オイラックスと疥癬 疥癬にはストロメクトールとオイラックスクリームの処方が出ます。 オイラックスHじゃなくてオイラックス。 かゆみ止めならオイラックスHのほうが良いんじゃないのかと思いますが、オイラックスHにはヒドロコルチゾンというステロイドが入っているので、感染症には禁忌です。 クロタミトンはもともと動物の疥癬の治療のために開発された「殺虫剤」である。 つまり疥癬の根治療法の薬である。 疥癬の患者にクロタミトンを塗布すると痒みの改善が見られることから、痒み止めとしての効果もあるとされている。 クロタミトンは塗ると軽い灼熱感(皮膚が熱くなるような感じ)を起こすので、その刺激により痒みが打ち消されると考えられたせいもあるかもしれない。 オイラックス軟膏は疥癬に対して根治療法と対症療法の、両方の効果を期待され、使われている。 しかしオイラックスの痒み止め効果に関しては、疑問を呈する意見がある。 このような背景を持つオイラックス軟膏だが、日本での健康保険の適応病名は「皮膚掻痒症(ひふそうようしょう:皮膚がかゆい状態)」で、「疥癬」は適応外である。 まあ、たいていの疥癬は痒いので、あまり困るわけではないが、不思議なことではある。 痒み止めとしてなら、他にもあるんじゃないかな、とか思っていましたが、クロタミトンはヒゼンダニに対する毒性も持つので、抗疥癬薬として使われるのですね。 オイラックスクリームと間違えてオイラックスHクリームとか調剤したらやばいです。 疥癬にステロイドは禁忌? ステロイドは疥癬虫に対する免疫反応を低下させ、かえって悪化させてしまうので、虫体が存在しないことを確かめるまでは絶対に使用しないこととされています。 しかし、疥癬のことをよく知らない皮膚科以外の医師であれば、痒みにはステロイドと安直に処方することは考えられる。 疥癬の場合は、一時的に痒みは治まるが、最終的にどんどん悪化して、家族にもうつってしまいます。 疥癬の治療薬として、皮膚の患部に塗布し、原因となるヒゼンダニを殺すのに用いられている。 また、アタマジラミの駆除に用いる国もある。 日本では規制のため、医薬品としては入手できず、試薬等として購入し、院内調剤して用いられていた。 2010年4月より化審法改正のため、日本国内では医療用途には入手不能となった。 今では薬局では入手不可能となり、使われることは無くなったようですが、覚書として残す。 以下調整法メモ。 プロピレングリコールは主に研和補助剤として使用されています。 基剤としては親水軟膏の代わりに、オイラックス軟膏を用いている施設も多くあります。 使用方法としては副作用を防止する観点から塗布後1~数時間後に洗い流す。 最近ではスミスリンローションが販売されましたが、疥癬の治療薬はなかなか良いものが無い。 オイラックスとか内服のストロメクトールぐらい。 主な疥癬治療用の皮膚外用剤 〇硫黄剤 5~10%硫黄ワセリンや親水軟膏が毒性が低く、院内製剤などとして小児にも広く使用されている。 一般薬としてチアントールと硫黄を含むアスター軟膏も有効である。 〇クロタミントン オイラックス軟膏がクロタミトンを10%含む軟膏として市販されている。 殺虫効果は弱く、これだけでは効果が不十分な場合が多い。 〇ピレスロイド系(フェノトリン、ペルメトリン) フェノトリンを含む一般薬は剤形としてローション剤、散剤、エアゾール剤やシャンプーが市販されている。 スミスリンパウダーやシャンプータイプが代表である。 シャンプー以外は使用後1時間程度で洗い流す必要がある。 ペルメトリンはゴキブリなどの燻煙剤として広く一般に使用されている。 〇安息香酸ベンジル 10~30%前後のローションや軟膏剤として院内製剤などとして調整されている。 安息香酸ベンジルは粘膜刺激性があるので注意が必要である。 〇イベルメクチン(ストロメクトール) イベルメクチンは1970年に日本で発見されたマクロライド系の薬です。 イベルメクチンの作用機序はほかのマクロライド系抗生物質のように抗菌作用はありませんが、神経伝達物質GABA(ガンマアミノ酪酸)の作用を活性化し、神経伝達を抑制することにより寄生虫を麻痺させて殺すと考えられています。 600• 265• 227• 141• 205• 223• 210• 113• 178• 101• 169• 119•
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オイラックスとは、かゆみを鎮める成分であるクロタミトンが配合されている塗り薬です。 処方薬のほか、市販薬としてもいろいろな製品が発売されています。 オイラックスは製品によってクロタミトンの量やステロイド(副腎皮質ホルモン)の有無、それ以外に配合されている成分が異なるため、効能・効果もさまざまです。 ステロイドを使用すると、疥癬の症状が悪化したり、治りが遅くなったりすることがあります。 また、市販薬では疥癬に効果のある薬はありません。 オイラックスクリームには以下の種類の市販薬が販売されています。 それぞれ特徴はありますが、大きく分けるとステロイドが配合されているものと、ノンステロイドのものに分けられます。 炎症が強く、早く症状を緩和させたい方はステロイドが配合されている、、がおすすめです。 小さい子どもや妊婦、皮膚の薄い顔等に薬を使用したい方はノンステロイドのがおすすめです。 ステロイドの有無 有 ステロイドレベル 弱い(5段階中最も弱い) 特徴 かゆみのある湿疹・かぶれ・虫さされ・じんましんに使用されやすい。 かゆみをおさえる成分(クロタミトン、ジフェンヒドラミン塩酸塩)、炎症を鎮める成分(ヒドロコルチゾン酢酸エステル、グリチルレチン酸)、皮膚の修復を助ける成分(アラントイン)、殺菌作用のある成分(イソプロピルメチルフェノール)が配合されています。 