした。 監督の趣味によっては復讐劇や裁判になりかねない展開です。 しかし、トゥルーマンにとって最も大切なのは、これからの新しい人生のことです。 全てを知った上でどう生きるか、大切な人に自由に会いに行ける人生を自分で築きあげるためにはどうしたらいいのか。 「怒り」は真っ先に取り払うべき感情だ、と潜在的に知っているかのような振る舞いを見せます。 「前進するためには怒りは不必要」 有名なラストシーンにグッと惹きつけられるのは、あの満面の笑みに込められた「トゥルーマンの覚悟」が私たちに伝わってくるからでしょう。 現状を変えたいと願っている人 願えば叶う、という言葉があります。 トゥルーマンはローレンと引き離されてから長い間「彼女に会いたい」と願ってきました。 netflix. com しかし、いくら願っても希望が叶うことはありませんでした。 唯一、現状が動いたのはトゥルーマンが実際に行動を起こした時のみなのです。 強く願うことはもちろん、決してあきらめずに常に行動することで、道は切り開けるということを映画トゥルーマン・ショー は訴えています。 現状に満足できていない、と嘆いているあなた。 ぜひトゥルーマン・ショー を観てみてください。 内側から勇気が湧いてくるのをきっと感じられるはずです。

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