2006年 北里大学大学院卒 2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任 2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業 早期発見、早期治療を心がけ、健康で心豊かな人生を歩んでいただくことを願っており、内科・消化器内科を中心に幅広い情報の発信に努める。 花粉が飛び散るピークはおもに2~4月です。 花粉症の人にとっては、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状に悩まされる、一番つらい時期ともいえます。 そんな花粉症の治療法を、 『 薬物療法(対症療法)』と『免疫療法(根治療法)』に大きくわけ、それぞれの費用やしくみなどについて、詳しく解説します。 花粉症は治る?発症のメカニズムと治療について 1. そもそも、なぜ花粉症は発症する? 花粉症とは、体内にアレルゲンである花粉が入り、それを排除しようとする免疫反応により、 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が起こることです。 免疫反応が、さまざまな症状を引き起こす こうした体に起こる免疫反応のことを、 『抗原抗体反応』(こうげんこうたいはんのう)といいます。 私たちの体は、「花粉」という体にとっては異物(アレルゲン)が侵入すると、まずそれを受け入れるどうかを考えます。 排除すると判断した場合、体はこれと反応する物質「IgE抗体」を作ります。 体内で作られる花粉の抗体が人の 「許容量」を超えた時、再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。 その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、 花粉をできる限り体外に放り出そうと、鼻水や涙が出ます。 花粉症の治療は2種類 花粉症の治療法は、大きく分けて 薬物療法(対症療法)と免疫療法(根治療法)の二種類があります。 薬物療法(対症療法) 薬で花粉症の 症状を抑える治療法。 免疫療法(根治療法) 花粉症の原因となる 『アレルゲン』を体内に少量取り込み、アレルギー反応を弱めて 花粉症自体を治す治療法。 花粉症は治るの? 花粉症になっても、レーザーを使い粘膜を焼いたり、免疫療法(根治療法)で花粉に慣れさせるという処置を行うことにより、花粉症を根治できるケースもあります。 薬で花粉症をおさえる『薬物療法(対症療法)』 1.薬物療法(対症療法)で使われる薬の種類 花粉症の薬物療法(対症療法)は、現在の 花粉症治療の主流な方法です。 抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド薬があります。 ロイコトリエン受容体拮抗薬 『ロイコトリエン受容体拮抗薬』は、アレルギーを引き起こすロイコトリエンの働きをブロックする薬で、抗アレルギー作用があります。 その中の1つ『キプレス』は、気管支喘息の治療やアレルギー性鼻炎の治療でも使われる飲み薬です。 抗ヒスタミン薬 『抗ヒスタミン薬』は、痛みやかゆみなどのアレルギー症状の直接原因物質であるヒスタミンの活性を抑える薬です。 即効性があるため、症状が出てから服薬します。 抗ヒスタミン薬には、眠気やのどの渇きなど副作用があります。 ステロイド薬 『ステロイド薬』は、症状のひどい部分に直接使用します。 内服薬や点鼻薬、点眼薬があります。 副作用が抗ヒスタミン薬より強いため、使用の際には医師の指示にしたがい、指示がない場合は、使用を控えてください。 ステロイド薬は体の抵抗力が低下するため、風邪やインフルエンザ、気管支炎、肺炎などの感染症にかかりやすくなります。 通常では感染しにくいカビなどの感染症の頻度が増えるという副作用が報告されています。 病院で処方される薬の種類を比較 病院では主に、「ボララミン」「アレロック」「ジルテック」「ザイザル」「アレジオン」「エバステル」「タリオン」「アレグラ」「クラリチン」などの薬が処方されます。 3.市販薬と処方薬はどう違う? 