オイラックスAに配合されているステロイド「ヒドロコルチゾン酢酸エステル」の強さは、ステロイドレベルがもっとも弱いランクに分類されます。 子供からお年寄りまで使用できます。 ステロイドの有無 有 ステロイドレベル 中間(5段階中2番目に弱い) 特徴 皮膚の荒れを回復させる効果が強い。 オイラックスAよりもステロイドレベルが強いため、炎症が強い場合におすすめ。 炎症を鎮める成分(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、グリチルレチン酸)、かゆみをおさえる成分(クロタミトン)、皮膚の修復を助ける成分(アラントイン)、血行を良くする成分(トコフェロール酢酸エステル)、殺菌作用のある成分(イソプロピルメチルフェノール)が配合されています。 配合されているステロイド「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」は、アンテドラッグと呼ばれます。 皮膚の薬を塗った場所では高い作用を示しますが、体内に吸収されたあとは分解され低活性に変化します。 高い効果と安全性があるステロイドです。 軟膏は患部を保護する働きがあり、クリームはべたつきがないため塗り心地良く使用できます。 オイラックスクリームの市販薬を使用する際は以下のことに注意してください。 ステロイド配合のオイラックス ステロイドの配合されている製品は、細菌・ウイルス・真菌などの皮膚感染症の場合には使用しないでください。 症状が悪化してしまう恐れがあります。 また、ステロイドを長期にわたって使用するとニキビなどの副作用が起こる可能性があるため注意しましょう。 オイラックスは粘膜へは使用できないため、使用範囲など医師の指示に従って使用することが大切です。 陰部のかゆみなどに対して、市販薬ではデリケートゾーン用の薬を選ぶのが良いでしょう。 デリケートゾーンはステロイド剤の吸収が高くなってしまうため、ステロイドの配合されている薬を自己判断で使用することはおすすめできません。 カンジダ症などであった場合、ステロイドによって症状が悪化することも考えられます。 顔への使用 オイラックスは顔にも使用できます。 しかし、目や目のまわり、粘膜には使用しないでください。 もしも目に入ってしまった場合はすぐに水またはぬるま湯で洗い流し、異常が感じられた場合は眼科を受診しましょう。 また、ステロイドが配合されている製品は、広範囲に使用しないよう注意が必要です。 おわりに オイラックスにはさまざまな製品があり、効果もそれぞれです。 医療機関でオイラックスを処方された場合は、医師の指示に従って使用しましょう。 また、市販薬のオイラックスも、ご自身の症状に合わせて適した薬を選ぶことが大切です。
次の【禁忌】 次の患者には使用しないこと• 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症の患者〔感染症を悪化させることがある。 〕(「2. 副作用」の項参照)• 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者• 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷の患者〔肉芽組織を抑制し、創傷治癒を妨げることがある。 〕 副作用 注意 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。 大量又は長期にわたる広範囲の使用[特に密封法(ODT)]により、副腎皮質ステロイド剤を 全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること。 本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。 本剤の投与は、外用のみとし、内服しないこと。 (誤飲により悪心、嘔吐、口腔・食道・胃粘膜の刺激感、下痢、意識消失、血圧低下、痙攣等の急性中毒症状、メトヘモグロビン血症があらわれるおそれがある。 誤飲した場合は一般的な処置と対症療法を行うこと。 メトヘモグロビン血症の症状は通常、薬剤の中止により消失するが、重症の場合はメチレンブルーの投与等、適切な処置を行うこと。 ) 眼科用として使用しないこと。 眼あるいは眼周囲及び粘膜には使用しないこと。 本剤は皮膚疾患治療薬であるので、化粧下、ひげそり後などに使用することのないように注意すること。 本剤は金属に触れると変質することがあるので金属ベラ、金属容器の使用はできるだけ避けること。 なお、ステンレス軟膏ベラを使用して小分けをすることはさしつかえない。 塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。 高齢者への使用 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。 妊婦、産婦、授乳婦等への使用 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。 〔妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。 〕 小児等への使用 長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害をきたすおそれがある。 また、おむつは密封法と同様の作用があるので注意すること。 日新製薬株式会社 薬剤一覧•
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