花粉症でお悩みの方の中には、病院を受診せず、市販薬ですませたい方もいらっしゃると思います。 薬局やドラッグストアでも、病院で処方される処方薬と同じ成分の薬もあり、市販薬と処方薬には大きな違いはありませんが、次のような点は異なります。 1.市販薬は保険がきかないため、少し割高になる 2.市販薬は副作用が起きても、病院に相談することができない。 3.市販薬は処方薬と比べ、比較的効き目が弱い。 4.人により効果のある薬が違うのはなぜ? 花粉症の薬の効果は、症状や体質によって個人差があります。 花粉症の症状が軽症であれば、同じ薬でも飲む人によって、効くこともあればほとんど効かないこともあります。 どの薬が合うかは、実際に服薬してみないとわからないのが現状です。 5.薬物療法(対症療法)の費用 処方する薬によっても異なりますが、 1錠70円前後です。 1日2回〜3回服用がほとんどです。 保険が適用されれば、3割負担になります。 アレルゲンを体内に取り入れる『免疫療法(根治療法)』 根治療法である免疫療法とは、病気の原因となる アレルゲンを体内に少ない量から徐々に増やして、 花粉症を治す方法です。 1.免疫療法の種類 免疫療法には2種類あり、皮下免疫療法と、舌下免疫治療法があります。 皮下免疫療法 皮下免疫療法は、薬剤を皮下に注射して投与します。 ダニやスギに対して効果を発揮します。 しかし、注射が苦手な方には痛みを伴う治療であり、ごくまれにぜんそく発作、じんましんなど、全身反応を起こすことがあります。 舌下免疫治療法 舌下免疫治療薬とは、 舌の下に直接薬をつける治療法です。 注射の必要はありませんが、 毎日自宅で服薬する必要があります。 2014年に舌下免疫治療薬の『シダトレン』が保険適応となりました。 シダトレンは、スギ花粉に対して有効な薬です。 シダトレンは、自然界のスギの木の花粉から薬用成分を抽出しているため、薬害はないと考えられていますが、口にスギ花粉を入れるため、アレルギー反応が起こる可能性があります。 2.免疫療法の費用 皮下免疫治療法は 、1回あたり600円(3割負担)程度のため、他の治療と比べると安価です。 治療のはじめは通院回数が多いですが、徐々に通院期間を延ばすことも可能です。 舌下免疫治療は院内処方と院外処方で変わりますが、3割負担の場合、院内であれば約600円、調剤薬局で約1400円程度が1回につきかかります。 1か月で3000円ほどかかることが一般的です。 また、舌下免疫治療は、12歳以上では保険適応が認められていますが、 12歳以下のお子様には適応できません。 それまで、皮下免疫療法なら 1週間に一回の通院が必要です。 治療可能なのはスギ花粉とダニのみ また、現在認められる治療エキスが、 ダニエキスとスギ花粉エキスの二種類のため、これ以外のアレルギーには効果がありません。 しかし、これらのアレルゲンを投与するため、全身に反応が出る可能性があります。 まとめ 花粉症のつらい症状は、自分に合った薬や治療法を行うことで、症状が軽くなります。 薬局やドラッグストアでも花粉症の薬は販売されていますが、薬の効き目には個人差があり、効き目も弱い場合があります。 つらい症状は専門家に診てもらい、自分に適した治療法を相談することで、一日でも早くつらい症状から解放され、快適な生活を送りましょう。
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ずっと気になっていました。 テレビでみた『 免疫加人療法』のこと。 果物や野菜に多数の食物アレルギーのある、俳優の さんが『免疫加人療法』を開始して、約1年の治療で イチゴを8個も食べられるようになったこと!! 《画像は、11月19日放送「ザ! 世界仰天ニュース」より出典》 うらやましくて。 でも・・・ちがいが・・・私の方がかなり重症で、他の病気もからんでいるかも? 大学病院でも多数の診療科でみてもらったり・・・。 食物アレルギーも、現在は卵、牛乳、肉、魚のみしか食べられません。 私の方が多数の食品にアレルギーがあります・・・。 まずは、『 免疫加人療法』と、私の受けている『 アレルゲン免疫療法』はどうちがうか? 免疫療法には、大きく分けて「非特異的免疫療法」と「特異的免疫療法」があります。 ・特異的免疫療法 私は、こちらです! 皮下投与とが代表的で、私は皮下注射を受けています。 アレルゲンの皮下注射を繰り返し行うことで、根本的な体質改善を期待する方法です。 アレルギーの原因となっているアレルゲンのエキス(製剤)の注射をごく少量から開始し、少しずつ量を増やしていき、アレルギーが起きないように体を慣らしていく治療法です。 私の場合は花粉症が原因であるとわかっているので、原因となる植物のエキスを使用しています。 ・非特異的免疫療法 赤楚さん( 免疫加人療法)は、こちらです! 血液検査で非特異的IgEやが極めて高い方などに効果があるようです。 非特異的免疫療法とは、免疫力全体の強化を目的とする治療法です。 アレルゲンが特定できない場合に行われたり、特異的減感作の効果をあげるために並行して行われることもある。 なるほど。 なるほど。 さて、どうするべきなのかしら? つづく。 《健康管理》 2年前くらいから、動悸、肩が詰まる、咳がでる、背部痛などの症状がありました。 てっきり更年期かと思っていました^^。 職場の検診でも特に何も異常はなく・・・。 ただ、浮腫んでいたようで、急に体重が増えていました。 家計の都合と時間の都合で、人間ドックなども、受けたことがありませんでした。 やはり、病院で診てもらうのが一番ですが、若いうちから症状がなくても、せめて手軽にできることをしてよけば良かったと思います。 人間ドックでもわからなかったかもしれませんが・・・。 まずは、健康管理が大事です^^。
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人により副作用の発生傾向は異なります。 記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。 主な副作用 過敏症、蕁麻疹、発疹、喘息発作、一時的鼻症状増悪、そう痒、眠気、頭痛、疼痛、硬結、発赤 起こる可能性のある重大な副作用 ショック、血圧低下、チアノーゼ、呼吸困難 上記以外の副作用 腫脹、発熱、しびれ感、熱感、嘔吐、注射部位反応、咳嗽、くしゃみ発作、眩暈、心悸亢進、悪心、嘔気、腹痛、AST上昇、ALT上昇、のぼせ、気分不良、倦怠感 ヒスタグロビン皮下注用の用法・用量• 1.気管支喘息:本剤1バイアルを注射用水1. 5mLに溶解し、皮下に注射する• 1回1バイアルを週1~2回、小児では週1回の間隔で6回注射し1クールとする• 十分な効果の現れない場合には更に1クールの注射を行う• この場合、1回投与量を最高3バイアルまで増量することができる• また、いったん現れた効果を維持するためには3~4カ月ごとに1回の注射を反復する• 2.アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、アレルギー性皮膚疾患(蕁麻疹、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎):本剤1バイアルを注射用水1. 5mLに溶解し、皮下に注射する• 1回1バイアルを週1~2回、小児では週1回の間隔で3回又は6回注射し1クールとする• 十分な効果の現れない場合には更に1クールの注射を行う• この場合、1回投与量を最高3バイアルまで増量することができる• また、いったん現れた効果を維持するためには3~4カ月ごとに1回の注射を反復する ヒスタグロビン皮下注用の使用上の注意 病気や症状に応じた注意喚起• 以下の病気・症状がみられる方は、• 月経期間中• ショック• 激しい喘息発作時• 月経直前• 過敏症• IgA欠損症• 強い過敏性• 肝障害• 免疫不全• 溶血性貧血• 免疫抑制状態• 抗IgA抗体を保有• 失血性貧血• 副腎皮質ステロイド剤常用 患者の属性に応じた注意喚起• 以下にあてはまる方は、• 妊婦・産婦• 虚弱者 衰弱者を含む• 高齢者 年齢や性別に応じた注意喚起• 以下にあてはまる方は、服用・利用の際に慎重な判断が必要です。 高齢者 65歳〜 ヒスタグロビン皮下注用の注意が必要な飲み合わせ.
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